ジェネリック歪君のあんまり楽しくない裏ドレスタプレイ日記 作:名無しの作者
今度こそ革と綿の塊となった敵を前に佇む。骨も内臓もない、どうやって動いているのか定かではない化け物が塵となって消えていく。同時に渋谷さんの変身も、光に包まれながら解除されていった。
「あ……変身が……やったの?」
「……みたい……だね。」
完全に変身が解けると同時に、空中に半透明のボードが出現した。このゲームを運営している黒幕からのメッセージ。
やっつけたかのような投げやりな文章が、それでも本当にこのゲームを勝ち残ったという実感を与えてくる。
……ほんとに、本当に紙一重だった。相方が渋谷さんでなければ一体今日だけで何回死んでいただろうか。流石原作ヒロイン、といったところだろう。
「やったぁー!!」
嬉し気に渋谷さんが片手を挙げて向き合った。……そういえばこんな一幕もあったっけか。間を置かず俺も片手を合わせる。
「僕らの、勝ちだ!!」
ハイタッチ。
前世含め一度もやったことがない行為だが、どうしてこれが流行っているのか今日ようやくわかった気がした。
「……ははっ……まだ手が震えてるよ。」
「そりゃそうだ、今日だけで何回死にかけたことか。」
触れ合った手から細かな振動を感じる。……きっと渋谷さんも同じように感じてるだろうな。
繋ぎ合わせた指がゆっくりと曲がり、俺の手を握りこんでいく。緊張の糸が切れたのか、俺の手を握ったままゆっくりと渋谷さんは座り込んだ。下がっていく手に敢えて逆らわず、俺も一緒に腰を下ろす。
そのまま、手を握り合ったまましばらく空を眺める。最初は違和感を覚えた空も、こうして眺めている分には心が落ち着いてくるものだ。
「……秋葉君が居なかったら、きっとあの熊に食べられたんだろうな、私。」
「それ渋谷さんが言う? 僕こそ渋谷さんが居なければ何回死んでたと思うんだよ。」
「ううん……きっと私が、秋葉君を巻き込んだんだ……よね?」
……気づいたのか。
原作と違い死の苦痛を味わってない渋谷さんは、その分冷静で頭が回っているようだ。徐に、もう輝いていないコンパクトを片手で取り出す。
「いつの間にか入っていたコレ。これのせいで私たちここに連れてこられたんだよね。」
「……恐らくはね。」
「今は秋葉君がいてくれてたけど、もしも私一人だったらきっと……」
コンパクトを握りしめている手が震える。ありえたであろう末路を想っているであろう渋谷さんに、気をそらさんと抱えていた疑問をぶつける。
「そういえばさ、そのコンパクトっていつから入ってたの?」
「……前に掃除当番の奴らが勝手に帰っちゃったじゃん? 秋葉君が手伝ってくれてた時の。」
あの時か、ここに来る前に教室で話していた時の。一人で掃除してた渋谷さんを見かねて途中から手伝ったっけか。
「あの日は大変だったね。あの後担任の先生がなんか需要な書類をなくしたとかで教室に飛び込んできて……」
「日が暮れるまで三人で学校中を探し回ったね。」
「あの担任いくら若いからって適当すぎるだろ。いつかなにかしらやらかして首になりそう。」
「ほんとにね。そんでくたくたになって、帰る前にちょっと学校の机で仮眠して……そしたら入ってたの。」
……そうか、やっぱり渋谷さんは以前にも一度この世界に召喚されていたのか。原作でもこの世界で殺されてからコンパクトを入手した描写だったからおかしいとは思っていたんだ。どうやら眠ったまま召喚されて……そして殺されたのだろう。こっちに呼ばれた時の様子が完全に初見だったことから、きっと最初の死は幸運なことに苦痛なきものだったのだ。
「あの時わざわざ秋葉君が手伝いましょうか? なんて言ったから私まで探す羽目になったじゃん。」
頬を膨らませながら渋谷さんが今更な文句を垂れる。ちょっと待った、そういうことなら俺だって言いたいことがあるぞ。
「だって渋谷さんのブランドからしてそういうこと言いそうじゃん。あの時たまたま先生に近かったのが僕だったから代わりに言っただけだよ。」
「ブランドって何よ! 別に打算目当てで親切してませんよーだ。」
しばらく顔を見合わせて、そしてどちらともなく噴き出した。だいぶテンションがおかしくなってるが、今は取り繕う気力もないのでただ身を任せる。
……そうか、じゃあ今こういう状況になっているのは回り巡って俺のせいなのか。
