サイキョー転生!Finished Story   作:堕落と強欲の権化

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8月は就職準備で忙しくて、9月1日に投稿できませんでした!
本当に申し訳ない!

え、9月と10月はどうしたって?

忘れてた⭐︎


EPISODE:3 魔王軍

__魔王城、城門前__

「何だ、貴様は?」

「クロム。__あいつらに復讐したいから、ここで力をつけたい」

「ふん、小童がそんなことを言うとはな」

そういう魔王「グリム・ファーター」は、門を開け、中へ招き入れる。

 

「ついてこい、菓子くらいは出してやる」

 

__応接間__

「おぉ……」

『これはこれは……豪華で煌びやかな装飾だ』

「ふふふ、そうだろう?俺の妻の趣味だ」

なんかとんでもないことを聞いたような気がしたけど無視して、ずらっと並んでいる席の一つに座る。

 

「失礼致します」

メイドさんがトレイを持って入ってきた。

トレイの上には、紅茶やクッキー、桃などのフルーツが乗った皿、それと「マカロン」とかいうお菓子もあった。

 

「美味しそう!」

『罠の可能性を考慮しろ!』

「フハハ、聖剣は面白いことを言う。どう言う罠だと思ったのだ?」

『毒が入っていたり……って、なぜ私の言葉が分かる!?』

「知らん。魔王になった時からそうなのだ。動物や魔物の言葉も何となく理解できる」

「はえすっごい」

スライムやゴブリン、オークやドラゴンの言葉もわかるらしい。羨ましい!

 

「……して少年よ」

「はひ?」モグモグ

「…………」

「……?」

「……我が配下にならぬか?稽古もつけてやる」

「本当!?」

にこやかな笑顔に、グリムさんは顔を顰め、マカロンを口に放り込む。

 

「我が配下になれば、衣食住、安全は約束しよう」

 

そんな言葉と共に、聖剣使いは魔王軍の一味になった。

 

 

 

__5年後__

「……ふっ!……ふっ!」

「精進してるな!」

「オルクさん!」

15になり、成人した俺は魔王幹部の座を与えられ、聖騎士としての才能も磨くことで「聖騎士兼魔王軍幹部」という素晴らしい地位を獲得した。

 

「覚悟しろ!魔王!」

「効かぬわ勇者!」

「ぐわああああああああああ」

魔王様は勇者を何度も返り討ちにし、無敗を誇っていた。

 

「覚悟しろ!魔王!」

「またか」

「ぐわああああああああああ」

何度目かの返り討ち。

勇者は何がしたいのか。

_____

 

「魔王軍幹部クロム!覚悟しろ!」

「……」

俺のところにも勇者が来るようになった。

まあ倒したところで何も起きないし、そろそろティータイムなんだが。

 

「うおおおおおおおおっ!」

「邪魔だ!」

聖剣「ハイドレンジア」を振りおろす。「白魔術」が聖剣に纏われる。

 

「奥義__『大切断・極』っ!」

「な__ぐわああああああああああ」

デジャヴ。

 

__10年後__

「クロムよ」

「魔王様……?」

「我はもう長くはない。異世界に飛ばそう」

「ま__」

魔王様は手をこちらに伸ばす。

 

 

 

「おうさ、……ここは」

異世界。魔王様はそういっていた。

 

「ここが、そうなのか」

もう聖剣は必要ないだろう。その場に封印し、後継者となり得るものに託すため、「黒魔術」で魂をそこに縛る。

 

「これで、俺が死んだらお前に宿るのか」

『……寂しく、なるな』

「ああ。……近くに村の気配がする。そこで暮らすとしよう」

 

そうして、俺は42で死ぬまで村に貢献し続けた。

その村を統治している国王や、魂だけとなった魔王様、なぜか追いかけてきていた勇者一行がその最期を見届け__そして。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_____

クロム「__今に至る、というわけだ」

エリック「はえすっごい」

クロム「もうハイドレンジアは反応してはくれないがな」

エリック「そっか。……あ、そうそう。仲間がね、『スノーケル』って人を知ってるんだけどさ、クロム、何か知らない?」

クロム「俺の末裔だな、それは」

エリック「え」

 

_____

 

 

『__おし、まい』

グリモワールが閉じる。

 

『まあ、というわけだ。その魔王様が、このグリモワールだったりするんだが__』

「それを先に言ってよ!?」

『ま、ワタシはもうそんなことする気も起きないが』

「そっか、よかった。……あ、そろそろ帰らないと」

『む、もうそんな時間か。よし、ワタシを連れて帰れ』

「えー、うーん。わかった」

僕はグリモワールを脇に抱え、地下階段を駆け上がる。

 

__地下入り口__

「ヴェーダ!」

「と、父様?」

「よかった、心配したんだぞ!ってか地下に行ってたのか!?」

「う、うん」

「__ああ、グリモワールか。そのアーティファクト、大事にしろよ?」

「うん!」

怒られるかと思ってたけど、そうだ、父様は優しいんだ。

 

「……ふう」

『お疲れのようだな』

なんとか部屋に帰って来れた。さて、夕食の時間までまだあるし、魔法の練習でも__

 

「あれ?」

見慣れないスキルがある。「白魔術」に「黒魔術」……?

 

「ねぇグリモワール」

『なんだ?』

「『白魔術』と『黒魔術』って……」

『教えてやろう。ワタシが話した英雄の力を一部、引き出せるのだ』

「そうなんだ……?」

『次は、とある料理人の話でもしようか』

「その人も英雄なの?」

『まあ、「食」という概念を根本から変えた人だからな』

「おぉ!」

それは楽しみだ!




次回?ああ、召喚されし者だよ。

__とその前に閑話だよ。
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