生徒に、家族を。   作:木林8852

17 / 38

どーも、木林です。

これから投稿は多分この頻度になります。

それでもみてくれるなら、、とても、嬉しいです。


17話 アビドス

 

 

 

このキヴォトスに先生がやって来て、少し。

 

どうやら現在先生は、アビドス高等学校にいるらしい。

 

何でも滅びかけた学校には、迷惑な「お客さん」がたくさんくるのだとか。

 

今日は、、ヒナ様と、出張に行きました。

留守の間の指揮は天雨さんに一任しております。

そういえば、、ここは一応アビドス近郊、ですね。

 

 

「ヒナ様、すみません。喉が渇いたので飲み物を買って来ます。」

 

「うん、なら私の分もお願い。」

 

「承知しました。」

 

 

いやぁ、最近の自動販売機は便利ですね!

カードも使えるし!

 

 

コツコツ、、コツコツ、、

 

 

〜 〜 〜

 

 

「ふむふむ、、噂の先生がアビドスに、、」

 

「エデン条約も近づいて来ましたし、、」

 

「イレギュラーがどんなものか、見てみましょう。」

 

 

 

「アコ行政官!便利屋がアビドス近郊に現れたとの事です!」

 

 

「、、!そうですか。」

彼女は静かに右手に力を込めた。

 

「ふふふ、、正に、吉兆ですね。」

 

 

〜 〜 〜

 

 

「大将!柴崎ラーメン四つ!」

ムツキが元気に手を上げて注文した。

 

「あいよ!嬢ちゃんら、すぐできるから待っててな!」

 

 

そうして数分、、

目の前には、とても美味しそうなラーメンが並んだ。

 

 

「ひ、一人一杯、、こんな贅沢してもいいんですか?」

 

「替え玉が欲しかったらいいな。アビドスんとこのお友達みたいなもんだろう?」肩を回しながら大将は笑った。

 

「うん、、美味しそうだね。」

割り箸を割りながらカヨコがつぶやいた。

 

「その割には人少ないねー。」

 

「まぁ立地が立地だからかなー?」

ムツキは全員分の水を注いでいる。

 

 

「それじゃ、、いただきま、、」

 

「、、、、じゃない。」

 

「、、ん?社長?どうしたの?」

 

 

みるとアル社長がわなわなと震えていた。

 

 

 

 

 

 

「友達なんかじゃないわよーーーー!!」

 

 

〜 〜 〜

 

 

「み、皆さん!」

 

「前方半径10km内で爆発が、、!」

 

「し、、柴崎ラーメンが、、!」

奥空アヤネは、青ざめながら報告して来た。

 

「柴崎ラーメンが、消えてなくなってしまいました!」

 

「え!?何で柴崎ラーメンなんか、、」

 

「まさか、私を狙って、、?」

怒りで拳を握りしめたセリカが考えを口に出した。

 

「ん、セリカ。憶測は後!今は現場に!」

シロコがセリカを諌め、銃を持ち出した。

 

 

「よし、みんな!何が起こったかわかんないけど、、」

 

「柴崎ラーメンに行こう!」

先生が音頭を取り、みんなが部室から飛び出していく。

 

「先生!ホシノ先輩にはこちらから連絡しておきます!」

 

「急いでください!」

 

 

〜 〜 〜

 

 

「あの、イオリさん、本当にいいのですか、、?」

砲撃員は不安そうに後ろに振り向いた。

 

「構わない。」

 

「でもあそこラーメン屋だったらしいですよ?民間人が残ってるんじゃ、、」

 

「、、確かにそうだな。だが、もうあそこは廃墟だ。民間人を保護したら、、」

 

「砲撃の準備を。」

イオリはピンっと指を差して指令を下す。

 

「よ、よし。第一部隊!民間人が居ない事を確認次第報告!居た場合は迅速な保護を!」

 

「「了解!!」」ザッザッザッ

 

 

 

 

 

「やばいやばいわ!風紀委員会が来てる!」

いつものごとく白目を剥いてアルが慌てる。

 

「チッ、アイツら、、速い、、!」

 

「やばっ!第一部隊じゃん!勝てる?」

 

「てかアビドスの子達も来るでしょ、逃げた方が良くない?」

 

「うぅ、アル様、、どうしましょう、、」

 

