こんにちは、木林です。
小説の事をすっかり忘れておりまして、1日遅れの投稿となります。
今回は作者の趣味のゲーム要素がありえんほど含まれます。
分からない方はつまらん作品になると思いますが、とばしとばしお読み下さい。
25話 旅行
「じゃあ、ゲール。楽しんできてね。」
空崎家、玄関、、、
空崎ヒナは笑って彼を見送る。
「はい。楽しんできます。」
キャリーバッグを引いた空崎ゲールは手を振って歩き出した。
前ん回ぃからのぉぉ!!!
あぁらすじいぃぃぃ!!!!!!
遂に倒れた空崎二人!!
それでもどうにか全ての業務を終え、かなりの余裕が風紀委員会には生まれていた!!!!
そこで空崎ヒナ及び天雨アコは万魔殿を脅はゲフンゲフン、説得して有給休暇をゲールに取らせたぁ!!!!!
いろいろやばい方法で迫った結果、なんと3日間の休暇をゲッットォォ!!!
彼はその3日間、周りのオススメもあり、旅行に行く事にしたのだ!!!
前回のあらすじはこぉこまで!!!
新章突入!!これからの展開を見逃すな!!
〜 〜 〜
ぷああああぁぁぁっっっっ!!!
「五番乗り場、ミレニアム自治区行、ミレニアム自治区行、五番乗り場に
まもなくミレニアム自治区行の特急列車が参ります。」
「(そろそろか。)」
ゲールは時計をチラリと見て、立ち上がった。
やってきた特急列車に乗り込む。
指定席に座り、荷物を置いた。
「(ミレニアムサイエンススクール、か。)」
ミレニアムサイエンススクール。
俗に言う理系の者たちが集う学園。
様々な分野のプロフェッショナルがいると言う。
ここ最近急激に成長した学園であり、技術力はキヴォトス一だとか。
「切符はいけんー。」
「はいはい、どうぞ。」
「問題なーし。」
「どうも。」
さて、どうやら近く、ミレニアムにて「ミレニアムプライス」という祭典があるらしい。
そのおかげで今のミレニアム自治区はより活気付いており、一度行ってみよう、という事になった。
何をしようか、、
旅行なんてした事ないからな、、
とりあえず人気のお店でも調べておこう。
お土産何にしようかな、、
〜 〜 〜
「アリス!レオリウスそっち行ったよ!」
「確認。閃光弾を投げます。」
「うおりゃー!食らえー!」
「チャージします、、、光よ!!」
床にゴロゴロと転がりながら二人の少女がゲームをしている。
「おねぇちゃーん?ゲーム作りはー?」
「大丈夫だよミドリ、これはゲーム作成の為の資料を準備してるの!」
ジュースをごくりと飲んだ後、モモイは答えた。
「ね?アリス?」
「はい、アリスとモモイは既に16体のモンスターを討伐しました。」
「まだ午前中だよ!やりすぎ!」
そういうとミドリは二人から携帯ゲーム機を取り上げた。
「あぁっ!ミドリのいじわるっ!鬼っ!」
「はいはい、ゲーム作るよ!早くシナリオ考えて。資料は沢山手に入ったんでしょ?」
ミドリは腕をぱんぱんと叩き、ペンを取る。
「もう〜そんな焦らなくてもいいって!部員も足りたんだし廃部にもならないし。」
「それにユウカのチェック対策もばっちり!」
「モモイ、それは違います。」
「、、、ん?」
「アリスに光の剣を授けてくれた賢者、ウタハ先輩は言ってました。」
「最近になって各部活は何かしらの成果を上げなければならないといけなくなった、と。」
「それで作った"炸薬式鉄杭射出機"、、パイルバンカーが成果として認められず困ったものだ、、とも言ってました。」
「ウタハ先輩は相変わらず不思議なモノを作ってるね、、、」
「あ、アリス、その話本当?」
モモイは顔を青ざめさせる。
「はい!勇者は嘘をつきません!」
「う、うそ、、どうしよ、、」
そんなモモイの声を掻き消すが如く、、
「モモイー!!チェックに来たわよー!!」
彼女にとっての悪魔がやってきた。
〜 〜 〜
ミレニアム自治区〜
「さぁ、ついた〜」
ゲールは大きく伸びをする。
「とりあえずホテルに行って荷物を預けよう、、」
ホテルでチェックインを済ませ、荷物を置いてきた。
「よし、何をしよう?」
とりあえず近場にある「春葉原」に行ってみる事とした。
「ええと、、"まんどれいくコンプレックス"?」
