オグリの幼馴染が記憶を無くしてチョコレートの怪物になって化け物と戦ってた話 作:かな餅
チョコチップクッキーを食べたとき、まれにぽろりと生まれるゴチゾウ。
クッキー色で、ところどころにチョコチップの黒い斑点があり、尖った欠片が頭に二つ。
どこからどう見ても猫っぽい。カリカリサクサクと小気味よい足音を立てながら歩き回る。
気分次第で膝に飛び乗ったり、ぷいっと離れたりする。
性格はきまぐれで、気に入らないと隠れてしまい、気に入ればずっと傍にくっついて離れない。
呼んでも来ないことが多いが、突然現れては決定的な一撃をくれることもある。
噛みつき攻撃は”カリッ”と軽い音がするのに、当たると意外に痛い。
群れることはなく、気ままに行動するが、チョコドンやチョコダンとは相性がいいようだ。
時々一緒に丸くなって眠っている姿が見られる。
クッキーが割れる音が響いた時、近くにブレイクッキーがいるといわれている。
――東京
〖……あぁ?探したよぉ~……絆斗く~ん?どこ行ってたの?ああ、別に怒ってないから〗
「……ビターガヴとおんなじもん、付けてるんだ?」「翔馬、お前……どこまで戦える?」
話を聞く限りだと、スペックが向上したビターガヴって感じ……だけど、ここは最初から。
―― GUMI・THE・STARTING ――
「……ここまで来て話すことでもねえな。」
―― CUP ON ――
〖あれぇ?!君もしかして翔馬君?良いねぇ会いに来てくれたんだぁ?〗
―― EAT GUMI EAT GUMI ――
「……ああ、気持ち悪い声」〖さぁ……俺と一緒に行こう。俺と一緒に最強生物を目指そうッ!!!〗
―― EAT GUMI EAT GUMI ――
「変身〗「変身〗
―― PUDDING STRONG OVER ――
―― MUTATE BIO LOGY ――
―― DIRT GU MI !!!
〖白いガヴ……に、未知の変身。君グラニュートじゃなかったよね……?へぇ?面白いなぁ〗
――サクサクサクッ
予想通りあの攻撃……あの擬音は精密な追尾と当たればそこそこの威力の爆発。
絆斗の予想は一度に最大5発まで発射できること。それ以上は出せない。
もしくは出せない理由が何かある。とにかくあれと比べれば僕の速さなら避け切れる。
なんなら本体に……いや、帰って白狼の邪魔になるかなら、これを片付けてから。
〖あのスピード……地面どころか壁も走れて速さは一定のまま。まるで赤ガウの――〗
戦いながら僕を見てる、攻撃もまともに食らってるはずなのに観察優先……。
強い衝撃を喰らえば気絶はするけど、逆に気絶までしか絆斗はやれなかった。
威力不足だからとかじゃない、そもそも本人の意識が途切れたら変身は解ける……。
ならもしかして――酸賀の動き自体は殆ど酸賀の意思じゃない?
攻撃的な意図があるのは確かだけど、あの変な動きには――分かった。
あのゾンビみたいな挙動は武器を軸とした動き、つまり……
検証がしたい。無理矢理にでも一度……あれに攻撃を――。
〖ああ~?気づいたんだぁ?〗〖……この感覚ッ?!白狼そこを離れ――〗《でんじゃぁ!》
擬音が僕の追跡を辞めて、白狼の方に……そして酸賀の身体、いや銃口はこっちに向いてる。
目線と銃口がどこまでも合う……ジグザグに動いても精密に追ってくるな。
〖翔馬!俺は気にすんなッ!酸賀を――やれッ〗〖すぐに終わらせる!!!〗
――サクッサクッサクッ
起爆した3発分が今僕に放たれた……だけど僕の方が速い。行けるッ――!!!
