密林を模した仮想戦場が、シミュレーション装置の薄暗いスクリーンに広がっている。量産型ガンキャノンの重厚なシルエットが、木々を掻き分けながら進む。
コックピット内で、ソウヤはモニターに目を凝らし、照準モニターに映る仮想のザクⅡを捕捉する。
額に汗が滲むが、彼の指は正確にトリガーを引く。
敵を捉える反応速度の速さがソウヤの強みだ。
次々と放たれるキャノン砲の射撃は、的確に敵を捉えるが、その高ペースは機体に重い負荷をかける。
「ソウヤ、右翼のザク達を優先しろ! 左は俺が押さえる!」
通信機からヤザンの軽快な声が弾ける。
彼の陸戦型ジム改がロケット・ランチャーを構え、仮想敵を次々と爆砕する。
荒々しいが的確なその操縦は、まるで戦場を遊び場に変えているかのようだ。
「了解、ヤザン! 隊長、援護を!」
ソウヤはガンキャノンの両肩に据えられたキャノン砲を構え、トリガーを引く。
轟音とともに砲弾が炸裂し、スクリーン上でザクⅡが爆炎に吞まれる。
一方、イーサンのジム・ドミナンスは冷静そのもの。
二連ビームライフルが閃光を放ち、増援の敵機を正確無比に仕留めていく。
シミュレーションを監視するモニター室では、整備班長のナガト中尉が、複数のディスプレイに映るモビルスーツの稼働データを睨みつけている。
額に刻まれた深い皺と、油と金属の匂いが染みついた作業服が、彼の長年のメカニックマンの経験を物語る。
隣では若い整備士のイヤンが、タブレットに表示されたガンキャノンの出力データを確認しながら首をかしげる。
「中尉、ガンキャノンのキャノン砲の負荷データが気になります。ソウヤの射撃は正確ですけど、反応速度が速すぎて射撃ペースが上がりすぎてます。冷却システムに8%の負荷オーバーが出てますね。」
ナガトはモニターに映るソウヤのガンキャノンの動きを見ながら、低く唸る。
「ソウヤの射撃はダメージ重視で無駄がないが、あのペースは機体を酷使しすぎだ。実戦でグフとかドムみたいな速い機体に詰められたら、冷却が追いつかずやられるぞ。イヤン、ソウヤに射撃間隔の最適化を伝えるメモを残せ。」
もう一人の整備士、ミサキがデータパッドを手に割り込む。
「ヤザンの陸戦型ジム改も大概ですよ、中尉。機動データの関節負荷が設計値の120%超えてます! この無茶な動き、シミュレーションだからいいですけど、実機だったら整備班が頭抱えます!」
ナガトは小さく笑い、モニターのヤザンのジム改がザクを翻弄する姿を見つめる。
「ヤザンのあの派手な機動は敵を撹乱する武器だ。だが、データだと関節の応答速度が0.2秒遅れてる。ミサキ、ヤザンに機動パターンの見直しを提案しろ。機体を限界まで使う前に、敵を仕留める効率を上げなきゃな。」
イヤンがデータパッドにメモを打ち込みながら呟く。
「隊長のドミナンスは安定してますね。エネルギー消費、誤差0.4%以内。シミュレーションでも完璧な制御です。」
ナガトは頷き、モニターに映るイーサンの正確な射撃に目をやる。
「イーサンは連邦のモビルスーツの仕組みを熟知しているからな、機体を完璧に乗りこなしてやがる。だが、戦場じゃデータ通りにいかん。次のシミュレーションで敵の反応速度を上げて、隊長の対応力を試してみるか。」
「シミュレーション終了。戦果:敵モビルスーツ8機撃破、損失なし。」
無機質なアナウンスがシミュレーター内に響く。ソウヤはコックピットから降り、ヘルメットを脱いで大きく息をつく。隣ではヤザンがシミュレーターから飛び出し、ニヤリと笑いかけてくる。
「よぉ、ソウヤ! 今日のガンキャノンはキレてたな! この調子なら次の作戦も楽勝だぜ!」
ヤザンの軽口に、ソウヤは苦笑いを浮かべる。
「楽勝なわけないだろ。ジオンはオデッサで見たグフみたいな厄介な機体をまた寄こすかもしれないぞ。」
イーサンが静かに二人に近づき、ヘルメットを外しながら落ち着いた声で言う。
「だからこそ、この訓練で役割を叩き込む。ソウヤは火力、ヤザンは機動、俺は分析と指示。それぞれが完璧に役割を果たせば、どんな敵も倒せる。」
隊長らしいその言葉に、ソウヤとヤザンは互いに視線を交わし、力強く頷いた。
シミュレーター室の出口近くで、ナガト中尉と整備士のイヤン、ミサキがデータパッドを手に現れる。
ナガトの鋭い視線が三人を捉え、口を開く。
