透き通る青春に一つの厄災   作:《銀次》の匙

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厄災、現れる


一章 Line of flow
そこは廃墟、


 

 

 

「あなたは何者ですか?」

 

 

「ここキヴォトスでは機械の外見も持つ人は居ますがあなたは他の人とは違う、ただの老人ではないです。もう一度聞きましょうあなたは何者なんですか?」

 

 

 

「……」

 

(…何故なのか。何故、この人がここに来ているんだ?)

 

 

目の前の超人の問いかけにそう思った

 

今思えば全てはあの日から始った事だ

 

そう俺がこの体と能力でここキヴォトスの世界に

厄災という力とそれに追随する能力を持って来た事を

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

その日は何気ない、朝を迎えたと"妙に硬い"目を擦り起きた時、俺は廃墟のような場所で倒れていた

 

 

 

 

 

「ここは何処、なんだ?」

 

 

意味がわからず混乱してその言葉が出た

とりあえず一旦深呼吸して……ん?

 

 

「あれ? 俺の手こんなに機械みたいな手だったか?それに声もなんか変だ、」

 

(体も硬い気がするし、変だ。)

 

 

 

深呼吸のために胸に手を当てようとした時、妙に機械的な手があった、それに表情筋も何処か変だしさっきから顔の形が変わらない気がする

 

(まるで表情筋がないみたいなそれに声も変だ俺はこんな渋い声はしていない。)

 

 

とりあえず鏡ってあるのか此処?

 

辺りを見渡し鏡を探していると破れた鏡がありそれに近づき鏡を確認した

 

 

「こっこれは!?」

 

 

そこには全身な無機質なロボットでモノクルに

ギザギザの棘が付いた目で、棘の外側は縦方向に棒のように伸びていて腕は円を描くような模様が入り、腰辺りは列車の連結部分のようになって上半身と下半身をつないでいるロボットが立っていた

 

 

「これってワンダー・オブ・Uなのか?」

 

 

 

ワンダー・オブ・U 

 

 

 

ジョジョの奇妙な冒険、第8部 ジョジョリオンに登場する透龍というラスボスの持つスタンド、

 

ワンダー・オブ・U

能力はスタンドを追跡しようとする行為を実行した者にあらゆる厄災を振りまくという能力で歴代のラスボスと比べられないレベルの強さの能力でそして人間に擬態も出来る。スタンドの中でも特殊なもので

 

 

人間の時は黒い衣服、黒い帽子、マフラーを纏い、右目にモノクルをして杖を持った老人の姿。

 

 

スタンドの時は無機質・機械的な人型スタンドで、全身には横縞のリングが付いていて両目はモノクルにギザギザの棘が付いたデザインで、棘の外側は縦方向に伸びている。腰辺りは列車の連結部分のようになって体をつないでいるが、服がない状態で全身が登場した描写はなく下半身がどうなっているかはわからないが

 

 

今、鏡に映っている姿はワンダーオブuの初期のまだ服を着ていない姿の状態で俺は立っていた

 

 

「マジかよりにもよってワンダーオブUになるなんてな、それにしても漫画では書かれてなかったが下半身はこんな感じなんだな」

 

 

 

 

下半身は上半身のように機械的で線が入っている

姿で足膝は関節の軸が機械的だった

 

 

ワンダーオブuなら能力とかがついてるのか?つっても人がいないと発動出来ないし

 

なにより能力ってあるのか

たまたまそういう姿をしてるだけで本当は違うんじゃないか。

 

 

「とりあえず、考えても仕方ねぇし。なんか着るものとかあるか?」

 

 

そう辺りを見渡していると床に一つの穴だらけの布があった

 

 

「丁度いい、こんなボロい布でも全裸よりはマシになるだろ。」

 

 

さて外がどうなってるかはわからないが出るか

出口はどこなんだ?

 

 

 

 

コツンッ コツンッ

 

 

 

 

布を羽織り、廃墟から出るための出口について考えている時、廃墟に2つの足音が響く

 

 

人!?とりあえず隠れるか

 

 

 

俺は咄嗟に物陰に隠れこちらに来ている人を物陰から覗き込んだ

 

 

 

 

「クソ、今日もハズレかよ。」

 

 

「仕方ねぇよ。流石に自販機の下に早々、金なんか落ちてねぇしよ」

 

 

 

「困ったなぁ、このままじゃアイツの誘いを受けるしか、」

 

 

「アイツってアレだろ、最近、噂になってる。ヘルメット団ってやつ。」

 

 

「あぁそうだぜ、今入れば後で古参としていい思いは出来ると思ってる」

 

 

「あのなぁそういう組織は大抵、貢献次第で上にも下にもなるんだ。お前の場合ずっと下っ端のまま後から来たやつに馬鹿にされるに決まってる。」

 

 

「そんなぁぁ、でっでもよ。このままじゃ確実に野垂れ死ぬ、学校の奴等はあてに出来そうにもねぇし」

 

 

「銀行でも襲えば手っ取り早いが良くて休学で最悪、退学だろうな」

 

 

 

「はぁ、ホントどうしよう」

 

 

 

 

そこにはセーラー服に口元にマスクを被っている

さしずめスケバン2人が銃を持っている差し詰めスケバンがそこに立っていた

 

 

(スケバンか?、でもあの頭の輪っかはなんだ?それになんで銃持ってんだ?とりあえず早くここから)

 

 

物陰から音を立てないようにその場から逃げようと足を進めようとした時、

 

 

パリっ

 

 

 

「っっ!!」

 

 

 

「誰だ!」

 

 