―― CHARGE ME CHARGE ME ――
〖これで――ッ……?!〗〖君の敵ははん――邪魔しないでよぉッ?!絆斗ぉくぅん?!〗
危なかった――何かされた?――いやまだ何もされてない――何をされようとした。
銃口から赤い塊のような何かが発射された、誰かの狙撃で喰らわなかった。
別に喰らっても即死はしないし、なんなら相打ち覚悟――だったけど、あれはまずい。
『……何とか、酸賀は無事だった。意識は朦朧としてたけどな……さて、お前――誰だ?』
〖はん、とくぅん――?君はが邪魔しなかったらサァッ――カラだ。欲しかったのにぃッ?!〗
思い出した……ニエルブから力を提案されたときに、ベイクマグナムもそこにあった。
ただのベイクマグナムじゃない、使用者自身の戦闘能力に依存せず、戦える力。
更に加えるなら本人の意思に関わらず戦わさせられる力。
そこに洗脳の機能も――笠松の時……あれを使ってやがったのかッ――。
〖てか?!絆斗生身で――〗『問題はない、こいつの生体は既に酸賀が解析済みだ』
『敵意に即座に反応し、すぐさまに攻撃を仕掛けるシステム――通りで酸賀はぎりぎり助かった』
なるほど……あのベイクマグナムは白狼のヴラスタムギアと似た部品を使ってるもの。
自我を持つ兵器……ニエルブが研究を進めている
詳しいことはそんなにわかってないけど、まずはあれを潰すこと。
酸賀の持ってる能力は、追尾する擬音、洗脳――不屈の肉体。
『ニエルブは特にそうだが、あの研造はベイクマグナムを扱い切れていない』
〖加えるならベイクマグナムも研造を扱いきれてない。生存本能と人の好奇心が阻害し合ってる〗
『……お前、意外と頭良いんだな?』〖意外は余計……で、何か策ある?白狼がやられる前に〗
〖やられてねぇよ……擬音に狙われると全く動けねぇ〗《うぅぅ!》『……擬音、酸賀、ベイクマグナム』
『まずは敵を3種類だと思え、2体は1ヶ所にまとまっているが近づく奴によって2種に分かれる』
〖絆斗?〗『
『
『俺が近づけばベイクの意思が。お前が近づけば研造の意思が……つまり』〖……理解した〗
一つのハンドルは1人しか握ることはできない、それに目の前で見た。
自分への敵意に反応するベイクマグナムが絆斗の狙撃に反応出来ていなかった。
その時は研造が僕を洗脳しようとハンドルを握っていた……タイミングさえ合えば、やれる。
『これより、斎藤白狼、高橋翔馬、酸賀絆斗の3名はバウエル対策課に登録』
―― CHOCO THE STARTING ――
〔WAO……WAO……WAO WAO WAO!!!〕
『今ここに宣言する、グラニュートハンターの名を返上し、仮面ライダーとして……変身する』
〔WAO……WAO……WAO WAO WAO!!!〕
〖……誰か聞いてんのか?〗『いいや』〖……あれ?僕らなんか雇用された?〗
『……さて、今日から俺達は正式に。人知れず仮面ライダーになった。どうする?』
――そのベルトの力、バウエルへの復讐のために使い続けるか――
――それともバウエルからすべてを守るために扱うか――
〖……決まってる、俺はお前を守る〗〖復讐は止めない、でもお前とたたかう〗
『……世話が掛かりそうな馬鹿野郎どもだ――さあ、変身〗
―― DIRT CHO CO !!!