「、、マズイね、傭兵は呼ぶけど、、間に合うか。でもヒナとゲールさんは居ないから、、」

 

「もう来たわ!取り敢えず戦闘よ!」

一応キリッとした顔になってから、アルは銃を構えた。

 

 

 

 

 

 

「報告!民間人を発見!気絶していますが、、」

 

「近くのシェルターに運んでおいて。」

 

「(まぁ、どうせアビドスの土地では無いし、、)」

 

「では、、第一部隊、退避しろ。」

イオリが徐に手を挙げて、、

 

「榴弾、発射。」

ヒュンと風を切り、降ろした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「大将ーー!!」

そろそろ店が見える頃だ、セリカが走りながら声を上げる。

 

「ホシノ先輩、、連絡が来ない、、!」

 

「はぁ、はぁ、みんな、早いよ、、ぜぇぜぇ、、」

 

「、、先生!」

ペースが落ちて来ていた先生をノノミはおんぶした。

 

「あっちょっと、、「急ぎますよ!」」

 

「(、、、いい匂い。じゃなかった、柴崎ラーメンは、、)」

 

その時、、

 

 

ドグオオオオオン!!!!

 

 

爆発音が鳴り響き、煙が上がる場所があった。

 

「ッッ!大将!」

 

柴崎ラーメンに辿り着くと、そこは既に戦場だった。

便利屋率いる傭兵軍団と、ゲヘナの風紀委員会が激突していた。

 

「なに、、これ、、」

シロコは思わず呟く。

 

「なぜ、、風紀委員会が、、」

アヤネも呆気に取られたようだ。

 

「大将は!?無事!?」

 

「、、近くのシェルターにいます!ですが、、意識がないようです。」

 

「、、アイツらが!!」

セリカが怒りを込めて銃をリロードした。

 

「まってください、セリカちゃん。」

 

「風紀委員会なら急に民間の施設を爆破するなど、、便利屋がいたとしても考えられません。」

ノノミは冷静に、場を落ち着けるように話す。

 

「なので最初の爆発は便利屋の仕業かと、、」

 

「どっちだっていいわよ!!!」

 

「二回目は風紀委員会でしょ!」

 

「、、確かに、どちらも同罪!」

シロコはドローンを起動した。

 

「、、取り敢えず、ゲヘナの人達が、このアビドスで勝手に戦っている事は事実です。」

 

「こんな学園の権利を無視するような暴挙、、許されることではありません!」

 

「今から交戦します!先生!指示を!」

 

「(うーん、、大丈夫か?)、、よし、みんな!行くよ!」

 

 

 

 

 

 

「二時の方向から謎の勢力が接近!」

 

「こちらに戦闘を仕掛けて来ました!」

 

「あれは、、アビドスの生徒です!」

 

「アビドス?まぁいい!撃ってくるなら執行妨害だ!交戦、開始!」

イオリが部隊を率い、アビドスの生徒たちの方に走って行った。

 

「、、待ってください!イオリ!アビドスの連中の中に、、シャーレのユウ先生が確認できました!この戦闘、、行ってはいけません!」

 

「でも撃って来てるぞ!やるしか無いだろ!」

そういうや否や、イオリは発砲を始めた。

 

 

 

 

〜 〜 〜

 

「ん!許さない!」

 

「シロコ!あのツインテールの子、かなり強そうだ!注意して!セリカは射撃で牽制!ノノミは掃射でまとめて倒して!」

 

「ハリちゃん、あそこのミニガン持ちを倒して!全員!先生は撃つなよ!」

 

そういいながら、イオリはシロコのドローンから放たれたミサイルをステップで躱しつつ、弾を撃ち込む。

 

「、、痛い!」

 

近接に潜り込まれたシロコは、銃床でイオリに殴りかかった。

だが、それをイオリはハイキックで弾き、腹に掌底を叩き込む。

 

「、、ぐっ、」

 

「、、腕を入れたか。」

 

しかし衝撃の直前、シロコは間一髪間に腕を入れていた。

そこにノノミから弾丸の雨が飛ぶ。

 

「許しませんよ〜!」ズドドドド

 

「チッ、、痛いなぁ!」

 

 

ズダァァン!!!

