2033年7月4日 東京湾基地
戦略自衛隊の重要基地の一つ、東京湾基地。
その地下格納庫の一角で五人の男が話していた。
「今回の調整はどうだ?ザアク」
「サイコミュの試作型が完成したから、今それを搭載してもらってる」
「もう完成したのか。
「これがU.C.0079年レベルのだからな。最短でも数年はかかる」
「この時代でサイコミュ作れるだけすごいですよ」
仁が技術レベルに驚愕しながらも、話は続く。
「サイコミュの開発はしばらく待ちだな。兵装の方はどうだアレス」
「パルス兵器の開発がようやくできた。ビーム兵器は現在試作中」
「ミノフスキー粒子は使わないって言ってましたけど、どうするんですか」
少し前に出された方針で、基本サイコミュ以外ではミノフスキー粒子を使わない方針が出された。
理由としては、
・現代の戦術ではレーダーに依存するところが大きいため。
・現有戦力が一気に使えなくなることでの、戦力の大幅低下への懸念。
・使用によって起こるであろう民間地域での混乱を防ぐため。
などがある。
「イアンの世界の仕組みを使う」
「となると、GN粒子を使うんですか。でも、GN粒子も電波使えなくなるような……」
「それについては本人に直接聞いた方がいいだろう」
「イアンさん。どうしてですか」
疑問に満ちた顔で話しかける。
「いや~、擬似太陽炉が完成したところまでは良かったんだが……」
「だが?」
「試験でGN粒子の特性を確認したんだが、元の世界と効能が違ったんだ。具体的には、電波妨害斥力の発生が見られなかった」
「一体どうして?」
「どうやら、生産過程でコアに使う金属を代用品で賄ったからみたいだ」
「でも、生産過程が違うオリジナルなら……」
「多分な。でも、生産難易度が高すぎてまだ設計段階だ。おまけに上からは電波妨害機能をなくせとのお達しが来てるから、まだまだ時間がかかるな」
夢の機関の実現はまだまだ先だなと思いつつ、目の前の機体を見る。
試製33式人型機動機。
30年の研究の果実であり。
3か月前に完成した試作機。
人型のロボットを作るという難題を解決した、第一作。
擬似GNドライブを搭載し、飛行能力と高出力を実現。
試作FCS、ハードポイントを搭載して、様々な兵装に対応する高い拡張性をもつ。
しかしOS等がまだ不完全であるため、マニュアル操縦で動かしている。
そんな機体のパイロットは俺、山本仁。
この機体を動かすのは全男の子夢と言ってもいいだろう。
夢と熱を含んだ目で、その単眼を見ていた。
「試験を始めるぞ。準備はいいな?」
「全機器異状なし。大丈夫です」
試験は無人地域で行われる。
戦略兵器の試作品であるため、隠されるのは当然である。
具体的な場所は、伊豆諸島付近の自衛隊が独占使用している島。
周辺は海自のP-1哨戒機が紹介しており、不審な船・航空機はすぐに発見される。
ちなみに、そこまでの移動手段は海中に潜水して移動する。
今は移動が終わって、機動・模擬戦闘試験を行おうとしているところだ。
「ふぅ」
やはり、試験というのはいつやってもなれないものだ。
自分の操縦桿の動かし方次第でこれの評価が決まる。
そう思うと、どうしても緊張するものだ。
だが、同時に自分の手で動かせるという高揚感もある。
高揚感と緊張。
そんな二つの感情をパイロットスーツとHMDの中に押さえつけながら、試験に移る。
最初は機動試験。
この機体にはOO世界のガンダムのようなスラスターは存在しない。
代わりに、機体各所にGN粒子を推進剤として噴射するスラスターが存在する。
理由として全身に推力をバランスよく配置するためで、これによって高速化を実現している。
ただ高速化しているということは、パイロットの負荷も凄いことになっているので……
「ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
障害物を急制動・急加速によって避けている様子をアムロとザアクは作戦室から見ていた。
「今日もすごい声出してるな、仁」
いつものことのように、ザアク二尉が言う。
「まあ、音速に近い速度が一瞬で出るからなこの機体」
アムロ二尉の説明のように、この機体は高速化を実現し一瞬で音速に近い速度に到達可能だが、その代わり加速と原則で負荷が連続してパイロットにかかるため、操縦性が劣悪となっている。
「はぁ、はぁ、はぁ」
「最初と比べると、かなり動きが良くなってないか?」
「彼自身の操縦スキルが上がったのもあるだろうが、サイコミュの影響もあるだろうな」
一年の練習と、3か月の実地訓練があればさすがに操縦はうまくなる。
だが、今回の試験ではもう一つ要因がある。
それが、サイコミュシステムの搭載だ。
サイコミュと言えば、オールレンジ攻撃兵装を思い浮かべるが、この機体では制御系にサイコミュを組み込んでいる。
イメージとしてはインテンション・オートマチックシステムやサイコガンダムが似ている。
これによって以前より直感的な操作が可能となっている。
それに加えて、俺はサイコミュ適性が高いらしく、サイコミュをフルに活かせてるらしい
「それにしても、前までの動きは傑作だったな」
「まあ、OSがまだ未完成ってのもあったから……」
二人の会話が聞こえているのは内緒だが、自分でも以前の操縦は酷かったと思っている。
どんなものだったかって?