―― BEYOND BIO LOGY ――
―― PHASE 3 VALEN ――
〖……絆斗君も、翔馬君も……次のステージにいっちゃった。俺が進めたかったなぁ……〗
あれはもう酸賀研造とは程遠い、なんで僕らに固執するんだ……一体何で。
〖……酸賀の本性は俺が良く知ってる、だからあいつの事も少し分かる。翔馬〗
〖分かった……これ以上は考えない。僕があれこれ考えるより、ここからは絆斗に任せるよ〗
――7月17日――
――バウエル対策課:タイプGSと交戦――
俺にとって酸賀は、父親であり、同時に人を実験台にする科学者でもあった。
その“両方”が矛盾のまま並び立って、俺の中に居座っている。
だが――あのクローンの方が、きっと酸賀研造という人間の“本性”に近い。
人の形を借りて、知識と欲望だけで歩き出した欠陥品。でも俺は良く知ってる。
酸賀という男は、愛情を持ったまま狂人になれるし、狂気を抱えたまま誰かを救おうとする。
その矛盾が、あいつを更に歪んで見せ続けている――負の遺産。
けど同時に、俺が今こうして仮面ライダーでいる理由のすべてだ。
〖……あの時俺が止めたのは――〗〖白狼、あの時よく止めた〗〖……〗
〖奴はどの道殺すが、何の事前知識もなしに
――サクッサクッサクッサクッサクッ
変わらず5発、だが器の方は流石にガタが来たな。
ライダーとはいえ攻撃を喰らい、自分の限界を超えた動きを強制的に行えば必ず消耗する。
数的有利も取った、勝算もある……が、体の主導権がベイクに移る前に仕留めたい。
ベイクが主導権を握っている間の反応速度は尋常じゃない、ジェレスを相手にしたから分かる。
高速で動くことはできても一つの動作には必ず隙が生まれる、それが攻撃なら尚更だ。
ざっくり命令は済ませたが、ヴラムがどれだけ持つか……見たところかなりタフだ。
〖近づく度に全ての擬音は俺を優先して狙ってくる、なら。〗《カップ!レディ!》
―― FORCED REINFORCEMENT ――
〖それだけ――俺に近寄られんのが嫌な理由がある〗
それで良い、届かなくてもがむしゃらに手を伸ばせ。ベイクはその意思を何より警戒する。
〖物理的な脅威よりもな〗〖ジャマ――翔馬くぅん?!〗〖これに反応すんの?!〗
ベイクが反応出来なくても研造が翔馬に反応するか、左右からの同時攻撃。
蹴りをまともに直撃させて身体にはかなりのダメージがあったはず、なのに……立ってるな。
骨の他の何かが砕ける音、生体装甲が肉体へ入り込んで折れた骨を、人体を補強してるのか。
〖この距離ならッ!〗《ぽ~な~ぺ~てぃ~!!》
―― PUTTING STRONG BREAK ――
〖……ああ。君も――いいねぇ。〗
―― BURNING FULL EXPLOSION ――
よくやった……良く撃たせた――その距離で技が相殺し合えば……銃口は拉げる。
―― CHARGE ME CHARGE ME ―――― BEAT YOU BEAT YOU ――
〖……まだッ』《うぇあり~……》〖今度は僕が叩き込むッ!!!〗
―― DI RT GU MI FINISH !!! ――
〖あ~あ……あとこれしかないのに、やんちゃな子供たちだね。〗
―― MARBLE BREA COOKIE END ――
〖翔馬くぅん何でなのさ、君は強さを求めた!人間を超える素質を持った1人の――〗〖……僕は〗
〖この身体何一つ特別じゃない、ただの弱い人間だ。強くなってお前みたいになるくらいなら〗
――僕は……僕のまま……弱い僕のまま生きて、生き抜いて……父さんが残した
〖弱い人間のまま強くなるッ……だから、そっちには行かない」〔しあわしぇ……〕
ベイクマグナムは使い物にならない、奴の片腕ももはや腕の形を留めてない。
〖……酸賀研造、きっと理不尽だったはずだ。人間の可能性を求めるお前が人間ではないこと〗
ただの人間であった
〖すが……いや――"父さん"〗〖……え?〗〖俺は強くなれたか?〗
―― BEYOND THE STRIKE !!! ――
―― DART CHOCO ――
〖うん、強いよ……でも俺じゃないでしょ、君のパパは――〗〖そうだな。〗
「……やった?」《う〜い》「やれたらしいな。」〖……さて、後始末だな〗
「……あ、そっかクローンってことは作る場所がある」「乗り込むのか?」〖ああ、俺が行く〗
ずっと目を逸らし続けた酸賀研造の過去は俺が片をつける――酸賀の息子として。
「いや、流石に――」〖……〗「分かった。じゃあ、酸賀と皆んなは任せといて。」
〖お前そんな喋り方なんだな〗「はあ?なんか文句あんの?」〖別に、似てないと思っただけだ〗
「……そうだね、びっくりするほど似てない」
――???:クローン培養施設
ここにはたまに戻ってきていた。足跡も、書きかけの資料も、試薬の匂いも――。
いつからか全部、止まったまま。埃をかぶったままの器具。残量の変わらない薬液。
紙に記された日付は俺と一緒に出てきたあの日で途切れている。酸賀は戻っていない。
この場所に何の価値も見いださず、ただ俺ひとりを見ていた。
その事実を確かめに来るたびに、妙な安心と不安が入り混じった。
俺はまだ必要とされているのか、それとも――ただ縛られているだけなのか。
この場所があれば、酸賀の願いはすぐに叶えられる筈だったから。
誰よりも強く誰よりも長く生きる命……その存在のためにこの施設は存在する。
「ここにくると思ったよ、酸賀さんの坊や」〖俺を止めに来たか〗「いいや?そんな気は無いよ」
「ただ、この施設には興味があってね。無くなる前に見学でもしようかなって」〖あの酸賀は〗
「僕がこの施設を見つけた時には居たよ、勘違いしないで欲しいのが彼を作ったのは僕じゃ無い」
中に居る被験体は全て冬眠状態で自力で起きることは不可能――最後に確認したのは3年前。
〖……何故黙って調べないんだ?俺とお前は友達じゃないのは分かってるだろ〗
「聞くまでもない。部外者が立ち入ると即閉鎖されるんだから。中へ行くのに君が必要なんだよ」
〖……気にした事は無かった――だとしたら、謎が深まるな〗
黒いガヴをつけた酸賀はここで眠って居る被験体の1人の筈、誰に起こされた?
