親友を堕とす冴えたヤリ方   作:N/2

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考えるな、感じろ


親友を堕とす為の第2話

 それからというもの、光希の母親に俺と光希は事の説明をすると何故かあっさり信じてもらうことができた。

 むしろすんなり信じすぎて拍子抜けだったが、おそらく息子が突然性別が変わったことに驚き過ぎて思考停止しただけだろう。

 その証拠にすぐに落ち着きを取り戻した後はもういつも通りに接していたからな。

 

 さすが母親といったところだろうか。

因みにその時の様子についてだが、やはり親子だけあって面影がどことなく似ている部分もあった気がする。

 目元と胸なんかは特にそっくりだったな。

 主にデカさと形。

 

 顔を見るたびに思い出して勃起してしまいそうになるくらいに可愛かった。

 ただ一つだけ言わせてもらいたいのだが、息子であるはずの光希を見ると明らかに態度がおかしいところがあった。

 母性溢れる感じで接するというよりはむしろーー。

 

 まぁそんなことはどうでもいいか。

 とにかくこれで学校には問題なく行けそうなので一安心と言ったところだ。

 ただ問題があるとすればーー。

 

「なんで女体化しただけでこうも変わるんだろうか?」

 

 光希の母親である香奈さんはどこかうっとりとしたような表情を浮かべながら言う。

 

「うちの子ったらこんなに可愛くなるだなんて思いもしなかったわ!」

 

 そう言いながら抱きつき、光希の顔を押しつぶす勢いで自分の胸に埋めさせた。

 ムギュッという擬音が出そうなくらいの大きな膨らみの中で苦しそうに藻搔く光希。

 しかし香奈さんはそんな事お構い無しと言わんばかりに彼女の頭を撫で回し始めた。

 その様子はまるでお気に入りのペットを手にした飼い主のようだ。

 

 一方の光希の方はと言うと窒息寸前なのか顔を真っ赤にして必死に暴れているが力で敵うはずもなくされるがままとなっている。

 やがて力尽きてしまったのかグッタリとして動かなくなった光希を見て満足したのかやっと解放してくれたようだ。

 ぜぇはぁと荒い呼吸をしている光希に俺は声を掛けた。

 

「大丈夫か?」

 

「……はぁ……はぁ……んっ。 これを見て、大丈夫に見えるかい?」

 

 呼吸するたびに柔らかそうに揺れる胸を持ちあげて俺に見せつけてくる。

 そんな簡単に胸元を寄せるんじゃありません。

 理性が崩壊してしまうでしょうが。

 親御さんが近くにいる状態でそんなことされたら生殺しでしかないのよ。

 

「とりあえず学校には私が連絡しておくわ。 でもどうやって説明したら良いのかしらね?」

 

「実際に光希を見てもらう他無いのでは?」

 

 何せTSしたのだし証拠の写真を送っておくのが早いと思う。

 実際、今の光希ならノリノリで撮らせてくれそうな雰囲気をしているしな。

 

「親友、ポーズとかも入れたほうが良い?」

 

「その暴力的な身体でポーズ撮ったら先生方が動けなくなるからやめい。 普通にしろ普通に」

 

 ただでさえ俺でも今の状態は股間と心臓に悪いんだから自重してくれ。

 こんなに揺れる胸を見させられた暁には男子や先生、全員漏れなく前のめりになってしてしまうだろう。

 女子達の非難の視線が刺さることは想像だに固くない。

 

「親友が言うなら辞めておくよ」

 

「そうしろそうしろ」

 

 唇を尖らせている姿は可愛らしいものだが中身は男だ。

 中身は男なのだ。

 だから頼むから俺を誘惑するような事はやめていただきたい。

 

 さっきからずっと目が泳いでしまって直視出来ないんだよマジで。

 あと太ももを擦り合わせるんじゃあありません。

 そういう仕草をするから余計にエロく感じるんだよ。

 勘弁してくれ。

 

