生徒に、家族を。   作:木林8852

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こんばんは、木林です。

いよいよ先生の登場です。

今更ですが、、




この小説は「ブルーアーカイブ」のネタバレを含みます。
また、本家の先の展開を知っておくとわかりやすい物もあるかもしれません。


まぁ、つまり、本編をしてから見よう!!




暁と悪魔(アビドス対策委員会編)
16話 主人公


 

 

「ゲールさん、こんにちは!」

 

「はい、こんにちは。」

 

「ゲール、そのエデン条約関連の書類をこっちに、、」

 

「えぇ、どうぞ。」

 

今日も書類を捌く。尋常な量では無いが、、前線でパトロールを頑張る委員もいるのだ、頑張らなければ。

 

 

「ジジッ次のニュースはD.Uで最近、脱獄した七囚人である小坂ワカモが目撃されたとの事です。コレについては現在ヴァルキューレが鋭意捜索中との事、、」

 

 

今日は気分転換にニュースを聴いている。クロノスは過大報道も多いが、、作業用BGMくらいにはなる。

 

 

「、、それでは、次のニュースです。」

 

「連邦生徒会長が動きを見せなくなってから、早数週間、いったい何をしてらっしゃるのでしょうか、、」

 

 

、、、、

 

確かに彼女は何週間も表だった活動をする事は無かった。

何かあったのかと他の自治区の者も心配していた事だろう。

 

最近ゲヘナは特に治安が悪い。

他の自治区では、ミレニアムサイエンススクールの発電所がシャットダウンしたとか、、、

 

 

「あーー!もう!連邦生徒会長は何してるんですか!」

 

「何週間も何週間も、、、」

 

 

「、、そろそろ限界ね。」

ため息を吐いた後、ヒナ様は何か決めた様に立ち上がった。

 

「もうそろそろ連邦生徒会に赴いて、説明を求めよう。」

 

「そうと決めれば、、誰が向かいますか?」

 

「各学園の鬱憤も、相当に溜まってるはず、、」

 

「私が直接出向くべきか、、」

 

 

 

「ひ、ヒナ委員長!報告します。」

 

緊迫した空気感の中、1人の委員が入って来た。

 

「本日も、ゲヘナ自治区の様々な場所で規則違反者が多発!また、単純な犯罪行為の増加、他にも違法兵器の流通量が急激に増えています!」

 

 

「、、チッ!こんな時に限って、、!」

アコは舌打ちをした後、書類にシワができるほど強く握りしめた。

 

「、、こんな時だから、かも。」

 

「委員長どうする?準備はできてるぞ!」

銃の点検をしていたイオリが立ち上がった。

 

「、、、チナツ。」

 

「、、?はい。」

不安そうに服の裾を握っていたチナツに、声がかかる。

 

 

「急で悪いけど、、今から連邦生徒会に行って来て。場所は分かるよね?」

 

「、、えぇ、私でよければ。」

そういうとチナツは素早く荷物をまとめ始めた。

 

 

「よし、アコは一、二部隊の指揮、ゲールは私の部隊と三部隊の指揮をお願い。」

 

「「分かりました。」」

 

 

「チナツ、、気をつけてね。D.Uに災厄の狐が居るという情報がある。」

 

「、、はい。委員長も、頑張って下さい!」

 

 

 

そういうとチナツは本部を出、風紀委員会の車に乗って行った。

 

 

 

「、、では、皆さんいきましょう。」

 

「皆さん、私が指揮を取ります。頑張ってください。」

アコとゲールがオペレートをし始めた。

 

「「作戦開始。」」

 

 

〜 〜 〜

 

 

ガタン、、ガタン、、

 

私は今、D.U行きの特急に乗っている。

 

それにしても、、連邦生徒会長に動きが見られない、、

あまり知っている人物では無いが、、恐らく肩書きの重さに逃げる様な人では無いはず、、

 

少なくとも連邦生徒会長に何かあったはずだ。

 

ふとSNSを開くと、トレンドに"#連邦生徒会長"とあった。

連邦生徒会公式も連邦生徒会長についての情報は出していない。

 

不安だ、、

 

 

ピロリロピロリロピロリロリン♪

 

 

、、着いた様だ。

 

