Super Nova   作:猫間黄泉

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第一章-第伍区-
第一話「目覚め」


 目の前に広がる宇宙。そこにポツンと異質な星が浮かんでいる。

 

 青い星。いや、青かった星――

 

 そんな星が、目の前で大きな音を立てて……

 

 爆発した。

 

 目の前が光に包まれて、爆発の衝撃波が私の元に到達した時。

 

 徐々に体の感覚が無くなって……

 

「……夫?」

 

 何だろう、人の声……?

 

「……た……大……夫」

 

 誰……? 誰かが私を心配してる……?

 

「あんた!大丈夫!?」

 

 あれ……私、何してたんだっけ……?

 

 目を擦ってゆっくり見開くと、そこには1人の女の子が私を覗き込んでいる。

 

「やっと起きた……! 急に倒れるからびっくりしたよ!」

 

 彼女は私の顔を見てそう言った。

 

「……? あなたは……誰?」

 

 私がそう聞くと、彼女は驚いた表情で、

 

「誰……って、もしかして記憶喪失!?」

 

「名前は覚えてる?」

 

 名前……

 

「分からない」

 

 そう答えると、彼女は話し始める。

 

「あなたはライト、私はフェイトだよ。あんたとはさっき会ったばっかだけどね」

 

「フェイト、うん。分かった」

 

「よろしくね、フェイト」

 

 それにしても、どうしてこんな廃れた街に居るのだろうか?

 

「幾つか聞きたい事があるんだけど、いい?」

 

 私がそう言うと、フェイトは頷いた。

 

 私は順番に質問する。

 

 1つ、ここはどこなのか。

 

「ここは侵入禁止区域って言って、普通は入る事が禁じられている場所」

 

 2つ、私は何をしていたのか。

 

「あんたが支援者(ライフガード)志願者だって言うから、私が案内役になったの」

 

 3つ、支援者とはなんなのか。

 

「支援者は、フラクターから街を守る為に派遣される部隊の個人名よ」

 

 一通りの質問が終わった私は、「ありがとう」と感謝して、フェイトに主導権を渡す。

 

「結局、支援者にはなるの?」

 

 とは言っても、支援者が具体的になんなのかは分からない。

 

 ただ、ならなかったら……

 

「ならなかった場合はどうなるの?」

 

 そう私が聞くと、フェイトは真剣な顔で……

 

「無防備な状態でここから出なきゃ行けなくなる」

 

 というと?

 

「もちろん、私も付いていくけど……正直、ここから出るまでどれだけ掛かるか分からないから、ならない選択肢はないと思った方がいいよ」

 

 何も分からないなら大人しく従おう。

 

「分かった、なるよ。支援者に」

 

「いいのね?」

 

 私の顔を見てそう言うと、フェイトは背負っていたバックから近未来的な球体を出した。

 

「ほら、ここに手をかざして」

 

 言われた通り、球体の上部?に手をかざすと――

 

「個体名:ライトを支援者として登録しますか?」

 

 と球体が喋り出した。

 

「そしたら、承諾って言って」

 

 フェイトに従って、

 

「承諾」

 

 と私が言うと、球体は

 

「個体名:ライトを支援者として登録。ホログラフを生成します」

 

 と言い、上部から光を出し始めた。

 

「何これ? 剣?」

 

 私がそう聞くと

 

「はい、個体名:ライトに適応するように作られたホログラフです」

 

 球体はそう言うけど……ホログラフって何? と気になって、フェイトに聞いてみた。

 

「ホログラフは、支援者専用の武器よ。それはあんたにしか使えない剣だから、大事にね」

 

「この作業台(マジッククラフト)はあんたにあげるから、剣が邪魔になったらすぐにしまえるよ」

 

 こんな球体にそんな力が……と驚いていたが……

 

 この剣……果たしてどうやって扱うんだろう……

 

 

 

 

 

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