連載版 ダンまちトリオ   作:色々残念

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思い付いたので更新します
今回は3200文字くらいになりました


下層探索

ダンジョン内での活動範囲を下層の25階層から27階層までとして、下層の浅い階層を探索していったヘスティア・ファミリア。

 

水場から現れるモンスターを倒して、ドロップアイテムを回収し、下層探索を続けた私達。

 

体長が160センチにも及ぶ巨魚、牙を生やした魚のモンスターであるレイダーフィッシュが水面から飛び出して迫り来るが、逆に此方から間合いを詰めて白銀の剣を振り下ろし、巨魚の胴体を両断して2分割にしてやる。

 

跳ねる巨魚の上半身を踏みつけて押さえ、胸部の魔石を抜き取ると灰と化したレイダーフィッシュの身体。

 

残ったドロップアイテムである「レイダーフィッシュの牙」をゲドに渡しておき、ある程度ドロップアイテムが入った袋が膨らんだら、ゲドの魔法【リトルフィート】で袋ごと小さくしてもらい、バックパックに放り込んでおく。

 

続けて水場から飛び出してきた大蛇のモンスターのアクア・サーペントは、大型のモンスターであり、最長で10メートル程の大きさにもなると言われている下層の怪物。

 

顎を開き、噛み付こうと近付くアクア・サーペントへと下から掬い上げるようなジーンの蹴りが放たれ、さほど力が込められているようには見えないその蹴りで頭部が完全に弾け飛んだアクア・サーペントは、もう動くことはない。

 

アクア・サーペントの死体から魔石を抜き取り、ドロップアイテムである「アクア・サーペントの鰭」も回収しておき、ゲドに渡す。

 

突起状の水晶を幾つも生やした水晶巨亀、光線を放ってくる浮遊水晶。

 

水晶系のモンスターも多数存在する下層の階層。

 

金属系に属し、鋼の殻を持つブルークラブは甲殻の継ぎ目は、そこまで強度が高くなく、継ぎ目を狙って斬り裂けば容易く倒すことが可能だ。

 

大量に現れたブルークラブの大群を手分けして対処した私達が、様々なモンスターを倒して下層を進んでいると、水流を挟んだ水晶の岩場に樹枝状の塊が生えているのを発見。

 

鮮やかな薄紅色で宝石のように輝いているあれは「迷宮珊瑚」で間違いなさそうだ。

 

下層でしか取れない採取物である「迷宮珊瑚」は、いい武器素材になるとも言われていて、価値が高い採取物でもある。

 

色艶がいい「迷宮珊瑚」の中には貝殻も2つほど隠れていて、高額で取り引きされている「迷宮真珠」も確実に存在していた。

 

無詠唱魔法【ガンスミス】で作り出したリボルバーの弾丸を水晶の岩場に叩き込み、岩場が水晶巨亀の擬態ではないことを確認。

 

それから迷宮資源の採取に取りかかることにした私達は、水面から突き出てている複数の水晶岩を足場に、1番小柄で身軽な私が跳んで進み、到着した水晶の岩場。

 

短剣で珊瑚の根元から切り取っていき、バックパックに収集していく。

 

樹枝の群体の中に隠れている拳大の貝2つも拾い、バックパックへと入れた。

 

大量の「迷宮珊瑚」と「迷宮真珠」を手に入れた私が水晶岩を跳んで移動している最中、水場から飛び出してきたレイダーフィッシュとアクア・サーペント。

 

空中で身を翻した私は再び無詠唱魔法【ガンスミス】で作り出した魔法銃のリボルバーを片手に握り、撃ち放つ弾丸でレイダーフィッシュとアクア・サーペントを倒し、ジーンとゲドが協力して投げてきた縄を掴んだ。

 

縄が引かれて一気に引き寄せられた陸地に着地した私は、縄を投げてくれたジーンとゲドに感謝をしておいた。

 

通常の珊瑚とは違って植物である「迷宮珊瑚」は鉱物並みの硬度を持ち、水に強い武器の素材として重宝されている。

 

7色に輝き「虹の宝石」とも呼ばれる「迷宮真珠」は純白の貝殻の中に存在しており、それが2つもあるとなればかなりの値段となりそうだ。

 

大量の「迷宮珊瑚」と2つの「迷宮真珠」を売り払えば、400万ヴァリスは軽く越えるだろうが、武器の素材となる「迷宮珊瑚」は全てジーンに渡すつもりであるので、売るのは「迷宮真珠」の2つだけにしておくとしよう。

 

下層を歩き、モンスターを倒すだけではなく、迷宮資源の採取も行いながら進んだ私達。

 

下層でしか採取できないものが沢山入ったバックパックの中身が嵩張るようになってきたところで、下層を出ることにした私達は階層を上がり、中層で身体を休めてから地上へと戻った。

