はい、こんにちは。木林です。
なんかキャラ崩壊してるかな、、と思いつつ投稿します。
そろそろゲール君のルーツが明らかになるかな?
まぁ、どこにでもある、つまらん話です。
遠くで、何か聞こえる。
曇り空に、一筋の光が差す。
青い空が、彼女らを見守る。
「げほっ、げほっ、、」
、、どうやら自分にはそんな奇跡は起こらない様だが。
「さぁ、来い、、!」
全身に被った血のようなナニカ、それを拭う。べっとりと付いているが、拭うと驚くほどスムーズに取れる。
「まだだ、まだ、殺れる、、!」
全身を殺意が覆う。何故戦うのか。もうその意味など分からない。
、、けれど。
これが、私の生きた理由だ。
沸き続けるユスティナ聖徒会に向かい、走る。
もう弾は尽きた。それに、、
そんなものは必要ない。
手刀を形作り、突き出す。
「ッ、ギャアァアアッ、、!!」
手刀はユスティナの腹を貫き、そのぽっかりと空いた穴が全身へと広がっていく。そのまま白く消える前に黒く消えた。
ユスティナが悲鳴を上げるほどの一撃。
ユスティナの顔面を掴み、爪を刺す。
ユスティナの喉を掻き切る。
ユスティナの全身を殴打し続ける。
ユスティナを地面に叩きつけ、蹴り飛ばし、消す。
ユスティナを消す、、殺す度に、己という存在が強く分かる。
私は、この為に生まれたのだ。
この為に、望まれたのだ。
この為に、恐れられたのだ。
、、、一体誰に?
〜 〜 〜
廃ビルに浮かぶ二つの影。
「あぁ、嗚呼!素晴らしい!」
「黒服、静かにしろ。今私の"崇高"が、、」
「新たな神の誕生!この物語に似合わない歪!祝福も、謳われも、何もされない、純粋な、、」
「呪い!!」
「、、おい!!」
「っと、すみません、マエストロ。興奮で思わず、、」
「、、はぁ、少しは感謝しろ。これほどの贄、人の命ではこの物語が捩れるところだっただろう。」
「えぇ、ええ!!勿論。感謝しています!」
「それにしても、驚いた。」
「彼が神に成れる存在だったとは。」
「、、厳密には、少し異なります。」
「マエストロ。貴方は"神"を何だと考えます?」
「そんな物、決まっているだろう。」
「人の想いだ。」
「それも一つの答えです。」
「ユスティナ聖徒会ならば、戒律を守る"法の守護"。」
「信仰、怨み、正義、悪、想いならば、何でも。」
「彼は、、少なくとも善や正義には見えないが。」
「いえ、彼には"全て"があります。」
「昔話をしましょう。」
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彼の名前は、ゲール。
⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎という国に生まれました。
その国は平和とは、自由とは程遠い国でした。
東西南北、あらゆる方角を敵国に囲まれ、もはや風前の灯。いつ地図から消えるかも分かりません。
小さなその国は、生き残る事に必死でした。
あらゆる敵国にスパイを送り込み、情報を抜き取り、また別の敵国に流す。
敵国同士で戦争が起きれば、そこに兵をやって恩を売る。
沢山の国に人をやる訳ですから、人手が沢山要ります。
そこで、偉い人は国中から子供を集めます。
「お前は▲▲国、お前は●●●国、、」
潜入する国の言語、歴史、情報、、ひたすらに学ばせました。
ゲールも、そんな子の一人でした。
「ゲールや。お前は強く、聡い子だから、、」
「この国を守る、立派な兵士になるんだよ。」
家を出る前、家族にそう言われました。
まだ首も座らぬ、小さく幼い頃に、、
施設に着き、物心がついた頃、、辛い生活が始まりました。
ナイフの持ち方、銃の構え方、、人を殺す方法を、学びました。
食事は硬いパンだし、スープは3日に一度。でも、これは家とあまり変わりません。
その国は寒く、作物が育ちにくい環境でした。
施設に入り、十数年、、
ゲールは、立派な兵士になりました。
遂に潜入任務が回ってきます。
敵国の要人を暗殺し、情報を持って帰る。
難しい任務ですが、何とか成功させました。
その敵国は要人暗殺を他の国の所為と考え、遂に戦争を始めました。
「ゲール!この国の加勢に行きなさい!」
ゲールは国の命を受け、敵国の市街地へと行きました。
「きゃぁ!助けて!」
「まだ死にたくない!」