例を挙げるとこうだ
・スピードを制御できず海に墜落しそうになる。
・海中試験の時、浮上の仕方が分からなくなる。
・武装を誤操作しそうになる。
だいぶヤバいことやってたな
それも慣れてきたことによって、こういう操縦はしなくなってきている。
それに、サイコミュシステムを使うことで、誤操作をよりしにくくなり、より安全に試験を行えるようになっている。
「お~い、生きてるか?」
「何とか。この機動した後は生きた心地しませんね」
「まあまあ、そのおかげでいいデータが取れてるから感謝はしているぞ」
「それなら、悪い気はしませんね」
「じゃあ次は模擬戦闘試験だ。準備してくれ」
「了解」
そう言われ、次の試験場所へと移動する。
「各データ問題なし。準備はいいか」
「こちらも各機器異状なし。オーケーです」
この機体は4か所のハードポイントが装備されている。
装備場所は背面に二基、腕部に一基ずつ装備されている。
ここには、今後開発されるであろう様々な兵装を装備可能なようにされており、それに対応できるように、FCSの開発が急がれておりこの機体はその試作品を搭載している。
また、これとは別に手にも兵装の装備でき、最大六つの兵装を装備可能。
現在は、すべてのハードポイントと右手に兵装が装備されている。
左手には退役したF-4EJから取り外されたJⅯ61A1の改造ガトリング砲。
右腕には試製33式光波剣、通称パルスブレード。
左腕には試製33式光波防御器、通称パルスシールド。
右背面には中距離多目的誘導弾6発。
左背面には27式短距離地対空誘導弾4発。
これらの兵装を装備して、音速に近い速度で移動が可能となっているのがこの機体である。
改めて、この機体の超兵器さを感じつつ試験へと移る。
模擬戦闘試験は試験場にある地上・海上・空の移動目標を破壊するのが目標となっている。
「メインシステム、モード切替」
『メインシステム、戦闘モード起動』
無機質な機械音声がコックピットに響く。
ACって感じだなとしみじみと感じつつ、試験を開始する。
まず最初の撃破目標は地上の6目標。
用途廃止した高機動車を改造した標的をガトリング砲で破壊する。
ガチャン
「射撃開始」
グオオオオオ
ガトリング砲の力強い音があたり一帯に鳴り響く。
ただ、連射速度が速すぎるあまり一瞬で弾薬を使い切ってしまうため、タップ撃ちをしている。
4目標をガトリング砲で撃破した後、パルスブレードを構え突撃する。
ブレードを目標に当てると、豆腐のように高機動車が溶断される。
兵装の威力を存分に発揮している様子を見ている二人は
「かなり手際がいいな」
「この試験も三回目で、サイコミュで直感的に動かせるから手際が良くなってるんだろう」
彼の実力に感心しながらも、冷静に見極める二人。
「おっ、海上目標に移るみたいだぞ」
海上を走る機影に注目すると、10目標のうち6目標がすでに撃破されていた。
「早いな」
どうやら中距離多目的誘導弾6発を用いて撃破したようであり、背部に空のランチャーとその発射煙の跡が見える。
「残る4目標をどう撃破するか、見ものだな」
海上目標は高速艇を改造しており、地上目標よりも動きは素早い。
対舟艇用のミサイルは打ち尽くしてしまっているので、残りの兵装で撃破しなければならないが、残りの兵装は弾薬残り僅かなガトリング砲と、対空ミサイル、パルスブレードのみ、それに加えて次の段階の対空戦のことを考えて撃破しなければならない。
すると、ブレードを展開し二目標が重なったタイミングで振り下ろし撃破した後、ガトリング砲の残弾をすべて使って残っていた目標をすべて撃破した。
「今回が始めてなのにブレードの使い方がうまいな」
「シミュレータ―に元からデ―タはあったから練習していたんだろうが、それにしてもうまいな」
