生徒に、家族を。   作:木林8852

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やぁ、ボブだよ。
、、違うよ、木林だよ。

ん?なんで土曜日じゃないのに投稿してるかって?

、、宣伝だよ。


今さっきR-18ゲール君描いてきたから。
投稿もしてきた。


「家族には、久遠の愛を。」


よかったら見てね。






19話 大人の考え

 

 

 

 

あれから私は資料室をひたすら探索している。

ここは埃っぽくてかなわない。

 

「ええっと、、小鳥遊、、ホシノ、、、あった。」

 

「どれどれ、、」

 

 

ー  ー  ー

 

小鳥遊ホシノ(15歳)XXXX年当時。

 

アビドス高等学校所属。

アビドス生徒会副会長。

 

単体で多数の不良の殲滅、蹂躙を確認。

ショットガンを用いたインファイトを得意とする。

 

〜〜〜

 

ー  ー  ー

 

 

成程、小鳥遊ホシノさんは生徒会の副会長をしていたらしい。

そしてかなりの戦闘力もあったとか、、

 

ん、、もう一人、、新しいな。

 

 

ー  ー  ー

 

十六夜ノノミ (16歳) XXXY年当時。

 

アビドス高等学校所属

アビドス廃校対策委員会。

 

〇〇日に、「ネフティスグループ」のご令嬢という情報が確認された。様々な政治についての情報を持つ可能性あり。

 

そしてアビドスはかつて「雷帝」の関与があった可能性があるとして、、、

 

ー  ー  ー

 

 

こちらは、、あのゴツイ銃を持っていた娘か。

そんな過去があるとは、、

 

あとは、、

 

 

ー  ー  ー

 

カイザーグループ(企業)

 

民間軍事会社や銀行、インフラ整備、コンビニ経営、リゾート開発、兵器開発、、様々な事業に手を伸ばす企業。

 

直接的な事はないが、かなり犯罪行為に際どいとされるところまで行なっている。

 

他の自治区にも事業を広めるなど、問題に発展する可能性あり。

 

〜〜〜

 

ー  ー  ー

 

 

このくらいあれば大丈夫だろう。

私はそれらの資料をダンボールに詰めて持って行った。

ちょっとぐらい借りても、、バレへんか!

 

 

帰った後は天雨さんが反省文を書く傍ら、書類仕事をして終わった。

 

 

「すみません、ヒナ様。私は今日やることがありまして、、ここに残らせていただきます。」

 

「そう?わかった。じゃあバイバイ、ゲール。」

 

 

 

 

 

 

とっくに日は暮れている。思索にはもってこいの時間だ。

 

 

 

まずは、、なぜ小鳥遊ホシノはあそこに居たのか?また、取引とは?

 

小鳥遊ホシノに取引を行う存在、、アビドスが借金をしているカイザーグループだろう。

 

取引の内容は、、

 

①アビドスの借金関係

②小鳥遊ホシノ個人について

 

ぐらいか?

 

 

 

①はあり得そうだが、、現在アビドスは金利分はなんとか返せているという。

 

 

だが返しきるには膨大な時間がかかる、それも何十、何百年単位だろう、このままだと。

 

 

なので、カイザーグループは別の手段を提示してくるに違いない。

売れるメジャーなものは、、土地、だろうか?

 

 

けれど、あんな砂漠になんの価値があるものか。

 

 

でも、実際にカイザーグループはアビドス砂漠の土地を買取り、何か良からぬ動きをしている、、、

 

 

 

 

②は、、正直言ってないと思う。

 

小鳥遊ホシノは確かに優秀な戦闘者のようだ、、民間軍事会社に取り込む予定なのかもしれない。

 

 

だか、私から言わせれば、突出した個人など軍の統制には不要だ。それに、下に着く代わりに借金を軽減、または帳消しなど、、アビドスという金づるを易々と手放すとは思えない。

 

 

アビドスに一番執着しているのは小鳥遊ホシノだ。それを取り込んでもアビドスが無くなるだけだろう。金づるも無くなる。

 

 

それか、消えてくれる事を願っているのか、、勝手に入ってくる金を消してなお、土地が欲しいのか、、

 

 

土地関係に狙いを変えた方が良さそうだ。

 

 

 

 

黒服、という人について考えてみよう。

そのまま考えると黒スーツの人なのだろう。

 

 

だが、裏を返せばそれ以外に特徴がない、または本性が知れない、という事だろう。

 

 

黒服は何度も彼女に取引を行っているという、、

それは何故か?