「今回のシミュレーション結果だ。ソウヤ、ガンキャノンの射撃ペースが速すぎる。命中率は申し分ないが、冷却システムが悲鳴を上げてる。実戦じゃ一瞬のオーバーヒートが命取りだ。射撃間隔を見直せ。」
ソウヤは少し気まずそうに頷く。
「了解しました、中尉。次は気をつけます。」
ナガトはヤザンに目を移す。
「ヤザン、お前のジムの機動は敵を翻弄してるが、関節負荷が120%超えだ。効率的な動きを心がけろ。機体を壊す前に敵を倒すのがお前の持ち味だろう?」
ヤザンはニヤリと笑い、肩をすくめる。
「はい、中尉! でも、俺のジムなら少々の無茶も耐えてくれますよ!」
ナガトは小さく鼻を鳴らし、イーサンに視線を向ける。
「隊長、ドミナンスのデータはほぼ完璧だ。エネルギー制御も申し分ない。だが、次のシミュレーションで敵の反応速度を上げて、対応力を試したい。」
イーサンは冷静に頷く。
「了解した。次の訓練で調整を頼む。」
ナガトはデータパッドを手に、明日のパトロールの話に移る。
「さて、明日の慣熟操縦のパトロールについてだ。ジャブローの密林地帯を想定し、位置をジオンに悟られないよう武装と足周りを調整する。意見は?」
イヤンがデータパッドを見ながら答える。
「ガンキャノンはジオンのドップみたいな航空戦力が偵察に来る可能性が高いので、キャノン砲の砲弾は実弾3:散弾7の割合で、対空迎撃を重視した方がいいかと。散弾なら高速で飛び回る航空機を効率的に叩けます。足周りは密林向けにサスペンションを柔らかめに調整して、機動性を確保すべきです。」
ミサキが続ける。
「ヤザンの陸戦型ジム改は前衛ですので、位置秘匿が肝心です。ビーム・ライフルは閃光で敵にバレやすいので、ロケット・ランチャーを装備し、発光を抑えた攻撃がいいかと。足周りは関節のトルクを上げて、密林での急加速や急停止に対応できるようにしたいですね。」
ナガトは頷き、イーサンのドミナンスに目を向ける。
「隊長のドミナンスは二連ビームライフルで火力と精度を両立してるが、密林の視界不良を考えると、索敵用のセンサー強化パーツと通信用の拡張パーツの追加はどうだ? 足周りは今のままでも問題ないと思うが。」
イーサンが静かに答える。
「センサー強化と通信の強化は賛成だ。密林での索敵は命綱になる。足周りは今のセッティングで十分だ。」
ヤザンが突然声を上げ、目を輝かせながら両手を広げて飛び跳ねる。
「やっと俺の陸戦型ジム改に乗れるぜ!この相棒となら、ドップだろうがザクだろうが一網打尽だぜ! 」
まるで子供が新しいおもちゃを手に入れたような笑顔を浮かべ、はしゃぐのだった。
ナガト中尉が眉を上げ、ニヤリと笑う。
「おい、ヤザン、はしゃぎすぎだ!」
突然、ナガトはヤザンの首に腕を回し、軽いヘッドロックをかける。
「戦場でそのテンションはいいが、落ち着け、このバカたれ!」
「うぐっ、中尉、首が、首がっ!」
ヤザンは大げさにじたばたしながらも、ニヤニヤと笑い声を上げる。
イヤンとミサキがクスクス笑い、イーサンは静かに微笑む。ソウヤはヤザンの子供のような騒ぎっぷりとナガトの豪快なツッコミに、思わず口元を緩める。
戦場での緊張感とは裏腹に、ヤザンの純粋な情熱とナガトの仲間をたしなめる温かさが、ソウヤの胸に信頼と安堵を広げた。
兵舎の部屋に向かう途中、ヤザンが再び足を止め、目を輝かせながら、ソウヤを呼び止める。
「なあ、ソウヤ! 訓練の後で一発、気分転換どうだ? 噂じゃ、あの〝ホワイトベース〟がジャブローに着くらしいぜ。あの噂の船、遠くからでも見てみねえか?」
ソウヤは一瞬戸惑うが、ヤザンの熱に押され、渋々笑みを浮かべる。
「…ったく、お前って奴は。まぁ、ちょっとだけならいいか。」
ヤザンの提案を了承し、二人は宇宙船ドッグに向かう為に軍用バギーがある、駐車場に歩き始めた。
モニター室では、ナガト中尉が最後のデータを確認し、整備士たちに指示を出す。
「よし、シミュレーションデータとパトロールのセッティング案をまとめて、パイロットにフィードバックしろ。オリオン小隊のパイロット連中は戦場で命を懸ける。俺たちのデータと準備が、彼らの生き残る確率を上げるんだ。」
整備士達はナガトの指示に大きな声で返事し、シミュレータールームを撤収するのだった。
