執務室の一角、来客対応用のテーブルを挟んで向かい合う黒衣のシロコと、純白のスーツを着たマイケルが向き合っている。その背後にはアビドスの生徒たちが並び、果たして彼女がどのような話をするのかと固唾をのんで見守っていた。
まず話を切り出すのは当然というべきか、この場を用意したマイケルである。ペットボトルのミネラルウォーターを一口、口内を湿らせてから彼は身振りを交えて口を開く。
「これが平時ならばまずはアイスブレイク……と言いたいところだが、残念ながら今はそのような時間も取れない以上、最初から本題に入らせてもらおう」
「うん……」
「君は砂狼シロコで、どうやら今の時系列よりも未来のキヴォトスからやってきた。それに違いはないか?」
「…………」
まず前提を確認するべく、マイケルは黒衣のシロコへ質問を飛ばす。名前の確認、どういう時系列からやってきたのか、まずはそう言う基本的なところから知らなければならない。何せ、自分達は彼女のことを
黒衣のシロコは小さく頷き、彼女もペットボトルのミネラルウォーターを口にする。その一挙手一投足を見逃さないようにするホシノ達に内心苦笑しながらも、マイケルはさらに質問を続けた。
「ふむ、では次の質問だ。何故君はこの時間軸へとやってきた? そもそも、どうやって時間の壁を越えてきたのか……ああ、原理とかは説明しないでいい。されても多分わからないからな、私は科学者じゃないんだ」
「…………」
その質問に対しどう答えるべきか、黒衣のシロコは口に出すべき言葉を慎重に選んでいるようだ。もしもこちらのシロコだったら割りと正直に話しそうなものだが、そのあたりに経験の差が見て取れた。
「……私は、私の居たキヴォトスは、アルファ・ワームパンデミックによって大混乱に陥った。生徒たちが次々に怪物へと姿を変え、友人たちを襲い喰らう……そんな地獄のような光景があちこちで見られるようになっていた」
「……!」
黒衣のシロコが静かに語り始めるのは、アルファ・ワームが蔓延したキヴォトスの辿った末路。2015年の東京で起きた事件のような地獄があちこちで起きたという事に、唯一怪物と化した生徒の姿を見たこちらのシロコは正しくその光景を想像し、絶句する。
「なにそれ……それがキヴォトスの未来? 私達が何しても無駄だっていうの!?」
「まあまあ、落ち着いてよセリカちゃん。まだ話は始まったばかりだよ? ちゃーんと全部聞いてあげないと、あっちのシロコちゃんが可哀想じゃない?」
「そうそう、話は最後まで聞かないと」
「うっ……」
一方、それが逃れ得ぬ未来の光景だと
「まあ、落ち着けセリカ。彼女の未来が我々の未来と決まったわけではない……何せ、彼女はワクチンの存在を
「えっ、そうなの!?」
「あの……それって、どういうことなのでしょうか……」
「ん~……説明するのは色々難しいな、私はSFにそれほど詳しいわけではない。だが、可能性として一番有力なのは、
最初に彼女と言葉をかわしてからずっと引っかかっていた違和感、自分達が知るものを彼女は知らぬという事実を元にマイケルは仮説を組み上げそれを皆へと語る。しかし最近の若い子、特に女子はあまりSFに感心がないのか、彼の説明を聞いてもあまりピンときていないようだ。
ならば、当人にこの仮説が正しいかを判定してもらおう。そういう意図をもって黒衣のシロコに話を戻すと、彼女としても予想外だったのか鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしてこちらを見つめてきた。だが、直ぐに気を取り直すと彼女はやはり考える素振りを見せ、答える。
「……多分、それで間違いはないと思う。私のキヴォトスでは
「やはりな、だから君は私の顔を見た時に驚いていたわけだ。自分の知らない人物が先生をしているとなれば……まあ分からなくもない。ところで、君たちのキヴォトスはそれからどうなったのか、続きを聞かせてもらえないだろうか」
「…………」