 

 

先程の理由から、戦闘者としての価値はギリギリ釣り合わないと思う。土地関係ならばアビドス全体に取引を持ち掛ければ良い。あんな場所に一人小鳥遊ホシノを呼び出す理由がない。

 

となると個人的な理由か、、

 

 

 

 

そうやって思案を続けている途中、ふと気になる点を見つけた。

 

 

「小鳥遊ホシノと十六夜ノノミの入っている組織の名前が違う、、?」

 

 

小鳥遊ホシノは「アビドス生徒会」であり、十六夜ノノミは「アビドス廃校対策委員会」である。

 

 

単に名称が変わっただけか、、?

だが、生徒会と委員会だと、かなり違う気がする。

 

 

それに報告書では、ある生徒は「私達はアビドス廃校対策委員会だ。」と言っていたらしい。今生徒会は無くなり、私達がそれの代わりなのだとも。

 

つまり、あの場にいなかった小鳥遊ホシノ以外はアビドス廃校対策委員会所属だという事だ。

 

 

 

私はなんとなく連邦生徒会の公式サイトにアクセスした。

 

そこには各学園の生徒会の名前ぐらいは記載されているはずだ。

 

 

トリニティならティーパーティー、ゲヘナなら万魔殿、ミレニアムならセミナー、、そんな風にだ。

 

アビドスは、、

 

 

 

 

ー  ー  ー

 

「アビドス高等学校」

 

生徒会「アビドス生徒会」

 

ー  ー  ー

 

 

やはりアビドスはアビドス生徒会が生徒会としてあるらしい、現在も。

 

 

これなら、、

 

 

 

小鳥遊ホシノが取引をしつこく誘われる理由が分かった。

これなら①、②、どちらも達成できる。

 

要は小鳥遊ホシノが全ての鍵であり、最大の弱点なのだ。

 

 

 

 

 

そして、、小鳥遊ホシノは取引を断れない。

彼女にとってはアビドス存続こそが一番の願いだから、、

 

 

 

先程とある情報が入った。

アビドスのカイザーに対する借金の金利がとんでもないことになっていると言うものだ。

 

恐らくカイザーと接敵した可能性が高い。そして問題が起こったのだろう。

 

この考察を、アビドスに、小鳥遊ホシノに告げた方が良いだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

、、、自ら破滅に向かう子を、黙って見ているわけにはいかないか。

 

例えそれが、彼女が望んだ道だとしても。

 

その道は悪意で舗装されている。

 

あの大人も、策を弄するのだろうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

、、、もうこんな時間か。終電も過ぎている、、

 

明日の始発でアビドスに行くか。

 

眠い、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、今からでも行こう。

 

免許も取ったしな、、

 

 

〜 〜 〜

 

 

「、、、先生。貴方は、優しいんだね。」

砂漠を歩きながらそう、呟いた。

 

「でも、これは私の問題。」

 

「先生なら、きっとみんなを、、」

スマホで"彼"に連絡した。

 

 

〈着いたよ〉

 

〈どうぞ、ロックは解除しました〉

 

 

スマホをポケットにしまった後、彼女は廃ビルに入って行った。

 

 

(誰にも会いたくなかったから、、真夜中に来たけど、、)

 

(眠いな、、)

 

 

 

コツ、コツ、コツ、コツ、

 

 

ガチャ、、、

 

 

 

 

 

 

 

「お待ちしておりましたよ、小鳥遊ホシノさん。」

そう言いながら、目の前の不気味な男は笑ったように見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜 〜 〜

 

 

(、、、荷物、纏めないと。)

 

あの後私は契約書にサインした。これでアビドスは救われる。

 

(ユメ、先輩。)

 

私は貴女との、皆との思い出が詰まったあの場所だけは、、

 

守って見せます。

 

 

サク、サク、サク、

 

 

(アヤネちゃん、セリカちゃん、シロコちゃん、ノノミちゃん。)

もう会う事もない後輩達の名前を心の中で呼んだ。

 

(、、、先生。)

私が初めて信用できた大人にも。

 

 

 

 

(さよなら。)

 

 

 

サク、サクサク、サク、サクサクサク、

 

 

、、、?

