ファイアーエムブレムの小説は初めてですし、聖魔の光石のサントラ聴きながらとゲームを振り返りながら、少しずつ書いていきますのでご容赦を!
オリジナルキャラクターもいつか描いてのせたいなぁ
それではお楽しみくださいませ!
傭兵グレイとシスタービクトリアの二名は、フレリア王国にて休まれているエイリーク王女と合流すべく村を旅立った二人は、大地を踏みしめながら進んでいた。
長い道中の間、休息をとりつつ二人は村での思い出話や伝承につて、グレイはビクトリアから詳しく歴史を相づちをしながら話を聞いていた。
そして、とある湖に辿りついた両名は休息をとろうとしたその時だった。
突如と響いてきたのは数人の人間と「ドラゴンナイト」の一騎が戦闘を開始していた。
二人はすぐさま近くの茂みに身を潜め様子を伺っていていると、グレイは彼らの旗印を確認すると鉄剣の柄を握りだした。
ビクトリアはそんな彼の様子を見るや声をかけた。
~グレイside~
「どうしたんですかグレイ?」
「あそこで戦闘を開始している者達の旗印、あれはグラド王国の旗印だ」
「え?そんなどうして彼らがこんな静な所で戦いを.....」
「ん?ビクトリア、よく見てくれ!」
「あれは魔物!?まさかグラド王国の兵士たちに襲ってるというの」
「それで戦闘を始めているようだが、どうやら突然の出来事で対処がうまくいっておらず、あれは全滅するな」
「グレイさん、彼らを助けましょう」
「何!?どういうことだビクトリア」
「確かに彼らは私達の敵なのかもしれませんが、もしかしたらこの戦いについて何か情報が得られるかもしれません」
「だが危険すぎる。もし敵対してくるようなら」
「その時は覚悟を決めます」
「.....」
ビクトリアの優しげな顔でありながら、その目は真剣に訴えてくるのはよく伝わってくる。
俺だってもしかしたらあそこのグラド王国の兵士たちと武術を競った仲間がいるかもしれないと、そう感じつつ溜め息をつきながら俺は助けることを選んだ。
「はぁ.....分かった。彼らを助けよう。もし敵対してきたら俺に任せろ」
「はい!行きましょう!」
「俺の側から離れるなよビクトリア」
「もちろんです」
そうして俺達は茂みから体を突きだし、俺は魔剣クシャトリヤを両手に持ち、ビクトリアは光魔法の魔道書を開きグラド王国の兵士達の所へ疾風の如く駆けた。
どんどん近づくにつれ、死臭と血の匂いがその場所を覆っており吐き気がしてきたが直ぐに慣れて初めて、魔物であるスケルトンを木っ端微塵にするかのように切り飛ばした。
ビクトリアは慣れない光景に足がすくんでしまったが、詠唱を開始しライトニングを他のスケルトンに向けて放つと、魔物たちら光魔法に弱いため、二発食らっただけで塵と消えていった。
俺はビクトリアを守りつつ、迫り来るスケルトンとゾンビを切り裂いていくと、グラド王国のドラゴンナイトが弓をもったスケルトンの直撃を喰らい地面に叩きつけられるように落下していった。
地面が少し揺れるのを俺とビクトリアは感じると、すぐさまその方向へと急ぐと、矢が体中に突き刺さったドラゴンの前に、そのドラゴン使いであろう女兵士が体がボロボロになり涙を浮かべながらも、槍を構えてスケルトン達の前に立っていた。
「わ、私はまだこんなところで死ねない...死んでたまるか!」
「よく言ったそこのドラゴンナイト、助けに来た!」
「え.....誰!?」
女兵士は俺たちの存在に気づくと、目を大きく開かせて驚いて構えを解いていた。
俺は魔剣をスケルトン達の上に投げ、足に力を溜め跳び跳ねると同時に空中で魔剣の柄を掴み、体を回転させながらスケルトン達に振り下ろしていき、スケルトンの一体を魔剣の平たい面で叩き潰し、その周りにいる残りのスケルトンを体を回転させて切り飛ばしていった。
ビクトリアは残りのスケルトン達にライトニングを放っていき掃討が完了すると、ドラゴンナイトの女兵士に声をかけることにした。
「無事か?」
「き、貴様らルネス王国の兵士か!?何故我々グラドを助ける!情けなどはいらない殺せ!」
「は、はぁ?俺は確かにルネス王国の元で騎士を目指して、今じゃ傭兵みたいな格好してるが、連れのシスターは兵士じゃない」
「な、何だと?」
「あの、驚かれるのは無理もありませんが貴女の治療とそちらのドラゴンもすぐに行わないと」
「いやもう私の相棒はしんだ...。私だけで良い.....」
「分かりました。これが終わったら、一緒に弔います」