ジャブローの地下基地の薄暗い通路を、ヤザンとソウヤは軍用のバギーに乗り込み、ホワイトベースが停泊する巨大な鍾乳洞のドックを目指して突き進む。ヤザンの興奮した笑い声が、岩壁に反響していた。
ジャブローの地下基地、巨大な鍾乳洞の奥に広がる宇宙船ドック。
その高台に設けられた観測ポイントで、ソウヤとヤザンは軍用のバギーを停め、ホワイトベースの到着を待ち構えていた。
鍾乳洞の天井から滴る水滴がポツポツと岩床に響き、湿った空気が頬を冷たく撫でる。
人工の照明が薄暗い通路を照らし、遠くのドックからは金属が擦れる低い唸り音がこだまする。
ソウヤの持つ双眼鏡のレンズが湿気でわずかに曇り、彼は指で拭いながら視線をドックに向けた。
「なあ、ソウヤ、ホワイトベース、まだ来ねえかな? あの船、見たら絶対テンション上がるぜ!」
ヤザンは双眼鏡を握り、落ち着きなくバギーのボンネットを叩く。
その興奮した声が、鍾乳洞の岩壁に反響して広がる。
ソウヤはバギーのシートに寄りかかり、苦笑いを浮かべる。
「お前、さっきから落ち着きがないな。来るって言ってんだから、じっと待とうぜ。」
彼の声は静かだが、どこかヤザンの熱に引き込まれる自分を感じていた。
その時、ドックの奥から重々しい機械音が響き、巨大なエスカレーター状の搬送装置が動き出す。鍾乳洞の壁に反射する照明が、金属の軋む音とともに揺らめく。ソウヤとヤザンは身を乗り出し、双眼鏡を構えた。
暗闇の中、ゆっくりと姿を現したのは、ホワイトベースだった。
白い船体は幾多の戦いで色褪せ、装甲には銃痕や焦げた傷が無数に刻まれている。
それでも、その堂々とした姿は、地下の鍾乳洞にそびえる連邦軍の希望の象徴そのものだった。
ヤザンが低い口笛を吹く。
「すげえ…! これがジオンのエースどもの攻撃を掻い潜り、ガルマ・ザビをぶっ倒した不沈艦かよ! ボロボロなのに、めっちゃ威厳あるぜ!」
ソウヤは双眼鏡越しに船体を眺め、静かに頷く。
「ああ、こんな傷だらけでもまだ戦えるなんてな。流石はペガサス級だな。」
その言葉には、戦場を生き抜いた艦への深い敬意が込められていた。ホワイトベースは搬送装置の終点で停止し、ドックに固定される。船体側面から下船用のタラップがジャブローの波止場に固定され、乗組員たちが次々と下船し始めた。
金属製の足場にブーツの音が響き、鍾乳洞の湿った空気に乗組員たちの声が混じる。
ソウヤとヤザンは双眼鏡を覗き込み、目を丸くした。乗組員のほとんどが驚くほど若い。
男性は青い制服、女性はピンクの制服という、地下基地の無機質な環境には不釣り合いなほど派手な装いが目立つ。
「なんだこれ、めっちゃ若え連中じゃねえか!」
ヤザンが驚きの声を上げる。
「青とピンクの制服って、戦場で目立つだろ! これで連邦の最新鋭の戦艦動かしてるのかよ!」
ソウヤも眉をひそめる。
「噂じゃ民間人が運用してるって話だったが…本当にこんな若い連中が最新鋭戦艦を動かしてたのか。」
その事実に、ソウヤの胸に驚きと奇妙な感慨が交錯する。
双眼鏡で乗組員たちを観察していると、ヤザンの視線がある一点に釘付けになる。金髪の女性が、堂々とした姿勢でホワイトベースから下船し、タラップに取り付けられた手すりに腕を乗せるのだった。
彼女のしなやかなスタイルと、戦場とは思えない優雅な雰囲気が、鍾乳洞の冷たい照明の下でひときわ輝いていた。
ヤザンは双眼鏡を握り締め、興奮気味に声を弾ませる。
「おおっ、ソウヤ、見ろよ! あの金髪の美女! スタイル抜群、めっちゃいい女じゃん! まるで、お姫様みたいだぜ! 絶対エース級のオペレーターだな!」
ヤザンの声は、鍾乳洞の岩壁に反響して一層大きく響く。
ソウヤはヤザンの熱弁に呆れ顔で一瞥する。
「お前、ホワイトベース見に来たんじゃなかったのかよ。女の人ばっかり見てるじゃないか。」
内心、ヤザンの単純さに苦笑しつつ、その軽快なテンションに仲間としての安心感を覚える。だが、ソウヤの視線は別の人物に引き寄せられた。
補給部隊の責任者と話し合う茶髪のパーマの青年だ。
落ち着いた仕草の中にも、時折鋭い光を帯びる眼差しが、ソウヤの注意を引いた。青年が話を終え、ふと高台の方を見上げる。
その瞬間、双眼鏡で覗いていたソウヤの目と合った。
一瞬、ソウヤの背筋に悪寒が走り、まるで稲妻が体を貫いたような感覚が襲う。
