連載版 ダンまちトリオ   作:色々残念

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本日2回目の更新になります
今回も3000文字で、ジーン視点の話になりました


ベヒーモスオルタ

ジーン・グライペル

Lv5

 力:S999

耐久:S999

器用:S999

敏捷:S999

魔力:S999

 

 鍛冶:B

 彫金:C

 治療:F

 拳打:H

 

《魔法》

【セイクリッド・ハイネスセラピア】

 

【フルンティング・ネイリング】

 

《スキル》

 

【天性肉体】

 

【鍛冶鍛錬】

 

【友愛鍛冶】

 

【極大治療】

 

【金剛豪拳】

 

【破壊王】

 

【閃光装具】

 

【英雄錬鉄】

・能動的行動に対するチャージ実行権

 

ステイタスを確認してみると新たに増えていたオレのスキル【英雄錬鉄】の効果は蓄力を可能とするもので、慣れない内は動きながら蓄力するのは難しかった。

 

いずれは使いこなせるようにはなりてぇもんだと思いながら、続けていた旅。

 

精霊達も加わって大所帯にはなっていたが、ストレスの原因となるようなもんがない旅は気楽なもんだ。

 

不平等なギルドの連中とも関わらなくていい今回の旅は、中々悪くない。

 

今頃オラリオはどうなっているのか、と思わなくもねぇが、悪いのはどう考えてもギルドなんで、ヘスティア・ファミリアが直ぐにオラリオという都市に戻ることはないだろうな。

 

モビタのどこでもドアみたいなスキルでダンジョンには行けるが、他のファミリアと会わないように気を付ける必要はあった。

 

そこら辺を気を付けながら、ヘスティア・ファミリアとアルテミス・ファミリアに精霊達も一緒に行動して、行っていた旅の最中に立ち寄ったデダインの砂漠。

 

かつてベヒーモスが討伐された砂漠の黒く汚染された砂では生命が育ちにくいようで、生物の存在はかなり少ない。

 

それでも生きている生物が全く居ない訳じゃねぇのは、生命の力強さを感じた。

 

特に異常がないなら立ち去って終わりだったんだが、そうもいかない異常なものをオレは発見してしまう。

 

遠く離れてはいるが、巻き起こっている黒い竜巻。

 

自然の現象とは言えないその黒い竜巻の中心には、巨大な獣の姿が見える。

 

黒い竜巻には毒でも混じっていたのか、竜巻に近付いた生物達は血を吐いて倒れていくだけではなく、死体までもが劇毒により溶け消えていく姿すらも見えてしまった。

 

明らかに有害な黒い竜巻の毒には、女神達やアルテミス・ファミリアじゃ耐えられねぇのは間違いねぇな。

 

「モビタ!ゲド!女神ヘスティアと女神アルテミスにアルテミス・ファミリアを直ぐに避難させろ!毒を撒き散らしてるモンスターが近付いてきてやがる!下界に降りてきた神じゃ耐えられねぇし、アルテミス・ファミリアもヤバいぜ!」

 

「わかりました!直ぐにヘスティア様とアルテミス様にアルテミス・ファミリアを避難させます!」

 

オレの言葉を聞き、即座に行動に移すモビタは判断が早い。

 

「いやいや待って、ジーンはどうすんの?」

 

ゲドの方は、オレがどうするのかが気になったようで、心配そうな顔でそんなことを聞いてくる。

 

「毒撒き散らして近付いてきてるあのデカイのと、戦っても平気なのは状態異常を常に無効に出来るオレだけだろ、足止め役は必要だ」

 

「足止めか、解った。任せたよジーン」

 

「ああ、任せとけ。足止めだけじゃあ、終わりそうもねぇがな」

 

モビタとゲドが女神達とアルテミス・ファミリアを避難させている間にオレは、無駄にデカイ怪物の足止めをする為に、怪物へと近付いていった。

 

耐性が無い生物を死滅させる劇毒が混じった黒い竜巻は、死の風とでも言えるのかもしれねぇが、オレには効かない。

 

黒い砂地を蹴り、跳躍したオレは獣の顔面に拳を叩き込む。

 

拳による殴打の一撃。

 

Lv8の猪に殴り勝った時よりも強いオレの拳を叩き込まれ、僅かに後退した黒い獣の巨体。

 

「悪いがオレには毒は効かねぇ、オレを殺したけりゃあ、無駄にデケェその身体だけでかかってきやがれ!」

 

黒い巨大な獣を相手に啖呵を切り、握った拳を構えたオレは、スキル【閃光装具】を用いて光の装具を四肢に装着すると、大音量の咆哮を上げる獣へと突貫する。

 

打ち込むのは狼の頭部を模した籠手を装着した、両腕による乱打。

 