 

 

 

 

 

「、、、こんにちは、小鳥遊、ホシノさん。」

目を上げると、そこには確か風紀委員会のとこにいた、義足の男がいた。

 

「え?えっと、、貴方、誰だっけ?」

 

「私は、、空崎ゲールと、申します。」

そういうと彼は軽くお辞儀をした。

 

「、、そうなの。なんでこんなとこにいるかは知らないけど、、これから大事な用事があるから、、」

そういうと私は下を向き、歩き始める。

 

「、、、その大事な用というのは、貴女の後輩に消えない傷を残す事ですか。」

 

ピクッ

 

「、、、何しに来たの?」

少し威圧感を込めて言った。

 

「逆に聞きます。何をするつもりですか?」

彼は、、鋭い目で言い放った。

 

 

「、、、」

「、、、」

長い沈黙が続く。

 

 

それを破ったのは、やはり彼だ。

 

 

「何故貴女には、、あれほどの取引が、持ちかけられたのか。不思議ではありませんか?」

 

「、、なんで知ってるのかな?」

 

「ちょっとした事で、知る機会があったのです。」

 

 

「、、まぁいいよ。それで?確かに不思議だよ?」

 

「貴女は、、仲間を頼るべきでした。後輩を、先生を。」

 

 

「話の意図が見えない。何が言いたいの?」

"あの頃"の目をしながら問い詰める。

 

「、、、」

その時彼は、まるで何か後悔する様な顔で言った。

 

「貴女が居ないと、、アビドスは、ダメなんです。」

そう沈痛な面持ちで呟いた。

 

「、、、私が居なくても、みんなが、先生が居る。だから、、」

 

 

「違います。」

 

「今、あの学校には、、」

 

「学校としての資格がありません。あれは、、最早廃墟といっても良いです。」

 

「、、、え?」

話が飲み込めない。

 

 

「、、このキヴォトスの学校には、学校としての規則が幾つかあります。」

 

「その中の最重要項目が、生徒会がある事なのです。」

彼は感情を押し殺し、淡々と告げた。

 

「連邦生徒会のサイトで調べました。」

 

「このアビドス高等学校の生徒会は、、"アビドス生徒会"。」

 

「貴女が、その最後の役員だったのです。」

 

 

、、、なんだ?あの人は何を言っている?意味が分からない。

 

 

「あそこには、もう学校はありません。」

 

 

理解したくない。

 

 

「、、貴女が、居なくなったから。」

 

 

私が?

 

 

「、、、嘘だ。」

 

「先程、、またあのビルから出てきましたね。黒服というのが居たのでは?」

 

「貴女は、ソイツと契約したのでは?」

 

 

冷汗が背中を伝った。

 

「小鳥遊さん、、大人というものは、狡賢いものです。行動には、裏がある事が多い。」

 

嘘だ嘘だうそだウソだ嘘だ

 

「貴女は、、騙されたのです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

、、、嘘だ。

 

私が、、アビドスを消した?

 

私の、せいで?

 

 

(ちょっと、ホシノ先輩!起きてよ!)

 

(まぁまぁセリカちゃん、こんなに気持ちよさそうですし、、)

 

(ホシノ、起きて。銀行強盗に行こう。)

 

(シロコ先輩〜?今なんて言いました?)

 

(ホシノ。柴崎ラーメンにでも行く?先生の奢りでいいよ。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ホシノちゃん!いつかあなたにも、可愛い後輩が出来る!)

 

(だから、、ホシノちゃんが、守ってあげてね!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だうそだウソだ嘘だうそだウソだ嘘だうそだウソだ嘘だうそだウソだ嘘だ嘘だうそだウソだ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だうそだウソだ嘘だうそだウソだ嘘だうそだウソだ嘘だうそだウソだ嘘だ嘘だうそだウソだ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だうそだウソだ嘘だうそだウソだ嘘だうそだウソだ嘘だうそだウソだ嘘だ嘘だうそだウソだ嘘だ嘘だ

 

 

 

ー  ー  ー

 

、、、嘘ならば良かったのに。

 

ー  ー  ー

 





、、、こっちはだいぶシリアスなのに、、
R-18版はイチャイチャしやがって、、


この小説を読んでくれたそこの君!

まじ感謝。
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