「!?。ありがとう.....」
ドラゴンナイトの女兵士は、ビクトリアの治療を受けると仲間の死体をドラゴンの側に置くと、涙をポロポロと流して「ごめんね皆...」と言葉を溢していた。
無理もない、ドラゴンナイトはペガサスナイトと同じく空を支配する二代戦力の一つだ。彼女は襲われる仲間を守るために戦ったが、守りきれなかったことに後悔しているだろう。
俺は燃やせるものを片っ端から集め、ビクトリアと女兵士は祈りを捧げたと同時に火をつけた。
その火はドラゴンの体内にある火炎袋に引火すると、一瞬だけではあったが天を貫く勢いで燃え盛った。
その炎は一瞬だけだが「竜」のような形になり、それを目撃した女兵士は再び声を上げて泣き崩れた。
ビクトリアはそんな彼女を優しく抱き締めると、彼女はビクトリアの中で泣きじゃくった。
俺は最初グラド王国の兵士は皆殺しにするつもりだった。だがあんなのを見せられては、そんな気持ちはどこか遠くへ行ってしまった。
それから数時間後、その女兵士の目には涙の跡が生温かく、頬に残っていた。
彼女は細身の槍を手にし、頭につけてあるハチマキを絞め直しながら俺達の前に立つと感謝の言葉を漏らした。
「あの、その、弔いに付き合ってくれてありがとう...」
「いいえ大丈夫です。なんとか落ち着きましたか?」
「ええ。彼らの無念は忘れはしません」
「それもそうだが今を生きろ。それが生き残った者の責務だ」
「はい。もうドラゴンナイトではないので、私はこの槍で突き進みます」
「そうか。そういえば名前を言ってなかったな。俺はグレイ。訳あって傭兵になっている。シスターの彼女はビクトリアと言うよろしくな」
「こちらこそ。私はグラド王国のアルトリアと申します」
「よろしくねアルトリアさん」
「あ、あのビクトリアさん。服を汚してしまってすみません」
「いいの気にしないで!」
「ひとまずここを抜けよう。それから君に聞きたいことがある。」
「は、はい。答えられる範囲なら」
「よし、この先に小さな村がある。そこで一晩宿を貸してもらおういいな?」
「グレイさんの言う通りにします」
「ええ」
アルトリアと名乗った彼女は、どうやらドラゴンナイトの見習いのようだったらしく、これが初めての戦だったらしい。だが魔物と退治したのは運が悪かったと言わざるを得ない。
それから俺達は先程の森を抜けると、ホントに小さな村にたどり着き関所までたどり着くと、その村に似つかわしくないアーマーナイトが出迎えてきた。
「そこで止まってくれ。君達はどこからきたんだ?」
「俺達はルネス王都からさらに上にある村からやって来た者だ。もう一人のグラドの兵士は、先程魔物に襲われていたんで助けて保護した」
「何!?魔物がすぐ近くまで来ていたのか。すまない、僕も村の警護で向かうつもりだったんだが、代わりに感謝する」
「いいってことさ。ひとまず今晩、宿を借りたいのだが」
「それなら僕の宿に来てくれ。小さいがおもてなししよう」
「恩に着る」
「そういえば名乗っていなかった。騎士として恥ずべき行為だ。僕はアキレウス。君の名前を聞かせてくれ」
「俺はグレイ。」
「グレイ.....か。また後でゆっくり話そう」
「?ああ」
アキレウスと名乗ったアーマーナイトの青年は、俺の名前を聞いたとき知っている感じがあったが、気に求めず俺達は村の関所が空くと同時に、アキレウスの一軒家に向かっていった。
その道中、村人達からの視線はどこか冷たく感じたが、それはグラド王国のアルトリアに向けてのものだったのだろう。
だがビクトリアはそんな彼女のそばについて、怖がらないように接していくうちにアキレウスの一軒家にたどり着くと、先にアルトリアとビクトリアの二人が家の中に入り、俺はアキレウスと共にこの村長の家に向かった。
アキレウスは村長に俺の事を伝えると、村長は俺の姿と魔剣クシャトリヤをじっと見つめた後に口を開いた。
「そうかお前さん、あの村の魔剣に選ばれたんだな」
「ん?この業物はそうなのか」
「そうとも。それはかつて魔王が現れ、その雑兵である魔物たちを屠るために作られた業物じゃ。」
「じゃあこの魔剣クシャトリヤに何かいわくはあるのか?」
「曰く付き等はない。じゃがそれに相応しくない者が手にしたとき、重く持ち上げることはできず柄から手を離したとき血だらけになるのじゃ。」
「おいおい、いわくあるじゃねえか。でもそうなると俺は選ばれたという認識でいいのか?」