そして、最後の対空戦に移る。
「今回の対空戦の目標って大小合わせて10だよな」
「そうだ。さて、どう動くか」
対空目標は標的機の大目標4機と小型ドローンの小目標6機。
手始めに大目標の撃破から始める。
背部のミサイル発射筒が開き、噴煙を後に飛び去っていく。
マッハを超える戦闘機を撃破するために作られた誘導弾は寸分の狂いなく、目標に命中。
撃破判定が出たのちに、小目標のドローンの迎撃に移る。
とはいえ、残っている武装はパルスブレードとパルスシールドのみ。
ブレードでチマチマやるわけにもいかないので、搦手を使う。
準備としてブレードのエネルギーをシールドに回す
そしてスラスターを吹かし、全ドローンの上を取って左腕を地面と水平に上に掲げる。
今だ!
そうしてパルスシールドを最大まで展開する。
あとはスラスターを下に向けて噴射するだけ。
そうすると、光波のエネルギーの壁にぶつかったドローンが蚊のように次々と落ちていく。
一機逃してしまったが、まあ問題ない。
残り一機をブレードを構えて撃破しようとしたその時だった。
突如、重い気を感じた。
なんだ、この感じは⁉
すると次の瞬間。
ドローンが爆発した。
見ていたアムロとザアクも驚きの表情を浮かべる。
「今の、ブレードが当たる前だったよな」
「ああ、明らかにおかしい」
だが、周辺100㎞は封鎖しており、不審な報告もない。
何もわからないまま、僅かな時間と静寂が現場を過ぎる。
「ま、まあ原因究明はあとにしましょう。一先ず、一度帰還を具申します」
沈黙を割ったのは仁の一声だった。
「一理あるな。原因究明はあとだ、仁は帰還してきてくれ」
「了解」
ブースターを全力で吹かし、海中に潜水し帰還する。
「何となくだが、嫌な予感がするな」
「それは、ニュータイプとしての勘か?」
「ああ、何か重大なことの始まりになるのかもしれないな…」
その二人を差し置いて作戦室では、原因究明のための動きで騒がしくなっていった。
試験場所から150㎞離れた無人島。
動物しかいないはずの島には似つかわしくない、無骨な機体が立っていた。
「あ~あ、外しちゃったか」
「まさか、今のはわざとではありませんよね」
「まあまあ、そんなことはどうでもいいじゃ~ん!今回は偵察がメインなんだし」
「はぁ。……帰還しましょう。偽装しているとはいえバレるのは危険です」
「はいはい、相変わらず心配性だな~」
その機体は周りの木を倒し、動物を怯えさせながら、どこかへと移動する。
その怯える動物たちの瞳には、
帰還後 東京湾基地
「う~ん」
整理されたデスクに肘をつきながら、考え事をしていた。
「どうした仁。難しそうな顔をして」
缶コーヒーを渡しながら、アムロ二尉が聞いてくる。
「いや、さっきの試験のドローンの件なんですが……」
コキッと、軽い音を立ててコーヒーを開ける。
「あの件か。原因は調査中だが、どうしたんだ?」
「いや、あのドローンが爆発した瞬間に重い気を感じたんですよね」
その話を聞いた瞬間、アムロ二尉の目の色が変わる。
「……もう少し詳しく聞かせてくれるか」
「う~ん、なんというか時を感じるのが遅くなったというか……」
「実をいうとあの時、俺も嫌な予感がした」
まさかの回答に、僅かに瞼が動く。
「それで気になって、観測データやレーダーを見てみたんだが二つほど興味深いデータがあった」
「一体それは?」
「まず一つはサイコミュの反応値」
すると、コーヒーを持っていない、もう片方の手に持っていた資料を見せてくる。
「この反応値が高いと周りの気が感じれるんだが、爆発する直前に反応値が最大になっている」
こういうのって値にできるんだな。
「次にレーダーの反応。爆発する75秒前から、異状に小さい飛翔体が軌跡を描いている」