別の酸賀?それなら俺の酸賀が気づく――俺の酸賀と同じ予備の存在?
だが設備は全て確認したんだ、いれば気づくはず……冬眠中に目覚めた個体の可能性も――。
「……ああ、ここ。黒ガヴの酸賀さんが暴れてさ。僕ごとめちゃくちゃにしたんだよね」
〖戦ったのか?〗「いいや、すぐに逃げたけど……」〖にしては……痕跡が多いな〗
焦げた後じゃ無い、何らかの汚れ……いや、菌に近いのか。
「……酸賀さんの手帳、黒ガヴの方かな?――観察日記だ、この日僕が――」〖貸せ〗
[6月1日、絆斗君という子が東京に来た。彼の親は俺と同じ酸賀研造]
[6月2日、ニエルブ君が現れた。オリジナルとは友達だったらしい、沢山話した。]
[友好の証としてサンプルをもらった、1つ目は絆斗君、2つ目はレイザー君、3つ目は――]
〖……てめぇ〗「……過ぎた事はね?」
[6月10日4種の種族を融合した被験体が誕生した。これで俺を起こした彼等と取引ができる]
〖彼等?組織内部の裏切り者……いや、ここは秘匿されて酸賀と俺しか知らん〗「僕もね?」
「……とは言え、この存在は僕も気になってるんだよね。今日まで僕以外誰も通ってなかったし」
[事態は思ったよりも深刻だ、彼らは約束よりも速く行動を起こすらしい]
[時間がない、しかし彼らを倒す手段はまだ未完成だ――いや、手段はある]
[手に入れた3種類のサンプルから一つだけ――――への――を持つサンプルがあった]
[それこそが――――彼を元に――最強の生物を作れば――――に対抗――]
……所々汚れて読めんな、ただ黒ガヴの酸賀を目覚めさせた何かがいること。
黒ガヴの酸賀は目覚めさせた何かを敵視しているらしい、この痕跡は交戦した証拠。
〖……全く謎が多いな〗「全くね、ところで……一体にどこにむかって――」
―― CAKE SECOND DECORATION FUWAFUWA ――
炸裂の衝撃が中枢を覆い尽くすと同時に、壁を這う配管が悲鳴をあげるように震えた。
瞬間、施設全体が息を止めたみたいに静まり返り……次の振動で、すべてが崩れ落ちる。
割れた培養槽から溢れ出した液体が、ざらついた床を伝って俺の足元に流れ込んできた。
ぬるいはずなのに、肌にまとわりつく感触は氷のように冷たい。
それは命を育てるための液体じゃない。誰かを縛り、閉じ込め、歪めるための血の代用品だ。
靴底から伝わる水音がやけに重く響く……これで終わりだ。
酸賀が言っていた、この施設の核となる部屋さえ破壊すれば全てが止まると。
これでもう、翔馬や俺のような存在を簡単に作り上げることはできなくなった。
〘――〙〖……何の音だ?〗〘――っ――〙〖……子供の、泣き声?〗〘――〙
「あ~あ……勿体ない、でもオリジナルの酸賀さんはどうやってここを作ったんだろう?」
――???:荒れた養殖場
〘う~……あぅ~……あ~……あー!うっ!〙〖なんだこいつは……白い子供?〗
白い肌、白い髪……灰色の目。さっきまで気配なんてしなかった。
ここにさっきまで居たのなら、こいつも破壊に巻き込まれたはずなんだ。
なのに、濡れている様子も塵をかぶってる様子もない……フードで顔は見えない。
この場ににつかない純白な白、この施設にいる時点でこいつも被検体だろう。
〖……可哀想だな、ここに来たのが俺で。俺じゃなかったらお前も別の誰かとして人生を――〗
〘……あ。うっ!う~!〙〖……なんだ。〗〘あ~……〙
ただ漂うだけの、小さな影――俺と同じ顔をしているのに目は何も知らない子供の目だった。
眠たげに瞬きを繰り返して、身体ごとこちらに寄ってくる。
〖……可哀想だな、ここに来たのが俺で。俺じゃなかったらお前も別の誰かとして人生を――〗
もし俺じゃなければ。もし別の誰かがこの子を見つけていたら。
もっと違う、ただの子供としての人生を歩けたのかもしれない。
〖酸賀に危険が及ぶなら何だろうと消す、例えお前が子供でも……〗〘んー……んっ……〙
