転生したら超次元サッカーの世界だった件について   作:山野彩

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ついにアルファ達との試合


2章 原作突入(フットボールフロンティア編)
4.プロトコルオメガとの試合、決着


アルファ達プロトコルオメガと試合開始したがアルファ達はわざとデュプリ達をボールで痛めつけていった。

 

(わざとボールを当てているんだ…痛覚はフェイと共有しているみたいだし、フェイにもダメージがいってる。許せない…こんなのサッカーじゃない!!)

 

敵チームの行為に対し沸々と怒りが込み上げてくる。

 

アルファが必殺技を使わずにシュートを放った。ノーマルシュートなのにすごい威力だ。

 

「まもるー!!」

 

「絶対に止める。サッカーが滅んでたまるか!!はぁぁぁ、ゴッドハンド!!!」

 

 

守が本来なら帝国学園との試合で覚えるゴッドハンドでアルファのシュートを止めた。

どうやらパラレルワールドによる共鳴現象の影響らしい。

 

「彩ーー!!」

 

ボールを止めた守からパスを受け彩は走り出す。

 

 

(守が止めてくれたこのボール、無駄にはしない。絶対にゴールを決めるんだ!!)

 

 

「行かせん!!」

相手チームのDFが立ち塞がる。

 

 

「はぁぁぁ!!アグレッシブビート!!」

 

 

「!?まさか彩先輩もここでその必殺技を覚えるなんて!?」

 

「早い早い!なんてスピードだぁぁぁ!あっという間にゴール前だ!」

 

 

 

1人、2人、3人とドリブルとフェイントで抜き去り、ついにキーパーと1対1で対面する

 

 

「こいっっっ!」

 

 

「いくよ!ゴッドウィンド!!」

 

凄まじい稲光と黄金の風がゴールに向かって突き進んでいく。

 

 

「ゴォォォル!!テンマーズ、ついに先制点だぁぁぁ。」

 

「やったぁぁぁ!!」

 

 

初めての試合で初得点、パラレルワールドの共鳴現象とはいえ、練習した成果も出せたようで思わずガッツポーズをした。

 

 

1対0、プロトコルオメガのボールで試合再開するが、一気に攻め上がっていきアルファにパスがいく。

 

「シュートコマンド01」

 

ノーマルシュートの威力も凄かったが、必殺技の威力はそれ以上だった。

 

 

(止める。彩が先制点をとってくれたんだ。このゴールは絶対にオレが守るんだ!!)

 

 

「はぁぁぁ!!魔神グレイト!」

 

背後からオーラが漂ってきたかと思えば、なんと化身を出してきた。

 

 

「グレイト・ザ・ハンド」

 

 

「な、なんとぉ。あの超絶シュートをついに止めたぁぁぁ。」

 

(凄い!あれが守の化身。あんなに迫力が凄いなんて!!)

 

 

 

 

「おーい。俺もこの試合、入れてくれないか?」

どこからか声がすると思い、あたりを見回すとフィールドに入る入り口誰か人影がいる。

 

 

 

「剣城…?」

 

 

「僕は京介じゃない。京介の兄、剣城優一だ。」

 

 

どうやら剣城京介の兄が助っ人としてチームに加入してくれるらしい。

 

 

「優一さんとサッカーができるなんて嬉しいです。よろしくお願いします!」

 

 

「俺もだよ、天馬君。それに、あの人達とサッカーができるなんてね。」

 

そう言い、守と私を交互に見る。近くにいた私の所に来たかと思うと…

 

ギュッ

 

 

「えっ、ぇぇぇぇぇぇ!?」

 

 

なんと、抱きしめられた。周りが驚愕する中、私は1人状況がうまく飲み込めず顔を真っ赤にし固まっていた。

 

(えっ、何?どういう状況これ?)

 

「ふふ、風丸さんや京介には悪いけど、この頃の彩も可愛いなぁ。びっくりさせちゃってごめんね。」

 

 

「え?あ、あはは。大丈夫だよ。」

 

未来の私、天馬や優一さん達とどういう関係なんだ!?もし会えるのなら絶対問い詰めてやる!!

叶うはずもない想いを未来の私に八つ当たりするしかなかった。

 

 

「なぁ。秋、今のこと風丸が知ったら多分ヤバいよな…?」

 

 

「うん、絶対言わない方がいいと思う…」

 

風丸は中学に入り陸上部に入部したが、時折サッカー部にも顔を出してくれる約束である。今は陸上部で走るのが楽しいようで部活に勤しんでるようだが、もしこの場面見てたらと思うと…

守と秋は思わず身震いした。入学してから間もないというのに、彩に対する過保護っぷりはクラスメイトやある程度の他のクラスにも暗黙の了解で浸透しているのである。風丸、恐るべし。

 

 

 

試合が再開し、優一が巧みなドリブルで天馬と共に駆け上がっていく。

 

(なんて凄いドリブルなんだ。これが優一さんのサッカー!)

