生徒に、家族を。   作:木林8852

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こんばんは、木林と申します。

ヒナ曇らせタイムです。
やっぱ公式の曇らせをしっかりとした上で、、晴らさないとね。










35話 邂逅

 

 

「先生、急いで、、!」

 

 

沸いてくる怪物を薙ぎ倒し、瓦礫を踏み抜け、戦火を駆ける。

殿を正義実現委員会に任せて、ここまで来た。

 

 

「、、っぅ、、」

 

「ヒナ!やっぱりその傷、、!」

 

 

「、、まだ、動ける。」

 

「先生、来るよ。」

 

 

怪物が沸いてきた。次々に銃口が向けられる。

先生は近くの瓦礫の後ろに隠れた。

 

 

「さぁ、、来いッ!!」

 

 

ありったけの弾丸を浴びせる。

特に先生がいる方向の敵は、最優先。

 

 

「ヒナッ!下だっ!!」

 

 

先生が叫ぶと同時に足を掴まれた。

見ると今まさに現れた怪物が私の足を掴んでいた。

 

更に現れた無数の怪物がデストロイヤーを掴んでくる。

 

 

「(ヒナのデストロイヤーがっ、、!)」

 

 

「っ、ふんっ!!」

 

 

目の前の怪物を殴り飛ばすと、足を掴むヤツを蹴り飛ばす。

怪物が落としたアサルトライフルを手に取る。

 

 

、、しかし、手に取った瞬間、銃は霧散していく。

 

 

「(敵の銃は使えない、、)」

 

 

怪物達の掃射を横へ跳んで避け、翼で自身を守りながら敵陣に突っ込む。

 

銃床で殴ろうとしてきた怪物に発勁をぶちこみ、蹴り飛ばして別の怪物に当てる。

 

 

「ヒナっ!これをッ!!」

 

 

先生が投げたそれを、キャッチする。

" S.C.H.A.L.E"の刻印の入ったベレッタだった。

 

 

「、、ありがとう、先生。」

 

 

デストロイヤーを持っている怪物に、その眉間に銃弾を撃ち込む。デストロイヤーを取り戻すと、群れを薙ぎ倒した。

 

 

「、、よし。」

 

「ヒナ!大丈夫!?」

 

 

「平気。ベレッタ、助かった。」

 

「あぁ、使うことないと思ってたけどね。」

 

 

「返すね。最悪は、これで自衛して。」

 

「ヒナがいるから、"最悪"は起こらないでしょ?」

 

 

「、、早く行こう。」

 

 

視線を前に向けると、なにかが近づいてくる。

また水色髪のスナイパーだった。

 

 

「ヒナさん、ま、また会いましたね、、」

 

「、、本当に、しつこい、、!」

 

 

「さっき、ヒナさんの隣に居た人は、倒しましたよ、、」

 

「(っ!アコ、、!)」

 

 

「ヒヨリ、よくやった。後は任せろ。」

 

「、、救護班、ヒヨリを後方に。」

 

 

マスクをしたライフル持ちと、ランチャー持ちも現れた。

あと、フードを被ったやつも。

 

 

「君達は、、」

 

「シャーレのユウ先生だな?まぁ、概ね計画通りだろう。」

 

 

ライフル持ちは、おもむろにこちらを向いた。

 

 

「空崎ゲールも死に、、」

 

「、、、!」

 

 

「ここで先生も死ぬ。」

 

「、、、」

 

 

「あのマコトとか言うやつに計画がバレるのも想定内、、」

 

 

「さぁ、チェックメイトだ。」

 

 

 

「、、先生は、」

 

 

「、、先生まで、殺させない、、!」

 

 

 

"終幕:イシュ・ボシェテ"

 

 

 

「(オーバーヒートギリギリを攻める、、!)」

 

 

部隊の大部分を破壊した。それでも、あの三人は盾持ちのアリウス生徒に守られて立っていた。

 

 

「邪魔をするな、、空崎ヒナ。」

 

 

前方から銃弾が襲いかかる。

片翼で体を覆いつつ、もう片翼で先生を守る。

 

 

「ヒナ!」

 

 

「ううっ、、」

 

 

出血でふらつく。

なんだか寒い、、

 

 

「、、っ、邪魔、、!」

 

 

銃を連射する。狙いはランチャー持ちだ。

範囲攻撃は真っ先に仕留めなければ、、

 

 

「、、まだ動けるの?結構な根性だけど、、」

 

 

「そんなもの、何の意味もない。」

 

 

ランチャーが放たれた。

弾頭が、真っ直ぐこちらに飛んでくる。

 

撃ち落とそうとするが、、

それより前に、弾頭が破裂した。

 

 

小さなミサイル達が、銃弾の雨をすり抜けて来る。

 

 

 

「(避けられないッ!)」

 

 

