連載版 ダンまちトリオ   作:色々残念

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思い付いたので更新します
今回は3300文字くらいになりました


Lv3

Lv3にランクアップすることが可能になっていた私達は全員がランクアップすることを選択し、発現可能な発展アビリティを選んだ。

 

私とゲドは耐異常を選び、ジーンは鍛冶に関係ありそうな彫金を選んでいたな。

 

ヘスティア様に頼んで紙に書き写してもらった私達のステイタスをそれぞれで確認すると、どうやらゲドとジーンには新たにスキルが発現していたみたいだった。

 

モビタ・モビ

Lv3

 力:I0

耐久:I0

器用:I0

敏捷:I0

魔力:I0

 

 射撃:H

耐異常:I

 

《魔法》

 

【ガンスミス】

 

《スキル》

 

【銀矢投擲】

 

【牧場物語】

 

【金色縁】

 

【夢幻三剣士】

 

私のステイタスはこんな感じで、目新しいのは発展アビリティの耐異常くらいだろう。

 

ヘスティア・ファミリアの団長として、紙に書き写されたゲドとジーンのステイタスを見てみると、それぞれ1つずつスキルを発現していたゲドとジーン。

 

ゲド・ライッシュ

Lv3

 力:I0

耐久:I0

器用:I0

敏捷:I0

魔力:I0

 

 幸運:G

耐異常:I

 

《魔法》

 

【リトルフィート】

 

《スキル》

 

【幸運冒険者】

 

【創薬師】

 

【特殊火遁術】

 

【渦槍水流撃】

 

【竜鱗鎧化】

・任意発動で、体表に魔素を吸収して自己修復する装甲を精神力を消費して形成する

・耐久に応じて強度上昇

 

ジーン・グライペル

Lv3

 力:I0

耐久:I0

器用:I0

敏捷:I0

魔力:I0

 

 鍛冶:G

 彫金:I

 

《魔法》

【セイクリッド・ハイネスセラピア】

 

《スキル》

 

【天性肉体】

 

【鍛冶鍛錬】

 

【友愛鍛冶】

 

【極大治療】

 

【金剛豪拳】

・拳の強度を高める

・拳撃の威力上昇

 

ゲドのスキルは防御系で、ジーンは攻撃を補助するようなスキルを発現していたが、どちらのスキルも実際に使ってみて効果を検証する必要がありそうだ。

 

まずはゲドに【竜鱗鎧化】を使ってもらうと、ゲドの身体を覆い始めた竜鱗のような装甲。

 

全身を覆うことも身体の1部だけを覆うようにすることも可能な【竜鱗鎧化】のスキル。

 

精神力を消費して形成されたそのスケイルメイルのような装甲は、並みの鎧よりも遥かに強度が高いと、鍛冶師であるジーンが言っていた。

 

そう簡単には壊れない防御の手段を手に入れたゲドは「これなら前衛で壁役もできるかもな」と喜んでいたな。

 

「ゲドがそのスキル使ってんなら殴ってみても大丈夫か?」

 

装甲を纏うゲドを見て、不意にそんなことを言い出したジーンは、ゲドの【竜鱗鎧化】の装甲の強度が気になっていたのかもしれない。

 

「いやそれはちょっと」

 

物凄く及び腰になりながら断りの声を上げるゲド。

 

「ゲドの防御力よりもジーンの攻撃力の方が強いでしょうし、止めておいた方がいいと思いますよ」

 

ゲドの防御力でも防げないものはあると判断し、私はジーンの行動をやんわりと制止しておいた。

 

「そんなに脆くはないと思うが、まあ、止めとけってんなら止めとくぜ」

 

「良かった。これで俺の頭が指先1つでパーン!と弾けるのは避けられたみたいだ」

 

「流石にそこまではいかないと思いたいところですね」

 

「いや、そんなことはしねぇからな、オレを何だと思ってるんだお前ら」

 

「「暗殺拳の北斗神拳が本当に必要なのか疑問な滅茶苦茶強い拳王」」

 

「それだと拳王は拳王でも北斗の拳の拳王じゃねぇか、誰がラオウだ」

 

「兄者、俺の名前を言ってみろ」

 

「ジャギはラオウにそんなことは言えねぇだろ」

 

「苦痛に耐えられぬ時に飲むがよい」

 

「トキ風に渡さないで、胃薬は普通に渡してくれねぇか」

 

「すいません、私は北斗の拳にはあまり詳しくなくて」

 

「いやそれでいいから、そのままのモビタでいてくれ」

 

なんてやり取りがあったりもしたが、ゲドの新たなスキルについて確かめることはできたので、次はジーンのスキルを検証することになったが、此方は流石にダンジョンで試した方が良さそうだ。

 

という訳でダンジョンに行ってみて、ジーンに様々なことを確認してもらったが、拳が更に頑丈になり拳撃の威力が上昇したことで、武器を使うよりも殴った方が強いという状態になっていた。

 