「そこに誰か居んのか?」

 

 

 

辺りに散らばっていた硝子を踏みその音が2人のスケバンが物陰にいる俺へと近づいていく

 

 

(しまった!?ガラスが)

 

 

スケバンの足音が聞こえ迫って来る。

 

 

 

 

 

「 ミャァー 」

 

 

と足音が近づいた時、猫の鳴き声が聞こえ、スケバンは物陰にいる俺へと離れていった

 

 

 

 

「なんだよ。猫か、人かと思ったぜ。」

 

 

 

「そもそもこんな廃墟に人なんて居ないだろ。」

 

 

 

 

危なかった運良く猫が居たお陰でバレなかったな

とりあえずこの廃墟から出ないとな

 

 

 

 

「それもそうか、それにしてもこんなところにも猫って来るんだなぁ。あぁそれにしても猫って可愛いよなぁ」

 

 

 

「まぁ猫って暗いところを好むって聞くからな。こういうところにも来るぞ」

 

 

「そうなのか。あぁーよちよち可愛いなぁ。」

 

 

 

 

「……」

 

 

(危なかった。もしバレてあの銃でも撃たれたらたまったもんじゃなかった)

 

 

 

「とりあえず早く、ここから出るか」

 

 

 

 

 

その後、何とか出口を見つけ出て街へと出たはいいものの

 

 

 

「ここ、本当に何処なんだ?」

 

 

周りには女生徒とロボット、二足歩行の動物が街を歩いている光景だった。

 

 

 

そんな光景に言葉が出てこないでいると、

 

 

 

バァァァァン!!

 

 

 

「っっ!?」

 

 

 

 

 

「うわぁ!?なんだなんだ」

 

「爆発したぞぉ」

 

「わぁあ、あぁ貯金がぁ、お仕舞いだぁ」

 

「おいおい、またかよ」

 

 

 

 

俺が街の住人の姿に戸惑っていると、すぐ横の銀行と思われる建物から爆発が起き火が上がった

 

 

 

 

その火の手が上がっている銀行からヘルメットを被った集団が出てきた

 

 

 

 

 

「ふぅ、今日は大量だったな」

 

 

 

「ですね。それにしてもこんな派手な事して大丈夫ですか?」

 

 

「まぁ大丈夫だろ、とりあえず早くずらかるぞ」

 

 

「おい、待ってくれよ。皆んな、いいやつがいるぞ」

 

 

 

そんなヘルメットを被った集団の中の一人が俺を指を刺しながら他の仲間に言う

 

 

 

「なんだ、ホームレスか?」

 

 

「多分そうです。どうせならこいつを人質にして安全に逃げましょうよ」

 

 

「良いなそれ、つーことで大人しく人質になってくれねぇか」

 

 

 

「痛い思いはしねぇしよ」

 

 

 

ヘルメットを被った集団に俺は銃を向けられる

 

 

「……」

 

 

(どうする。下手に刺激したら撃たれる訳には)

 

 

 

 

ポタッ、ポタッ

 

 

 

 

そんな切迫詰まった状況の中、雨が降り始めた

 

 

 

「おい、雨が降ってきたぞ。急ぐなら早くこいつを連れて行くぞ」

 

 

「わかってますよ」

 

 

 

俺の手を掴もうとした腕に一つの雨の水滴が落ちる

 

 

 

ズサッ

 

 

 

「えっ?」

 

 

 

突然、降り注いだ雨の一滴がヘルメットを被った一人の体を切り裂き血が流れる

 

 

ポタッポタ、ポタ

 

 

 

「痛っえっ何で?」

 

 

 

ザーーッ、 ザーーッ、

 

 

ズサッ ズサッ

 

 

 

「あがっギッギャァァァっっ?!痛ぇ痛ぇぇ

雨がぁ、なんであぁ!?だっ誰かぁがぁぎあっ」

 

「....ぁあ」

 

 

バタンッ

 

 

 

 

「おっおいどうしたんだよ。」

 

 

 

「急になんだ!?体が穴だらけに」

 

 

「おい、どうした?お前ら何があった!?」

 

 

 

「きゅっ急にこいつの体が雨で穴だらけに」

 

 

「何言ってんだお前?とりあえず人質はいい、早く逃げ、」

 

 

 

ブゥーーンッ

 

 

 

「何!?」

 

 

 

ドガァァァァン

 

 

 

 

「ぐがあぁぁぁ」

 

 

 

ドタッ

 

 

 

 

 

 

「リーダー!!」

 

 

「一体、何がどうなってんだよ。トラックが突っ込んで、」

 

 

「知らねぇよそんなの!とりあえず担いで逃げるぞ」

 

 

「あっあぁ、わかった」

 

 

 

 

そんな中で轟々と燃えている銀行の柱にヒビが入っていた

 

 

ビキッ

 

 

 

そしてそのヒビが大きくなるつれ、建物全体的に広がり、

 

 

 

ガガガッシャーン

 

 

建物はそのヒビによって崩壊し仲間を運ぼうとした一人のヘルメット付けた少女の体へと落ちてゆき

 

 

 

「えっ?」

 

 

ドガァァァ

 

 

 

「あっあぁ、ギャッ?」

 

 

 

 

 

 

「おいっ早く逃げ、?」

 

 

「おっおいお前」

 

 

 

 

「あぁ何が何が起きてんだ。一体、何だよクソ」

 

 

 

 

 

 

その現象を見ていた俺は確信してしまった

 

これは厄災だと

 




厄災、それは何者にも逃れられぬ現象

その厄災は次に何をするのか。

それはまだわからない、今は
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