恐らく正史だとあの後一人で掃除した渋谷さんはトイレに行くなりして、そこで初デスを迎えるはずだったのだろう。俺が渋谷さんを手伝って、厄介な頼みごとを引き受けたからいろいろとフラグが崩れてこんな未来を迎えたのだ。
やらかしてしまったやら誇らしいやらで複雑な気分だな、まあ渋谷さんが傷つかなかったからよしとするか。
それからしばらくして、俺の指先が光り始めてきた。隣を見ると渋谷さんのつま先も輝きながら消えていく。
帰還の時だ。
「ありがとう……秋葉君がいてよかった。」
「……こちらこそ、一緒にいたのが渋谷さんでなかったらきっと勝てなかった。」
あっという間に光は俺たちの身体を蝕んでいく、渋谷さんはもう胸元までしか体がなかった。俺の口が光に変わる前に、この世界にいるうちに伝えたい。
「ありがとう、信じてくれて。一緒に戦ってくれて。」
言葉を放った刹那、視界が青白く染まる。同時に俺の意識も溶けるように消えていった。
ーーーーー
「無事戻ってこれてよかった。なんかあのままエンディングに入りそうな感じだったし。」
「不吉なこと言わないでよ!」
いかにも『完!』みたいな雰囲気だったが、特に打ち切られることもなく無事俺たちは教室に舞い戻ることができたのだった。
現実の時間は全く経っていなかったが、主観では何日もあの空間にいたように感じる。何の変哲もない教室がこれほど懐かしく、心安らぐものになるとは夢にも思わなかった。
「でもよかった! ちゃんと解放されたみたいだね!」
窓から入ってくる夕陽を背に、渋谷さんが背伸びしつつ朗らかに笑う。
「……そうだね。」
せっかくテンションが上がっているときに水を差すのは気が進まないが、やはり言っておかねばなるまい。
「どしたの? そんな暗い顔して。」
「渋谷さん、あのコンパクトってまだ手元にある?」
「これのこと?」
できればなくなっていて欲しい、そんな願望とは裏腹に渋谷さんは手にしたものを俺に差し出してきた。
「結局これ何だったんだろうね? まだ消えずに残ってるけど、この後これどうしたらいいんだろ?」
「……渋谷さん。」
差し出されたコンパクトを手に取る。円形の中央に配置されたハート形の結晶、その下には三つの丸の装飾が光って見える。質感はちゃっちいプラスチックではなく、滑らかな質量を持つ、例えるなら象牙のような手触りだった。こうしてみるとよくできたドレスタ高級グッズのようにも見えるそれを開く。
「ていうか秋葉君ドレスタ超うまいじゃん! 出てきた敵もあっという間に倒してたし。」
内側は鏡張りではなく、小さな液晶画面とおそらく操作用であろう宝石の形を模したボタンが三つ飾られていた。そのうちの一つを軽く押し込む。
「私もドレスタやってみよっかな。戦っててちょっと楽しかったし! そのときは秋葉君も一緒に___」
「終わってない。」
「……」
「終わってないよ……多分、まだ。」
コンパクトから出力されるホログラムを見つめながら俺は宣告する、渋谷さんにとって恐ろしく都合の悪い真実を。
支給されたコンパクトには裏ドレスタへの転送や筐体召喚の他にキャラクタープロフィールなどの情報閲覧機能が備わっている。原作ではこのことを渋谷さんはもっと後で、他プレイヤーから教えてもらうことになる。が、問題はそこではない。
半透明な板切れにデカデカと乗せられた、いつ取られたのかも定かではない渋谷さんの顔写真。隣には大きくFの大文字が控えられている。裏ドレスタ攻略の進捗を表している英文字は、彼女がまだ地獄から逃れていないことをこれ以上ないほど示していた。
「……ドレスタだとね、このランクがSSまで上がるとゲームクリアになるんだ。」
正直なところ、あんな目に合った直後にこれからのことは言いたくなかった。これから訪れる苦難の数々を前に、最後のモラトリアムを送らせたくはあった。それでも言わなければならないだろう。
「僕らが巻き込まれたコレが同じ仕様であるかどうかは定かではないけど……これからも戦い続けなきゃならない可能性が___」
「大丈夫!」
「えっ?」
「そっちは私がなんとかするから!」
なんとかって……どうするんだよ。予想外の言葉に思わず言葉を失い、目の前の少女を凝視する。夕陽を背に机に腰かけた渋谷さんは美しさと共に、どこか凄みを感じさせる様子で言葉を紡いだ。
「要するに私があのゲームに勝つためにはあともう一人必要なんだよね?ドレスタをやってる人がさ。」
「……渋谷……さん?」
