ヤハタちゃんの青春ラブコメはできるのだろうか?   作:龍造寺

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第11話です。


第11話ーなんだかんだ言っても八幡はバスケ部の面倒を見る。

 

総武高校・放課後・体育館。

 

雪ノ下さんや由比ヶ浜さんと奉仕部で別れた後、なんか麦野さんが気になって、体育館に向かった。材木座君の原稿の話で頭いっぱいだったけど、バスケの熱量、ちょっと恋しいかも。体育館のドア開けると、ボールの跳ねる音と、シューズのキュッキュッって音が響いてる。

 

麦野さんがコートで練習してるけど、隣にもう一人、部員らしき女子。よく見ると、え、上条美紗希!? あのクラス委員長、金髪三つ編み、黒縁メガネの! MISAKIじゃないかって疑ってる子だよ! 上条さんがバスケ部の練習着で、麦野さんと1対1してる。めっちゃ真剣。汗で髪が少し乱れてるけど、なんかカッコいいな。

 

【比企谷! また来てくれた!】

 

麦野さん、ボール持ったままニヤッと笑う。上条さんもこっち見て、軽く会釈。うわ、なんか気まずい。だって、MISAKI=上条さん説、頭から離れないんだもん。

 

【うん、なんか気になってさ。練習、熱心だね】

 

【そりゃ、打倒雪柳綾音だからな! 上条も海浜総合に負けたくないってさ】

 

上条さん、ボールキャッチしながら

 

「ふっ」と小さく笑う。

 

【雪柳姉妹、強いからね。負けるわけにはいかないよ】

 

上条さんの声、落ち着いてるけど、目が燃えてる。雪柳姉妹って、綾音と妹の綾奈か。海浜総合のバスケ部、エース姉妹って噂だよね。

 

麦野さんも上条さんも、めっちゃ気合い入ってる。でも、張り切りすぎるとバテるよ、って思った瞬間、麦野さんがボールパスしてくる。

 

【比企谷、また雪柳の真似してよ! 練習、付き合って!】

 

【え、また? 私、部員じゃないんだけど……】

 

【いいから! 上条も、比企谷のディフェンス見てみたいってさ】

 

上条さん、ニコッと笑って頷く。うわ、断れないじゃん。私のトラウマ、目立つこと嫌いなのに、なんでこうなるの? でも、麦野さんの熱量と、上条さんの静かな闘志、なんか放っておけないんだよね。

 

【わかったよ。着替えてくる】

 

更衣室で体操服に着替え、コートに戻る。麦野さんと上条さん、2人とも本気モード。打倒海浜総合、か。私も中学で綾音のプレー見てたから、ちょっとだけ手伝えそう。よし、綾音の真似、やってみるか。

 

 

総武高校・夕方・体育館・練習。

 

コートに立つと、麦野さんがドリブル開始。綾音のスピード感を意識して、低重心でディフェンス。麦野さん、右にフェイントかけて左に抜こうとするけど、綾音ならこう! ステップでブロック。ボール、かろうじてカット。

 

【うっそ、比企谷、めっちゃ動ける!】

 

麦野さん、興奮気味に笑う。上条さんがボール拾って、パスしてくる。

 

【比企谷さん、雪柳綾音のディフェンス、そっくり。どこで覚えたの?】

 

【中学で、綾音と一緒に練習してたから……って、ただ真似してるだけだよ!】

 

上条さん、ちょっと驚いた顔。やば、MISAKI疑惑の人がこんな近くで話しかけてくるの、なんかドキドキする。グラビアアイドルがバスケ部って、マジ? でも、今はそれより練習。

 

麦野さんが次のボール持って、1対1再開。今度は上条さんがオフェンス。彼女、ドリブル落ち着いてるけど、急に加速してくる。綾音の妹、綾奈のプレーらしい。綾奈、スピードよりテクニックで勝負するタイプって聞いたことある。フェイントに引っかからないよう、目を離さずディフェンス。シュートに行く瞬間、ジャンプしてブロック! ボール、リングに当たって跳ね返る。

 

【ナイス、比企谷!】

 

麦野さん、ガッツポーズ。上条さんも「やるね」って笑う。

 

汗だくだけど、なんか楽しい。目立つこと嫌いなのに、こうやってコートで動くの、悪くないかも。

 

比企谷家・夕方・庭。

 

家に帰って、庭でバスケの練習。ドリブルして、イメージで綾音の3ポイントシュート真似してみる。ボール、リングに当たって跳ね返る。うーん、体育館じゃないと感覚違うな。

 

【お姉ちゃん、精が出るね!】

 

小町、縁側でジュース飲みながらニヤニヤ。カマクラ、隣で丸まって寝てる。

 

【練習試合、応援行くからさ。ちょっと練習してるだけ】

 

【ふふっ、お姉ちゃん、バスケしてる時、胸がプルンプルン揺れてるよ!】

 

【プルンプルン!? 小町、からかうな!】

 

顔、熱くなる。確かに、動きまくると体操服じゃちょっと目立つかも……って、考えすぎ! 小町のせいで変なこと意識するじゃん!

