生徒に、家族を。   作:木林8852

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真夜中にこんにちは、木林でございます。

今回は、、まぁ、繋ぎ?

みんながお見舞いに来てくれたよ!って感じです。

まぁサクッと見てください。


41話 消えた背後の足跡

 

〜アビドス対策委員会の場合〜

 

 

 

リハビリがてら軽くストレッチをしていると、ノックが鳴った。

もうそんな時間かと時計を見る。

 

最近は同じような事の繰り返しで一日が過ぎる時間が短く感じる。

 

採血や質問を受けたり、退院後に身体を動かす為のリハビリに取り組んだり。

 

トリニティで動き回っていた(戦闘及び殺し合い)あの頃と比べ、大分動きが落ちた気がする。

 

 

鏡を見るたびに思うが、頭上に光輪ができてからどうも変だ。細かくひび割れたそれは、触ろうとしてもすり抜ける。

 

 

でも、何かを感じるのだ。何か、違和感を。

 

 

何かを忘れている、というよりは、自分に過去などあったのか?という疑問だ。

 

実際過去はある。生まれた国も、育った場所も覚えている。

 

しかし、まるでその"ゲール"という人生を、どこか遠くから眺めているような、どうも他人事のような、、

 

 

「失礼しま〜す、、」

 

 

そういって入って来たのは、長い桃色の髪が、一箇所だけぴょこんと飛び出した、小さい女の子だった。

 

 

「あ、、では、私も。失礼します。」

 

 

続けてクリーム色の、、こちらも長髪だ。どこか大らかな雰囲気を持つ女性が入ってきた。

 

二人の名前は小鳥遊ホシノと十六夜ノノミ。びっくりしたが、ホシノさんの方が年上らしい。

 

ノノミさん曰く、「誰か一緒じゃ無いと先輩が迷いそうで」とのこと。あまり信用がないようだ。

 

 

まず、私はホシノさんに頭を下げた。微かに記憶にあるが、ホシノさんをボコボコ(軽めの表現)にしたのだ。

 

ホシノさん曰く、「私も前にゲールさんとバトっちゃったし、これでおあいこって事で」らしい。

 

 

 

 

 

さて、本題だ。私は二人に、「空崎ゲール」はどんな人だったのか、と問うた。その返答は、、

 

ノノミさんからは、ゲヘナの治安を守るすごい人。ぐらいの認識だった。まああまり面識がないとか。

 

ホシノさんからは、私と同じような、でも違う人、と返ってきた。

 

 

「ずっと、何かを追い続けているような感じ。それが失った物なのか、まだ持ってなかった物か、それは分からない。」

 

「私の勝手なイメージだけど、、本当は、凄く弱い人なんじゃ無いかな。勿論あの戦闘の強さとは別にして、ね。」

 

「今にも壊れそう、とは思ってたけど、こんな事になるとはね。風紀委員長ちゃんとただならぬ関係みたいだったし?」

 

「誰にも平等に優しいけど、、」

 

「誰にも心を開いてない気もする。」

 

「、、これ、いっちゃまずかったかな?失敬失敬、、」

 

 

自分探しはこのくらいにして、、二人はバックから何かを取り出した。

 

 

「ゲールさん当分ここに囚われるんでしょ?ならこういうのもいいお土産になるかなって。」

 

 

目に飛び込んできたのはどこまでも続く青空と砂の大地。これがアビドス砂漠の景色らしい。

 

 

他にも、、これは砂漠ではなく砂浜だ。銀髪の狼の様な耳を持った子がU字にしなった釣竿のリールを巻いている。黒髪猫耳の子が、彼女が引き摺り込まれないように後ろで支えている。

 

その奥で、ノノミさんと、メガネを掛けた子がグリルで何かを焼いている。BBQ中なのだろう。

 

遠くにちらりと見えるのは、ホシノさんだろうか。ハンモックで寝ているようだ。

 

 

大きな運河の写真、夜空に輝く星々の写真、、

 

 

「どう?ゲールさんが知らない、、覚えてない人もいるから、ちょっとアレかなとも思ったんだけど、、」

 

 

その写真を見ていると、何か心が洗われる感覚があった。

自分に欠けていた何かが埋まるような気がした。

 

 

しかし、この感覚にも覚えがあった。

もっと大切な、何かが、、

 

 

写真を堪能し、二人に礼を言った。

 

 

 

 

 

〜ゲーム開発部の場合〜

 

 

 

 

 

 

ガチャリ!

