https://syosetu.org/novel/319352/
先生のAIイラスト
【挿絵表示】
ほとんど三次創作かも。
女先生が私の性癖に合いすぎたんだ···
※キャラ崩壊注意(重要)
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「せーんーせーいー!!?また無駄遣いしましたね!?」
「いやコレは···違うんだユウカ、不可抗力だったんだよ」
「オモチャのロボットに5万円使う人が何処にいるんですか!これは経費じゃありません!」
「これはただのオモチャじゃないよ、限定のプレミア版だよ」
「せめて通常版で我慢して下さい!···ちなみに通常版はいくらですか?」
「えーと確か···2万円だったかな」
「3万円も違うじゃないですか!···いや2万円でも高いですけどね?」
少しボサついた長い黒髪に、透き通った翠色の瞳を持つ女性。
大人とは、子供たちのため責任を負うもの───という強い信念を持って日々職務に励み、多くの生徒に慕われている傑物だ。
···しかしそんな彼女にも欠点はある。
オモチャやスマホゲームの事になると普段の思慮深さは何処へやら、欲望の赴くままに散財してしまうという悪癖があった。
この日も月初めだというのに大金を消費。
当然、金庫番である早瀬ユウカにバレてしまい···そして今に至る。
「先月も体調不良で倒れてましたよね?もやし生活しなくて済む程度にはお給料も貰っているでしょう?保険医の先生も呆れてましたよ」
「ぅぐ···しかし彼も、このシリーズの素晴らしさは理解してくれていて···」
「先生っ!!」
「ひぃん···」
もう助けてあげませんからね!!と大声で吐き捨て、ユウカは部屋を出ていってしまった。
なお、ユウカの「もう助けません」発言は10や20では利かない程である。
彼女も何だかんだでチョロい──もとい、優しい生徒なのだ。
とはいえ、生徒に泣きつくのは彼女だってなるべく避けたいと思っている。
趣味は楽しみたい、でも食事のレベルもあまり下げたくない···ならば収入を増やすしかない。
大量の書類に紛れ込んだ1枚のチラシを手に取って呟いた。
「レンタル彼女、か···」
生徒達とお喋りの延長でデートをするだけでお金が貰える。
いや生徒から金を毟り取るのは流石に···
でも···金欠···うーん·······
徹夜明けの頭で散々葛藤した後、“とりあえず試しに一回だけなら”という結論に至ってしまった。
法外な要求をしなければ許されると思いたい。
◆◆
転生したらキヴォトスだった。
それに気付いた瞬間は“推しキャラに会える!?”と喜んだものだが、落ち着いて考えればここはゴリゴリの銃社会。
なにしろ誇張無しに口喧嘩が銃撃戦に発展する。
紛争地帯も顔負けなこの世界は、ヘイローの無い一般人には生きづらいなんてモンじゃなかった。
そんな世界でも今日まで生きてこられたのは、前世から引き継いだ多少の医療知識と、あの“先生”に拾われるという豪運のおかげだろう。
彼女には一生頭が上がらない思いだ。
今ではシャーレの保険医として生徒達と関われるという約得しかない職場で働いている。
そう、約得である。
ゲームの中の美少女が現実世界で俺と話している···実に素晴らしい。超最高。
···しかし、それはそれとして。
いくらなんでも
何処に行っても美少女しか居ない。
小さいのも大きいのも、可愛いのもカッコいいのも、ありとあらゆるキャラ属性が揃っている。
なんなら“先生”も可愛らしい女性だった。
まるで性癖展覧会のようなこの世界は、修行僧でもない男が生きるには過酷すぎる!