黒い巨大な獣の身体へと、連続で放つ打撃の数々。

 

反撃として黒い獣から放たれるのは、巨体を活かした突撃に、黒い風の刃。

 

頑丈なオレでなければ即座に死んでいてもおかしくはない攻撃が直撃しても、何度だって立ち上がり戦い続けるオレは、退くことはない。

 

渾身の力と体重が乗せられた巨大な黒い獣の前足による攻撃を受け止めたオレは、獣の足を両手で掴んで力を込めて引くと、獣の巨体を持ち上げて投げ飛ばす。

 

投げられながらも空中で体勢を立て直して着地した獣は、四肢を深く沈めるようにして曲げて力を溜めると、弾丸のような速度で此方に突撃してきた。

 

高速の突進に撥ね飛ばされオレが宙を舞う最中、飛び上がり跳躍した獣が振り下ろす爪撃。

 

オレの身体に刻まれたのは、獣の突進による打撲傷と爪撃による裂傷。

 

自らに向けて、全治魔法が装填された短剣型の装填魔剣を振るい、全ての傷を癒す。

 

これでまだ戦えるオレは、黒い巨大な獣との戦いを続けた。

 

幾度も打撃を叩き込み、負った傷を癒して、続けた黒い獣との戦闘。

 

巨大な獣を倒すには、破壊力が足りていないオレの攻撃。

 

それは【英雄錬鉄】を用いれば解消されるものではあるが、蓄力を行う隙を作らなければいけないという問題がある。

 

さて、どうするか、と考えていた最中、巨大な黒い獣の目に着弾した2発の弾丸が爆炎を放った。

 

振り向くと、遠く離れた場所で狙撃銃を構えていたモビタとゲドの姿があり、どうやらオレの魔剣を魔弾にして装填したモビタがゲドにも魔法銃を渡して、黒い獣を狙撃してくれたようだ。

 

思わず笑みが浮かぶ程に、いい仕事をしてくれた2人に感謝をしたオレは、スキル【英雄錬鉄】を発動して蓄力を開始。

 

鉄を鎚で撃つ音が鳴り響き、行われていく蓄力。

 

頼りになる仲間が居るオレは1人じゃない。

 

繰り返し行われていくモビタとゲドの狙撃により、悶え苦しむ黒い獣。

 

5分間続けていった蓄力によって、より強く光輝く右腕の籠手。

 

完了した蓄力、黒い砂地を蹴り、駆け抜けたオレは右拳を振りかぶる。

 

「悪いな、オレ達の勝ちだ!」

 

凄まじい轟音、周囲に広がる衝撃波。

 

獣の顔面に叩き込んだ右腕の拳が、黒い巨大な獣の頭部を完全に消し飛ばす。

 

最後は、一撃で決着となった黒い獣との戦い。

 

戦いが終わって残った獣のドロップアイテムを、スキル【竜息吹】で竜のブレスが使えるゲドにも手伝ってもらって剣に加工してみたが、凄まじく頑丈な剣になったことは確かだ。

 

「覇爪」と名付けたこの剣は、不壊属性よりも上の完全不壊属性ともいえるものが付与できた剣となり、オレが全力で振るっても壊れない初めての剣となった。

 

その後、オレのステイタスを女神ヘスティアに確認してもらったが、ランクアップが可能になっていたらしい。

 

やはりあの黒い巨大な獣との戦いに勝利したことは、偉業だったみたいだ。

 

Lv6にランクアップさせてもらうことにして、選んだ発展アビリティは堅守。

 

ジーン・グライペル

Lv6

 力:I0

耐久:I0

器用:I0

敏捷:I0

魔力:I0

 

 鍛冶:B

 彫金:C

 治療:F

 拳打:H

 堅守:I

 

《魔法》

【セイクリッド・ハイネスセラピア】

 

【フルンティング・ネイリング】

 

《スキル》

 

【天性肉体】

 

【鍛冶鍛錬】

 

【友愛鍛冶】

 

【極大治療】

 

【金剛豪拳】

 

【破壊王】

 

【閃光装具】

 

【英雄錬鉄】

 

【覇獣王】

・戦闘中、発展アビリティ、治力、精癒の一時発現

・戦闘中は体力が自動で回復するようになる

 

新たに増えていたスキルは、黒い巨大な獣を倒したことで発現したスキルで間違いなさそうだな。

 

戦闘中にしか発動しない効果ではあるが、使い勝手は悪くない。

 

役立つスキルだと言えるだろう。




ジーンは今回戦った相手がベヒーモスオルタだったことは知らないままでした
ベヒーモスオルタのドロップアイテムを加工した剣は、かなり頑丈な剣になったようです
ゲドがドラゴンのブレスを出せるようになっていなければ、加工できない程に頑丈なドロップアイテムだったことは確かですね
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