だが、直後、不思議な落ち着きが心の奥に広がるのだった。
あの青年の瞳には、戦場を生き抜いた者だけが持つ、深い何かがあった。
ソウヤは思わず息を呑む。
「…おい、ソウヤ、大丈夫か?」
ヤザンが双眼鏡を下げ、ソウヤの異変に気づいて心配そうに声をかける。
「なんか顔色悪いぞ。」
ソウヤはハッとして視線を外し、軽く首を振る。
「いや、なんでもないよ。…ただ、明日は早朝から慣熟操縦のパトロールだろ。そろそろ帰らねえとまずいじゃないか?」
話をはぐらかし、バギーのシートに腰を下ろす。ヤザンは不満げに唇を尖らせる。
「ちぇっ、せっかくお姫様みたいな美女見てたのによ! まぁ、ホワイトベースの勇姿はバッチリ目に焼き付けたぜ!」
渋々ながらバギーの運転席に飛び乗り、エンジンをかける。
ジャブローの地下基地の薄暗い通路を、ヤザンとソウヤを乗せた軍用のバギーが走り抜ける。
ヤザンの興奮した笑い声とバギーのエンジン音が、鍾乳洞の岩壁に反響しながら遠ざかっていった。
ホワイトベースの観察を終え、ソウヤとヤザンはジャブローの地下兵舎に戻った。
廊下を歩きながら、ヤザンと別れ、自分の部屋に足を踏み入れる。
簡素な部屋には軍用ベッドと小さな机だけ。
軍用レーションを口に放り込み、簡単に食事を済ませる。
明日の早朝パトロールに備え、早く寝ようとシャワールームへ向かった。
シャワーの温水が体を包む中、ホワイトベースで見たあの青年のことが頭をよぎる。
視線が交錯した瞬間、胸の奥でざわめいた不思議な感覚――まるで時間が一瞬止まったような。
あの青年は、ホワイトベースのガンダムのパイロットではないのか?
ソウヤの好奇心が想像を膨らませるが、答えは見つからなかった。
シャワーを止め、バスタオルで水滴を拭き取り、ベッドに横たわる。
ヤザンの「お姫様みたいだぜ!」という興奮した声が耳に残り、苦笑が漏れる。目を閉じると、暗い海の底に沈むように意識が落ちていく。深い眠りの中で、ソウヤは幼い日の断片を見る。
幼いソウヤは、故郷の日本の公園で無邪気に笑っていた。
太陽が芝生を照らし、ボールを蹴るたびに小さな手が喜びに震える。
「母さん、もっと高く蹴れるよ! 見てて!」
ベンチに座る美しい黒髪の長髪の女性が優しく微笑む、母のトモエ・タカバはソウヤの髪を撫でながら「上手ね、ソウヤ」と答える。
彼女の声は温かく、愛に満ちていた。
だが、ソウヤの強い一蹴りがボールを公園の柵を越えさせ、公園の外の道路に転がしてしまった。
「ボール、取ってくる!」
無邪気な笑顔でソウヤは駆け出し、トモエの「待ちなさい、危ないから!」という叫びを無視して道路に飛び出した。
道路に飛び出した瞬間、けたたましいクラクションが鳴り。
トラックの巨体が猛スピードで迫る。
幼いソウヤの小さな体が恐怖で凍りつく瞬間、トモエが彼を突き飛ばし、身を挺して庇った。
母親はトラックに吹き飛ばされ、道路を勢いよく転がり、母はアスファルトの地面に頭を何回ぶつけてしまう。
数メートル転がった先でトモエはようやく止まり、ソウヤは血相を変えて、トモエの元に駆け寄る。
母は力なく横たわり、着ている服から血が滲み出ていた。
ソウヤは力なく横たわる母の手を握りしめ、自分の不注意でこんなことになっていまったことを泣きじゃくりながら謝るのだった。
「ソウヤ、大丈夫…?ケガは……ない?」
母の最後の言葉が響く中、血がアスファルトに滴り、ソウヤの小さな指に母親の血が赤く染まる。
「母さん! 母さん、起きて! ごめんなさい!死なないで!」
ソウヤはトモエの肩を必死に揺らし、幼い声で絶叫する。通りすがりの大人たちの視線が、ソウヤの小さな背中に突き刺さる。
「これから起きることが分かっていれば…! 僕が…僕がボールを追いかけなきゃ…!母さん…!」
後悔と絶望が、ソウヤの心を粉々に砕いた。
母は病院に運ばれたが助からず、ソウヤは母親を失ってしまった。
夢はさらに暗い影を落とし、トモエの葬式の光景を思い出す。
月面のフォン・ブラウンから来た父親が、初めてソウヤの前に立った。
愛人の子であるソウヤを見る父の目は、複雑な影に覆われている。
「お前が…トモエを…。」と呟くような声が、ソウヤの胸を締め付ける。
冷たく遠い視線、無言の非難。トモエと結婚していなかった父の心に、ソウヤは罪悪感と疎外感を刻まれた。