 

下層の採取物は「迷宮珊瑚」と鉱物以外を売り払ってヴァリスへと変えてみたが、1度の探索で数百万ヴァリスを手に入れることができた私達の下層探索は成功だと言えるだろう。

 

それから幾度も下層の探索を行い、何度も地上へと戻って、下層探索の成果を得ていた私達。

 

定期的にヘスティア様に頼んで行っているステイタスの更新で、新たになった私達のステイタスは、それなりに変化していたな。

 

私とゲドは新たなスキル、そしてジーンは新たな魔法が発現していたようだった。

 

モビタ・モビ

Lv3

 力:A856

耐久:A835

器用:A872

敏捷:A868

魔力:S913

 

 射撃:G

耐異常:H

 

《魔法》

 

【ガンスミス】

 

《スキル》

 

【銀矢投擲】

 

【牧場物語】

 

【金色縁】

 

【夢幻三剣士】

 

【樹木友人】

・樹木の精霊の加護

・樹木が存在している場所で戦う時、全ステイタスに高補正

・耐久に補正

・樹木を素材としたものを身に付けている時、発展アビリティ精癒の一時発現

 

私のスキル【樹木友人】は樹木の多い中層で野営を行うことが増えたことで、発現したスキルかもしれない。

 

ドラえもんでのび太の樹木の友人となるとキー坊が思い浮かぶが、ひみつ道具で動けるようになった樹木の苗木であるキー坊は、緑の巨人伝の映画だと子どものような姿をしていたな。

 

なんてことを考えながら自身のステイタスと新たなスキルを確認した私は、ゲドとジーンのステイタスも見せてもらうことにした。

 

ゲド・ライッシュ

Lv3

 力:S924

耐久:S917

器用:S958

敏捷:S942

魔力:SS1051

 

 幸運:F

耐異常:H

 

《魔法》

 

【リトルフィート】

 

《スキル》

 

【幸運冒険者】

 

【創薬師】

 

【特殊火遁術】

 

【渦槍水流撃】

 

【竜鱗鎧化】

 

【不死王手】

・相手に触れることで精神力や魔力に体力を吸収することが可能

・吸収した精神力に魔力や体力を触れている相手に受け渡したりすることも出来る

 

ジーン・グライペル

Lv3

 力:A886

耐久:A887

器用:A874

敏捷:A863

魔力:A859

 

 鍛冶:F

 彫金:H

 

《魔法》

【セイクリッド・ハイネスセラピア】

 

【フルンティング・ネイリング】

・魔剣強化魔法

・詠唱式【魔剣抜刀】

 

《スキル》

 

【天性肉体】

 

【鍛冶鍛錬】

 

【友愛鍛冶】

 

【極大治療】

 

【金剛豪拳】

 

新たなスキルや魔法によって、私達には出来ることが増えた。

 

とりあえずゲドの新たなスキルや、ジーンの2つ目の魔法は、実際に使ってみた方が良さそうだと考えて、私達はダンジョンへと向かう。

 

手で触れたモンスターから精神力や体力を奪うことが可能になったゲドは、モンスターと戦う度に元気になり、有り余った体力や精神力を【不死王手】で私やジーンに分けてくれる。

 

ただ奪うだけではなく、奪った体力や精神力を譲渡することも可能なゲドの【不死王手】のスキルは、かなり有用なスキルだ。

 

その後、ダンジョン内でジーンの魔剣強化魔法を実際に使ってみてもらったが、魔剣の威力が数段以上に強化されていたジーンの魔法は、とんでもない。

 

魔剣を強化するという限定的な魔法であるが、元々鍛冶師として腕がいいジーンが作成した魔剣は中々強力で、それが更に強化されたことでかなりの威力となっていた。

 

魔法の発動には魔剣が必要になるが「【魔剣抜刀】」の短文詠唱で、数段以上に魔剣を強化するジーンの【フルンティング・ネイリング】という魔法は強力な魔法だろう。

 

更にこの魔法の凄いところは、魔剣を握ったジーンが「【魔剣抜刀】」と唱えた瞬間に魔剣は強化されていて、ジーン以外にその魔剣が渡されても威力は強化されたままで使えるということだ。

 

最初にジーンが握って魔剣を強化する必要があるが、その行程を挟めばジーン以外にも強化された魔剣が使えるようになる【フルンティング・ネイリング】という名の魔剣強化魔法。

 

ゲドのスキルも、ジーンの魔法もダンジョン探索に役立つのは間違いない。




幸運なゲドが居たことで下層の採取物と出会うことが多かったヘスティア・ファミリアは、総額で800万ヴァリスほどを1回の下層探索で稼いだようです
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