敵国の市民を、ゲールは沢山、たくさん殺しました。
ゲールは思います。
「これも、この国を守る為だ、、!」
ゲールは紛争地にも飛び込み、兵士を次々と倒していきます。
その姿は味方を元気づけ、敵からは恐れられました。
しかし、あるとき、、
ゲールは罠にかかってしまいました。
仲間が次々に倒され、ゲール自身も傷ついていきました。
ゲールは最期まで諦める事なく、戦い抜き、、
亡くなりました。
しかしその姿は、最期まで諦めなかった勇姿は、この国の兵士達に崇められ、、
戦神として、見守ってくれています。
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「、、、まるで御伽話だな。」
「そうですね。これが現物です。」
黒服は懐から絵本を取り出した。
「ほう、、現物を持って来れたのか?」
「えぇ。本屋で売ってました。」
黒服は指をスライドさせると、絵本の下から書類が出てきた。
「こっちは、、?」
「これも、ゲールさんのです。」
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戦績報告書
「血花のゲール」
20X⬛︎年●月▲日
本人物は▲▲国第7市街地にて計300名以上の一般市民を殺害。また第⬛︎次戦争にて237名の兵士を殺害。
●時⬛︎分▲秒。1〜6小隊の30名により血花のゲール、他未登録の兵士3名を取り囲む事に成功。
血花のゲールは情報通り銃を一切使用しておらず、剣と投擲武器のみで戦闘を行っていた。
ゲリラ戦に持ち込まれ、26名戦死。3名の未登録の兵士を殺害。
最終的に残り1名まで追い込まれるも、●●二等兵による拘束により血花のゲールの殺害に成功。
本作戦にその命を尽くし尽力した29名の兵士に、勲章を授与する事を強く所望する。
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マエストロは資料をパラパラとめくる。顔が二つあるが、どちらで見ているのだろうか。
「、、これだけみると大罪人のようだが。」
「よう、ではないでしょう。」
「実際に彼には死者の影がある。」
「そういえば、彼は死人だったのか。」
「、、で、これからどうするのだ、黒服。」
「??」
「彼は神性を自覚し、明らかに人間を超越した。この物語の生徒達のように。」
「正確に言うなら、、」
「神ではなく、、化身、、?」
「まぁ、そんなところでしょうね。」
「特に力を持たず、定型の姿もなく、あるのは虚像。実際は唯の兵士。身に余る呪い。」
「戦場に散った花達の、集まり。」
「そう考えると、、」
「もうどうでもいいですね。」
「どうせどの神性にも優る者ではありませんし。」
「人が上位の存在に成った瞬間。それを見れたので満足です。」
「黒服、これは仮説なのだが、、」
マエストロはパチンと指を鳴らし、そのまま人差し指を立てた。
「彼は、もう既に意識が、、」
「ふむ、、」
「神に成る、ということは、、」
「その想いに囚われるということ。」
「彼の存在は固定された。」
「戦争の神として。」
〜 〜 〜
「アズサちゃん、こっちです!」
「うへ〜、数が多いね〜。」
「ん、先輩サボらないでね。」
「ヒフミさん、ここは私達が!」
アズサが、走る。ヒフミに手を取られて。
「アズサ!もう一人にはさせない!」
「さあ、もう少し。頑張りましょう!!」
「キヒ、キヒヒッ、キヒャァッ!!」
「コハル!行ってください!!」
転びかけた二人をコハルとハナコが支える。
覆面みず、、アビドス対策委員会のみんなが、正義実現委員会のみんなが、道を作ってくれる。
「はぁ、はぁ、アズサ、、アズサぁっ!!」
「サオリ、、もう、負けない。」
サオリがアズサに走り出した、刹那。
空中から何かが飛び出す。
「がっ、、」
「、、っ、さ、おり、、?」
その存在はサオリを地面に叩きつけ、砂埃を巻き上げた。
サオリのヘイローが消える。
「っ、誰だ、、?」
先生がそう呟き、砂埃の中を注視していると、、
「(何か飛んでくるっ!!)」
「みんなっ!気をつけっ!!」
「先生!アズサさんです!受け止めて下さいっ!!」
アロナの一言で咄嗟に腕を広げる。飛び込んでくるアズサを必死に受け止めた。アズサがここまで飛ばされて来た、、?