「何が起きることが分かっていれば、母さんを死なせなかったのに…!」
「母さん…ごめん…!」
ソウヤはベッドの上で目を覚まし、嗚咽を漏らす。
夢の中で見たトモエの笑顔と冷たい手、父の非難の目が頭から離れない。
「あの時、起きることが分かっていればな…。 あの時の夢…なんで今頃……。」
懺悔と苛立ちが混じった声が、暗闇の部屋に静かに響く。
あの事故以来、ソウヤの心には自責の傷と未来を見誤った後悔が深く根を張っていた。
もし、あの時、自分がしたことに対する結果が分かっていればなと思うのだった。
その時、部屋の電話が甲高く鳴り、ソウヤを現実に引き戻す。
受話器を掴むと、整備班のイヤンの緊迫した声が響く。
「ソウヤ少尉! 至急格納庫に! ジャブロー外縁部でジオンの部隊が不審な動きをしてます! それと、謎の青いモビルスーツが連邦の部隊を襲ってるらしいです! 詳細は不明、急いでください!」
「謎のモビルスーツ!?了解、すぐ行く!」
ソウヤは震える手を握り締め、パイロットスーツに急いで着替える。
悪夢の残響が胸を締め付けるが、任務への覚悟がそれを押し返す。
部屋を飛び出し、地下基地の薄暗い廊下を走る中、ヤザンと鉢合わせる。
ヤザンはヘルメットを小脇に抱え、ニヤリと笑う。
「おい、ソウヤ! ジオンの部隊に謎のモビルスーツってマジかよ! オリオン小隊の初出撃がこんなのとか、昂るぜ!」
ヤザンの声が格納庫に続く廊下に響く。ソウヤは苦笑いしつつ走る。
「ヤザン、本当に戦うことが好きなんだな。頼りになるよ。」
ヤザンの軽快さが、悪夢の重さをわずかに和らげる。
格納庫に到着すると、整備員達の怒号と工具の金属音などがけたたましく響き渡っていた。
薄暗い照明がモビルスーツの装甲を鈍く照らし、湿った空気がスーツにまとわりつく。
イーサンとナガト中尉が格納庫に設置されたモニター前で出撃の打ち合わせ中のようだ。
ミサキ、イヤンら整備士は、弾薬や推進材を補充し、機体チェックに追われている。
金属製の足場から忙しく動く整備士達の足音が鳴り、格納庫は戦場の緊張感に満ちていた。
イーサンがソウヤとヤザンに目を向け、冷静に告げる。
「ジオンのモビルスーツ部隊がジャブロー外縁部で不審な動きを見せている。侵入してきたのはキシリア直轄の精鋭部隊のマルコシアス隊だ、突破したモビルスーツの数は不明だが、危険な連中だ。さらに、謎の青いモビルスーツが連邦部隊を襲撃中と報告が入った。ジャブローへの侵入を防ぐぞ。」
ナガト中尉がデータパッドを手に続ける。
「マルコシアス隊はブリティッシュ作戦から確認されている精鋭部隊だ。キシリアの直轄部隊の為に気を付けろ。青いモビルスーツの詳細は不明だ。だが、連邦のモビルスーツのような姿をしてるらしい。」
イーサンが頷き、声を張る。
「オリオン小隊結成後、初の実戦だ。ソウヤ、ガンキャノンの火力で道を切り開け。ヤザン、お前のジムの機動で敵を撹乱しろ!全員、生きて帰るぞ!」
イーサンは訓示を言い終わると突然、ソウヤとヤザンの股間をガシッと掴むのだった。
「おし! 気合い入れていくぞ!」
「隊長、いきなり何を!?」
ソウヤは顔を赤らめ、慌てて後ずさる。悪夢の重さが一瞬吹き飛び、照れ隠しの苦笑いが漏れる。
だが、イーサンの力強い手と笑顔に、仲間との絆が心に刻まれていく。
「うっ…隊長…! だが、悪くないぜ!」
ヤザンは呻きながらニヤリと笑い、目を輝かせる。
隊長がソウヤとヤザンに気合を入れる光景に整備員たちがクスクス笑う。
ソウヤはヤザンの軽口に苦笑しつつ、この瞬間がイーサンとの忘れられない思い出になることを予感した。
ナガト中尉が近づき、モビルスーツの右肩を指す。
「ヤザンとソウヤ、お前らの機体の肩を見てみろ。」
ソウヤとヤザンが目をやると、イーサンのジム・ドミナンスとヤザンの陸戦型ジム改が深い紺色に塗られ、三機の右肩には青、白、黄色の菱形の星が斜めに並んだエンブレムが描かれていた。
ナガトは描かれた三ツ星のエンブレムを指さしながら、話を続ける。
「これがオリオン小隊のエンブレムだ。青はソウヤ、白はイーサン、黄色はヤザン。ミサキ上等兵が描いた。整備班からのプレゼントだ、汚すなよ。」
「すげえじゃん! こいつは気合が入るってもんよ!」
ヤザンが目を輝かせる。
「三ツ星の煌めき…、オリオン小隊に相応しいエンブレムですね。」
