未来の騎士王   作:アーっr

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創造神(菌糸類)がちゃんとした設定を出さない以上、この作品の設定を否定することは何者にも出来ない。


はじめの一つ

 

 これは、今より数千年以上後のお話。

 

 

 星の臨終。母なる地球(ほし)は断末魔を上げた。

 

 

 地球(じぶん)が滅びるのは許容できる。

 自らが生み出した人間達の手で死を迎えるということは、自らを滅ぼした生命(ニンゲン)もまた地球(じぶん)と共に死ぬということ。

 それならば、許容できた。

 

 

 だが、人間は生き残った。

 かつて人々が思い描いた星の終わりでさえ、人間種を滅亡させる事は出来なかった。

 

 地球(じぶん)が死ぬというのに、その後も生き延びている人類に対して恐怖を覚えた。

 嗚呼、どうか───

 

 「どうか、いまだ存命する生物種を絶滅させて欲しい」

 

 かくして、ソレら(・・・)は訪れた。

 

 

 ガスの塊のような生物が、魚に翼が生えたような植物が、巨大な十字架形の鉱物のようなものが。

 

 どれもこれも、単独で星を制圧する攻性生物(バケモノ)

 遠い(ソラ)から来たソレらを、ヒトはアリストテレスと呼んだ。

 

 

 ソレら、生物の領域に居るか怪しい存在の正体は

他星の王(・・・・)

 その惑星の頂点に位置する究極の一。

 

  すなわち、極限の単独種(アルテミット・ワン)である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 星が死んだ後、その内側から計測不能な粒子が溢れ出した。

 人間には有害なソレは『宇宙塵』『ジン』あるいは『真エーテル』などと呼ばれた。

 

 大気中に分散するジンのエネルギー効率はすさまじく、旧時代の兵器などは全てが無価値なものへと変わってしまった。

 

 ───人類に有害なジン。ジンが溢れたこの鋼の大地に適応した新たな種(・・・・)を、ヒトは作った。

 

 それこそが亜麗百種

 本物の『魔法使い』である“六人姉妹”を筆頭に、彼らは新たな霊長として君臨しようとした。

 

 だが、旧人類はそれを拒否した。まだ霊長で居たい。蹴落とされたくない。

 そのような思いが、旧人類と亜麗百種の戦争……『大戦』を始めてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 大戦は壮絶なものだった。

 

 旧人類はその数を激減させ、代わりに『騎士』という人間種が生まれた。

 騎士は亜麗百種のようにジンに適応をしていた。敗北寸前だった人類は、騎士の登場でなんとか持ち直したのだ。

 

 だが、大戦は死に絶えた大地を更に傷付けた。

 鋼の大地は、もはや騎士以外の旧人類は生きていけない状態となってしまった。

 

 

 

 激化する大戦。最早、人間種か亜麗百種のどちらかが滅びるまで止まらない。

 

 ───そう、思われていた。

 

 

 

 

 

 

 突然ソラが暗くなった。

 もちろん、ただの気象異常ではない。

 

 大地に生きる全ての存在が、戦いの手を止めてまでソラを見上げた。

 

 

 巨大な、なにか生命体のようなものが。

 その身体で星を覆っている(・・・・・・・)

 

 これすなわち冥王星の王(タイプ:プルートー)。星に生きる全てを駆除せんとする究極の一(アルテミット・ワン)である。

 

 

 

 

 嗚呼、何ということだろう!

 人類同士で戦い合い、その果てに終わるはずだったのに。

 突如として現れた怪物に、ヒトは滅ぼされ───

 

 

 「───エクスカリバー」

 

 

 ───否。

 他天体の王?だからなんだ。

 

 この地球(ほし)は、今までも様々な外敵を排除してきたのだ。

 

 遊星の尖兵、機械仕掛けの神、隕石に付着していた菌、生命の方舟。

 それら全てを撃退し、あるいは利用し、神と崇めることさえした。

 

 個として最強?だからなんだ。

 

 ヒトとは、己よりも性能の良い種の悉くを駆逐し、霊長を奪った存在である。 

 ただ己の利益のために殺し、奪い、あまつさえ種を絶滅まで追い込むことすらした。

 

 その惑星の化身?だからなんだ。

 

 ヒトは、地球(ほし)すらも浪費したのだ。

 今更惑星の一つや二つ滅す程度、出来ないはずがない。

 

 

 

 

 

 (ソラ)からの脅威に、人類は偉大な『王』の下で一つに団結することを決断した。

 

 

 単独で冥王星の王(タイプ:プルートー)を斬殺してみせた、鋼の大地で最強の存在。

 

 終端の王にして、すべてをみたもの。

 聖剣を持って、全てを救う者。

 

 

 すなわち、王名アーサー。

 未来に甦りし騎士王(・・・)である。

 

 

 




地球
 自分の死後も生き続ける人間(ムシ)にビビってSOSを出した。死亡済み。


太陽系の他天体
 隣人(地球)がSOSを出したので化身(アルテミット・ワン)を派遣した。なんか殺されてるんですけど。



人類
 消費文明のまま成長した結果、星の命すら浪費した。まだしぶとく生き残っている。


人間種
 旧人類。基本的に生き残りは死した地球(鋼の大地)に適応した一部の存在。

・騎士  
 人類種ではあるが、ジンに適応した存在。
成人するとジンを固めて剣にする生態があり、それを魔剣と呼ぶ。


・亜麗百種
 人類が作った、死した地球(鋼の大地)に適応した新しい人類。人間種と人類の座を争った。ちなみに、人間種(騎士)も亜麗である。

 亜麗百種 第一位 六人姉妹
 『ほんものの魔法使い』。魔術が無くなった鋼の大地において魔法使いと呼ばれる魔女たち。

 それぞれが単独で他の亜麗百種全てを凌駕する力を持っているが、末妹は騎士に殺された。
 本作では存命であり、騎士王の右腕として戦う。


 騎士王

 未来にて甦りし勝利の王。
 個としては別の存在であり、ブリテンを治めたアーサーではない。

 騎士らしく、魔剣を持っている。が、騎士王の場合は『聖剣』エクスカリバーと呼ばれている。
 『魔剣』エクスカリバーも同時に使用出来るために区別して呼ばれる。

 『騎士王』ではあるが、騎士だけの王ではない。

 最高ランクの千里眼(過去)を保有しており、人類史を閲覧している。すべてをみたもの。

 これから攻め込んでくるエイリアンたちと戦う宿命がある。勝たなきゃ人類滅亡。
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