二枚目の資料を見ると、とてつもなく小さい反応が写っている
「これを線でつなぐと………こうだ」
その反応をつなぐと一本の線になる。
「それでその線を後ろに伸ばすと、とある一つの島に行きつく」
「じゃあその島に何か痕跡があるんじゃ」
「その可能性を考えて、今、戦闘機を派遣してもらってる」
「動きが速いですね」
「ああ、この計画にそれだけ本気ってことだろうけど、逆に不気味だな」
酷い言われようだな。
ピりりりり
「すまん、電話だ。はい、アムロ二尉です。はい…はい…はい」
ピ
さっきの話関連だろうかと思っていると、二尉が話始める。
「どうやら、俺の予測は当たっていたようだ」
「ということは」
「ああ、あの島で何かがいたような痕跡があったらしい」
「具体的には?」
「木が倒されていたり、巨大な足跡、スラスターの噴射跡らしきものがあった」
………ってそれってまさか。
「まさか人型兵器?」
「だろうな。痕跡からそう考えるしかない」
しばらくの沈黙が場を支配する。
彼らはこの事態の恐ろしさをよくわかっていた。
人型兵器は戦略兵器として開発されている物の一つ。
それと同等の物が国内で謎の国や組織・個人に所有され、実際に使用されているとなれば、重大な安全保障上の脅威となる。
「今は上の判断を待つしかないですね」
「もどかしいが、そうするしかなさそうだな」
何もできないことをもどかしく思うも、ただ時間は過ぎていった。
2033年7月5日 防衛省
日本の国防の頭脳と言える防衛省。
その建物の一室。
扉には「緊急事案対応会議 関係者以外立ち入り禁止」と書かれていた。
その会議室の中では、制服を着た数人の男たちが喋っていた。
その男たちの内訳はこうである。
・統合幕僚長…自衛隊のトップ
・防衛大臣…自衛隊を管理する防衛省のトップ
・統合作戦司令官…4自衛隊を統率し、運用する長。 (現実だと3自衛隊)
・戦略幕僚長…戦略自衛隊の長。
・島崎一尉
・アムロ二尉
・ザアク二尉
・仁二尉
「では、会議を始める」
防衛大臣が威厳のある声で話す。
「それで今回の議題は一体?」
34歳で統合作戦司令官に就任した男が話す。
「今回の議題は、先日発生したドローン不審爆発事件についてだ」
あれそんな名称がついてたのかと思いつつ、話を聞く。
「島崎一尉。説明したまえ」
戦略幕僚長の低い声が響く。
「ハッ。先日、令和14年7月4日15時40分ごろ、33式人型機動機の試験中に標的である小型ドローンが、接近した瞬間に突如爆発。幸い、死傷者や機器の破損はなかったものの原因は一日立った現在でも不明であります」
「うむ、ご苦労。座ってよろしい、。以上が事件の概要だ」
これを元に会議が進められていく。
「ドローンの緊急用の自爆装置の故障が原因の可能性はないのか」
統合幕僚長の疑問ももっともだが、緊急用の自爆装置はそう簡単に壊れないはずだ。
「試験前の整備では特に異常は見られなかったという報告が上がっている。その可能性は低い」
「となると他者からの攻撃が原因と思われるわけだが、当時の警備状況はどうだったんだ」
「試験地域の周辺海域100㎞を封鎖し、海自のP−1哨戒機で哨戒していたが、異常な報告はない」
統合幕僚長の淡々とした報告が場に響き渡る。
「それについては島崎一尉に説明してもらおう」
「ハッ。試験地域から150km離れた無人島にて、人型兵器のものと思しき痕跡が見つかりました」
全員の視線が島崎一尉に集中する。
「何だと?」
「また、哨戒していたP-1哨戒機のレーダーから、その無人島の方向から極小の飛翔体が試験地域に向かっていたのが試験後、判明しました」
その後、会議室ではそれに対する議論が行われていた。
「これで、爆発の原因が攻撃だとほぼ決定したな。なぜ事前に察知することが出来なかった?」