ソウヤはエンブレムを見つめ、胸に熱いものがこみ上げる。
「ありがとうございます、ミサキさん。絶対に無事に帰還しますね。」
ソウヤとヤザンは拳を軽く合わせ、操縦席に飛び乗った。
ソウヤのガンキャノンのコックピットで、イヤン通信越しに告げる。
「散弾7割、砲弾3割、対空戦装備はバッチリです。サスペンションも密林仕様にセッティングしました。ご武運をソウヤ少尉!」
「ありがとう、イヤン。必ず帰る。」
ソウヤはモニターの緑の表示を確認し、ヤザンのジム改では、ミサキが叫ぶ。
「ロケット・ランチャー装備完了!関節トルクもバッチリ! ヤザン、派手に暴れてきな!」
「おう、ミサキ! 俺とこいつなら、どんな敵もぶっ飛ばす準備万端だぜ!」
ヤザンの声が格納庫に響く。イーサンのドミナンスでは、ナガトが低く言う。
「センサー強化アタッチメント装備良し、二連ビームライフルも完璧だ。隊長、二人を頼むぞ。」
「任せろ、ナガト。皆で帰還する。」
イーサンの声は静かだが力強い。
格納庫の巨大なシャッターが軋みながら開き、地下から地上の密林へ続くスロープが現れる。
鍾乳洞の湿気が外の熱気と混ざり、モニターに密林の緑が映る。
ソウヤはガンキャノンのキャノン砲を微調整し、スコープに目を凝らす。
マルコシアス隊や謎の青いモビルスーツの影が、密林のどこかに潜んでいるかもしれない。
ふと、ルース・カッセルの言葉が脳裏によみがえる。
「戦争ってのはな、ソウヤ。引金を引くたびに、何かを失う可能性がある。仲間、機体、故郷…時には自分自身の信念すらだ。だがな、ソウヤ。恐怖を乗り越える方法は一つしかない。仲間を信じることだ。」
ルースの言葉が、ソウヤの心に静かな覚悟を刻む。悪夢の傷が疼くが、イーサンのリーダーシップ、ヤザンの気合い、エンブレムの三ツ星がソウヤを支える。マルコシアス隊の精鋭や青いモビルスーツの謎が迫る中、仲間と共に戦う決意が胸を満たす。ガンキャノンのコックピットで、ソウヤは操縦桿を握り直す。
「ジャブロー司令部、オリオン小隊、発進準備完了!」
イーサンが司令部に回線を繋ぐ。
通信から司令部の声が響く。
「オリオン小隊、発進を許可する。侵乳してきたジオンの部隊と謎のモビルスーツの動向を注意しろ。ジャブローの防衛を頼む!」
イーサンが力強く応える。
「オリオン1、イーサン・ミチェル・オルグレン少佐、発進する!」
ソウヤが続き、声を張る。
「オリオン2、ソウヤ・タカバ少尉、出ます!」
ヤザンが叫ぶ。
「オリオン3、ヤザン・ゲーブル!出るぞ!」
「オリオン小隊、全機発進!」
司令部の最終許可が響く中、ジム・ドミナンスがスロープを進み、ヤザンのジム改、ソウヤのガンキャノンが続く。
駆動音が鍾乳洞に反響し、オリオン小隊のエンブレムが薄暗い照明に輝く。ルースの言葉を胸に、ソウヤは仲間と共にジャブローの密林へ飛び出した。
ジャブローの密林に、オリオン小隊のモビルスーツがジャブローの密林の大地を踏みしめた。
量産型ガンキャノンのコックピットで、ソウヤ・タカバ少尉はレーダーを確認し、湿った空気と木々のざわめきに耳を澄ませた。
地下基地の鍾乳洞のひんやりした空気が遠ざかり、熱帯の湿気がモニター越しに感じられる。
イーサンのジム・ドミナンスが先頭を進み、ヤザンの陸戦型ジム改が軽快に後を追う。オリオン小隊のエンブレム――青、白、黄色の菱形の星が、紺色の装甲に輝いていた。
「オリオン小隊、ジャブロー司令部より指示。」
通信から司令部の声が響く。
「地上のパトロールを開始せよ。侵入したジオンの部隊と謎のモビルスーツの痕跡を発見しろ。ジャブローの位置を特定させるな。」
「オリオン1、了解!」
イーサン・ミチェル・オルグレン少佐が力強く応える。
「オリオン小隊、パトロール開始。索敵を怠るな。」
オリオン小隊は密林の木々の間を進む中、イーサンが通信で説明を始める。
「外縁部をパトロールしていた部隊が、撃破されたザクⅡの残骸を発見した。胸部に蛇の尻尾が生えた翼のある狼のエンブレム――キシリア直轄のマルコシアス隊だ。突破した数は不明だが、戦果を競う危険な連中だ。もう一つの問題は、謎の青いモビルスーツ。どこかの連邦部隊を襲撃中と報告が入っている。詳細は不明だが連邦系のモビルースーツの形をしているらしい、厄介な相手だ。」