「そう言うことになるじゃろう。現にお主はその魔剣を軽々しく振り回して魔物を切ったそうじゃな。剣の重さは感じなかったろう」
「言われてみれば不思議と感じなかった。むしろ、使いやすい大剣だぜ」
「つまりはお主はクシャトリヤに選ばれたのじゃ。じゃが魔剣の力を過信するな?お主は危険を省みず猪突猛進の如く、魔物を屠る様は危険と聞く。飲み込まれてはいかんぞ」
「分かったよ村長。あんたの教え、一生忘れないぜ」
「まったくアヤツめ、肝心なところを説明せんとは。老いたものだ」
「村長、それは貴方もですよ」
「あ、ワシもか!」
突如とボケを噛ましてきた村長に、アキレウスが咄嗟に突っ込みを入れたお掛けで俺達三人は、盛大に吹き出して笑い始めた。
俺は聞かされた話を重く受け止め、魔剣クシャトリヤを魔物相手に使うことをより一層誓いを立てた。
それから夕方になると、俺とアキレウスは村の中にある小さな料亭で飲み語りをしていた。
「アキレウス!お前、俺と一緒に留学した仲じゃねぇか!それを初対面のように!」
「そっちこそ!僕はお前が王都からいなくなって探し回ったんだぞ!別れの挨拶も無しに!」
「あんときは悪かったな」
「全くだよ。剣の腕は落ちてないだろうな?」
「当たり前だ!そっちこそ、その細い体であのアーマーを着こなしてんのかぁ?」
「言ったな!?ギリアムさんのとこで筋肉をつけたからあの鎧は苦ではない!お前こそ傭兵みたいな格好して、騎士の誇りを忘れたか!」
「忘れちゃいねぇ!だがあの重苦しいのは苦手なだけだ!俺は大剣を振るのに、重くちゃ話にならないんだよ」
「フン、この脳筋め」
「なにをこのやろう!」
「アキレウスと、えっとグレイと言ったかい?お前ら仲良いなぁ」
『仲良くない!』
店の亭主は俺達が酒の勢いで、お互いに言い合っているのを面白がっており、俺とアキレウスはその後も酒をのみながら飯を食べて、お互いに満足に言い合った所で勘定を払って店を後にした。
正直アキレウスに黙って行ったのは悪かったと思ってる。その分こうして酒の席で言い合ったのは懐かしく思えた。
それから俺達は順番に風呂に入り、着替えてテーブルに対面するように座って今後の事をアキレウスに伝えた。
「それでグレイ。君の目的を聞いてなかったが」
「ああ、お前になら言っても良いかもな。俺達の目的はフレリア王国にて保護されているエイリーク様に会いに行く」
「エイリーク様は生きていらっしゃるのか!エフラム様の方は.....」
「エフラム様は以前行方知らずだそうだ。カイル殿とフォルデ殿、それにオルソン殿もいるから大丈夫だろうが」
「だがそれでも分からないとなると、エイリーク様も不安だろうに」
「ああ」
「なぁグレイ。その君達の旅に同行させてもらえないだろうか?」
「何!?それは良いがこの村をどうするんだ?」
「この村にも自警団がいる。彼らにも僕が教わったことを伝えたから大丈夫だよ。それに誰か守りに徹した者がいるだろう?それなら僕が適任じゃないかな」
「それは確かに一理ある。アキレウス、俺達と共に来てくれ」
「勿論さ!またよろしく頼むよグレイ」
「ああ、友よ」
俺はこんなにも頼りになる友人がいてくれて、心底喜びが絶えない。
お互いに熱く握手を交わした後、俺は外に出て近くの草むらに座して夜空を見上げていた。
この世界に転生してどれ程の時間と月日が流れたのか、正直数える暇すらなかった。
必死に生き抜くために、村でお世話になった恩義を返すために、そうやって元の世界の事なんて考えもしなかった。
俺は今ここで生きている。
この世界に転生したのなら俺に役割が定められているのなら、俺は生き抜いて成し遂げて見せるさ。
最終的に魔物たちの親玉である魔王を討つために。
それからもう一度この静かな空間の中で、壮大な夜空を見上げるために。
それから俺は草むらの上で空を見上げながら眠りについた。
その数時間後に、アキレウスの住む村にもまた新たな魔の手が忍び寄っていた。
いかかでしょうか?
今回も戦闘は少しだけですが、新たにアキレウスとアルトリアが介入いたしました!
アルトリアはドラゴンナイトから、見習い槍使いになってしまいましたが、独自解釈でどのようなクラスに変わっていくかお楽しみ下さい!
アキレウスは長身イケメンでありながらアーマーナイトという、あまり原作にいなさそうなオリキャラも出てきました。
どんどん独自解釈で聖魔ワールドを描いていきますので、少しでも楽しんでもらえるなら幸いです。
それではまたチャオ!