両方の翼で先生を守る。

その隙を、ライフル持ちは逃さない。

 

 

身体には無数の弾が、翼には小型ミサイルが。

それぞれ直撃した。

 

 

「ぐっ、、あぁっ、、!」

 

 

身体が堪らず吹き飛ぶ。瓦礫に身体を削られていく。

 

 

「、、終わりだろう。」

 

「うわぁ、、痛そうですねぇ、、辛いですねぇ、、」

 

「リーダー、早く先生を、、」

 

 

 

「、、、ヒナ、、!!」

 

 

 

 

 

 

「トリニティも、ゲヘナも、、終わりだ、後は、、先生。お前だけだ。」

 

「、、君達が、"アリウススクワッド"?」

 

 

「あぁ、そうだ。アズサが世話になったな。」

 

「、、空崎ゲールが死んだ、、って、どう言うこと?」

 

 

「ん、、あぁ、先生もヤツを知っていたのか。」

 

 

「ヤツは私達が、、いや、私達と、"羽沼マコト"が、トリニティの補習授業部にアズサと共に送り込んだ、もう一人のスパイだ。」

 

 

「、、!」

 

 

「そっちでは"キサラソ"とか名乗っていたな。」

 

「キサラソ、、」

 

 

「、、まぁ、元々ゲールはこちらで殺すために送り込ませたのだがな。」

 

 

「ヤツは厄介だ。彼女もそう言っておられた。」

 

「それで、、殺したの?」

 

 

「、、あぁ。この手で、ナイフを突き立てたよ。」

 

「、、、」

 

 

「なんて、、ことを、、」

 

 

 

「、、どうせ一人も二人も変わらないさ。」

 

 

「、、我々は、この"通功の古聖堂"で条約に調印し、、」

 

「新たなる守護者、、エデン条約機構となった。」

 

 

「今となってはお前達が、この楽園を侵す存在、、と言うことだ。」

 

「、、!」

 

 

「トリニティも、ゲヘナも我らが裁定する。」

 

「楽園の名の下に、両校の紛争を終わらせよう。」

 

「全てを鎮圧し、真の安寧を得るために。」

 

 

 

「、、この、楽園の守護者達と共に。」

 

 

ヒナが倒したはずの怪物が、また現れた。

 

 

「貴様も、、アリウススクワッドが裁定しよう。」

 

 

「シャーレの先生、、貴様が、最も邪魔な、、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"終幕:イシュ・ボシェテ"

 

 

「、、っなぁッ!!」

 

 

不意打ちとなったそれは、アリウススクワッドに、怪物に、直撃した。

 

 

「、、っ、はぁ、はあっ、、」

 

「まだ、、よ、」

 

 

 

 

「、、空崎ヒナ。」

 

 

「、、っ、本当にタフだね、、」

 

 

「ふ、二人とも、大丈夫ですか、、?」

 

 

 

 

"終幕:イシュ・ボシェテ"

 

 

「、、もう、一発、、!」

 

 

"終幕:イシュ・ボシェテ"

 

"終幕:イシュ・ボシェテ"

 

"終幕:イシュ・ボシェテ"

 

 

 

「はぁ、はぁ、、これで、、」

 

 

「(弾が、切れた、、)」

 

 

舞った砂埃の中で、何かが動いた。

 

 

「(、、ドローン?)」

 

 

「、、、、」

 

 

小型ドローンが光を発したかと思うと、アリウススクワッドが立ち上がった。

 

 

「、、助かった、姫。」

 

 

「、、ッイタタ、、」

 

 

「く、苦しいですぅ、、」

 

 

 

「ここまでやるとは思わなかったよ。空崎ヒナ。」

 

 

周りに無数の怪物が現れ、全身に纏わりついてくる。

完全に拘束された。

 

 

「くっ、、先生!!逃げて!!」

 

「無駄だ。もうこれ以上お喋りはしない。」

 

 

「さらばだ、シャーレの先生。」

 

 

 

「あ、、」

 

 

 

 

 

先生の鳩尾が、紅に濡れていく。

 

先生の目に、光が無くなっていく。

 

 

「あ、あぁああぁあああぁ!!!」

 

 

必死に腕に力を込めるも、怪物達は引き剥がせない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう、ダメだ。

 

私は、誰も、守れない。

 

 

 

 

 

ゲールも、先生も、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「、、ミッション完了。」

 

「姫、怪我は、、」

 

 

 

振り向いたサオリは、確かに見た。

 

 

己が殺したはずの男が、、

 

 

アツコに、その鳩尾に、ナイフを突き立てた瞬間を。

 

 

 

 

「姫ッ!!」

 

 

 

 

「こんにちは、アリウススクワッド。」

 

 

男がアツコのスモークグレネードを盗み、足下に投げた。

 

 

「そういえば、、そんな顔だった気がするか?」

 

「貴様は、、!」

 

 