ソウヤの技術的好奇心が疼く。
「隊長、謎のモビルスーツは連邦のモビルスーツの形をしていると聞きましたが、ジオンが我々と似た機体を持っているのでしょうか?」
イーサンが冷静に応じる。
「いい質問だ、ソウヤ。まず考えられるのは、ジオンが鹵獲した連邦のモビルスーツでの威力偵察だ。ホワイトベースに補給されるはずだった高出力ジェネレーターや強化装甲を使ってカスタムした可能性がある。もう一つは、アフリカで青いジムが暴走した事件だ。青いジムが味方を壊滅させた原因は不明、極秘扱いでデータがない。だが、噂では青いジムに搭載された新システムが暴走したと聞いている。どちらにせよ、情報が少なすぎる。未知の敵だ、気を付けろ。」
「ふん、どんな敵だろうが関係ねえ! 俺のスタン・アンカーで痺れさせて、シールド・ヒートクローで焼き切ってやるぜ!」
ヤザンが通信で吠える。右腕のスタン・アンカーを試しに構えるのだった。
「こいつで敵をガッチリ仕留めたいんだよ!」
「ヤザン、落ち着け。敵の位置も分からんのに突っ込むな。」
イーサンがたしなめる。
「索敵を優先しろ。」
数時間のパトロール中、ソウヤのガンキャノンの広範囲索敵センサーが密林の川沿いで反応を示す。
水面下を移動する巨大な影――波紋が不自然に揺れ、暗闇で一瞬赤いモノアイが光る。
ゴッグかズゴック、ジオンの水陸両用モビルスーツの気配だ。
ソウヤはガンキャノンの高解像度カメラをズームし、水面下の3機を鮮明に捉える。
モニターに鮮明な映像が映し出される。
水面下を移動する2機のゴッグと、1機の未知の機体。ゴッグの巨大な爪とずんぐりした装甲、赤いモノアイが水中で鈍く光る。もう1機は異様な形状だった。
ずんぐりした体に短い腕と脚、まるで浮遊する要塞のようなシルエットにソウヤは息を呑む。
「隊長、川に敵の反応! 巨大な爪…ゴッグ2機と…見たことない機体が1機! 映像を司令部に中継します!」
ソウヤはガンキャノンの高解像度カメラを更にズームし、水面下の3機を鮮明に捉え、映像をジャブロー司令部にリアルタイムで送信する。
映像には、巨大な爪と赤いモノアイが一瞬輝く姿が映し出される。
通信からオペレーターの声が響く。
「攻撃しますか?」
司令部の声が即座に応じる。
「いや、こちらの場所を場所を知らせるだけだ。やめろ。」
オペレーターが続ける。
「2機は水中専用のゴッグです。1機はコンピューターに入っていません。」
司令部が低く呟く。
「新型モビルスーツか。」
イーサンが司令部に問い合わせる。
「オリオン1、司令部。川で水陸両用モビルスーツ3機確認、映像を中継中。攻撃許可を求む。」
「こちらは司令部、オリオン1、映像確認。攻撃は許可できない。」
司令部の声は厳しい。
「攻撃すればジャブローの位置を特定される危険がある。見過ごせ。」
「こちらはオリオン1、了解した。見過ごす。」
イーサンが応じる。
「くそっ、せっかく見つけたのに! あの新型と戦えないのかよ。」
ヤザンが通信で吠え、右腕をガチャガチャ動かす。
すると、司令部から緊急通信が入る。
「オリオン小隊、南ブロックの監視所が連絡を絶った。直ちに様子を確認しろ!」
「了解、南ブロックに向かう!」
イーサンが応じ、ジム・ドミナンスを旋回させる。
ソウヤとヤザンが続くが、密林の泥濘む地面と絡まる木々の根が機体の動きを阻む。
ガンキャノンのサスペンションが軋み、ヤザンの陸戦型ジム改が木の枝を跳ね除ける。
「くそっ、この密林、進むのにめっちゃ時間かかるぜ!」
ヤザンが苛立ちを吐き出す。
ソウヤも通信で応じる。
「地形が複雑すぎる…センサーの反応も木々に遮られてノイズだらけだ。」
イーサンが冷静に指示。
「焦るな、慎重に進め。監視所まで距離がある、機体を無駄に消耗させるな。」
時間がかかりながらも、オリオン小隊は南ブロック監視所に到着。
鉄骨とコンクリートの残骸が密林に散らばっていた。
モニターに映る破壊の痕跡、水陸両用モビルスーツの幅広い足跡、何かに押し潰された痕、近くの水たまりに残る泥と水草が絡まった破片。
イーサンが低く呟く。
「ジオンの水陸両用モビルスーツの仕業だ…さっきの映像の機体が関与した可能性が高い。基地内部に侵入したかもしれない。」
彼は司令部に通信する。