それでも良識ある大人として、生徒に手を出す事だけは何としても避けねばならぬ。
だから俺は必死に耐えた。
シャーレのトレーニングルームで筋トレしまくったり、限界が来たら自分で慰めたりしつつ日々を過ごしていた。
そんなある日の夜、俺はいくつかの郵便物の中にあった1枚のチラシを手に取った。
派手なフォントで『レンタル彼女いかがですか?』という文字が書かれている。
これは天啓かもしれないと思った。
仕事を抜きにして美少女と話せるというのが魅力的だし、フリとはいえ彼氏彼女の関係として振る舞えるのも最高だ。
ちなみに、我慢できなくなったら手を出してしまうのではないか?という可能性は除外した。
自慢じゃないが、俺は前世含めてバキバキのDT。
アプローチされてもヘタれるから問題無い。
丁度明日は休みが取れそうだし、深夜テンションに身を任せて予約してしまおう。
翌日。
キヴォトスのレンタル彼女···凄い美人さんがやってくるのだろうか、はたまたブラックマーケットの不良学生か。
あれ?もし後者だったら、俺はまともに抵抗出来ずに(金を)搾り取られる未来しか見えないぞ。
希望と不安に胸を膨らませ、待ち合わせ場所の広場に向かった俺が目にした女性は───
「······先生?」
「保険医さん!?」
───生徒ではなかった。
◆◆
互いに生徒が来ると思っていた2人にとって、この状況は特大のイレギュラー。
デートスポットなぞ知らぬと言わんばかりに、シャーレのオフィスへ直行した。
「先生、事情を説明して下さい」
「···少しお金に困っていてね」
「えぇ、だからってレンタル彼女は流石に···」
「私もどうかと思ったけど、今月はどうしても欲しいグッズがあって···もやし生活するとユウカが怒るし」
「もやし生活は俺も怒ります。···金が欲しいなら俺が貸しますよ、幾ら欲しいですか?」
「いや悪いよ」
「生徒から金を貰うよりはマシでしょう」
「ぅ゙っ゙。今度から気を付けます···」
自分も下心丸出しでレンタル彼女を呼び出したことを棚上げして、彼は“先生”を叱った。
しかし彼女もタダでは終わらない。
仕返しとばかりに、彼が触れられたくなかった話題を的確に抉る。
「でも君こそ、レンタル彼女を呼び出したじゃないか。これはどういう事?」
「···それは」
「それは?」
「·········女の子と付き合う事に憧れたから···ですね···はい···」
「ふ〜ん···ここまでストレートに言われると、少し返答に困るね」
「いや本当に···すいません」
ヤバい、人生終わったかもしれん。
彼は昨日の行動を激烈に悔いた。
現状、唯一の同僚──しかも異性──にレンタル彼女を呼んだ事がバレてしまった。
男の人だもん、仕方無いよね···と思ってくれるならまだ良いが、軽蔑された日には精神が死ぬ。
結論から言えば全くの杞憂なのだが。
つまり───
「···私じゃダメかな?」
「え?」
「正式な交際という訳ではなくて、あくまでもレンタル彼女としてなら私も吝かではないよ。お金を貸してもらう借りもあるし」
「あ、そういう事でしたか。それじゃあ···とりあえずスーパーでも行きます?」
「なんで!?デートと言ったら普通は水族館とか、お洒落なカフェとか···!」
「まあ普通はそうなんだと思いますけど、それより先生をもやし生活から脱却させる方が先です。···今日の食事は?」
「カロリーブロック」
「はいダメ、バランスの良い食事は健康の基本です。そんなだから普段から保健室の世話になるんですよ?」
「でも、デート···」
「これはこれでお家デートっぽくて良いじゃないですか。···いや何言ってんだ俺は」
「お家デート···ふふっ、確かに悪くないかも」
───異性の同僚を意識してしまうのは、彼だけではない。そういうことである。
☆☆
シャーレの2人を語るスレ
1:キヴォトス匿名掲示板
なぜ2人は未だにくっつかないのか
2:キヴォトス匿名掲示板
え、まだ付き合ってないの?
3:キヴォトス匿名掲示板
>>2これが現実
4:キヴォトス匿名掲示板
保険医の先生とはたまに駄弁ってるけど、7割くらいの確率で先生もセットなんだよね
5:キヴォトス匿名掲示板
>>4激務だって噂あるからね···体調は大丈夫なの?
6:金庫番
先生の体調不良は半分くらいはガチです。
ただ、残りの半分はおそらく···
7:キヴォトス匿名掲示板
うわやっぱ仮病なのかよ
8:キヴォトス匿名掲示板
いーけないんだ、いけないんだ
保険医のせんせに言ってやろー!
9:金庫番
>>8おそらく保険医の方も黙認しています···
10:キヴォトス匿名掲示板
ダメだこりゃ
11:キヴォトス匿名掲示板
職権乱用していちゃついてんじゃねえ!!
(いいぞもっとやれ)
12:キヴォトス匿名掲示板
懺悔します
ついほんの出来心で2人にレンタル彼女のチラシを渡してしまいました
13:キヴォトス匿名掲示板
>>12は?
14:キヴォトス匿名掲示板
意味分からん、どういうこと?
15:罪深きハッカー
順を追って説明すると、まず私は普段から先生の部屋に盗聴器を仕掛けていてね
16:キヴォトス匿名掲示板
>>15···ツーアウトってとこか?
