蒼雲の剣士   作:駆逐し隊

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第二作目です!

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ようやくこの日が来た。待ちに待ったSAO正式サービス開始日だ

珍しく朝早くに起床した俺はリビングへ向かう。

 

「なんでこんなに長いんだ…!」

 

俺の部屋からリビングは300mも離れているので毎日の移動が面倒で仕方がない…

 

親父は本当に馬鹿だ…こんなにでかい家を作るなんて

 

「やっと着いた」

 

やっとの思いでリビングに着いた怜央を迎える執事が二人

 

「お食事はいかがいたしましょう」

 

「いらねえよーゆっくりしといてくれ」

 

「しかし…」

 

「いいからいいから」

 

「では失礼いたします」

 

軽くお辞儀をして去っていく執事を見届け、早々に食事の支度をしていく怜央

20分後には本当に男が作ったのか疑いたくなるような朝飯が並べられていた

 

すると飯の匂いを嗅ぎつけたかのように俺の姉、藤咲玲奈(ふじさきれいな)の叫ぶ声が聞こえてくる

 

「れーおー!」

 

「騒がしいな…」

 

俺の姉はうるさい、本当にうるさい

黙っていれば綺麗で成績も良く、運動神経も良い完璧な姉なのだが…

欠点が二つ。

一つはさっきも言ったように「うるさい」

二つ目は「ブラコン」であること。

おそらくもうすぐだ

 

「れーおー♡おはよ♪」

 

「はいはい、おはよう姉さん」

 

ドアを開けた瞬間凄いスピードで俺に抱きついてくる

モテるんだから早く彼氏を作ればいいのに…

 

「おっ!今日は怜央が作ったの?」

 

「そうだよ」

 

親二人共が多忙な為、いつも飯を食べるのは二人だ

 

「相変わらず女子力が高いなぁ〜」

 

「姉さんは出来るのにやらないからだろ」

 

「だって面倒だもん」

 

何年経ってもこの性格は変わらない…

 

「今日は何の日だ?」

 

「ふっ…怜央よ、私が忘れる訳なかろう!」

 

「今日は…何の日?」

 

「おい!?」

 

イスから滑り落ちる俺。

それを見て笑う姉。

誰のせいでイスから落ちたと思ってるんだ…

 

「今日はSAO正式サービス開始だろ…」

 

「あー!そっか」

 

「しっかりしてくれ…」

 

「戦い方教えてくれる?」

 

「まあいいけどさ」

 

「やったー!ありがとう怜央大好き!」

 

懲りずに抱きついてくる姉、いい加減痺れを切らした俺は叫ぶ

 

「抱きつくのをヤメロ!」

 

ーーーーーーーーーー

 

ふぅ…やっと一時だ!

 

午前中に俺は剣道の練習を済ませた

一応玲奈も全国大会経験者なので相手をしてもらってから今に至る

 

ああ楽しみだ、あの世界にまた行けるのだから…!

 

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REON(M)

 

《Yes》 No

 

Welcome to

Sword Art Online !

 

「「戻ってきた…この世界に…!」」

 

「ん?」

 

「…よう」

 

「…うぃっす」

 

珍しい出会いかたをした二人。

この時に会えなければ…あの後、どうなっていただろうか…

 

 


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