「オリオン1、司令部。南ブロック監視所は破壊済み、ジオンの水陸両用モビルスーツの痕跡を確認。基地内部への侵入の可能性を進言。警戒部隊の配置を要請する。」
司令部の返答は迅速だった。
「オリオン1、了解。少数のモビルスーツ部隊を基地内部の警戒に配置する。オリオン小隊は南ブロックエリアの監視を継続しろ。」
イーサンの提案が即座に通ったことに、ソウヤは彼の声に隠れた重みを感じた。
ジャブロー司令部が1個小隊の隊長の進言をすんなり聞くのは意外だ。
オリオン小隊は破壊された監視所周辺で任務を続けた。
ソウヤのガンキャノンが広範囲索敵を担当し、密林の奥をスキャンを行う。
イーサンのジム・ドミナンスとヤザンの陸戦型ジム改が生存者捜索に当たるが、生存者は発見できなかった。
「くそっ、誰も生きてねえのかよ…!」
ヤザンが苛立ちを吐き出す。
突然、司令部から緊急通信が入る。
「オリオン小隊、防空レーダーに大きな反応があった! 反応方向の空を確認してくれ!」
「了解!」
イーサンが応じ、ジム・ドミナンスのセンサー強化アタッチメントを起動。
ソウヤもガンキャノンのスコープを空に向ける。
モニターに映るのは、密林の上空を埋め尽くすガウの群れ。
10機以上のガウ攻撃空母が、ジャブローへ向けて急接近していた。
「司令部、オリオン1! ガウの大群が接近中! 絨毯爆撃かミサイル攻撃の可能性あり!」
イーサンの声が緊迫する。
「こいつらが一斉攻撃すれば、俺たち一溜まりもない! 全機、至近のモビルスーツ用防空壕へ避難!」
「了解!」
ソウヤとヤザンが応じ、密林を突き進む。
ガンキャノンのサスペンションが泥濘を跳ね、陸戦型ジム改の軽快な足音が響く。
防空壕の鉄扉が見えた瞬間、ガウのミサイルが密林に降り注ぐ。
後ろから爆発音が津波のように迫ってきた。
オリオン小隊はギリギリで防空壕に滑り込み、扉が閉まる。
轟音と衝撃波が防空壕を揺らし、ソウヤはガンキャノンのコックピットで身を縮める。ヤザンが通信で呟く。
「くそっ、派手に来やがったな…! 本気でジャブローを攻め落とす気かよ!」
揺れが収まり、鉄扉が再び開く。モニターに映る密林は炎と煙に包まれていた。
ドップとガウ攻撃空母のエンジン音が遠くで響き、イーサンの声が通信で響く。
「オリオン小隊、状況確認!」
ソウヤがスコープを覗くと、上空にザクⅡやグフのシルエットが降下していた。
「隊長…! ジオンのジャブロー降下作戦が始まりました!」
ソウヤの声が震える。ふと、ルース・カッセルの言葉が胸に響く。
「仲間を信じろ。」
オリオン小隊の三ツ星のエンブレムが、密林の炎の中でかすかに輝くのだった。
オリオン小隊の初出撃です!
今回の話は『機動戦士ガンダム』のアニメとシンクロするように書いてみました。
何度も何度も『機動戦士ガンダム』のジャブローの場面を見直して、アムロ達の動きなどを計算しながら作りました(泣)
ホワイトベースは有名だから、ジャブローのドッグに入った時に遠くから見ていた人がいるかもしれないと思い、こんな風に書いてみました。
登場人物紹介
茶髪のパーマの青年
原作 [機動戦士ガンダム]
説明不要の最強の天パ
お姫様みたいなエース級のオペレーター
原作 [機動戦士ガンダム]
あっちの方ではガンキャノンでハンマーを振り回してましたね(笑)
【機動戦士ガンダム オリオンの軌跡】に登場するオリジナル機体で好きな機体はなんですか?
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陸戦型ジム改
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バイアリーターク
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ペイルライダー・ヴァンガード
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ペイルライダー・マスケッティア
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ヴァルキリー
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グフ・ノクターン