今回は3500文字くらいなので短めですね
ヘスティア様から神の恩恵を授かることになったが、廃教会の地下にある部屋がヘスティア様の住み処のようで、そこで恩恵を刻まれることになった私達。
私が1番最初に恩恵を刻まれることなり、背中を晒した私の背に、ヘスティア様の神血により刻まれて与えられた神の恩恵。
初めて恩恵を授かった者は誰もがLv1から始まることは変わらないそうだが「最初から魔法とスキルが発現してる!」と私の背を見て驚いていたヘスティア様が、紙に描いてくれた私のステイタス。
モビタ・モビ
Lv1
力:I0
耐久:I0
器用:I0
敏捷:I0
魔力:I0
《魔法》
【ガンスミス】
・無詠唱魔法
・精神力を消費して弾丸を放つ魔法銃の作成を可能とする
・同恩恵を宿す者なら、魔法の使用者以外も魔法銃を使用可能
・魔法銃の形状や大きさ、弾丸の質や強度などは自在に変化させることが可能である
・作り出した魔法銃は自在に消すことが可能
《スキル》
【銀矢投擲】
・心臓を破壊する銀の矢
・投擲武器による攻撃時、威力増大
・投擲武器を装備した時、発展アビリティ投擲の一時発現
紙に書かれた私のステイタスを確認してみると、魔法は無詠唱魔法【ガンスミス】という魔法が発現し、スキルの方は【銀矢投擲】と書いて「シルバーダーツ」と読むスキルが発現していた。
魔法の方は発現理由がいまいち解らないが、スキルの方はダーツのような投擲武器を用いてモンスターを倒したことがあったからかもしれない。
それにしても心臓を破壊する銀のダーツと聞くと、魔王デマオンの心臓を銀のダーツで破壊したドラえもんの魔界大冒険が思い浮かぶな。
私がそんなことを考えている間に、順番に神の恩恵を授かっていたゲドとジーン。
ゲドとジーンにも魔法やスキルなどが発現していたようで、紙を差し出してきた2人が見せてくれたステイタスを確認してみる。
ゲド・ライッシュ
Lv1
力:I0
耐久:I0
器用:I0
敏捷:I0
魔力:I0
《魔法》
【リトルフィート】
・速攻縮小魔法
・解除式【大きさよ戻れ】
《スキル》
【幸運冒険者】
・幸運の数値が高い冒険者となる
【創薬師】
・薬品作成時、発展アビリティ創薬と薬師の一時発現
・スキルを用いて作成した薬品の品質向上
・薬品関係の素材のみ鑑定も可能
ジーン・グライペル
Lv1
力:I0
耐久:I0
器用:I0
敏捷:I0
魔力:I0
《魔法》
【セイクリッド・ハイネスセラピア】
・全治魔法
・傷病回復、あらゆる毒の解毒、呪詛の解呪
・詠唱式【全てを癒す聖なる力を此処に】【病めるものに光よ注げ】【蝕むものをその輝きで退けよ】【放つ光は癒しの調べ】【満ちる月は何よりも輝く】【残らぬ傷】【癒える病】【消え失せる毒】【解かれる呪詛】【光と共に聖なる癒しを与えよう】
《スキル》
【天性肉体】
・鍛えれば鍛える程、肉体が頑強になり力強くなる
・状態異常無効
【鍛冶鍛錬】
・鍛冶をする度、全ステイタスの熟練度微上昇
【友愛鍛冶】
・仲間の為に鍛治をする時、友愛の丈により、全ステイタスの熟練度上昇率増加
ゲドとジーンのステイタスはこんな感じだが、どちらも魔法とスキルが発現していたことは確かだった。
【幸運冒険者】の方は謎だが、もう1つのゲドのスキル【創薬師】は、旅の最中にゲドが薬草で薬を作っていたことが影響して発現したスキルなのだろう。
ジーンのスキルは、持って生まれたジーンの強靭な身体と、鍛冶と仲間への思い入れが強いことで発現したのかもしれない。
ゲドの縮小魔法は実際に使ってみないと解らないが、ジーンの魔法は回復系の魔法で間違いないな。
遠距離攻撃に使える私の無詠唱魔法【ガンスミス】と治療に使えるジーンの【セイクリッド・ハイネスセラピア】はダンジョン探索に役立ちそうだ。
とりあえずこれで全員がヘスティア様から神の恩恵を授かったが、ヘスティア・ファミリアの眷族となった私達の中から、ファミリアの団長を決める必要がある。
この中で1番強いジーンが団長になるのがいいのではないかと思っていたが、どうやらゲドとジーンは私に団長になってほしいらしい。
「モビタが1番向いてるから」
「オレとゲドは団長のサポートってことでな」
そんなことを言ってきたゲドとジーンは、どちらもヘスティア・ファミリアの団長をやるつもりは無いみたいだ。
「わかりました。今は私がヘスティア・ファミリアの団長として頑張らせてもらいます」
「よし、ファミリアの団長が決まったところで、まずはギルドに行くか」
