『Let's get the beginning』
突如送られてきたメッセージ
『誰?』 と打ち込み返信するが返っては来ない
何これ…… いたずら?
プルルルルルル………… と電車が発車する音が メッセージに気を取られていて降りるのを忘れていた
「あっ」 急いで電車を降り不思議に思うが改札に進む
「ハッハッハッハッハッハッ」 とデリバリー配達の鞄を背負い、制服を着た少女が改札に向かって、駅構内を爆走している
「オーイ待て!止まりなさい! 逃げるなおいっ 待ちなさい!」 と軍警数人が追っているのを目にする
「ん…?」 と目を堪えてみると、こちら側へと走っていている
「あっ!」 と気づいた頃には遅かった
「そこの君!止まれと言ってるんだ!」
少女は改札に差し掛かるが、改札を掴み飛び越える
「う、うわ〜〜〜〜」
飛び越えようとする彼女の足と、自分の体がぶつかりドゴォンと後ろに転けてしまった。その時彼女と目があったが、軍警がもうそこまで迫っていたので彼女は一目散にに逃げ始めた。
「あっ ちょ、ちょっとっ あがっ」
「邪魔だっ!」 ドガッ と軍警に蹴られ、蹲ってしまった。
その時、さっき少女とぶつかった時に吹っ飛んだ携帯が軍警に踏まれてしまい、バキィと小さく音をたて画面が割れた。
「ああ〜あっああ!」
その惨事を見ていた群衆の中から1人飛び出してくる。
ソイツは蹲っている私に向かって、吹っ飛んだ携帯を拾い 「はいっ」 と渡してきて
「うっんぁ…ありが…ん?」 と顔を見上げると先に男の方が驚いた顔をして
「お前もしかしてマt…アマテ?!」
「なんで私の名前ってっシズナ…?!」
そう彼の名前はシズナ・オオクニ 幼稚園と小学校が同じたった知り合いというか友達というか…
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「さっきぶつかってたのって知り合い?」
「いや全然知らない子。多分お尋ね者だし」
「ん?」シズナはアマテのカバンを指す。
「鞄からなんか紙袋出てるけど…」
中身を取り出すとデバイス的な何かが出てきた。アマテは匂いを嗅ぎ
「バクダンじゃないよね....」
するとシズナがハッと何か気づく
「これあれだ!違法賭博で使われてる…なんとかなんとか」
アマテは画面がバキバキのスマホを取り出して、素早くデバイスに書かれていた型番を入力
すると
「インストーラーデバイス?」
ネットの情報によりとモビルスーツの戦闘コンピュータ用で非合法の密輸品であると
「とりあえず私持っとくよ。多分あのお尋ね者の子追いかけてくると思うし」
「ちょっと俺も興味あるんだよね、クランバトル。あの子追いかけてきてもどうせ鞄取ってバッーと逃げていくと思うから、ダミーデバイスでも入れときなよ」
シズナがえらく興味深く話す。 正直言うとシズナとは3年ぶりに会っても尚、こんなに会話が弾むとは思ってなかった。まぁ出会った機会が機会だし、私もちょっとあの子に興味あるからってのもあるかもしれないけど。
「いいね、それ。やろう!」
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コロニーの夜 顔のサイズに合わないサングラスをかけた少女が1人、携帯の位置情報サービスらしきものを見ている
そこにはデバイスの位置情報がリアルタイムで写っている
彼女は前を見ると何か分かったように歩き出した
「いた…」
彼女は横断歩道で信号待ちをしていた男女2人組の赤い髪の女の方のカバンをひったくった。
「うわっ!」
アマテは後ろを見る やっぱりあの制服の少女だった
「やっぱり来たな。あの子」
シズナが勝ち誇ったかのような顔で言う
「とりあえず追いかけよう!」
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「ハッハッハッ…ハッ… 」
ビルの屋上にポツンと立つ神社に逃げ込む少女
ひったくってきた鞄の中には紙袋が中にはあのデバイスがっと中身を出すが
「何これ…」
そこには位置情報のパッチが取り付けられた本が入っていた
スタスタと誰かが昇ってくる音
「これ 民間のモビルスーツでも武器が使えるようになるってヤバいやつ…」
誰もいない
「とりあえずあやまって欲しいんだけど」
「逃げられたか」
「まって」
アマテは鳥居をくぐり小さな祠の向こうを目掛けてデバイスを投げる
「うわっ うわっ」
祠の後ろからあの少女が出てくる。デバイスを必死に取ろうとするが、若干アマテの方がジャンプ力は高かった
アマテはデバイスを掴む
「君、テロリストなの?」
少女は目を逸らし
「ち、違う。テロじゃない…クラバの」
「賞金をかけて、モビルスーツで戦う…クランバトル?違法だってのに随分流行ってる…っおっ」
アマテは小さい祠みたいなとこの上に乗っかってたので、足を踏み外し、少女にダイブ
「おいおい大丈夫?」
ずっと黙って見てたシズナが近づく
すると少女が
「デバイスを届けるだけ。バイトだよ…」
「バイト?ならこれ弁償してよね」
アマテが割れた携帯を取り出す
「あっあ…」
少女は目を逸らす
「バイトならさ、そのデバイスいつまでに届けなきゃいけないのさ」
シズナが少女に近づき聞く
「今日中に…受け取り希望…。」
「なら急がないとな。配達手伝うから アマテもいいだろ?」
「勿論!運び屋ってなんかかっこいいし!」
「えっえ…まぁ…助かるけど…」
序盤の方のソドンクルーの描写は一部カットします。