生徒に、家族を。   作:木林8852

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メルシー、木林です。
久しぶりのリハビリ投稿です。

最近やる気が無くなって色んな事に悩んだりする事が多いので創作で発散していきたいです。

なんかこんな内容アビドス編で描いた気もしますが誤差だよ!!
もう少しで冬休みに入るのでそこで沢山書いていきたいですね。





幕間 もしもゲールが倒れたら?イオリ編

 

 

 

ある日、普段と変わらず争いの絶えないゲヘナ、、

その、混沌の最中にある一つの想い。

 

 

「誰かの助けに。」「悪に鉄槌を。」

 

 

そんな組織の、ある一幕。

 

 

 

 

 

 

 

「せりゃぁっっ!!」

渾身の蹴り。最速で打ち込む。

 

 

しかし彼、、ゲールさんは、最小限の動きで躱わす。

この人は戦闘中何も喋らない。

 

 

距離を取り、射撃。

ステップを挟みながら、撹乱し続ける。

 

 

ゲールさんも無論反応する。

全弾当たらない。

 

 

いつか、この人を超える日は来るのだろうか?

 

 

 

「イオリさん。お願いを一つ、良いですか?」

不意に、そう話しかけられた。

 

 

「あえっ、、うん。何だ?」

動揺しつつも、返事を返した。

 

 

ゲールさんが言った事は、先ほどの移動射撃をもう一度して欲しい、、ということだった。

 

 

「別にいいけど、、何で?」

 

 

「まぁまぁ、、お願いします。」

そう言うとゲールさんは構えた。

 

 

 

 

なんだ、、あの構え、、

 

 

 

 

 

ゲールさんの構えは見たこともないものだった。

いや、構えと言っていいのかわからない。

 

 

脱力した体勢。

まるでコーヒーでも飲んでる時みたい。

 

 

「じゃあ、、行くぞっ!!」

ライフルを向けた。

 

 

 

一発撃った。すぐにステップ。

 

 

二発目。此処で違和感を感じた。

しかしゲールさんを捉えて、引き金を引いた。

 

 

三発目。明らかな異変。

ゲールさんを凝視した。

 

 

 

「、、ふぅ。やっぱり出来る。」

小さく、呟いた。そう聞こえた。

 

 

ゲールさんは、、被弾していない?使用しているのはゲールさん用のペイント弾だから、当たればすぐに分かるはずだ。

 

 

いや、色は着いている。だけど、、

 

 

「当たった、、の?」

色の着き具合が、おかしかった。

 

 

「もう一回。普通に撃ってください。」

そう言って、またあの変な構え。

 

 

 

「うん。」

今度はしっかりと彼を見据えて、撃った。

 

 

異変の正体。

ゲールさんは何故か動かない。

 

 

何故?そう思った瞬間。

彼から、何かが一閃。

 

 

超スピードの刃が、ペイント弾を斬った。

そして、不自然に色が着く。

 

 

銃弾を、斬る。

御伽話にしか聞こえない技術。

 

彼は、それをやってのけた。

しかも、ライフルの弾で。

 

 

 

「今のは、、一体、、」

気づくと、他の訓練をしている子も、皆がこちらを見ていた。驚く程、静かだった。

 

 

「、、、ははは。」

彼は薄く笑うと、、頭がふらりと動いた。

 

 

膝を折り、身体が沈んでいく。

 

 

「、、、え。」

 

 

ゲールさんが、倒れた。

 

 

「ち、ちょっと、、!?ゲールさん!?」

すぐに駆け寄り、起こそうと試みる。

 

 

「ゲールさん!ゲールさん!」

皆が集まり、名前を呼ぶ。

 

 

「、、大丈夫。だけど、、」

 

 

「休憩室に行こう。」

 

怪我は無かったけれど、、

ゲールさんは、気を失っていた。

 

 

 

 

 

〜 〜 〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「、、!」

握っている彼の手が、僅かに動く。

 

 

 

「ゲールさん、、?」

両手でしっかりと手を握り、顔を見つめる。

 

 

ゆっくりと目を開けた。

 

 

「、、??あれ、、」

 

 

 

「あっ!まだ起きなくていいから!寝てて。」

 

「えっと、、大丈夫?此処に来るまでの事とか、、覚えてる?」

 

 

 

「、、えぇ。」

 

「そっか。」

 

 

「一応チナツに診てもらったよ。恐らく疲れ、、だって。」

 

 

「はぁ、、ちょっと無茶しすぎだ。さっきの、、チナツに話してたら、怒ってたぞ。」

 

 

「ライフルの銃弾を認識して、切断するなんて、、とんでもない脳への負担になるって。」

 

 

話している時のチナツの顔が、浮かんだ。

ぷんぷん怒ってて、ちょっとだけ可愛かった。

 

 

「そうですか、、悪い事をしました。」

常備している水を飲みながら言葉を溢した。

 

 

「よし。じゃあもう行きましょう。」

そういって立ち上がろうとする。

 

 

「あっ、、う、、」

しかし、突然頭を抑えた。

 

 

「、、どうした?やっぱりまだ、、」

 

 

「、、大丈夫です。立ち眩んだだけ、、」

 

 

無理やり立ちあがろうとする彼の手を掴んだ。

そして、そのままベットに倒す。

 

 

「、、決めた。ゲールさんがしっかり休むまで離さない、、、だから早く寝ろ!」

 

 

「ですが、、」

 

 

「いいから!皆心配してるぞ。だから今はゆっくり休め。」

毛布を彼の肩まで引き上げた。

 

 

「、、分かりました。」

 

「イオリさん。」

 

 

「、、?何だ?」

 

 

 

「、、、ありがとうございます。」

 

 

「、、あぁ。」

 

 

 

そのまま暫くしていると、だんだん手の力が抜けていくのを感じた。ふと見ると寝息を立てている。

 

 

「(、、寝顔みるの、初めてかも。)」

 

「(、、、)」

 

 

パシャ、、

 

 

「(後で委員長とチナツに送っとこ。)」

 

「(アコちゃんは、、まぁ、いいか。)」

 

 

 

 

「、、ふふっ、、」

 

 

あの、真面目で弱みを見せないゲールさんが、私のすぐ側で無防備に寝ている。

 

 

「こんなことをするのは、、ゲールさんぐらい、だからな。だからって、勘違いするんじゃないぞ。」

 

 

静かに手をやると、ゆっくり、頭を撫でた。

すると、僅かに手を握り返された、、気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





ブルアカ本編をやる時間もないよぉ、、
オラトリオもまだ1章までだし、、

今更ですがスズミゼミが個体数を大きく減らしたらしいです。
代わりにエリカゼミが大繁殖している、、のかも?

投稿ペースは安定しないと思われますが、ぼちぼち書いていくので、ぼちぼち見ていってくださると嬉しいです。

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