「な、んで、、」
「ゲールさん、、」
みんなに銃口を向けられた砂埃が晴れ、その姿が現れる。
ゲールだ。
だが、違う。
ゲールの頭上にはヘイローが浮いていた。しかもそれだけじゃ無い。
そのヘイローから更に光の帯が飛び出し、ゲールの身体に巻き付いていた。縛りつけるように。
「、、ゲールさん、どうしたのさ。」
「クヒャハッ!邪魔だぁッ!!」
最も速く動いて見せたのはホシノとツルギだった。近接戦に優れる二人が接近する。
ゲールも動く。ツルギに高速で近づき、掴んだ。
「離せェッ!!!」
ツルギが二丁のショットガンをゲールに向け、放った。
弾ける銃声が二発。しかし、、
ゲールはものともせずツルギに膝蹴りを入れた。
「どうやら、いつものゲールさんじゃ無いみたいだね。」
ホシノが盾に身を隠したまま突撃する。まるで砲弾のように鉄塊がぶつかりに行く。
ツルギを投げたゲールは、ホシノの盾に真っ向から拳を振るう。
「やぁっ!!!」
ゴキンとトラック同士が衝突したかと思うほどの轟音が響き、ホシノが仰け反った。
「、、マジでぇ、、?」
体勢が崩れたホシノに、アッパーカットがヒットする。瓦礫に飛ばされ、更にその瓦礫が崩れ始めた。
「(二人が、、)」
「みんな、気をつけて!普通じゃない、、!」
「先生!スクワッドが、、!」
ヒフミが指差す方向を見ると、サオリを担いだスクワッドが逃げていく。
「くそ、どうすれば、、」
「ユウ先生。」
名を呼ばれ振り返ると、ヒナが立っていた。
「ヒナ、、?」
「ゲールに何があったのかは分からないけど。」
「ゲールの相手は、風紀委員会で受け持つ。」
「でも、ヒナが、、」
「大丈夫。先生はスクワッドを追って。」
ゲールは不思議とヒナの元へ歩き出した。
みんなの弾丸を、ミサイルを、手榴弾を、ものともせず。気にもしないみたいだ。
「、、無理はしないでね。」
「標的変更ー!!スクワッドを追って!!」
アズサを抱き抱えながら、スクワッドの元へと走る。
〜 〜 〜
「ゲール。」
名前を呼ぶ。
「頑張ったね。」
例え聴こえていなくても。
「疲れたね。」
デストロイヤーを構える。
「今、助けるから。」
今度は、私の番。
「風紀委員会、戦闘準備。」
ゲール君闇堕ちしちゃった!!
まぁしょうがないね、殺しすぎたね。
という事で補足。
ゲール君は自分の神性を自覚し、光輪を得ました。
それがヘイローかどうかはさておき。
故に「戦争の想い」に囚われました。
きっと誰かを殺し続けるでしょう。
まぁ神々や悪魔のような特別な力も、逸話も、祈りも恐れもないでしょう。なので弱いです。
神性が弱いこととケンカの強さは別ですがね。
、、自分でもくさいというか、イタいこと言ってるなぁ、、
遅めの中二病かな、、
羞恥心が襲ってきました。寝ます、、