透き通る青春に一つの厄災   作:《銀次》の匙

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すみません。

ロブロをやっていて投稿が遅れました。

8日に投稿予定だったんですがロブロに夢中で書き溜めが進んでおらず…

また次回の投稿は9月になるかもしれません。

今回も楽しんでくれたら嬉しいです。



そして、感想をください(涙目)

お願いします。



では本編へどうぞ、











かの厄災は自らの変化にどう思うか。



それは成長なのか、妨げなのか。


だが時期に厄災にわかる日は来るだろう。







キヴォトスの厄災…

 

 

 

『何も そう怯える事はない。』

 

 

 

『…君も私も…もうすぐ家に帰るだけだ。』

 

 

 

 

「あぁ、あ…」

 

 

 

バタンッ

 

 

 

恐怖からか、その場に倒れたヘルメットの少女が意識を失う寸前に見たのは、自分を見下ろす厄災だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……終わったか…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はあの時、死を覚悟した。このまま瓦礫に潰れ、何も返す事ができずに死ぬと思っていた。

 

 

鼓動のような音を感じ心は違和感を感じながらも

 

 

 

 

 

 

そして瓦礫が落ちてくる瞬間から、全てが遅く、糸のような物が枝分かれして広がっていく中で

 

 

その刹那、俺は厄災となった。

 

 

元から厄災であったことに変わりはなかったが、その瞬間から俺の心は染まった。

 

墨のように黒く、心を染め上げる波が俺の心を包んだ。

 

 

 

 

 

そして、気が付いた時、俺は自分が起こしたその出来事に、あの時よりも言いようのない感情が渦巻いていた。

 

黒くドス黒い何かに…

 

 

 

 

-俺は向き直り。店主の元へと歩いた。

 

 

 

 

そこには身体から血が流れながらも、血が流れている傷口が"岩"のような物で覆われた身体で横たわっている店主の姿があった。

 

 

 

 

 

『効き目は十分か。初めて使ったが…案外上手く行って良かったよ。』

 

 

 

店主の足の負傷は下手をすれば治せないものになる。だから俺は厄災となった力で"ロカカカ"を使った。

 

 

初めての感覚に、違和感を感じながらもそれを作り

 

それを食べさせて、何とか店主の足の負傷は治した。だが、それと同時に右手は徐々に"岩"の表皮が広がっていった。

 

 

 

「…あ…くっ」

 

 

 

『大丈夫ですか?店主さん。』

 

 

 

「うっ…あんたか。早く逃げれば良かったのに、俺の為に…」

 

 

『それは出来ませんでした。あの場で逃げる事は私には…

 

俺には出来ませんでした。」

 

 

 

「初めて…だな。あんたがそんな口調で話すのは」

 

「名前を聞きたい。俺は、棚坂だ」

 

 

 

「俺は明内..悟…それが俺の名前です。」

 

 

 

「ふっ、名前を聞けてよかったよ。聞く前に帰っちまうからな。聞きたかった名前も聞けて俺は満足だな…」

 

 

そう言い終わると糸が切れたように店主は気を失った。

 

 

 

 

 

 

『…気絶したか。とりあえずはここを離れるとしよう。』

 

 

 

 

(それにしてもあの時、俺がこの力を使えなかったら終わっていた)

 

 

 

 

それにこの能力もそうだ。本編じゃ岩原生生物なんてものは無かった。

そして生み出す力も、

 

 

 

 

 

 

初めは無意識だった。あの時の鼓動のようなものが早くなっていく音の響きと電流が身体中に走った。

 

まるで、歯車が噛み合った。時計の秒針が回るように進み始めた。

 

 

 

 

作れると思った。出来ると確信した時にはその生物の特性も使い方も頭に沸いて…

 

 

 

 

 

気が付けば自分はあの惨状を引き起こしていた。まるであの厄災のように躊躇もなくただ平等に振り撒き

 

何もかもがあの厄災を中心に回る秒針のように流れていくように…

 

 

 

 

 

 

 

「っ、待ち…やがれ、」

 

 

 

 

『…ふむ。』

 

 

(まだ、いたか。)

 

 

 

 

「…逃すか、絶対に」

 

 

 

その身体から血が滴り落ち、硬いアスファルトを赤く染めながらも手を震わせ銃を持ち、引き金を引こうとトリガーに手をかけてその引き金を引く。

 

 

 

バキッ

 

 

 

トリガーを引く手の指先から軋む音が鳴り、銃が途端にひび割れが広がっていく。

 