並外れて力が強いジーンの全力の力に耐えられる武器が、現在は存在していないことから、今のジーンは素手の方が強い。

 

鍛冶師として腕を磨き、今の自分が全力で振るっても壊れない武器を作ることが、現在のジーンの第1目標であるそうだ。

 

鍛冶師として日々鍛冶を行い、鍛冶の腕を上げていくジーン。

 

亜種のウダイオスが残したドロップアイテムである黒剣は、武具の素材として優秀であり、かなり大きな剣であった為、ジーンが自分用に大剣を作成したとしても素材が余るようである。

 

とりあえず剣を失ったゲドに新たな剣を用意してもらうようにジーンに頼んでおいたが、どうやらウダイオスの黒剣を用いてゲドの剣も作ってくれるみたいだ。

 

大きな炉よりも遥かに巨大なウダイオスの黒剣を、振り下ろした拳の一撃で分割したジーンは、小さくなった黒剣の破片を炉へと入れていく。

 

凄まじい高温で熱されて赤くなってきたウダイオスの黒剣の破片を用いて行われる鍛造。

 

振り下ろされていく鎚に打たれて、形を変えるウダイオスの黒剣の破片。

 

鎚の連打が形作るのはウダイオスの黒剣とは、また別の剣。

 

鍛造による加工で姿を変えたウダイオスの黒剣の破片は、1本の長剣と化す。

 

完成した黒い長剣を鞘に納めたジーンは、残るウダイオスの黒剣の破片全てを用いて鍛造を行い、塊のような大剣を作り出した。

 

ジーン用の黒い大剣には「黒鉄」と名付けられ、ゲドに渡された黒い長剣は「黒波」と命名されていたようだ。

 

それから黒いグリーンドラゴンのドロップアイテムである甲殻と皮を用いて作成された黒い軽鎧は「墨焔」と名付けられて私に渡される。

 

ゲドが【竜鱗鎧化】を発現した為、1番防御力が足りていない私に新たな防具が渡されたようだが、ジーンが作成した「墨焔」は良い防具だった。

 

装備の一新が済んだところで、ヘスティア・ファミリアの全員がLv3になったことをエイナさんに報告する為にギルドに向かってみると、仕事に疲れていそうなエイナさんを発見。

 

とりあえずゲドが作成したエナジーポーションというエナジードリンクのようなポーションをエイナさんに渡しておき「今日は何があったの?」と恐る恐る聞いてきたエイナさんに「ヘスティア・ファミリアの全員がLv3になりました」と答えた。

 

「1ヵ月でLv3!」

 

驚愕の声を上げたエイナさんは「この1ヵ月に何があったの!?」と問いかけてくる。

 

「18階層で亜種のウダイオスと黒いグリーンドラゴンが出現しまして、亜種のウダイオスはジーンが、黒いグリーンドラゴンは私とゲドが倒しました」

 

正直に答えた私の言葉を聞いた瞬間に頭を抱え始めたエイナさん。

 

「何で亜種のウダイオスと亜種のグリーンドラゴンが18階層に、しかもそれをLv2で倒してるし、ううっ頭と胃が悲鳴を」

 

頭痛と胃の痛みに苦しみ始めたエイナさんにゲドが作ってくれた頭痛薬と胃薬を渡しておくと、即座に飲んだエイナさんは良く効く薬に喜んでいたな。

 

「たった2ヵ月でLv3にまで到達するとか、ヘスティア・ファミリアはランクアップが早すぎるわよ」

 

「その分、倒せば偉業になり得る怪物との遭遇率も高いんですけどね」

 

「確かに通常よりも強力なモンスターとの遭遇確率が高いから、それは間違いないかもしれないわね」

 

「ジーンが治療してくれていなければ毎回医療系ファミリアの治療院送りになっていてもおかしくないぐらい怪我もしています」

 

「一応、ヘスティア・ファミリアがこれまでランクアップしてきた経緯は記録してあるけど、誰にも真似できないわよこれ」

 

「それはそうかもしれませんね」

 

エイナさんとそんな会話をしたりもしながら、ギルドに提出する書類も用意していたので、それもエイナさんに渡しておき、ギルドを後にした私はオラリオの街中を歩いて、立ち寄った花屋で花を買った。

 

老夫婦が営む花屋の看板娘であるリリルカさんが元気にしていることを確認してから、購入した花をヘスティア・ファミリアのホームへと持ち帰る。

 

「また綺麗な花を買ってきてくれたんだねモビタくん」と喜んでいたヘスティア様。

 

そんなヘスティア様と一緒に用意した花瓶に花を入れて飾ってみたが、白い花弁の花はとても綺麗に見えていたな。

 

「やっぱり綺麗な花があると部屋が華やかになるね」

 

そう言って笑っていたヘスティア様に「確かにそうですね」と同意した私は、教会にもう少し花を飾ってみてもいいかもしれないと考えた。




ゲドのスキル【竜鱗鎧化】で形成された装甲の強度にも限界はあり、ジーンなら容易く破壊することが可能だったりします
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