未来の騎士王   作:アーっr

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本編とは関係ない溢れ話。夢のようなもの。
あるいは型月作品の伝統芸能。


裏ボス

 

 

 必殺の剣技は振るわれた。

 

 騎士王アーサーは、『人殺し』の放ったその剣技を知っていた。

 其れは、彼が最もよく知る技だった。

 

 「────」

 

 「へえ、驚いた。そんな俺も居るのか」

 

 即ち、騎士王アーサーの剣。

 人類史一万年の技の結晶。矛盾を矛盾のまま叶え、願ったままの結果を齎す願望機。

 

 「お前、星の断末魔に魂が染まったのか──?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 環境の流転、その象徴たる雨が降っている。

 

 「やるな。もしお前がヒトであれば、俺に勝てたかもしれん」

 「結果は、違っていたかもな」

 

 『人殺し』は騎士王によって両断された。

 地球の断末魔に魂が染まった端末(アーサー)は、その活動(いのち)を停止させた。

 

 「存在規模の差が出たな。俺のように、なりふり構わず『奪って』いれば良い勝負になっただろう」

 

 『人殺し』の技は素晴らしいものだった。

 断末魔に魂が染まり、ただ人を絶滅させるために技を磨いた『人殺し』は、しかしヒトに敗れた。

 

 「悪いが、お前をヒトとは認められない(・・・・・・)

 「自分の意思で(ヒトとして)殺すならともかく、命令されて(星として)殺すなんてくだらない(・・・・・)

 

 霊長の王は、『人殺し』を仲間(ヒト)とは認めない。

 

 生まれが何者であれ、彼はヒトとして認める。

 だが、これは例外。

 

 『人殺し』として生まれて、其れに疑問を持たず、ただ人を殺すなんて。

 彼は、そんな怪物(じぶん)を認めない。

 

 「お、まえも。こうなる」

 

 「知った口を聞くな、愚かな自分(バケモノ)。いつかヒトを殺す時が来ても、それは俺の(・・)意思だ」

 「断じて、誰かの命令などでは無い」

 

 だが、それでも。

 

 「いつか、どこかで」

 「自分の意思で選択することが出来たなら」

 「お前は、ヒトに成れる」

 

 

 

 

 

 

 

 アーサー【オルタ】

 

 クラス適正:(セイバー) (バーサーカー) (アヴェンジャー)

 

 筋力A

 耐久A

 敏捷EX

 魔力E-

 幸運 EX(E-)

 宝具 EX

 

 

 

 星に望まれ、人を殺すために生まれた存在。

 本来なら彼はその役目を捨て、ヒトを救うはずだった。

 

 このアーサーはIFの姿。役目を捨てず『人殺し』として覚醒し、その通りにした。

 ヒトに成らず、端末として存在している彼はただの怪物である。

 

 

 このアーサーが人を絶滅させたので、アリストテレスは呼ばれなかった。

 『聖剣』エクスカリバーを使用していないため、本編アーサーには逆立ちしても勝てない。

 

 

 

 身長/体重:185cm・85kg

 出典:鋼の大地

 地域:鋼の大地

 属性:秩序・善  性別:男性

 

 星という秩序を、()を殺すという善行で守る。

 

 

 スキル

 

 単独行動(A)

 星が死んだ後に『人を殺す』という役目を背負い、行動した故のスキル。

 

 マスターが死亡した後も、彼ならば必ず敵を討つだろう。(彼は人に使役されることを望まないが)

 

 

 対技術(B-)

 『人を殺す』ために必要となったスキル。

 彼にも最高ランクの千里眼(過去)はあり、人類史に存在する様々な技術を無効化する。

 

 サーヴァントになったことで弱体化しているが、Bランク未満の宝具を無効化、それ以上のランクも軽減できる。

 また、対魔力との複合スキルでもある。

 

 

 星の断末魔(EX)

 星の断末魔に魂が染まった証。

 一万年に渡る人類の悪業を、彼は忘れない。

 

 星の怒りの体現者である彼は、いつ如何なる時代・場所であってもこのスキルを保有する。

 狂化、復讐者、忘却補正との複合スキル。

 

 

 霊長殺害権(─)

 地球から『人を殺すこと』を許された証。

 本来ならEXランクで保有し、霊長である限り彼を上回ることは出来ないが、現在の彼はこのスキルを捨てている。

 

 

 霊長殺害者(─)

 『人を殺した』証。“成し遂げた者”。

 IFの世界で人類を絶滅させた彼は、その功績から必ず人を殺す因果を持つ。

 本来ならEXランクで保有するが、現在の彼はこのスキルを捨てている。

 

 

 宝具

 

 霊長絶滅/惑星命令(ラストマーダー)(─)

 『人殺し』を為す宝具。対霊長。

 

 星に呼ばれた時は常時発動しており、霊長を絶滅させるための行動にバフが付く。

 

 具体的には

 ・気配遮断などの『人殺し』に有利になるスキルの取得

 ・限定的な未来視

 ・かつて地球に存在していた怪物の性質の発現及び身体の変容など

 

 人に呼ばれ、人のために戦う時には存在しない宝具である。

 

 

 霊長殺害剣(エクスカリバー)(EX)(E-相当)

 素早く正確に人を殺す剣術。対人類。

 

 技術が宝具に昇華されたものであり、星に呼ばれた時には最高ランクで振るわれる。

 人に呼ばれ、人のために戦う時には著しくランクが下がる。

 

 

 ヒト()を見た(ヒト)(EX)

 千里眼(過去)が変容した『対人類の敵』宝具であり、自爆宝具。

 

 人類史に刻まれた『ヒトの悪性』を見続けた彼が息絶える刹那に見た“本物のヒト()”を召喚する。

 

 本来なら持ち得ない宝具だったが、人に呼ばれ人のために戦う時にはこの宝具を使用できる。

 

 

 ────彼は知っている。

 如何なる障害があろうと、“本物のヒト”ならばその悉くを踏破し凌駕し乗り越えるのだ。

 

 

 

 

 

 

 「アオルタ!こっちこっち!」

 

 「そのふざけた呼び名を改めろ、人間」

 

 人類最後のマスターは己のサーヴァントを呼ぶ。

 “アオルタ”と呼ばれた黒髪の彼は苛ついている。

 

 「えー?“ア”ーサー“オルタ”。“アオルタ”」

 「アーサー王もオルタもいっぱい居るんだから、呼び方を変えないとわかんないでしょ?」

 

 「…………チッ。何の用だ」

 

 「はいこれ。プレゼント」

 

 一輪の花。黄色いハイビスカス。

 その花言葉は色によって様々な意味があるが、黄色のハイビスカスは────

 

 「花言葉は輝き

 「あんまり主張しないけど、誰かのために動くアオルタに良いと思ったんだ」

 

 ────。

 

 ────俺も、あいつのように。

 

 「…………そうか」

 

 「あ、笑った!」

 

 「喧しい」

 

 「照れてる!可愛い!」

 

 「黙れ」

 




なんだかんだ言って善のために動くアオルタ。
鋼の大地ではヒトが悪だったから殺すけど、人理焼却時ならカルデアの善き人々に手を出さない。


令呪を持って命ずる。
アオルタ、バレンタインで黄色のハイビスカスを模したチョコを作れ。そしてマスターに渡すのだ!
あとフォウ君のことを先輩って呼べ!星の獣同士仲良くしろ!
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