「さまざまな中古品が集まる場所。」
「、、面白そうですね。行ってみましょう。」
まんどれいくコンプレックスは春葉原内でも特に大きい施設だった。マンガ、ゲーム、レトロ玩具、、
様々な物が置いてある。少しばかり好奇心が湧いてきた。
「、、、ゲームコーナー。」
いろいろレトロなゲームが揃っている。
「ダークネススピリッツ4」
「NINJA WORF」
「血と骨」
「ラデシネ」
「エデンリング」
「エデンリング・雨の騎士」
「ふかふかアイル街」
「アーマー・キャノン Most Of Assault」
「、、、見たことないタイトルばかりだ。」
どうやら同じ会社から発売されているようだ。
対応機種がばらばらだな、、
家でプレイできるのは、、
「そこのあなた!何か迷ってらっしゃいますか!?」
どこからかよく響く声が聞こえてくる。
「ん、、?」
パッケージから目を離し、振り向いた。
「すみません。何か迷っているご様子でしたから、、説明や解説が必要なら、私に任せてください!」
メガネをかけ、大きな銃を背負った少女だ。
「このゲームたちは、"フロモ・ソフトウェア"から発売されたゲーム達です!フロモはとても難易度の高いゲームを作ることで有名で、またゲームの世界観も難解で理解に時間がかかるようなものが多い傾向にあります!もし貴方がフロモゲーをした事のないのなら、まず"エデンリング"をお勧めします!このゲームはキヴォトスで昔に大ヒットしたアクションファンタジーゲームで、フロモ初のオープンフィールドのゲームでもあります。舞台は既に壊れた世界である、"隙間の地"。主人公、、貴方は"痩せ人"としてこの隙間の地を平定する新しい法則を作っていかなければなりません!また、エデンリングのスピンオフ作品、"エデンリング 雨の騎士"も、既にオンラインプレイは出来ませんが、十分な楽しさがあると思われます。他のゲームには"アーマー・キャノン Most Of Assault"もオススメします!この後ゲームは先ほどのファンタジーとは打って変わって昔ながらの戦闘人型ロボット、"アーマーキャノン"、、通称ACに乗るパイロットとなり、かつて自分の故郷を滅ぼした仇、"エイトボール"パイロット、"ハッスルワン"に復讐をする、、といった内容です。少々操作感に癖がありますが、自分だけのACを組んで、数々の難関ミッションに挑むのは挑戦の楽しさを教えてくれます。他には、、、」
「あぁ、もう大丈夫です、、なら、その二つを買ってみようかな、、?」
エデンリングとアーマーキャノンを手に取った。
「そうですか!私の説明が参考になったなら何よりです!」
「おーーい?コトリー?」
誰かを探す声が近づいてくる。
「あ、、いた。何してるんだい?」
曲がり角から人が現れる。
「あぁ、すみません、はぐれていましたね。さっきまでこちらの人にオススメのゲームの紹介をしていました!」
「なるほどね、、ええと、申し訳ない。この子の事だ。お節介な説明を受けたのだろう?」
頭に触覚、、?の様なデバイスをつけた紫髪の少女は、どうやらこのコトリという子の知り合いのようだ。
「いえいえ、参考になりました。」
「コトリ、なんで急に話しかけたんだい?」
「あー、、それは、悩んでいたらしい、というのも事実ですよ?でも、その、、」
「珍しい義足をしていらっしゃるな、と、、」
「、、、?」
紫の少女はいま義足であることに気づいた、というように足元を見る。
そして、数回瞬きをした後、大きく目を見開いた。
「え?、、いや、まさか、、。貴方、、」
考えるように目線を下げ、思考を巡らせている様だ。
「ちょっとこっちにきてくれ!!」
そういうと紫少女は急に腕を掴む。
「ちょ、ちょっと、、!?お会計済ませてから、、」
〜 〜 〜
「ふ〜〜〜む、、」
「あの、すみません、、周りの目線が、、!」
施設内の休憩所にて、紫少女、、ウタハさんは跪いて私の義足を観察している。
周りの人達からのなにしてんだろう、、?という視線が突き刺さって痛い。
「うん、、うん!、、この意匠の掘り方は、、それに、普通に作れば良いものを、素材から凝っている。」