いきなり何を言い出すんだ、今の流れは完全に俺が助けに入るところだろうが。梯子を外され呆然とした俺に畳みかけるように語りだす。
「だったら大丈夫!こう見えて私結構顔が広いんだ。一緒に戦ってくれる人なんてすぐ見つかるよ!」
「ちょっと……」
「あ~でも秋葉君ほど強い人はいるかわかんないな~、ドレスタで困ったことがあったら相談してもいい?」
「ちょっと……ちょっと待ってよ!」
まるで予めしゃべる内容を考えていたように、スラスラと俺との繋がりを断とうとする彼女に必死に追いすがる。なんでだよ、原作みたいに助ける代わりにセクハラ三昧とかしょうもないことはするどころか口にすらしてなかったろうが。
「大丈夫なわけないだろ!あのチュートリアルですら手ごわかったんだぞ!これから先どんな強敵が出てくるかわからないじゃないか!!」
「だから、これから一緒に」
「ううん、私は大丈夫。だから___」
「秋葉君は、これ以上こっちにこなくていいよ。」
……………………
そうか
「だって秋葉君さっき死にかけたじゃん。あの敵に捕まってさ」
そうか
「プレイヤーになってくれる人はもうちょっと運動できる人がいいのかもね。」
そうかそうか
「秋葉君ちょっとどんくさいところもあるし、一緒に戦うならもっとしっかりした人がいいかな。」
そんなに俺は
「弱く見えるのか?」
ーーーーー
確かに今の俺は素のスペックは貧弱だ。運動神経はよろしくないし勉強もあまり集中できない。いろいろ抜けていると言われても、序盤の醜態をさらした今じゃ何も言い返せない。
けど俺にはドレスタがある。
ドレスタの腕前じゃ誰にも負けない自信がある。
ゲーム知識だって全て網羅しているし、どころか裏ドレスタの仕様ですらガッツリ記憶している俺には一切の隙はない。
その自負がある。
「僕なら絶対に渋谷さんをこのゲームから解放できる。これから先どんな敵が来たって僕の敵じゃないさ。」
欠点だらけの今世だけれども、そこだけは絶対を賭けられる!
「確かに無様なところを晒してしまったことは確かだよ。情けないと思われても仕方がない、それでも!」
君を助けることぐらいは___
「できるわけないでしょう!!」
息まいていた俺を凍り付かせる怒声が響き渡る。
俺はそこで初めて、渋谷さんが震えていることに気が付いた。
「秋葉君覚えてる?アンタ死にかけたんだよ?」
脳裏に太い綿と革の塊に持ち上げられた記憶が過る。どれだけ暴れてもびくともせず、ただ死に向かうしかなかったあの時を。生臭い闇に堕ちる瞬間を。
「あの時はアタシがなんとかカードを見つけて、たまたまなんとかなって……」
そうだ、君と俺の力を合わせて何とか打開した。
「でも見つけられてなかったら、間に合わなかったら……秋葉君死んでたんだよ。」
それは……確かにそう、事実だ。
「これから先もずっと……アタシのそばにいたら……死ぬかも……しれないんだよ?」
…………
「だから大丈夫。アタシのことはアタシで何とかするから。」
「秋葉君は、アタシなんかに付き合わなくていい。」
「ふつーに生きてくれれば、アタシはそれで___」
「しるかよ」
脳みそからではなく、脊髄から反射的に飛び出していた。
ーーーーー
「あ、秋葉君?アタシはね___」
「まず前提として、僕はドレスタが強い。ものすごく強い。具体的には全国ランカーに入るぐらいは強い。」
目の前のアホの言葉を遮りしゃべり続ける。よくわかった、今のでよくわかったぞ渋谷命、お前はアホだ。
「その僕以上にあのゲームを攻略する適任者なんているわけないだろうがバカかよ。」
「ばっ……」
予想外の罵倒に絶句した渋谷に今度はこちらから畳みかける。
「いったい何の気を使ってるのか知んないけど、それ意味ないから。僕もう渋谷さんを助ける気満々だから。」
原作で散々知っている、俺以外では皆チュートリアルすら潜ることができなかった。他の誰かなんているわけないだろ。
「あれだけ一緒に戦って、やっと帰ってこれて、それで戦い方がわかったからもう用済み?そんなん通用するわけないだろ。」
「見捨てるなんて絶対にごめんだ。助けさせろよ……俺に……」
「一緒に戦わせろよ!!!!」
叫ぶ。人目も気にせず、渋谷の内情も一切を無視して。
嫌われても構わない、相手が拒絶して距離を取って壁を作るのなら。全力で追い縋ってぶち抜こう。俺のためとかいうふざけた理由で俺を否定するなら、俺はその否定ごと否定する!