 

 

バァンッ

 

 

 

「が?」

 

 

 

そして、ヒビ割れが銃身へと広がった時、その銃弾を放つ衝撃に耐えられずに暴発を起こし破片がヘルメットを被った少女へと迫り。

 

 

 

 

ドォン バキッ

 

 

 

 

「うっ…あっあぁ!?…」

 

 

 

だが銃身や銃弾による破片が傷のある身体を切り裂くが破片の小ささからか、それ程の傷は負わなかった。

 

 

 

 

「はぁ…はぁ」

 

 

 

 

だが、今だに残る厄災による傷による影響が大きいからか息が乱れ、考える暇さえないほどの緊張からか、先程までの勢いは無く、そこにあるのは恐怖だけだった。

 

 

 

 

 

『…一つ聞いておきたい。何故、店や周辺の建物を壊したのかな?…』

 

 

 

 

その異様な程の圧と、言葉によって身を震わせながらも少女は言葉を紡ぐ

 

 

 

「う…私も知らない…ただ、マダムという奴からの依頼だとリーダーは言ってい た…それ..以外は…」

 

 

 

バタンッ

 

 

 

 

 

『ふむ。マダムか。いい情報を聞いた。』

 

(マダム…名前は覚えたぞ。)

 

 

 

 

厄災は一人のヘルメットの少女へと手を伸ばした。

 

 

その手で何かをした後、厄災は倒れた少女たちを置いて去った。

 

 

 

 

 

後に残っていたのは、ヘルメットの集団の死屍累々とした混沌だけだった。

 

 

そしてヘルメットの集団の身体からは岩のような物が傷口を覆っていた。

 

 

 

 

 

 

 

『…さて私も家に帰るとしよう。ワンダーオブU…無事が何より。』

 

 

 

 

 

 

(最初は演技でこの厄災を演じてきたが、今は…自然と最初からそうなっていたみたいな感覚だな。まるでその事が当たり前みたいな…まぁ今はもうどうでもいいか。)

 

 

 

ドクンッ

 

 

 

 

 

この時の俺はこの考えと言葉の変化に気付いては居なかった。いや気付いていながらもそれが当たり前かのような考えになっていた。

心から厄災に近づいていった感覚だった。

 

 

だが、それは非日常の時だけ…日常の時だけは前までの自分でいられる。

 

 

あの時は心から厄災にはなっていない。

 

 

 

あの時までは…

 

 

 

 

ドクンッ

 

 

 

 

 

 

『はぁ…はぁ…』

 

 

 

 

 

ドクンッ ドクンッ

 

 

 

 

 

さっきから音が止まない。

 

 

まただ。…この音は、

 

 

 

 

 

ドクンッ カチッ

 

 

 

 

 

 

身体が焼けるように熱い。

 

まるで…自分がおかしくなっていくような感覚だ。何だこれは…

 

 

 

『あっあぁ…』

 

 

 

 

 

この感覚は…

 

 

 

 

 

バタンッ

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

side ???

 

 

 

 

「-ふむ、これは面白いことになってしまいましたね。まぁこちらからお伺いするつもりでしたので問題はありませんが、しかし、クックック……」

 

 

「まさか、例の厄災がこちらへ来られるとは…素晴らしい運命ですね。」

 

 

 

「ワンダー・オブ・U…透き通る世界に一つの厄災が現れる。これも全ては新しい舞台の幕分けという訳ですかね。」

 

 

 

「ーキヴォトスにおける予言、

 

 

 

一つ、災い来たる時、舞台は劇場となり。

 

地上、天空、地下における自然への適応と変化をもたらせる。

 

 

 

 

二つ、厄災が至る時、流れの渦が乱れ真の事柄、個としての変化を迎えるであろう。

 

 

 

 

三つ、そしてそれらが積み重なって起こったなら、厄災の特異点への到達である。

 

特異点への到達における生贄は未来への成長を迎える大罪人たる7人の無垢なる者と

 

未来への成長をする事のない虚しき1人の大人の魂。

 

 

 

我々も覚悟しなければなりませんね。

 

 

"天国"への道は果てしなく遠いのですから…」

 

 

 

「ワンダー・オブ・U、かの存在がもたらせる影響は計り知れないものとなることでしょう…」

 

 

 

 

 

 







厄災は己の変化にどう思い行動できるか。


それは彼次第だが、今後ともよき災いである事を、


ワンダー・オブ・U


条理の流れ、それが完成される時、キヴォトスに多大なる影響を与えることになる。







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