「いや、話したくないならば詳しくは求めない。ただ、君がこの世界に来た経緯というものがわかれば、何か新たは発見が得られるのではないかと―――」
彼女のキヴォトスがどうなったのか、アルファ・ワームを知るマイケルからすればその末路はいうまでも無いのだが、もしかしたら何か奇跡が起きて助かった可能性もある。しかし、黒衣のシロコの様子から察するにそれは期待薄だろう。
辛い記憶を呼び起こす事にはあまり乗り気ではない彼は無理に離さなくてもいいと付け加えようとするが、その言葉を言い切る前に彼女は頭を振って口を開く。
「……あなたが予想している通り、私のキヴォトスはアルファ・ワームによって滅びてしまった。地上は感染体で溢れ、生存者達はミレニアムに立てこもり、最後の手段として大量の弾道ミサイルをキヴォトス中に発射した結果―――全ては灰燼に帰した。生き残ったのは唯一、私だけ」
「そ、そんな……」
「うっ……」
彼女のキヴォトスが既に滅んでいるという事実。さらに、それが生存者たちの手によって行われたということにアビドスの生徒たちは強い衝撃を受けていた。ホシノすら顔を青くしているあたり、彼女たちが受けたショックの強さが伺えるというものだろう。アヤネに至ってはショックのあまり吐き気を催していた。
「君の世界の私達は……どういう最期を迎えたの?」
震える声でホシノは問う。異なる世界とは言え、自分達がどのように死んだのかというのは気にならないはずがない。しかし、それは仲間の死を思い出させる行為にほかならず、黒衣のシロコは顔を伏せると静かに肩を震わせた。小さな雫がぽつりぽつりと握る拳の上に落ちる。
その光景に自らの失敗を悟るホシノであったが、既に口から出た言葉を引っ込めることなどたとえ神であっても不可能なこと。慌てて発言を撤回しようとするものの、それよりも早くシロコは語り始めた。
「……最初に感染したのはセリカだった。その時はただ具合を悪くしただけだと思っていたんだけれども、少ししてから突然変異して……犠牲になったのは、看病していたアヤネ。首元に喰らいつかれて、私達が駆けつけた時には、もう」
「うぁ……」
「う……おぇっ」
「私達も、そうなってしまったセリカを手にかけるしかなくなって……それから皆、次々に斃れていった。ノノミにホシノ先輩……残ったのは私と先生だけ。キヴォトス全域に感染が広まったのは、その翌日からだった」
「し、シロコちゃん、もういい、もういいよ。私が悪かった、だからもう無理に思い出さなくていいんだ」
あまりにも生々しい自分達の最期。それを辛そうな顔で語られては言い出しっぺのホシノも慌てて止めに入らざるを得ない。だが、彼女は話を止めなかった。
「……私と先生は、それからキヴォトス中を駆け回って少しでも被害を少なくするべく奔走したけれども、結局は感染を抑えることが出来ずに先生も感染して倒れた。
「……アレ?」
黒衣のシロコが語るアレとは何なのだろうか。その場にいる全員の頭の上にクエスチョンマークが浮かぶ。
「”色彩”……キヴォトスの外から来た、全てを狂わせる光。それ以外に形容する言葉が見当たらない」
「”色彩”か……まさか、こんな所でその名前を聞くなんてな」
”色彩”――――それは、エデン条約事件の際ベアトリーチェが呼び出そうとしたもの。あの事件の後、セイアが密かにバシリカで何が起きたのかを聞かされており、名前と大まかな概念だけは知っていたのだが、まさかこの場でそれが出てくるとはとマイケルは内心驚く。
「”色彩”が直接何を狙っていたのかは私にはわからない。でも、私はそれに触れたことでこんな姿になってしまったの」
「……それは大丈夫なのか? 何かおかしくなったとか、そういう事は無いのか?」
色彩に触れたものは器が崩壊し、ただではすまない―――そのような事をセイアから聞いていた以上、色彩に触れたという黒衣のシロコの主張にその身を案ずるのは当然のことだろう。
「……多分、平気。
「そうか……それはよかった」
