ヤハタちゃんの青春ラブコメはできるのだろうか?   作:龍造寺

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第7組です。


第7話ー予想外の事は、向こうからやって来る。

 

奉仕部の活動後、雪ノ下さん、由比ヶ浜さんと別れ、図書館へ。本を返しに来たけど、ついでに読みたい推理小説を見つけて借りてた。高校の図書館にこんな本、よく置いてるなって思ったけど。

 

本を返し、帰ろうとしたら、胸に違和感。誰かの両手が…鷲掴み!?

 

【え!? 何!? 小町!?】

 

いや、小町が総武高校にいるわけない。雪ノ下さん? んなわけない。由比ヶ浜さん? スキンシップしそうだけど…違うっぽい。

 

【センパイ、またおっぱい大きくなりました?】

 

甘ったるい小悪魔ボイス…まさか!

 

【いろは!?】

 

【正解ですっ! いろは参上!】

 

一色いろは、アイドルポーズ決めながら手をどかす。中学の後輩、サッカー部のマネージャー。私も補欠で手伝ったことあるけど。去年、海浜総合受験って言ってたのに、なんで総武?

 

いろは、雅史が好きだったよね。なんでこっち?

 

【センパイ、なんで私が総武にいるか、不思議でしょ?】

 

【まあ、うん】

 

【…恥ずかしいけど、雅史先輩に振られちゃいました】

 

「てへっ」と効果音つきそうなノリ。雅史、いろはまで振った!? 綾音、雅史が私に気があるって言ってたけど…まさか。

 

【いろは、ごめん…なんて言っていいか…】

 

【振られたのはショックですけど、センパイのおっぱい揉んで、なんか元気出ました! 別れあれば、新たな出会いも!】

 

振られて落ち込むんじゃなくて、私の胸で元気!? 小町も似たこと言ってたな…。

 

【センパイがいるから、高校生活、退屈しなさそう。新たな目標もできたし】

 

私がいるから退屈しない? トラブル持ち込む気!? 新目標って、雅史振られたから別の男? でも、トラブルは私じゃなく奉仕部に持ってきてね。

 

雪ノ下さんとの出会いで、何か動き出した。麦野さん、由比ヶ浜さん、龍造寺君とも話すようになったし。

 

【センパイ、用事あるんで、失礼します!】

 

いろは、靴箱へ走ってく。

 

総武にいるなんて、知らなかった…。

 

比企谷家・八幡の部屋

 

1日を終え、いろはのことが気になり、綾音に電話。数コールで出る。

 

【八幡、電話珍しいね。何?】

 

【綾音、いろは、総武に入学してたんだね。知らなかった】

 

【あー、それね。いろはに口止めされてた。センパイ驚かせたいって、アハハ】

 

【緑子も七海も?】

 

【うん、2人もね】

 

メールでやり取りしてたのに、誰も言わなかった。

 

【雅史、いろは振ったんでしょ?】

 

【本人に聞いた?】

 

【うん。雅史、罪作りな男だよね…】

 

綾音、盛大なため息。

 

【それを八幡が言う? 八幡も罪作りの女よ】

 

【私が!? 誰かを振ったことないし、好きになったこともないよ!】

 

【八幡、青春足りないわ。心が熱くなるような、やり遂げたいことないから、気持ち湧かないんじゃない?】

 

青春、してるつもりだけど。奉仕部で色々やってるし。

 

【心が熱くなること、これだけは!ってのがあれば、八幡も変わるよ】

 

【…面倒なこと、目立つのは…】

 

【ネガティブやめなさい。暗くなるだけよ】

 

雪ノ下さんみたいに意思を貫く強さ、由比ヶ浜さんみたいに変わる力、私にも…? まだわからないけど、奉仕部で何か変わってるのは感じる。

 

【何かあれば相談して】

 

【ありがと、綾音】

 

通話終了。ベッドに寝転び、天井見つめる。

 

【私なりのスピードで、やっていくよ】

 

急に変わっても、無理して体調崩したら意味ない。本当の自分かどうか、わからないし。

 

【でも、アドバイスありがと、綾音】

 

総武高校・午後・2年F組

 

4時間目のチャイムで昼休み。一気に弛緩した空気。購買にダッシュ、机ガタガタでお弁当、別の教室へ行くやつ。いつもの2年F組。今日は雨で、外で食べる予定だったやつらも教室で。私、いつも机でお弁当だけど、普段いない人がいると、なんか違う。

 

お弁当食べてると、麦野さんが購買から戻り、パンを食べる。

 

【今日は雨。昼休みにバスケできないな】

 

【麦野さん、昼にバスケ?】

 

【外のコートで、3対3だけどね】

 

3×3か。小学生の時、綾音たちとやってた。強引に連れられて、3×3も5人制も。

麦野さん、私を見て。

 

【比企谷、3×3やってみる?】

 

【え?】

 

【運動神経鈍そうにしてるけど、実はいいだろ?】

 

【…な、なんで?】

 