 

 

「ぱんぱかぱー、、」

 

ガツンッ!

 

 

「あ、あれ、、?」

 

ゴン、ゴンッ!!

 

 

「アリスちゃん、アリスちゃん、光の剣がつっかえてる。」

 

「あっ、すみません、では、もう一度、、」

 

 

 

ぱたん、、

 

 

 

 

???な、なに、、?

 

 

 

ガチャリ!!

 

「ぱんぱかぱーん!!勇者アリスの登場です!!」

 

 

「ちょっ、アリス!いきなり行っても、ゲールさんわかんないんだって!」

 

「あっ、そうでした、、バトルマスターゲールさんは、今記憶喪失イベント中なのでしたね。」

 

「えっと、すみません。お邪魔してます、ゲールさん。ミレニアムサイエンススクールから来ました、才羽ミドリといいます。」

 

「わ、私は花岡ユズ、、です。こんにちは。」

 

 

なんだかやけに元気な4人組が入ってきた。寂れさえ感じる病室が転じて賑わってくる。

 

彼女達は「ゲーム開発部」所属。天童アリス、才羽モモイ、才羽ミドリ、花岡ユズ、と名乗った。

 

どうもゲームの進め方などを偶に連絡アプリ、、「モモトーク」で教えて貰っていたようだ。スマホに履歴が残っていた。

 

 

「ゲールさんについて、、ですか?はい!任せてください!」

 

 

「まずゲールさんは、バトルマスターです!剣を軽々と扱うカッコいい大人で、ゲヘナ学園の守護者をしています!」

 

 

 

「ゲールさんがゲヘナ風紀委員会に所属してから、委員のレベルがかなり向上した、、と雑誌にありました。」

 

ほう、、ここら辺はイオリさんらに聞いたことだな。

 

アリスさん達に、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎という国について聞いてみたが、やはり私が望む答えは帰ってこなかった。

 

 

 

その後、、何故かゲームをする事になった。モモイさんとアリスさんが手早く取り出したコードやらゲーム機を繋いでいく。病室のテレビにこういうの取り付けていいのか?

 

 

「テイルズ・サガ・クロニクル」

 

 

開幕2回即死して察知した。

これは、戦場だ、、

 

これまでの人生経験からのあらゆるパターン想定をした結果、なんとか罠を4割程回避して途中までプレイした。

 

まぁ、久々に頭を使ったし、楽しかった。

 

 

他にもスーパーフフコンとか、プレイフフーションとか、ギガドライヴとか、世界には色んなゲームがあるらしい。

 

そんなゲームの話や、私が彼女らと会った経緯を聞いていった。

 

 

途中、アリスさんが私にできた光輪について質問してきた。

 

 

「ゲールさんと初めて会った時はヘイローがありませんでした。ニョキニョキ生えてきたのですか?」

 

 

そこらへんが自分でも分かっていない。

この世界にも光輪がない者はいる。シャーレの先生や、この病院の従業員もそうだ。

 

 

ヘイローとはなんなのか?有る者と無い者の差異は?生えてきた、、?自分はどういうケースなのか?

 

 

医師から聞くが、ヘイローは生まれつきあるものが殆どで、途中から現れることは聞いたこともないそうだ。

 

 

だからこそ、ここまで入院期間が伸びているのだろう。

 

 

話をもそこそこに、コントローラーを手に取った。ゲームのヒントが欲しい旨を伝えると、彼女達は目を輝かせていた。

 

 

 

〜補習授業部の場合〜

 

 

〔D.U、子ウサギタウン内にある子ウサギ公園。その一帯が武装集団により占拠され、デモ活動が行われています。〕

 

〔人数は4名、彼女たちは昨年〇〇月に既に廃校となったSRT特殊学園の再興を要求し、、〕

 

 

ん、足音がする。

来客だ。テレビの電源を切った。

 

 

 

「ゲールさん、失礼する。」

 

入ってきた子を見ておや、と思った。

、、戦場の目だな。久しぶりに見た気がする。

 