しかし、黒衣のシロコは何も問題はないと主張する。確かにセイアと比べれば明らかに健康そうではあるし、病院に送った所で何かができるわけでもない。だからマイケルもこれ以上追求するつもりは無く、同時に彼女を命をかけて守った
「……そして、
「”色彩の嚮導者”?」
「私はアレに触れたからほんの少しだけ理解できた。”色彩”には本来意思なんて存在しないのだけれども、それを利用して何かをしようとしている者がいる。その執行者こそが”
「……もしや、アルファ・ワームも”色彩”によって遣わされたのか?」
「多分、そう」
「
黒衣のシロコが語る話は驚きの連続であった。ベアトリーチェは”色彩”を利用して自分がより高位の存在になることを目的としていたが、今度は世界を滅ぼすものとは。しかも、アルファ・ワームが”色彩”によって呼び出された可能性まである。
”色彩の嚮導者”と呼ばれるものが何故ここまでしてキヴォトスを滅ぼそうとしているのか、それは彼女も知らないだろう。彼女も被害者でしかないのだから。
「クソッ、まさかそういう事だったとは。もしかしてあの塔も同じように”色彩の嚮導者”が用意したものなのか?」
「そこまではわからない。でも、多分そうだと思う……ごめんなさい、私も詳しいことは知らなくて……ただ、私の世界を滅茶苦茶にしたアルファ・ワームと、それを引き起こした”色彩の嚮導者”だけは絶対に許せない……!」
「シロコちゃん……」
アルファ・ワームと”色彩の嚮導者”、
昏く濁った瞳は大切なものを失った悲しみと怒りの色に染まっている。かつての自分よりもずっと大きな絶望を味わっていたのだろうと察し、ホシノはかけるべき言葉を見つけることが出来なかった。
「……少なくとも、君の話でアルファ・ワームを操る連中が居るということだけははっきりした。しかし、まだまだ敵の正体がはっきりとわからないのであれば、やはり色々と調べないと行けないだろうな。それに、”色彩”が関わっているとなると少しは情報を探す手間も少なくて済むはずだ」
「先生……」
「これは我々だけの問題ではない。このキヴォトス全体の未来がかかっている以上、他の学園と手を取り合い、その未来を掴み取らねばならないんだ」
一方マイケルの戦う意欲は決して衰えることはなく、戦いは新たな段階を迎えようとしている。キヴォトスの未来は皆の双肩にかかっているのだ。
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それから程なく、緊急放送の段取りを済ませたリンとカヤが戻ってきてプレスルームへの移動を促したため、黒衣のシロコとの話はそこそこに彼は執務室を後にする。残された黒衣のシロコとアビドスの生徒たちは気まずい雰囲気の中、どう声をかけたらいいのか悩んでいる様子であった。
滅びたキヴォトス、あちらの自分達の最期、そんな話を聞いた直後に和気藹々と会話ができるはずもない。そんな状態で新たにやるべきタスクが生じたからといって自分達を置いていったマイケルに対して少々恨みがましく思うところはあったが、この状況下では彼は引っ張りだこであり自分達だけに構う余裕が無いのも事実。大人しくそれを受け入れる他無いのだ。
「……ねえ」
「ん……」
それでもコミュニケーションを取らねばならぬと幾ばくかの沈黙の後、最初に口を開いたのはこちらのシロコ。砂狼シロコと砂狼シロコ、本来ならばありえぬ同一人物同士の会話である。
「あなたの先生ってどんな人だったの? 私達の先生は……まあ、あんな風に結構無茶をして、それでもゴリ押しで何とかしちゃうような大人。でも、あの人のおかげで私達の学校の借金はもう少しで返済できるほどにまで少なくなったの」
「そう……私の先生も、カイザーに直談判しに行くとか言ってPMC理事を殴り倒し、不正の証拠を掴んで告発することで借金を殆ど解消してくれた。そんな無茶をする一方で、私たちのことを暖かく見守ってくれて……まるで、お父さんみたいな人だった」
「お父さんか……あなたも昔の記憶はないの?」