「……酸賀さんの坊や?どうしたの?何か見つかった?」〖黙って口を閉じてろ、ここをでる』
「そう、この施設って全部壊しちゃうの?」『お前のようなやつに悪用されないためにな』
3年前に設置した施設内のC4は機能はしているだろう……ただ、爆発範囲がわからん。
できるだけ離れて起爆して……あとは、組織に片づけさせる。あとの問題は他の被験体が――。
「……ところで、その子供は?」『……お前には関係ない』〘んー……ん!〙『ただの子供だ』
抱き上げた腕の中で、白い子供は重さを感じさせない。
全身が湯気のように柔らかく、服越しにも伝わる弾力は、人というより雲に近い。
小さな手が無邪気に胸元を掴み、頬に押しつけられる。
温かいのか冷たいのかも判然としない――不思議と心臓の鼓動がゆっくりと落ち着いていく。
さっきまで銃口を向けていた対象が、今はただ笑うでも泣くでもなく、
小さな呼吸を刻んでいる。
足元に広がる瓦礫も、鼻を刺す薬液の匂いも、子供の吐息に溶けていった。
【仮面ライダーヴァレン(酸賀絆斗):ダートチョコフォーム】
ダートチョコフォームは、酸賀絆斗がダートチョコを用いて変身する特殊強化形態。
その外見は濃厚なチョコレートを思わせる鈍色の重装甲。
鋭さよりも重量感を前面に押し出したデザインを持つ。
軽く速さを武器とする“ダートグミ”。
ダートチョコは重く、固く、そして止まらない加速力を持つ。
◆能力と戦闘特性
ダートグミが”瞬発力と一定の速度”を武器とするのに対し、ダートチョコは走り出してから加速度を増し続けるという異質の特性を持つ。
序盤は鈍重に見えるが、時間が経つほど速度は増していき、最終的には凄まじい質量と速力を兼ね備えた“質量兵器”と化す。
全身を覆うチョコ装甲は極めて硬質であり、並の攻撃ではびくともしない。
特に衝撃吸収よりも「受け止めて耐える」設計思想に近く、防御性能に関してはダートグミをはるかに上回る。
◆フォームの性質と欠点
ダートチョコは止まらない加速を特性とするが、その重量ゆえに小回りは効きづらく、方向転換や急停止はほぼ不可能である。
戦闘は直進的で大味になりがちで、敵に翻弄されるリスクも大きい。
速度と力を増すほどに肉体への負荷も跳ね上がり、骨格や筋肉に深刻な疲労を蓄積させる。
――スペック
身長:195cm
体重:90kg
パンチ力:4.2t~?
キック力:8.8t~?
ジャンプ力:6.0m(一跳び)
走力 5秒(100m)
13話~27話:仮面ライダーヴァレン(酸賀絆斗)人気投票+α(他キャラフォーム)
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超反応クランチガルムフォーム
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超大幹ロシュアガルドフォーム
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モフモフボディドーマルフォーム
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ビターなギフデットチョコルド
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気怠いどっぷりんフォーム
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新兵器プライマルクッキーフォーム
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思い出の味ダートグミフォーム
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漲る怪力ストロングカスタム