17:キヴォトス匿名掲示板
>>16同性でもスリーアウトチェンジ定期
18:罪深きハッカー
先生の生活音やあの2人の会話を聞くのがたまらなく愉悦なんだ
19:罪深きハッカー
しかしそれでも満足出来なかった私は、ある日突然閃いた
20:キヴォトス匿名掲示板
>>19強欲すぎる
21:キヴォトス匿名掲示板
>>19嘘だろまだ満足してないのかコイツ
後で録音データ共有しやがれ下さい
22:罪深きハッカー
そうだ、2人がくっつけばいいんだ──そうすれば2人は同居するようになり、エモの供給量も激増!
自分の頭脳に感謝したよね
23:キヴォトス匿名掲示板
草
24:キヴォトス匿名掲示板
レンタル彼女との関連が見えん
25:罪深きハッカー
>>24簡単なことだよ
先生にはレンタル彼女募集のチラシを
保険医さんにはレンタル彼女宣伝のチラシを
それぞれ金庫番に頼んで、さりげなく書類に忍ばせてもらったんだ
26:金庫番
>>25待って下さい、それは誰にも言わない約束でしょう
27:キヴォトス匿名掲示板
何やってんだコイツ(呆れ)
28:キヴォトス匿名掲示板
金庫番も罪人の1人だったか
というか方法がアナログで草
29:キヴォトス匿名掲示板
金庫番がむっつりだと改めて証明されたわけだけどさ、キヴォトスにレンタル彼女サービスなんてあったっけ?
普通に取り締まられそう
30:罪深きハッカー
>>29レンタル彼女サービスは架空の物だよ
捏造した公式サイトは2人の端末からしか閲覧出来ない設定にしてる
31:キヴォトス匿名掲示板
盛大な釣りだなあ···
32:キヴォトス匿名掲示板
ようやく話が見えてきた
33:罪深きハッカー
先生は金欠で、保険医さんは若い情欲に悩んでいる
レンタル彼女を志願する理由も、レンタル彼女を呼びたい理由も2人にはあったし
最初はデ◯ヘルにしようかと思ったけど、レンタル彼女の方がハードルは低いでしょう
34:キヴォトス匿名掲示板
>>33確かに、時々だけど私のおっ◯いにも目線がいってるわ
35:キヴォトス匿名掲示板
うんまあ···保険医さんも男だからね
36:キヴォトス匿名掲示板
>>33なるほど、ユーザーが2人だけしか存在しない架空サービスなら確実にマッチングするね
でも今の甘酸っぱい関係じゃダメなの?
37:罪深きハッカー
>>36保健室でお喋りする2人も良いんだけどね
···見たくない?公然の場でいちゃつく2人を
38:キヴォトス匿名掲示板
あー···うん
39:キヴォトス匿名掲示板
見たい どちらかといえば見たい
40:キヴォトス匿名掲示板
レンタル彼女から始まる恋か···
☆☆
《オマケ》
「···先生、また食費削ってません?この間、保険医の先生と一緒にスーパー行ったって聞きましたけど、何を買ったんですか?」
「保険医さんがいい感じに選んでくれたから、暫くはそれで食い繋げると思う。あ、プレミアムもやしは一袋だけ買ってみた」
「っ···」
絶句した金庫番は机に額を押し付けたまま数秒沈黙したのち、重たい溜息を一つ。
「何故、またもやし···!!」
ユウカが出て行ったのを確認して、私は引き出しにしまった“例のチラシ”を見つめた。
前回の“レンタル彼女ごっこ”は、実のところ予想よりずっと楽しかった。
お金が絡まなかったおかげで、ただの休日の延長戦だったとも言えるけれど。
保険医の言葉や仕草を思い出すたびに、胸のあたりがくすぐったくなる。
───私じゃダメかな?
あれは一時の気の迷いだと思っていたのに、もう会いたいと感じている自分がいる。
···一応、言い訳はある。
一人で食事に行くのも寂しい。
ちょっと、気晴らしが欲しい。
理由はなんだって良いから、あのときの続きを···もう少しだけ。
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◯プレミアムもやし
完全管理栽培:温度・湿度・音楽(モーツァルト)を制御した特殊環境で育成
高品質な水:弱アルカリ天然水で育てた、驚きの甘みと旨み
独自品種:栄養価の高い特選大豆を使用、食感は極上のシャキシャキ
高栄養:通常のもやし比でビタミン・カリウム1.8倍(自社比)
保存性◎:特製パッケージで冷蔵7日間鮮度キープ
外観美:一本一本が太く白く、優美な線を描く
価格:1袋180円
キャッチフレーズ:“安い”を捨てた、覚悟の味