 

「天馬君、化身を出すんだ!」

 

 

「はぁぁぁ、魔戦士ペンドラゴン、アームド!!」

 

「優一さんも化身アームドを!?」

 

「天馬、君にもできるよ!やってみて!!」

 

 

 

「僕にもできる、やってやる!はぁぁぁ、魔神ペガサスアーク!アームド!!」

 

(天馬も化身アームドができた!凄い!!)

 

 

「はぁぁぁ!!天空の支配者鳳凰、アームド!!」

 

アルファも化身アームドをする。化身アームド対化身アームドの勝負だ。

 

 

ボールは高く飛び上がり、天馬と優一さんが共にジャンプをしボールを蹴る。ノーマルシュートだが、アルファのシュートよりも何倍も早く、威力も上がっていた。

 

 

「ゴォォォル!!テンマーズ、追加点で2対0だぁぁぁ。」

 

 

 

天馬と優一さんのシュートが決まった。

 

 

 

 

「ふざけるな!!」

 

 

 

試合再開するとプロトコルオメガの選手達が物凄いスピードで駆け上がっていく。

 

(天馬と優一さんが追加点を取ってくれた。ここは絶対に通させない!!)

 

 

 

彩の背後からオーラが漂う。

 

「はぁぁぁぁ!!暁の巫女ツクヨミ!!」

 

「彩さんも化身を!?」

 

 

彩の背後から出てきた化身はまるで織姫のような格好をした女神の化身だった。

 

 

「無我・虚空列断!!」

 

 

化身が完全なる無我の境地に入り、剣で空間そのものを切るような閃光を出した。

 

 

気がつくと彩の足元にボールがある状態である。

 

 

 

「無様だぞ、アルファ」

 

 

アルファ達が何か話をしているとエルドラドからの指示があったのか、撤退して行った。

 

 

 

「すげぇぜ!彩!いつの間にあんな技を?」

 

 

「あはは、無我夢中でプレイしてて、気づいたら足元にボールがあったって感じ。化身って凄いね。体力がゴッソリ持っていかれるや。」

 

 

「本来なら化身は彩さん達よりも数年後の未来の技術なんだ。使い慣れないのも無理はないし、体力もたくさんいるから何回も化身を発動させられないし、僕たちもここぞという場面ぐらいしか化身は使わないよ。」

 

 

そうフェイが説明してくれる。試合が終わり、剣城京介に何かあったのか優一さんが説明し、私達は天馬達の未来に繋ぐ為に絶対にサッカー部の人数を揃えてフットボールフロンティアに出場しなければと守と秋ちゃんと決意する。

 

 

天馬や優一さん達と別れの時がやってきた。

 

「円堂さん、彩先輩!!俺たち、絶対にサッカーを守ります。先輩達が繋いでくれた歴史を無駄にしないためにも、サッカーを悲しませない為にも。」

 

「はは、天馬いい事言うなぁ。サッカーが悲しんでるか…アルファ達もあれだけサッカーが上手かったんだ。サッカーが好きじゃないならああいうプレイはできないはずだ。天馬のサッカーに対する思いは絶対に叶うはずだ。だから諦めんなよ!頼むぜ、俺たちのサッカーを!!」

 

 

「円堂さんや彩とサッカーができて楽しかったよ。未来の風丸さんに自慢できそうだ。ねぇ、彩。今からでも俺と付き合わない?」

 

 

「ご、ご遠慮しておきますぅ」

 

 

優一さんがカッコ良すぎて思わず守の背後に隠れてしまう。周りが苦笑する中、ここにはいない一郎太に助けを求めるのだった。

 

 

 

 

 

 

守達と別れて家に帰りつき、ベッドにダイブする。

 

(今日は疲れたなぁ。濃い一日だった。未来の私が天馬や優一さんとどんな関係性なのかツッコミ所満載だけど。化身ももし初戦の帝国戦から使えたら頼もしいんだろなぁ。よし、決めた!フットボールフロンティアまでに化身使えるようにしておこう。エイリア学園と戦いもあるし、FFIでも協力な必殺技になるはず。明日から特訓だ!!

 

 

 

 

彩は知らない。この日を境に原作の記憶が薄れていく事を。重要な試合内容はテンマーズと帝国戦以外ほぼ覚えていないのに気づくのは先の話である…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作者より

これにてプロトコルオメガの試合は終わり。帝国戦から主要メンバーは化身を覚えて使用できるようになる予定(主にGOで覚える化身)

 

 

 

山野彩

 

化身:暁月の巫女ツクヨミ

織姫のような格好をした女神の化身。背後に月も見える。

ブロック技:無我・虚空列断

 

化身が完全なる無我の境地に入り、空間そのものを剣で切るような閃光を繰り出す。音も重量もない静寂の中での一閃。

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