「あなたも? そっか、そこまでは一緒なんだね」
こちらのシロコがまず聞くのはあちらのシロコの先生の人となりについて。先程までの話しぶりからあちらの先生の事を慕っていたのだろうと思ってのことだったわけだが、予想は正しく彼女は昔を懐かしむように話を続ける。
「……私の先生は奥さんと子どもを亡くして、もう天涯孤独の身だって言ってた。だから私、家族というものに憧れてたこともあって、先生に言ったんだ。「先生が私のお父さんだったらいいのに」って……そしたら先生は笑って「ああ、私が君のパパになろう」って笑って……」
「そっか……」
恐らくその時が彼女にとって幸福の絶頂であったのだろう、思い出に浸る黒衣のシロコの表情は穏やかだった。だが、その先に何が待っているのかを知った身としては複雑な思いがある。
「そういえばだけど、何でシロコちゃんは砂漠で私達に襲いかかってきたの? その理由ぐらいは聞かせてもらいたいなぁ」
「そ、そうよ! 理由はあったのだろうけど、本当にびっくりするくらい強くて本当に危なかったんだから!」
「ちょっと命の危険を覚悟するくらいには強かったですよね、あちらのシロコちゃんは」
シロコが話を初めてハードルが下がったのか、次に話しかけ始めたのはアビドスの
「……ごめんなさい、あの時あなた達を見たらアルファ・ワームに感染しているのがわかったから、私達のキヴォトスみたいな事にならないようにって思って」
「あっ、そうなんだ……って、シロコちゃんもしかして見ただけで感染してるかしてないか、わかるの!?」
「うん……先生に教えてもらった技術で、気を集中させることで周囲の状況を読み取ることができる。今あなた達は感染してないのは確認しているから、もうあんな事はしない」
「はぁ~……あっちの先生ってこっちとは別の意味で超人なのね……」
呆れたような、あるいは感心したような……黒衣のシロコの話を聞いてセリカはそんな表情を見せていた。”気”という単語が詐欺の常套句であるからだろうか、半信半疑といった様子ではある。しかし、その一方でホシノとノノミは彼女が嘘を言っていないと確信して、その言葉を完全に信用することにした。
「それで……シロコちゃんはこれからどうするつもりなの? その、”色彩の嚮導者”とアルファ・ワームに単身挑むつもりだったりする?」
続けてホシノの質問に黒衣のシロコは首を横に振る。
「……1人で何でもできるとは思っていない。だから、”色彩の嚮導者”やアルファ・ワームと戦うならこの世界のシャーレと協力するのは選択肢の一つだとは考えている」
「だったら……!」
「ん……つまり、あなたも私達と一緒に戦うつもり?」
「ん、そんな感じ」
「うんうん、こういう時こそ皆で仲良くしましょう!」
シャーレと協力して戦うという選択をした黒衣のシロコ。その実力の程は実証済みで、さらにアルファ・ワームに感染しているかどうかを目視で確認できる能力は非常に貴重なものだろう。ノノミはニコニコ顔で彼女の選択を歓迎し、ホシノやセリカ、アヤネも笑顔を浮かべて頷いた。
こうして黒衣のシロコとアビドスの面々が打ち解けてきたと思ったその時、彼女たちのスマホが突然鳴り始める。慌てて取り出してみると緊急のエリアメールで、連邦生徒会からの放送があるということを知らせるものだった。どうやら、これから緊急放送が始まるらしい。
「連邦生徒会の放送……ですね」
「テレビを付けましょう。スマホの電源消費するのはもったいないですし、ね」
「うへー、お菓子とか無いかなー」
「いやいやホシノ先輩……来客用のを勝手に持ち出すのはダメでしょ!?」
話が一段落ついたこともあり、一同はテレビを付けて一緒に見ようという話になった。ソファーに皆して座り、リモコンを操作して電源を入れる。映し出されたのは前の放送と同じくプレスルームの光景で、演台の向こうにマイケルが立っていた。