 

【青春してるお姉ちゃん、カッコいい! 小町ポイント、高いよ!】

 

【はいはい、小町ポイントね】

 

小町、笑いながらジュース飲む。こいつのペース、いつも振り回されるけど、嫌いじゃないよ。

 

 

総武高校・放課後・金曜日・体育館。

 

金曜日、放課後、また体育館。麦野さんと上条さんがコートで練習中だけど、今日は部員がもっと揃ってる。部長の武田摩利、3年生。背高くて、キリッとした目。なんか、めっちゃ頼りがいありそう。黒髪ボブカットのどこかの誰かに似ていて、落ち着いたリーダー感が漂ってくる。

 

【比企谷、よく来てくれた。練習に協力してくれるって聞いて、助かるよ】

 

武田先輩、クールな声で言う。なんか、圧あるな。けど、悪い人じゃなさそう。

 

【いえ、ただ手伝ってるだけで……】

 

【謙遜するな。雪柳綾音のプレーを再現できるなんて、貴重だ】

 

うわ、武田先輩、綾音のこと知ってる。そりゃ、部長だもんね。そこに、副部長の千葉恵梨香、2年生がニヤッと笑いながら近づいてくる。なんか、軽快で剣呑な雰囲気。

 

【へー、比企谷、雪柳の真似できるんだ? やるじゃん! さ、練習始めよ!】

 

千葉さん、ボール放ってきて、反射的にキャッチ。うわ、めっちゃノリ軽い。けど、目が本気。バスケ部、個性的な人多いな。

 

【よし、比企谷、雪柳姉妹のプレー再現して。対戦形式でいくぞ】

 

武田先輩、指示出す。雪柳姉妹、か。綾音はスピードと3ポイント、綾奈はテクニックとパスワーク。麦野さんが「綾音に勝ちたい」って言ってたけど、武田先輩や千葉さん、なんかもっと別のライバル意識持ってる気がする。まぁ、今はいいや。

 

コートで、麦野さんと上条さんのチームと対戦。私が綾音役で、ドライブと3ポイントを意識。千葉さんがディフェンスでガンガンくるけど、フェイントでかわしてシュート! リングに当たって、入った!

 

【うっそ、比企谷、めっちゃうまい!】

 

千葉さん、笑いながらボール拾う。麦野さんも「ナイス!」って叫ぶ。上条さん、静かに頷く。なんか、チーム感出てきたな。

 

総武高校・昼・土曜日・体育館。

 

土曜日、練習試合前日。体育館、バスケ部の熱気でムンムン。武田先輩が作戦ボードで戦略説明。雪柳姉妹の要注意ポイント、綾音のスピードとシュート、綾奈のパスと連携。麦野さん、綾音へのライバル心むき出し。上条さん、静かに聞いてるけど、なんか秘めた闘志感じる。

MISAKI=上条説、頭よぎるけど、今はバスケに集中。

 

「比企谷、今日も綾音役頼む。対戦形式で、試合想定だ」

 

武田先輩、キリッと指示。千葉さんが「気合い入れなよ!」って肩叩く。痛いよ! でも、なんかこの雰囲気、嫌いじゃない。

 

コートで、麦野さんと上条さんのディフェンス相手に、綾音のプレーを再現。ドライブで抜いて、3ポイント狙う。入ったり、外れたり。汗だくで息切れだけど、みんなの「ナイス!」って声が響くたび、なんか胸が熱くなる。

 

練習後、武田先輩と千葉さんが寄ってくる。

 

【比企谷、協力感謝してる。雪柳姉妹、強いけど、絶対勝つ】

 

武田先輩、静かに言うけど、目が燃えてる。千葉さん、ニヤッと笑って。

 

【比企谷、明日、応援来てよ。なんか、お前いると勝てそうな気がする!】

 

【応援、か。麦野さんにも言われたけど……まぁ、行くよ】

 

【よっしゃ! 頼むな!】

 

千葉さん、ハイタッチしてくる。うわ、陽キャのノリ! でも、麦野さん、上条さん、武田先輩、千葉さん、みんなの熱量に巻き込まれてる私、なんか変わってる気がする。目立つこと、嫌いだったのに。

 

比企谷家・土曜日・夜・庭

 

家に帰って、庭で軽くドリブル。明日、練習試合。綾音と綾奈に会うの、ちょっとドキドキする。麦野さんたちの応援、ちゃんとできるかな。小町が縁側で「プルンプルン!」ってまたからかってきたけど、笑いながらスルー。

 

部屋に戻って、材木座君が持って来てくれた新しい推理小説の本、今のところ読める時間ないや。バスケのコーチ役が終わったら、奉仕部や家で読めばいいし。

 

MISAKI=上条さんの謎も気になる。バスケ部と奉仕部、両方巻き込まれて、比企谷八幡、忙しいよ。まぁ、私なりのスピードで、進むしかないよね。

 




バスケ、昔から比べると結構ルールが変わってるな。今、第1Q、第2Qとかで言うんだな。昔は前半と後半だったね。

八幡の相手は誰が良いですか?

  • 1ー高橋雅史
  • 2ー葉山隼人
  • 3ー材木座義輝
  • 4ー戸部翔
  • 5ーその他
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