あたふたしてると、ニタリ。

 

【50m走、ハンドボール投げ。他も。運動苦手そうに見せて、息切れなし、フォームも素人じゃない。わざと手を抜いただろ】

 

綾音や七海の練習に付き合ってたら、上手くなってた。2人、バスケ部かテニス部に入れようとしたけど。

 

【抑えてたのは、認める。目立ちたくなかったから】

 

【目立ちたくない? なんで?】

 

【ほら…私が目立つとダメっていうか…昔、そう言われたから】

 

【なんでそんなこと!】

 

麦野さん、大声。周りが注目。由比ヶ浜さんも「どうした?」って顔。私は「何でもない」って返すけど、気になるみたい。

 

【麦野さん、声大きい】

 

【ごめん…でも、そんなの聞いたら怒るよ。なんで比企谷が目立っちゃダメなの?】

 

【中2の時、気に入らない女子たちが、目立つ私を嫌って。好きな男子と喋ってたのが気に食わなかったみたいで…色々】

 

【それだけでイジメ!? 小さい女たちだな。そいつら、総武にいる?】

 

【いない。海浜総合。だから私が総武受けた】

 

【ギャフンと言わせたかったけど、いないならしょうがない】

 

【大丈夫。❝あの女たち❞、友達にギャフン言わされてる】

 

【友達いたんだな】

 

【海浜総合にいるよ。でも、こっちでもできた】

 

麦野さん、由比ヶ浜さん見て、ニコッ。面倒ごと、目立つのは嫌だけど、体は動いちゃう。雪ノ下さんとの勝負、楽しんでる私もいる。変わってるのかも。麦野さん、「恥ずかしいこと言うな」って。

 

男子達、いろんな話で盛り上がってる。

 

葉山君、鳴上君、花村君、大和君、大岡君、楽しそうに話してるな。鳴上君のグループと葉山君のグループ、微妙に違うけど、仲いいよね。花村君のテンション、いつ見ても高い。グラビア雑誌を大岡君と大和君に見せて。

 

【大岡、大和、このグラビア雑誌見てみろ】

 

【おっ、MISAKIの新グラビア!?】

 

【花村、そういうこと言ってたな】

 

3人、食い入るように見てる。戸部君も乱入。

 

【MISAKIっち、新グラビア出たぺ?】

 

【戸部、出たぞ】

 

【花村、見せてくれよ】

 

【順番!】

 

大和君、2番目宣言。大岡君が1番目、戸部君3番目。葉山君、苦笑い。鳴上君が。

 

【隼人、MISAKIってそんな人気? グラビアアイドル?】

 

【陽介たちの話じゃ、そうみたい】

 

【グラビア雑誌持ってくるなよ】

 

【まあ、優美子、いいじゃん。男からすりゃ健全だろ】

 

【悠、お前も興味あんのか?】

 

【俺も男だから、グラビア見るよ。隼人もだろ?】

 

【まあ、人並みに】

 

【悠、もしあ〜しがグラビアアイドルみたいに水着着てたら、見とれる?】

 

【優美子? そうだな、見とれる】

 

【マジ?】

 

三浦さん、金髪立てロール揺らしながら、鳴上君に絡む。あのグループ、グラビアから恋バナまで噛み合ってる。陽キャの頂点ってこんな会話? 私、ついていけない。三浦さん、鳴上君のこと…そんな感じ?そこに、龍造寺君と島津君が合流。

 

【葉山、今日も最後、実戦形式の試合だって】

 

【そうか、義弘、ありがと。毎回監督に確認してくれて】

 

【ついでに購買行くだけさ】

 

【大岡、明日、野球部、〇〇高校と練習試合。相手から頭下げられたって監督が】

 

【練習試合か。レギュラーになって公式戦出たい。活躍しないとな】

 

【だな。甲子園目指すぜ】

 

【俺らだって、国立マジで目指してる! な、悠、陽介!】

 

【国立競技場で戦いたいな】

 

【だな】

 

葉山君達、部活でアツい。奉仕部は甲子園や国立じゃない。困ってる人にアドバイスして背中押すのが目的。

 

麦野さんが。

 

【葉山や龍造寺達が目指すとこ、女子バスケも一緒だよ】

 

【頂点目指すってこと?】

 

【まず千葉県代表にならないとね】

 

【だよね…】

 

どの部活も、県代表にならないと全国は無理。奉仕部じゃ、雪ノ下さんと私の勝負は始まってるけど、彼女がリードしてる気が。

 

【そういえば、比企谷、知ってる?】

 

【何?】

 

【さっき男子が言ってたろ】

 

【部活?】

 

【違う。グラビア雑誌でMISAKIって騒いでた】

 

確かに、花村君達が名前出してた。で、そのグラビアアイドルが?