 

〜 〜 〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「、い。先生!」

 

「、、、起きてください!先生!」

 

「ユウ先生!」

 

「、、、んん、」

ユウ先生と言われた男は、起きろと言われ、思わず顔を背けた。

 

「、、ユウ先生?」ピキピキ

 

「んん、ごめんごめん、起きるから、、」

のそのそとユウは起き上がり、ネクタイを締め直した。

 

 

「、、かなりお疲れだった様で?」

 

「夢でも見てましたか?、、まぁ、いいです。」

 

「もう一度、状況をお伝えします。」

 

「私は七神リン。学園都市「キヴォトス」の連邦生徒会所属の幹部です。」

メガネをくいっと持ち直したあと、彼女はそう告げた。

 

 

「そして貴方は、私達がここへ呼び出した先生、の様ですが。」

 

「実は私達も先生がここへ来た経緯を詳しく知らないのです。」

 

ユウは目を擦りながらうんうんと相槌をついている。

 

「寝起きに申し訳ないのですが、、」

 

「どうしても、先生にやっていただかなければならない事があります。」

 

「学園都市の未来を懸けた大切な事、です。」

 

 

「は〜い。ついてけばいい?」

 

「、、調子が狂いますね。」

 

 

そのあとユウはエレベータ内で七神リンからキヴォトスの説明を受けた。

 

 

チーン

 

〜 〜 〜

 

「、、貴女も、それで連邦生徒会に?」

 

「えぇ、本当に、こっちも困ってるのよ!早く連邦生徒会長に説明を求めないと、、」

 

青髪のミレニアム生徒と話していると、エレベータが降りて来た。

 

 

チーン

 

ざわめくロビーに代行が降りて来た。

 

そこからは各学園から説明を求める声や、半ば愚痴の様な声も聞こえて来た。

 

そして青髪の生徒、、早瀬ユウカさんからの質問に、代行はこう答えた。

 

 

いま、連邦生徒会長は席におらず、従って「サンクトゥムタワー」の管理者が居ないため、行政制御権が無いのだと。

 

だが、横にいる「先生」こそが、鍵となってくれるのだと。

 

 

、、、正直に言うと、先生も、何が何なのか分かっていないように見えたのだが、、

 

 

その「先生」は、連邦生徒会長直々の指名で、外の世界からこのキヴォトスに来たらしい。元々は「シャーレ」というとんでもない機関の顧問として、呼ばれたらしい。

 

混乱する生徒が多い中、先生は私達に挨拶をして来た。

 

「こんにちは、私は、、ここで先生をする事になりました。ユウ、といいます。みんな、よろしくね。」

 

とても、、爽やかな方だった。

 

 

後の話を総合すると、その「シャーレ」の部室に、先生をお連れしなければならない。が、そこは連邦生徒会に恨みを持つ生徒により、戦場になっている。

 

なので、今いる方々で先生を護衛する、、と言う事だった。

 

 

 

先生は外の世界から来た人、、銃弾一発が命の危機に関わる。

なのに、先生は私達の指揮をすると言い始めた。

 

結果からいうと、戦闘はスムーズに終わった。

まるでゲールさんの指示を受けている様だった。

明らかに見えない場所まで見えてる気もするが、、

 

 

 

そうして戦場を進んでいると、代行から連絡があった。

この騒動の主犯は災厄の狐、孤坂ワカモで、あると。

 

ワカモには逃げられたが、、無事に先生をシャーレまで護衛できた。

 

 

その後、先生の活躍によりサンクトゥムタワーが復旧し、一応の問題解決はできたとして、私は帰ることになった。

 

 

〜 〜 〜

 

「以上が、報告です。」

 

「ありがとう、チナツ。」

 

「、、ユウ先生、ね。」

ヒナ様が腕組みをしながら頷いた。

 

「(キヴォトスの、、外、、)」

 

 

ここが元の世界とはあまりにもかけ離れているから考えていなかったが、、外の世界というのがあるらしい。

 

それがあんな国なら、、私に縁はない。

 

 

「疲れたでしょ、チナツ。もう帰っていいよ、ゆっくり休んで。」

 

「分かりました、ありがとうございます。」

 

 

 