「とりあえず俺がどうこうできるのはここまでだな。  あとはそっちに任せることにしよう」

 

 これ以上ここに居るのは色々とまずいと判断し退散する事にする。

 流石に光希がいる中で性欲を抑え切れる自信が無いからだ。

 

 もしここで手を出そうものなら取り返しのつかないことになる。

 絶対に我慢しないとダメなのです。

 

「あらぁ? もう帰っちゃうの?」

 

「あぁはい。 遅くなると親が心配しますので」

 

 時計を確認するとちょうど16時半頃になっていた。

 色々な事をしていれば時間が過ぎるのはあっという間だ。

 そろそろ帰ったほうが良さそうだな。

 

「あら残念ねぇ。 もっとゆっくりしても良かったのに」

 

「明日も学校がありますから」

 

 そう言って軽く頭を下げれば香奈さんと光希は玄関の前まで見送りに来てくれた。

 その時にチラッと見えた二人の胸元の谷間はかなりの深さだったので当分忘れることはないだろう。

 

「親友、気をつけて帰ってほしい。 ……あと母さん、親友の貞操を狙うのはちょっとどうかと思うよ」

 

「何を言ってるのかしらこの子は。 そんなことするわけないじゃない」

 

 本当かなぁ?と言いたげな顔をしている光希に向かってさらに追い討ちをかけるかのように言う。

 

「あと、光希あなた私の箪笥から下着持って行ったわよね?」

 

「……何のことかな?」

 

「しらばっくれても無駄よ。 私は家の中で何処に何があるかを完璧に把握してるんだから」

 

 そういった家庭の話は俺が帰った後にやってほしいもんだが。

 俺は二人に背を向けるとその場から立ち去ろうと一歩踏み出した時に後ろから声を掛けられた。

 振り返るとそこには笑顔の光希が立っていた。

 

「ありがとう親友」

 

 その顔は何処か赤みを帯びていて妙に艶っぽかったことを覚えている。

 

「おう。 お大事に」

 

 そうして別れの言葉を告げた後、今度こそ帰路につくことにした。

 道中考えてみるわけだが結局分かったことといえばこれだけだと思う。

 

 まずあいつは女の子になっても変わらないということ。

 一人称が違う以外ほとんど変わっていないように見えた。

 性格についても昔のまま変わってないし多分このままなんだろうな。

 

 不安しかないがそれがあいつの個性でもある以上しょうがないことなのだ。

 ただ一つ違う点があるとしたらそれは性的な事柄に関して無頓着すぎていたことにある。

 

 昔は割と硬派な感じで恋愛関係に関しては興味を持ってなかったはずなのだが今となってはどうだろう。

 女性になってしまったからか意識的か無意識的かは知らないがボディタッチが多くなったような気がする。

 おかげで何度トイレへ駆け込みかけたことか分からなかったくらいだ。

 

 あいつの顔とスタイルが近くにいるだけで悶々したのは言うまでもない。

 正直に言おう。

 超可愛くてムラっとした。

 

 けど一線を越えるわけにはいかなかったのでなんとか耐えきったが。

 そんなこんなでようやく自宅へと帰宅できた時には精神的に疲れ果ててしまっていた。

 まさかこれほどまでに過酷になるとは思いもしなかった。

 

 しかもここから学校の友人達への説明をしないといけないと考えるだけでも億劫なのに、加えて今後どうなるかという不安もあって頭が爆発しそうだった。

 ひとまず自分の部屋に行って休む事にした。

 部屋に戻ってきた途端ベッドにダイブするとそのままゴロゴロ転がり続けたり枕に顔を埋めたりしてみたりする。

 それにしてもーーー

 

「スタイル良すぎだろあいつ。 エロの化身かよ……」

 

 冗談抜きであんな身体をしてたらそりゃ誰でも欲情するだろうよ普通。

 あれが俗に言うエロゲーヒロインというやつだろうなきっと。

 主人公は俺じゃない事を切に願う。

 

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