「その当該島は監視地域の範囲外であり、無人島である事もあって注意していませんでした」
「それと、爆発する瞬間にパイロットが違和感を感じたと報告が上がっているが一体何だ?」
「それについては現場監督と当事者に説明してもらいます」
そして、アムロ二尉、ザアク二尉、俺による説明が行われた。
「この画面に表示されている、サイコミュの反応値は高いほど周りの環境を認識でき、外部からの刺激によっても上下します。そしてこの爆発する直前に、反応値が最大となっています」
「ふむ、それで?」
「こちらから強い刺激は与えていなかったので、おそらくは外部の刺激、攻撃だと思われます」
「して、当人はどう言ってるのだね」
防衛大臣の質問が自分に向けられる。
「はい。感覚的な話になってしまうのですが、その瞬間は空気が異様に重く、時間がすぎるのが遅く感じられ、その中で異常に強いプレッシャーとも呼ぶべきものを感じました」
「プレッシャー、か」
「殺意とも呼ぶべきかもしれませんが」
「サイコミュ的な感覚はいまいち分からんものだな」
「一先ず解析と調査を待つしか無い」
「それに、何かしらの形で人型機のデータが漏れていたことが問題だ」
一番の問題を話す防衛大臣。
「一体どこに漏れた?アメリカ?中国?それともロシアか?」
「何にせよ、防諜体制を強化しなければならないな」
幹部たちの会議は日が傾くまで続けられた。
だが、この事件が全ての始まりだったとは誰も知らない。
飛翔体の速度はマッハ6で計算。
試製33式光波剣、通称パルスブレード
GNドライブで発電した電力を使用して、光波をブレード状に発生させる発振器。
その威力は主力戦車の装甲を容易く切り裂く。
試製33式光波防御器、通称パルスシールド
GNドライブで発電した電力を使用して、光波をシールド状に発生させる発振器。
原理自体はブレードと同じなので、攻撃兵装としても使用可能。
理論上は核を除く通常兵器の攻撃に耐えられるが、出力限界があるので戦車砲や榴弾砲であれば、貫通可能。
試製33式人型機動機
全高10m
ASAWP計画3つ目の案の汎用性を持った人型機動兵器の試作機。
ヴェーダの解析によって建造された擬似太陽炉を搭載しており、破格の性能を誇る。
その性能を生かし、高速での機動戦や多種多様な兵装の運用が可能。
その性能を生かすために、両手・両腕・両背部に武装のハードポイントが装備されている。
だが、OSやFCSがまだ試作状態のため操縦をマニュアルに頼っている点も存在する。
また、NBC防御や学習AIを搭載しており、のちの機体にもこれは引き継がれることになる。
武装以外の見た目はAC6のLOADER4。
27式短距離地対空誘導弾
81・93・11式の後継として開発された地対空誘導弾。
以前のものと比べて全体的な性能が向上しており、4自衛隊全てで運用されている。
擬似太陽炉
ガンダムOOに登場する太陽炉の一種。
概ねの性能は劇場版の擬似太陽炉と変わらないが、コアに使う金属を代替品で賄ったため、斥力の発生(空を飛ぶ)や電波妨害の機能が見られない。
それ以外は劇場版のものと同等のためトランザムも可能だが、コンデンサーの技術が追い付いていなく使うとエネルギー切れを起こすため、めったに使用することはない。
人型機動機の動力以外にも使い道が色々模索されており、現在はオリジナルの太陽炉制作のための材料採取用宇宙船や、高重力空間発生のための装置の動力としての使い道が確定している。
ちなみに劇場版のものと同等な理由は、連邦軍がGNドライブ等のデータを転移までにヴェーダに保存していたからで(ヴェーダの転移は劇場版後。イアン家族とほぼ同時期から転移)、それを元にして本格量産型では低コスト・高性能化がされる予定である。