『キヴォトスの皆さん、連邦捜査部S.C.H.A.L.E顧問のマイケル・ウィルソンです。現在キヴォトスで発生している様々な状況について説明するため、このような場を設けました。まず端的に申し上げますと、現在キヴォトスは外からの侵略を受けています。ですが慌てないでください、我々連邦捜査部S.C.H.A.L.Eはこういう事を想定しなかったわけではありません』
「……まあ、嘘だよね」
「想定はしてなかったですよねぇ」
テレビの向こうでカメラに向けて話しかけるマイケルの姿は、先生というよりもやはり地位のある大人であるという印象が強かった。
まず冒頭の発言を聞いたホシノ達は発表内容に嘘が混じっていることを理解して口に出すが、それは非難するためのものではない。
この放送の目的はパニック状態にあるキヴォトスにある程度の安心感を与えるためのもの。多少の嘘は許容されるプロパガンダのようなものだ。彼女たちはそれを十分認識していた。
『ここでお伝えしたいのは、キヴォトスを侵略してきた敵の名前です。”色彩の嚮導者”……そう呼ばれるものがこのキヴォトスを滅ぼそうとし、まずは所謂生物化学兵器と呼べるものをバラ撒きました。先の放送で立ち入りが規制された場所は、まさにその攻撃を受けた場所なのです』
放送の最中、マイケルはあえて敵の名を口にする。まだ情報は全然足りず、黒衣のシロコから辛うじて得られた唯一の情報……しかし、現状発表できることはそれしか無いというのもまた事実。
不確定な情報をこうして発表するのは、流言飛語を防ぐためのやむを得ない措置であった。女子学生というのは噂話が大好きなもので、変にデマを流されて混乱が広がるぐらいならある程度真実を見せるというのはある意味正しい。
不完全な事実は余計な情報を付け足されて変に広まることもあるが、デマが野放しになるよりかはいくらかマシだ。
『まず、皆様に置かれましては決してパニックにならないようにお願いします。各学園の指示する避難所に向かい、決して危険な場所に踏み入ることの無いようにし、また各学園は治安の悪化や敵の襲撃に備えるようにしてください』
「本当にとんでもないことになっちゃったな……」
放送を見ながらぽつりとシロコが呟くその言葉は、もう一人の自分を除く全員の心境を代弁するものだ。まさかこんなことになるだなんて、数日前の自分達は頭の片隅にも浮かばなかっただろう。
『我々はこのような事態であっても決して諦めることなく戦いに挑む所存です。最後にどうか皆様、決してデマや噂話に惑わされることなく冷静になってください。そして、我々をどうか信じてください』
映像の中、マイケルは原稿を読むことなくカメラを見続けたままに締めの言葉を述べた後、深々と頭を下げる。そうして放送が終わり、連邦生徒会のシンボルが表示された所で彼女たちは興味を失ったかのようにテレビの電源を切った。
何も映し出さなくなったテレビから視線を外して外を見れば、見赤く染まる空の下、シャーレのビルから見下ろすD.U.はもはや戦場のようであり、あちこちから黒煙が立ち上り時折爆発の閃光を見ることが出来る。
今、多くの人々が今を生きるために戦っている―――そう思うと、果たしてここでぬくぬくと休憩していて良いのだろうか? そんな考えが頭をもたげ、彼女たちは落ち着かぬ様子でマイケルが戻ってくるのを待つのだった。
こちらの方が読みやすいならこのやり方を継続します
解説
砂狼シロコ(パラレルワールド)
並行世界からこのキヴォトスにやってきた砂狼シロコ。本作におけるシロコ*テラーであり、当然のことながら色彩に触れて反転している。彼女の先生の手ほどきによって
彼女は向こうでは先生を「お父さん」と慕っていたが、アルファ・ワームパンデミックが発生したことでアビドス高校は彼女を残し全滅、キヴォトスそのものも90%の人間がが感染体となるか、死亡するかという状態に陥った。
生き残りはミレニアムに立て籠もって抵抗を続けるも、最後の手段として
”色彩の嚮導者”に対して激しい怒りを抱いているが、その理由は―――
なお、この情報は現在得られている情報によって構成されている。