DMC Birth of Rebellion   作:chi-3

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嫉妬の悪魔

スパーダを睨み続けるエヴァ。

 

「ちょっと!エヴァ!!ゴメンね!ダンテ。この子、私の妹のエヴァ。妹っていっても生まれはちょっとの違いなんだけど。」

 

ローザの説明を聞いて瞬時に理解したスパーダは手でローザを制してエヴァに方便を垂れた。

 

「ふむ。なるほど。…エヴァ殿。それは、大いなる誤解です。私は間違いなく人間ですよ。貴方が感じている魔力の根源はこの大剣フォースエッジによるものでしょう。宿敵の悪魔スパーダを傷つけたこの剣が私に呪をもたらしたのです。」

 

嘘の半分は本当であり、フォースエッジはスパーダの半身でありそれ自体に相当の魔力が備わっていた。

 

「な、なんですって!?そんなことが…。それは大変失礼致しました!それは、なんともおいたわしいこと!どうぞコチラへ。直ちに解呪の儀を執り行いますので!」

 

エヴァは申し訳無さそうにローザとスパーダを教会の中へ案内した。

 

「ローザ。今、解呪と聞こえたが、間違いないか?」

 

「うん。大丈夫よ。しっかり解呪してあげるからね。」

 

解呪と言うフレーズにやや不安を覚えながらも促されるように中へと進むスパーダ。

 

 

「準備が出来ました。ダンテ様。そちらの禍々しき剣をどうかコチラへ。」

 

エヴァは教会の中心に描かれた五芒星の中心にスパーダを招いた。

 

スパーダが促されるまま五芒星にの中心に入ると周囲にいる修道士が一斉に祝詞を唱える。

 

その瞬間、スパーダの全身がビリビリと痺れ、大剣はキンッと甲高い音を響かせる。

 

「ぬ、ぬぅぅ。」

 

スパーダにとっては、けっして耐え難くも無い微妙な苦痛であった。

 

が、しかし。

 

「ぐぎゃぁああ!」

 

フォースエッジからこの世のものとは思えないような叫び声が放たれる。

 

「いだだっ!痛、いたいよーッ!助けて、御主人様ぁ〜!」

 

「き、貴様!何故ここに!?」

 

スパーダは大剣から突然現れた狐の姿を確認して仰天した。

 

祝詞にる反発を押しのけ妖狐を救い出すとフォースエッジを手に取り周囲の修道士を悪魔の力を一瞬だけ解放して制圧した。

 

「ぐぁあ!」

 

修道士達は全員抗う事が出来ず地に膝をついた。

 

「これ以上は無駄だ!お主らではこの呪は解呪できん!」

 

スパーダは脇に抱えた妖狐にささやき声で問い掛ける。

 

『なぜここにいる!レヴィ!』

 

レヴィと呼ばれた狐の姿をした悪魔は7つの大罪が一つ、嫉妬の悪魔レヴィアタン。悪魔スパーダをこよなく愛し、スパーダに近づくものを最も嫌う。己の気配を完全に消す事が出来、主に隠密や暗殺を主軸に活動する。

 

『だって御主人様!大主が侵攻会議を開くからって御主人様を呼んで来いって言われたから…。そんな事よりこの女どもは何!?コロしていい?』

 

『侵攻会議だと!?ムンドゥスめ。人間界を攻める手筈が整ったというのか…?』

 

「あ、あの…?ダンテ様?その子は…?」

 

エヴァは恐る恐る五芒星に近づき、スパーダの脇でバタバタと手足を動かす小動物に目が釘付けとなっていた。

 

「む、これは…、そう!私の使い魔…ではなく、ペットですよ!すっかり、剣に忍ばせて居たのを忘れておりましてな!ワハハ…」

 

『キュン!御主人様のペット♡』

 

「か、かわいい…」

 

エヴァの視線に気付いたレヴィがシャーッと威嚇するとエヴァは落ち込んだように後ずさった。

 

「おい!」

 

『きゅ、きゅう〜。』

 

スパーダは強く脇を締めてレヴィを懲らしめた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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