「ええと、、こんにちは!キ、、じゃなかった、ゲールさん。」

 

謎の鳥、、?のような人形をバックに大量に付けた子が挨拶をしてくれた。名を阿慈谷ヒフミ、と言った。

 

言動とは裏腹に聡明そうな子は浦和ハナコ。

 

えっと、、まぁ、これまでにもう3回程顔を赤くした多感そうな子が下江コハル。

 

そして、見知った目のヒフミさんに撫でられているのが、白洲アズサ。

 

 

まず彼女らの話を聞いて、驚いた。

なんとアズサさん以外は私の顔と名前も知らなかったらしい。

 

だが経緯を聞いて、半ば呆れと共に納得した。

 

どうやら私は女装したらしい。

 

なんで?もう2度とするかと決めていたのだがなぁ、、

 

 

キサラソ、、?どんなネーミングセンスだ。

まさか、まさか私が名乗ったらしい苗字の「空崎」を逆さまにしただけ、、?

 

そんな、、?バカなことが、、?

 

 

お、おほん。

 

 

アズサさん以外には、そのキサラソの人物像を教えてもらった。

総合すると、非常に優しい、、世話焼きな人物だったらしい。

 

 

トリニティの世間話もしてくれた。

 

 

トリニティのトップの一人が投獄されたらしい。アリウス、、奴らと手を組みミサイルを落としたのだ。当然とも言える。

 

 

、、ゲヘナのトップもアリウスと手を組んでいたな。恐らく私も、その陰謀で潜入をしていたのだろう。

 

 

はぁ、、

 

何も変わらないのかよ、結局、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな話題は後にして、せっかくなので彼女らに勉強を少し教えて貰った。

 

「ゲールさん、そこの式は、、えっと確か、、その公式よ。」

 

「コハルちゃんが教える側に回るなんて、、」

 

「本当に、本当に成長しましたね、、」

 

 

「ちょっと、なんで一年生の私が教えてるの!?ハナコも手伝ってよ!!」

 

 

「あらあら、こんな問題、正義実現委員会のえりーと、コハルちゃんなら簡単ですよね?」

 

 

「う、それは、そうだけどぉ、、」

 

「ゲールさん、そこに代入する式はこっちだ。」

 

 

「あぁどうも。はいはい、これが、、」

 

 

うーん、学びというのは楽しいものだな。知らない新しい事を知るたび、世界が広がる感覚がある。

 

ま、どこで使うのか、というものもあるが。

 

ただ生きているだけよりも様々な原理、文化を知り、日々感じる物事がだんだん増えていくと、暇を感じにくくなる。

 

それを人生を豊かにする、というのだろうか?

 

ハナコさんから幾つか本を頂いた。

暇なときに読んでみることとしよう。

 

 

 

 

補習授業部の皆さんが帰った後、貰ったお菓子を摘んでみようと箱を開けると、中に紙が一枚入っていた。

 

 

〈21時30分頃病室に向かう 消灯時間と思われるので窓を開けておいてくれ 話がある 白洲アズサ〉

 

 

どうやら、まだ一日は終わらないらしい。

 

 

 

相変わらず薄味で栄養満点の食事を終え、幾つか薬を服用した後に本を読み始めた。

 

 

しかしすぐに閉じてしまい、背伸びをしてから時計を見た。

 

 

開かれた窓から軽やかな風が部屋中に入り込んだとき、窓に足がかけられた。

 

 

白洲アズサ、、彼女が決意を込めた目で此方を見ていた。

 

 

 

 

 

 







はい。次回からゲール君の物語が大きく動いていきます。

まぁあんまり構想力とか文章力もないんで自分の好きを出力するだけです。


あと以下はまたネタバレ含みます。




ゲヘナメインストーリー見ましたわ、、
まぁ、良かったね!

雨降って★THE★固まるとは、との事か、HAHAHAHA、、、

ショウコは、、まぁ可哀想枠で済んでよかったね。

「嵐」ってなにかな?アイドルグループかな?

個人的にはラストのヒナのあれがあばばば、、

尊いからヨシ!

マコト議長!ちょっと見直しましたよ!

いや割とマジでマコトはあのゲヘナのトップとするなら最適解まであると思いますもん。

ヒナちゃんがトップになってみ?多分全部業務抱えて潰れるで。


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