 

「空崎ゲールッ!!!!」

 

 

「、、会いたかったですよ。」

 

 

ゲールは更に何かを投げた。

 

 

 

その瞬間、眩い光とつんざく高音が、目と耳を貫いた。

 

 

「(閃光弾と音響弾ッ!?)」

 

 

ゲールはヒナの元へ向かう。

 

「(あの子、、やばいな。)」

 

 

凄まじい速さでハンドガンを抜くと、正確に怪物の眉間に当てていく。怪物が怯んだ隙に、ヒナを引き剥がした。

 

 

「あんた!大丈夫か!」

 

「(気絶、、!)」

 

 

 

アツコがサブマシンガンを撃ってきた。怪物も援護射撃をしてくる。

 

「チッ、、」

 

 

ゲールはヒナを抱き抱え、走り出した。

 

 

「マスクで閃光弾が効かなかったか、、」

 

 

アツコから盗んだスモークを更に焚いていく。

戦場は丸ごと煙に包まれた。

 

ヒナを先生の傍らに置くと、ゲールはアツコの元へ向かう。

 

 

 

「ヒナ委員長!!」

 

後方から救急車が現れ、瓦礫をものともせず進んでくる。

窓からセナが顔を出した。

 

 

「貴方は、、ゲールさん!?」

 

「そいつらを連れて逃げろ!!」

 

 

手榴弾を投げながらゲールが叫んだ。

セナは爆発音の中、二人を車内へ運び込んで行く。

 

 

「ゲールさん!貴方も、、!」

 

 

その声はサブマシンガンにかき消される。

アツコが救急車へと突っ込んできた。

 

 

「腹部に銃創、早めに治療した方がいい。行け。」

 

 

セナは一瞬躊躇いの顔を見せたが、二人の顔を見て、ハンドルを切った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜 〜 〜

 

 

「くっ、姫、、!」

 

 

「見え、ない、、!」

 

 

「耳が、耳がぁ、、」

 

 

 

 

「(、、動けるのは、私だけ、、)」

 

 

「多分、、初対面だな?」

 

「用があるのはそいつらだ。刺したのは悪いが、どいてくれないか?」

 

 

ゲールはハンドガンを向ける。

実際特殊な"守り"があるアツコに、ナイフの攻撃はあまり効いていない。

 

 

「、、、」

 

 

アツコはスモークグレネードを投げ、銃を構えた。

 

 

「、、そうか。」

 

「、、まぁ、お前でもいいか。」

 

「恨んでもいいが、お仲間も一緒に恨め。」

 

 

ゲールはハンドガンを乱射するが、アツコには半分も当たらない。煙から倍以上の弾丸が帰ってくる。

 

「おっと残念。」

 

ゲールは横っ飛びで躱わすと、懐から何かを取り出す。

 

 

「そらよっ!!」

 

 

それは複数のピンを紐で繋いだ手榴弾。

ピンピンピンとピンが外れて、計5つの手榴弾がばら撒かれた。

 

 

アツコは堪らず後ろに下がる。

 

 

爆発がサオリ、ミサキ、ヒヨリに直撃した。

すぐさまゲールは動き、三人の銃を回収する。

 

ついでに眉間に一発ずつ撃っておく。

 

 

「流石にランチャーは持てないかぁ、、」

 

「じゃ、どーぞ。」

 

 

そういって躊躇なくブッ放す。

 

何とか避けようとしたアツコの頭に、鋭いライフル弾が届けられる。ヒヨリのライフルだ。

 

「逃すか。」

 

 

そのままミサイルも直撃した。

 

アツコはフラフラと立ちあがろうとし、しかし倒れた。

 

 

 

「さて、こいつらをどうするか、、」

 

 

「!!」

 

 

咄嗟に頭を下げると、頭の上を弾が通り抜ける。

 

 

「空崎ゲールッ!!姫から離れろっ!!」

 

 

錠前サオリがハンドガンを構えていた。

 

他ニ名も立ち上がっている。

 

 

「(退くしか無いか、、!)

 

 

盗んだ最後のスモークを投げると、ゲールは煙の中に消えていった。

 

 

「クソッ、、!姫!」

 

 

サオリ達が必死に介抱をする中、煙中に何かが飛び込んできた。

 

 

「(誰だ、、!?)」

 

 

段々煙が晴れていく。

 

 

「、、錠前、サオリぃっ!!!」

 

 

「、、っ、アズサぁっ!!!」

 

 

二人が、名を叫び合った。

 

 

 

 

 





あ、そうそう。

やっとストーリーを最新まで読み切りました。
デカグラマトン編は感動したなぁ、、

オラトリオはこっちの小説に組み込めるかな、、?

二部どうなってんの?
例のアイツ何?くねくね怖、、

あとマコト議長のせいでヒナが無能って事になったんですけど、どういうことっすかね??





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