 

 

火宮さんが帰った後、私たちは書類を捌きながら話していた。

 

「ゲール、どう思う?」

 

「、、ユウ先生、ですね。」

 

「火宮さんからの話を総合すると、、悪人では無いですが、注意は必要でしょう。」

 

「誰も突破できなかったサンクトゥムタワーを奪還し、ありあわせの生徒で災厄の狐を撃退した、、」

 

「非常に優秀な人物でしょう。」

 

「ですが、得てして優秀な人物というのは、波紋を呼ぶ物です。それは、津波になるかもしれません。」

 

「、、貴方も、そう思う?」

 

「敵には回したく無いですね、、」

 

「そうね、、」

 

日も落ちた風紀委員会本部で、2人のため息が重なった。

 

 

〜 〜 〜

 

「はあ〜!疲れた〜!」

彼は、、大きく伸びをした。

 

「アロナ〜?」

彼はタブレット端末に、声を掛けた。

 

「はい!ユウ先生!どうしました?」

 

「明日のスケジュール考えといて〜」

 

「えぇ!?そんないきなり言われても、、」

 

「お願いだよ〜もう疲れたんだ〜」

 

メインオペレータシステムは、指を何度かおでこに当てた後、頬を膨らませながら言った。

 

「もう、しょうがないですね、、このスーパーアロナちゃんに、任せてください!」

 

「ありがとう〜!アロナ〜!」

彼は指で画面の少女を撫でまわし始めた。

 

「うぅ、えへへ。くすぐったいですよ。」

 

「そういえば、、私以外に、先生はいないの?」

何気ない疑問をぶつけてみる。

 

「そうですね、、先生、は居ませんが、生徒のサポートをする大人はいますよ!」

 

「誰?」

 

「ゲヘナ学園に、空崎ゲール、という人がいます。」

 

「ゲヘナ学園、、チナツがいるとこか。」

 

「どんな人?」

 

「それ以前の経歴は不明ですが、2年前に現風紀委員長の空崎ヒナさんと出会い、仲を深め、風紀委員長補佐になったとの事です!」

 

「ほ〜ん。」

頭を掻きながらユウは目を細めた。

 

「空崎ヒナさんのボーイフレンドって事?」

 

「二人の関係は、、交際関係、というより、家族に近いと思います!」

アロナは少し頬を赤らめながら言った。

 

「へ〜家族か、、」

 

「いいね。」

腕を頭の後ろに置き、ユウは目を閉じた。

 

 

 

 

「アロナ〜子守唄歌って〜」

 

「もう〜私は先生のお母さんじゃないんですよ〜!」

 

「ふふっ、、はいはい、お休み〜」

 

「あっちょっと!先生!充電をして下さい!」

 

「ZZZ...ZZZ...ZZZ..」

 

「先生〜!起きてください〜!」

 

 

 

 

ー  ー  ー

 

ユウ先生

 

この物語の主人公。

身長172cm、体重67kg、23歳。

 

おっとりとした性格で、喋り方もゆっくり。

生徒を何よりも大切にする。

 

好きな事は楽をする事。

嫌いな事は生徒が酷い目に合う事。

そんなのキヴォトスじゃ日常茶飯事。

 

よくメガネを壊すのが悩み。

 

名前の元ネタはYOU(貴方)

君が主人公や!

 

ー  ー  ー

 

空崎ゲール

 

この小説の主人公。

身長169cm、体重68kg、21歳。

 

空崎ヒナの大切な家族。

悲惨な過去を持っている。

 

好きな事は誰かの手伝い。

嫌いな事は殺人、自分。

過去は消えない。

 

キヴォトスでは珍しく、銃を携帯しない。代わりに、変わった形の剣を挿している。コートの下は投げナイフや捕縛用のワイヤーなどが入っている。

 

名前の元ネタは、、ゲーム、DARKSOULS IIIの奴隷騎士ゲール。及び、Bloodbornの最初の狩人、ゲールマン。作者はフロムゲー大好きマンなのでね。

 

ー  ー  ー

 

 

 

 





そろそろ在庫がなくなってきたので、、

できたら週一回、土曜日に投稿していく所存です。


これからも暖かい目で、ご覧ください。
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