 

 

突如、ノノミの銃が大きく向きを変えた。

 

「、、あ、貴女の目標は、こっちです!」

 

「痛いですね〜⭐︎お仕置きです!」

 

ノノミからの掃射をハリスは全力で走り、躱そうとする。

だが、それは無茶というもの。少し被弾している。

 

「ひゃーー!!」

 

「待て待て〜!」

 

被弾が多くなり始めた頃、、ハリスが転んだ。

 

「(、、チャンスです!)」

 

「ッ!まずい!ノノミ!」

先生は何かに気づき、静止しようとしたが、間に合わない。

ノノミは銃を大きく振って目標に合わせた。

 

 

「もう、、構えてます。」

 

ハリスは転ぶ瞬間にローリングして死角でリロード、ノノミの方向転換の際に構えを終えたのだ。

 

 

 

ズダァァン!!!

 

 

「うぅ、、痛いですぅ、、」

 

狙撃が決まった瞬間、上からドローンで何か落ちて来た。

 

「ノノミ先輩!救援物資です!」

 

「わぁ!ありがとうございます〜!」

 

 

「、、手強いですね。」

 

 

 

 

 

一方便利屋は、、

 

「ムツキ!こっちに爆弾!」

 

「はいよ!社長!」ブンッッ

 

「ヘルメット団、こっちの部隊を相手して。」

 

「しゃーねーな、、追加料金はたんまり貰うからな!」

 

「アル様を、、傷つけるなぁ!!!!!」

ダァンダァンダァン!!!

 

 

〜 〜 〜

 

「、、チッ、便利屋に加え、傭兵ですか。」

アコはモニターを見ながら、恨めしそうに舌を鳴らした。

 

「アビドスの相手で一部隊が使えないので、、なかなか厄介ですね。」

 

「ですが、、」

 

「手榴弾だ!蹴り返せ!」

 

「距離を詰めろーー!」ダッダッダッ

 

「負傷者は仮説テントへ!!」

 

「、、時間の問題ですね。」

アコは勝ち誇った笑みを浮かべた。

 

確実に便利屋達は追い詰められている。風紀委員会の練度がゲールにより高まったのが原因だろう。

 

そしてそれは、、アビドスにも言える事だ。

 

 

 

 

 

「っ、はぁはぁ、この人達、強い。」

 

「も、もうダメです〜。」

 

「くっ、、まだよ!かかって来なさい!」

 

「み、みんな、、」

アビドスの面々は既にギリギリだ。

 

 

「、、ふぅ、ふぅ、」

 

「なかなかやるな、、」

 

「そろそろ、、投降してくださいぃ、、」

風紀委員会もかなりの消耗をしているが、アビドスに負けるほどでは無い。

 

 

 

「、、、チナツ。」

 

「、、先生。再会が、こんな事になるとは、、」

チナツはバツが悪そうに目を逸らした。

 

「私たちは、、アビドス対策委員会です!あなた方は、、なぜこんな所にまで、、」アヤネが精一杯大声で話す。

 

「それには私が答えましょう。」

通信が入って来た。

 

「こんにちは、アビドスの皆様。私はゲヘナ学園所属の行政官、アコと申します。」

 

「今の状況について、少々説明したいのですが、、宜しいですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「事の発端は、便利屋がゲヘナからアビドス近郊に活動地点を変更した事です。」

 

「何があったのかは存じませんが、、」

 

「便利屋の情報を集めていると、突然ラーメン屋が爆発したとの情報が入ってきました。」

 

「そして私達がそこに行くと、爆発地点の中に便利屋がいたのです。」

 

「私達は事態は一刻を争うと考え、民間人の方を保護し、シェルターに入れたところで砲撃を開始しました。」

 

「あなた方は恐らくその場面を見て私達が砲撃の犯人と誤解した、、または、アビドスの近くの店の襲撃により、戦わざるを得なかった。」

 

「違いますか?」

淡々と話をするその顔には、自信があった。

 

 

ー  ー  ー

 

アビドス高等学校

 

昔はキヴォトス最大級の規模の学校だった。

今は、見る影も無く廃れている。

 

ー  ー  ー






風紀委員会がバカ強いせいでアビドスに負けなさそうだよ〜!
これから先、どうなっちゃうの〜!?




因みにいま別世界のゲール君をとんでもない目に遭わせてます。

普通にR18クラスですね、クォレは、、、
もし見たい人が居たら、、



、、お気に入り登録とか、感想とか書いてくれると嬉しいな〜!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。