 

【そのグラビアアイドル、どうしたの?】

 

【噂で、MISAKIが総武に通ってるって】

 

【は?】

 

【私が言ってるんじゃない。学校の噂】

 

【噂ね】

 

グラビアアイドルが総武に? 興味ないけど。昼休み、こんな感じで過ぎていく。

 

 

総武高校・放課後・2年F組

 

授業終了。クラスは部活、遊び、帰宅組に分かれる。ちょっと前まで私は帰宅組だったけど、今は奉仕部。全てあの作文から…。

 

まあ、うだうだ言ってもしょうがない。

 

奉仕部へ行こうと立ち上がると、女子生徒に話しかけられた。

 

【比企谷さん、平塚先生から預かり物】

 

【平塚先生から?】

 

嫌な予感。話しかけてきたのは、金髪三つ編み、黒縁メガネ、標準丈スカートの女子。隣に由比ヶ浜さんいたら、スカートの丈の差が一目瞭然。彼女、上条美紗希、クラス委員長。見た目で即任命されたはず。手紙らしきものを受け取る。

 

【確かに渡したわ】

 

【はい、受け取ったわ】

 

【じゃあ、私はこれで】

 

上条さん、教室を出てく。彼女と話すの、初めて? 私も1人でいること多いし、彼女もそう。川崎さんと話してるのは見たことあるけど。

 

私と麦野さんみたいな関係か。手紙、何? 平塚先生、直接話せばいいのに。

 

特別棟の休憩スペースで読もう。屋上は雨でダメだし。

 

 

総武高校・放課後・特別棟・休憩スペース

 

雨で屋上ダメ。特別棟の休憩スペースへ。静かで、手紙読むのに最適。

 

【平塚先生、手紙って何?】

 

封を開ける。

 

『比企谷、奉仕部に慣れたか? 私は依頼者を慎重に選ぶが、君たちの意に沿わないことも。直接依頼を受けても、勝負は続く。判断は君たちに委ねる』

 

平塚先生通さず、雪ノ下さんや私が依頼受けてもOK。背中押すのが奉仕部だけど、直接手助けは…理念に反する? その時考えるか。奉仕部行こう。雪ノ下さんに「遅い」って言われそう。

 

休憩スペースから歩き出すと、空き教室から気配。

 

【この辺、空き教室じゃ?】

 

部活で使われる教室もあるけど、ここは誰もいないはず。以前通った時、気配なし。なのに…幽霊? 夜じゃないし…。恐る恐る窓から覗く。女子生徒、1人で何か。

 

『はぁ…水着の路線変更か…。高校2年だし、グラビアアイドルとしてふさわしいってのはわかる。好きで始めたんだけど』

 

グラビアアイドル!? 麦野さんの噂、MISAKI? 総武にいるって…噂の直後、遭遇!? 私の運、良い? 悪い?

 

『鳴上君や葉山君の友達が、教室で私のグラビア見てた…恥ずかしい。こんな近くにファンがいるなんて』

 

男子、雑誌広げてた。本人、見られてるの知ったら恥ずかしいよね。私には無理。2年F組!? 金髪、スタイル良い子…三浦さんじゃない。上条さん? 三つ編み、メガネ、標準制服…変装? MISAKI隠すため?

 

『誰か来る前に帰らないと』

 

ヤバ! 別の空き教室に隠れる。覗き見バレたら…。ドアが閉まり、足音遠ざかる。そっと出ると、金髪三つ編みの女子が靴箱へ。上条さんだ。美紗希=MISAKI、可能性高い。奉仕部、急ごう。

 

 

総武高校・放課後・奉仕部

 

いつもの雪ノ下さんと私…のはずが、由比ヶ浜さんも。昨日、平塚先生に押し込まれたらしい。雪ノ下さん、定位置で本。私はいつもの席。由比ヶ浜さん、空いた椅子。

 

【昼休み、男子がグラビア見てたよね】

 

【花村君達ね】

 

【男子って、グラビアアイドルみたいな子好き?】

 

なんで私に? 前世の自分、好きだった…今関係ない!

 

【MISAKI、スタイルやばいし…胸も…】

 

由比ヶ浜さん、あなたも負けてない!

 

【比企谷さん、由比ヶ浜さん、下品よ。胸とか、不愉快】

 

雪ノ下さん、本閉じ、氷の目。私と由比ヶ浜さん、凍りそう。雪ノ下さん、私たちの胸見て…慎ましいって、今それしか。

【男子がグラビア話してただけ】

 

【ゆきのん、ゆきのんの話じゃないよ】

 

【由比ヶ浜さん!?】

 

氷の目、ガン! しばらく睨み、ため息ついて座る。

 

【…少し言いすぎたわ。胸ごときで我を忘れるなんて】

 

本再開。笑ってるけど、目が笑ってない。雪の女王、ピッタリ。雪ノ下さん不機嫌。私と由比ヶ浜さん、喋れず。時間だけ過ぎる。平塚先生の手紙、話せなかった…。




色々あって投稿できませんでした。すいませんでした。

八幡の相手は誰が良いですか?

  • 1ー高橋雅史
  • 2ー葉山隼人
  • 3ー材木座義輝
  • 4ー戸部翔
  • 5ーその他
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