「間違いない。、、えぇと、貴方の名前は?」
「あぁ、、ゲール、と申します。」
「ゲールさん、この義足を作った人は、、」
「火薬庫、だろう?」
「、、あの、それは贈り物でして、作った人は知らないんですよ。」
「あ、、、そうなのかい?、、、いや、私は確信している!コレは稀代の名工、火薬庫の作品だ!!」
「へー、、」
「興味ないって顔だね、、?」
「私にとっては誰が作ったかよりも誰から貰ったかが重要ですので、、」
「、、特別な人からのプレゼントかい?」
「えぇ、まぁ、、、」テレテレ
「、、幸せそうだね。、、ヘイ!コトリ!カモン!!」
「はい!説明します!火薬庫、、それは、若い頃に事故で両腕を失いながらも義手で作品を作り続けた伝説の職人です!彼は事故にあった経験から、義手や義足などの生体部品の職人となり、その一切妥協しない姿勢と両腕を失おうが職人である事を諦めなかった不屈の精神にて最終的に初代ミレニアムプライス最優秀賞を受賞した人でもあります!」
「へーー、、」
かなりすごい人らしい。火薬庫というのは、通称のようなものなのだろう。
「ですが、ミレニアム自治区に居を構えていた火薬庫は3年前に突然姿を消してしまったのです!そこからの行方を知っている人はいません、、、」
「ふーーん、、?3年前?」
あれ、、義足貰ったの2年前だよな、、?
ヒナ様は行方を知っているのでは、、?
「実は、私がまだ中学生だった頃、火薬庫さんが学校に来てくれてね、、私のモノづくりへの情熱を確固たるものとしてくれた、謂わば恩人なんだ。」
「彼は世捨て人的な雰囲気があってね、、本名もとうとう明らかにはしなかった。」
「でも、一番仲が良かったのは私だという自負がある。彼に見せたいんだ。私が歩んでいる道を。」
「彼は言っていたよ、、"つまらないものは、それだけで傑作とはなり得ない"ってね。その考えは今も私の根底に根付いている。」
「因みに、その最優秀賞作品とは、金属アレルギーの人の為に作った、完全木製で自在に動く義手なのです!絡繰義手と言って、木製の歯車や滑車の力を利用した金属や電気の力は一切使用していない作品なのであります!」
「ふふ、火薬庫さん、昔アレの第一号を持ってきてくれてね、、動かすたびガコンガコンとうるさかったなぁ、、」
「全木製にしなくても、プラスチックやセラミック、、色んな素材はあっただろうに、、」
「ま、そこがあの人のこだわりだったのだろう。」
ウタハさんは何処か遠くを見据えていた。
「ゲールさん、貴方のお陰でいい昔話ができた。対価とは言わないが、、」
「ぜひ、我がミレニアムサイエンススクール、エンジニア部に一度来て欲しい。」
〜 〜 〜
それからウタハさん達と別れ、様々な店にいった。
あのステーキハウスは美味かったな、、
「ふぅ、、疲れたーー。」
私はホテルのベットにへなへなと倒れ込んだ。
「でも、良い旅行初日になったな、、。」
「ウタハさんとの縁ができたし、明日にでもミレニアムサイエンススクールに行ってみよう。」
本来なら恐らく立ち入れないのだろう、、吉兆だ。
「そうそう、あっちは大丈夫ですかね、、?」
プルルルルルルル、、、
「、、もしもし?ゲール!?」
「お疲れ様です、ヒナ様。」
「よかった、、そっちは大丈夫!?」
「、、?ええ、初日から楽しいですよ。」
「そうじゃない、停電。大丈夫なの?」
ん?なんだろう?話が噛み合わない。
「、、、停電?何の事です?」
「ニュースでやってたよ、ミレニアムで大規模な停電が発生したって。」
、、、まじ?
私はテレビのリモコンを押す。チャンネルはクロノススクープだ。
「現在ミレニアムサイエンススクール及び一部自治区にて大規模な停電が発生しています!原因はミレニアムタワーがシャットダウンしたとの情報があり、原因解明を急いでいるとの事です!」
あの誇張家が意気揚々と話している。
「、、こっちは何もありません、ラッキーですね。」
「そう、良かった。それで、旅行は何をしてるの、、?」
「まずはですね、、」
ミレニアムタワーが停電、、?
誰がやったんダロウナー。
まさかミレニアム生ではあるまい、、