「ギルドでダンジョンとモンスターに関する情報を入手してからでも遅くはねぇからな」
それから私達はギルドに向かい、ヘスティア・ファミリアの担当になってくれたギルドの職員に挨拶をしておく。
私達の担当であるエイナさんというハーフエルフの新人職員さんは、ダンジョンのモンスターに関する知識をみっちりと教えてくれた。
数日を使って、ひたすら知識を詰め込んだ私達は情報を提供してくれたエイナさんに感謝し、ダンジョンへと潜る。
それぞれがそれぞれの役割を果たし、順調にダンジョンを進んでいた私達は、モンスターを倒して魔石を採取していったが黄緑色の鶏のようなモンスターを発見。
あれはエイナさんが教えてくれた「ジャック・バード」というモンスターで間違いないが、倒せば必ず手に入るというドロップアイテム「ジャック・バードの金卵」の価値は、最低でも100万ヴァリスはするそうだ。
逃すには勿体無いモンスターを無詠唱魔法【ガンスミス】で作り出したリボルバーによる早撃ちで手早く倒した私は、ドロップアイテムを手に入れて、今回の探索を終わらせることにした。
バックパックにしまった「ジャック・バードの金卵」をダンジョンから持ち帰ってギルドで換金してもらったが、状態が良い金卵であった為か、最低価格の倍である200万ヴァリスで換金してもらえた今回のドロップアイテム。
ダンジョンに潜った初日で200万ヴァリスという大金を稼いで帰ってきた私達に驚いて戸惑いながらも喜んでいたヘスティア様。
稼いだヴァリスを半分に分けて、100万ヴァリスをヘスティア様に預け、貯金ということで保管してもらうと、更にヴァリスを半分に分けて50万ヴァリスずつにした私は、それをゲドとジーンに渡しておく。
50万ヴァリスでゲドには【創薬師】で薬の作成を可能とする設備の用意を、ジーンには鍛治工房を用意する為の資金として50万ヴァリスを使ってもらうことにした。
ゲドとジーンが必要としているものの用意をヘスティア・ファミリアの団長として手伝いながら、時折ダンジョンに向かい、モンスター達を倒した私達。
何故かレアモンスターである「ジャック・バード」との遭遇率が高かった私達のパーティ。
もしかしたらゲドの【幸運冒険者】の効果によるものかもしれないが、ダンジョンに潜ると10回の内1回は「ジャック・バード」と必ず遭遇した私達。
その為、かなりの頻度で「ジャック・バードの金卵」を持ち帰ることができており、急速に集まった資金。
ヘスティア様に預けている貯金が1000万ヴァリスを越えた頃には、充分な資金が用意できたゲドとジーンは廃教会の近くにある土地を購入し、必要なものを揃えた薬品の調合室と、鍛冶工房が作られることになる。
薬師として薬品を作るゲドと、鍛冶師として鍛治をするジーンがそれぞれ忙しい時は2人の手伝いをした私は、薬や鍛冶に使う材料を買い込んで2人に渡した。
材料を買い込んで渡した後は暇になることが多かった私は、1人でもできる冒険者依頼がないかギルドに確認しにいってみたが、デメテル・ファミリアの手伝いという依頼を見つけて、この依頼を引き受けた私はデメテル・ファミリアの手伝いに向かう。
農作業や家畜の世話などをデメテル・ファミリアの団員達に教わりながら行った私は、様々な手伝いを終えてヘスティア・ファミリアのホームへと戻ったが、手伝いのお礼として渡された野菜の数々を背負って帰ってきた私に驚いていたヘスティア様。
新鮮な野菜を使った料理を作ってくれたゲドに感謝して全員で食べた料理は美味しかったが、ゲドは料理も上手なようだ。
それから私のステイタスをヘスティア様に更新してもらったが、新たに【牧場物語】というスキルが発現していたらしい。
【牧場物語】
・牧場を営む者
・何かを育てる時、発展アビリティ育成の一時発現
・農作物を材料に作られたものを飲食する度に、全ステイタスの熟練度微上昇
・装備した鶴嘴に、不壊属性を付与
・採掘作業で鉱石発見確率上昇
【牧場物語】と書いてそのまま「ボクジョウモノガタリ」と読むスキルの効果は、私のステイタスの上昇とダンジョンでの採掘に役立つスキルであるみたいだな。
いずれダンジョン内で採掘をする時がくれば、積極的に私が採掘していくとしよう。
ゲドのスキル【幸運冒険者】は、ゲドと声優が同じな、このすばのカズマが幸運値が高い冒険者であることが元になったスキルになります
ジャック・バードはダンまちの掌編集1に登場するレアモンスターですね
ゲドのスキル【幸運冒険者】でレアモンスターであるジャック・バードとの遭遇率が高くなっていたようです