「……なんで?」
ようやく呆けから立ち直ったのか、渋谷がおずおずと疑問をぶつけてくる。
「なんでそんな、一緒に戦ってくれるの?助けてくれるの?アタシなんにもしてあげられないよ!?」
腹にためた激情に引火したかのように、火がついたように叫び始める。
「アタシはあそこでただ突っ立ってるだけだった!秋葉君が操作してくれなければ戦うことすらできなかった!!」
「アタシただの操り人形じゃん!!結局矢面に立たされるのは秋葉君じゃない!?」
「命がけで戦ってくれる秋葉君にアタシどうやって報いればいいの!?」
捲し立てるように迫った渋谷は、そこで言葉を止める。へなへなと力尽きたように床に座り込み、両腕で顔を覆う。流れ落ちる涙が、見えないように。
「アタシやだよぅ……秋葉君傷つけたくないよぅ……」
…………
片膝をつきしゃがみ込む、目線を合わせるために。
嗚咽を漏らし、しゃっくりの止まらない少女が落ち着くまでじっと待つ。待って、それで___
「渋谷さん、ありがとね。」
「正直、そんなに心配されてるなんて思わなかった。ちょっと意外。」
「意外ってなによぉ……友達に傷ついてほしくないってそんなへん?」
へんではあった。だってこいつ原作だと結構いろんな人を裏ドレスタに巻き込んでいたから、今回も自然な流れでペアを組むものかとばかり思っていたし。
……ああでも、原作と現実では差異も出てくる。数多の死と苦痛に押しつぶされ、追い打ちに救いの手からの往復ビンタを喰らった渋谷はきっと誰かを思いやる余裕がなかった。現実では絶望から身を守ることに成功した今では、胸の内にある優しさが溢れているのだろう。その対象の中に自分が含まれていることに内心感じ入りながら、自身の思いをぶつける。
「これからいうことは紛れもない本心で、君にとってはひどいことかもしれない。」
「実のところ渋谷さん、君のために君を助ける気は全くない。」
「…………えっ?」
今まで生きてきてふと考えたことがいくつかある。
何故俺は渋谷さんを救うことに執着しているのか。
考えてみれば、別に原作に関わる必要はない。秋葉歪君は渋谷と出会い、彼女に執着して物語は進み始める。愛情への渇望と歪んだ嗜虐心によって彼はゲームを開始した。
渋谷さん目当てで裏ドレスタに関わった彼とは違い俺にはその欲望がない。だから原作に関わらずひっそりと生きていくという選択肢もあった。
その場合渋谷命は苦痛に耐えきれず自ら命を落とすだろう、他にも多くの人に影響を与えるかもしれない。それでも自身には関係ないと、苦痛や苦難から目を背けることだってできたはず。
そうして目を背けた先に待っているものは……ああ……
「僕はね、後悔して生きるのは嫌なんだ。あのときああしていれば、あれをやれていたら、そんな仮定に縛られたくないんだよ。」
「後……悔……」
「そりゃあ生きていくうえで全く後悔しない人生を送るなんて不可能さ。それでも」
「それでも……そうならないために、納得できる生き方をする努力はできるはずだろ?」
目の前の救えたはずの命を見捨てたら、きっと俺は後悔する。その悔いは一生涯つきまとう、普段何気なく暮らすことが例えできるようになったのだとしても。
見殺しにした命は、俺をいつまでも呪い続けるだろうから。俺が俺を、永遠に苦しめ続けるだろうから。
そんなのは、ごめんだ。
「ここで渋谷さんを見捨てたら、僕は僕を絶対許せなくなる。これから先の一生をずっと呪い続ける、そんな気がする。」
「それがいやだから助けるんだ。それだけのことだよ。」
「……ふっ。なにそれ、ちょっと重いよ。」
呆けていた渋谷さんが軽く噴き出しながら失礼なことを言う。おい、ほんとに失礼だな。
「別にいいでしょ別に。ともかく巻き込んだり頼ったりそういうのは一切考えなくていいから。僕らは求めるものが一致しただけに過ぎないんだ。渋谷さんはこのゲームから解放されたい、僕は渋谷さんを助けてすっきりしたい。これだけの簡単な関係なんだよ。」
だから気負う必要は一切ないんだよ、苦痛も絶望もどんとこいだ。なぜなら___
「僕は真に欲するもののために戦うんだから。」
「……ほんとに……いいの?」
「もちろん。」
「痛い目に遭うかもしれなくても?……死ぬかもしれなくても?」
「ここで引いたら精神的に死ぬのでどのみちかわんないよ。」
「むしろ渋谷さんはどうなのさ?さっきは僕意外と組むとかなんとか言ってたけど、他の奴だと正直勝ち目は薄いよ?ほんとに僕じゃなくてもいいの?」
答えがわかりきっている問いをあえて投げかける。渋谷さんの目が明らかに光を帯びているのが伝わってくる。
座り込んだまま、ゆっくりと震える手をこちらに伸ばして彼女は言った。
「やっぱり……死にたくない……」
「アタシ……まだ生きてたい!」
「だから…お願い。」
「助けて、秋葉君」
「了解、渋谷さん」
ようやくスタートラインに立ったジェネリック歪君。これから彼らは勝ち残れるのか?ゲームクリアできるのか!?次回こうご期待!!
次回「修行検証、また修行」
明日も投稿します!!!!