転生したら超次元サッカーの世界だった件について   作:山野彩

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彩達が中学2年生になり、原作に突入します。


5.帝国学園が来た!!

アルファ達との試合から役一年後、守はゴッドハンドを、彩は化身技を出せない日々が続いていた。

 

(やはりあの時に化身を出せたのはパラレルワールドによる共鳴現象による影響の方が大きかったか…あと一歩、何かきっかけがあれば化身出せそうな気はするんだけど…)

 

(おかしいなぁ。あの時ゴッドハンドを出せてコツを掴めたと思ったんだけど…特訓続けていくしかないか!)

 

それぞれが必殺技について悩んではいたが、朗報もあった。

 

サッカー部設立してから染岡と半田が入部し、中学2年に上がった時は影野が、中学1年の壁山、栗松、少林、宍戸が入部してくれたのだ。

 

まだ部員が9人と人数が足りていない為グラウンドでの練習はできていないが、河川敷でまこ達稲妻KFCや商店街の一番街チームが練習相手として時折手伝ってくれてるおかげで何名かは原作突入前に必殺技を覚えられるようになっている。

ちなみに影野は彩がスカウトし、入部している。

 

 

「さぁ、みんな練習だ!!」

 

 

守が部員達に呼びかけるも、みんなそれぞれゲームしたりお菓子を食べたりでやる気が全くない様子だった。

 

 

(まぁ試合とかできてないし、モチベーション下がるのも無理はないか。染岡、少林、宍戸、栗松、影野はユニフォーム着てるけど半田と壁山は制服のままだし…)

 

「グラウンド、借りられたのかよ?」

 

「そ、それは今から交渉して…」

 

「だと思った」

 

 

「どうせ笑い物になるだけでヤンスよ。9人ならテニスコートでも充分だろって」

 

 

守も必死に説得していたが、みんな練習しようとはしなかった。

 

 

 

 

 

 

放課後、守と私はまこ達と特訓する

 

 

「守ちゃん、いくよーー!!」

 

「よしっこい!」

 

 

練習をしているとグラウンド横を明らかに不良そうな男二人組が通りかかる。

 

「僕の必殺技を見せてやる!!」

 

稲妻KFCの子が放ったシュートがそれて男達の前を通り過ぎていった。

 

「だれだぁ!このボールを蹴ったのは!!」

 

ボールが当たりそうになったことで相当キレてる様子がみてとれた。

 

 

「ボールが当たりそうになってすみませんでした。ケガはないですか?」

 

 

守と共に男達に頭をさげて謝罪する。

 

 

すると長髪の男の方が私を見たかと思うとニヤニヤしだし、

 

「へぇ、姉ちゃんよく見ると可愛いじゃねぇか?こんな弱小のサッカー部にいるより俺らの遊び相手でもしてくれや。」

 

そういうと私の腕を強く掴み、連れて行こうとする。

 

「や、やめてください!!離して!!」

 

必死に抵抗するが相手は男だ。力では敵わず腕を離せなかった。

 

「やめろ!彩が痛がってるじゃないか!!が当たりそうになった事は謝っただろ!!」

 

「うるせぇっ!!」

 

もう1人の男が守のみぞおち付近を殴ってしまった。

 

そしておもむろに長髪の男が近くにあったサッカーボールに目を向けたかと思うとサッカーボールに唾を吐き、思いっきり蹴り上げる。

そのシュートはまこに向かっていた。

 

 

「危ない!!」

 

 

助けに行きたいが男に腕を掴まれたままだった為動くことができず。すると…

 

河川敷の上から一部始終を見ていた私服姿の豪炎寺がシュートを蹴り返し、長髪の男の顔面にヒットした。長髪の男は鼻血を出しながら倒れる。

長髪の男が倒れた為私は即座にその場から離れた。

 

「や、やすいさん!!何しやがるテメェ!!」

 

豪炎寺は無言のまま私を背に庇い、相手を睨みつけた。

 

 

「ひっっっ!お、覚えてろよーー!!」

 

豪炎寺の睨みに怯えて男2人は逃げ去っていく。

 

 

「助けてくれてありがとうございました。」

 

まこと共にお礼を言うと豪炎寺は微笑み、私の腕を見ながら

 

「ケガはないか?あの男に強く腕、掴まれてたろう?」

 

「確かに強く掴まれたけど、アザとかはないから大丈夫。心配してくれてありがとう。」

 

「ならよかった。」

 

 

そう言い、守が豪炎寺のシュートを見てサッカーやってるのか聞いていたがそのままスルーして去っていった。

 

 

 

翌日、私達のクラスに豪炎寺修也が転校してきた。

 

「なぁなぁ。おれ、円堂守。昨日は助けてくれてありがとうな。あのシュート凄かったぜ!!木戸川清修って去年準優勝だった、サッカーの強豪校だろ?一緒にサッカーやらないか?おれサッカー部なんだ!!」

 

 

「昨日の事はたまたま近くを通りがかったから助けただけだ。すまないがサッカーはもうやめてしまってね。入部する気はないんだ。」

 

 

その後も熱心に豪炎寺を守は説得し続けてたが豪炎寺はスルーしていた。

 

 

 

「おーい。円堂、彩。冬海先生がお前らを校長室によんでるぞ!!」

 

 

(とうとう来たか!帝国学園!!)

 

 

 

 

半田が伝言してくれた為、校長室へ2人で向かう。

 

 

校長室に着くと理事長代理の雷門夏美さんと校長先生、冬海先生が揃って待っていた。

 

 

「急ですが1週間後、帝国学園との試合が決定しました。久々の練習試合ですよ!よかったですねぇ。」

 

 

「え、試合って…試合できるんですか!?でも、ウチ部員9名しかいなくて…」

 

 

「部員が足りないのなら、試合までに集めてはいかが?部員不足による試合ができない場合、もしくは帝国学園に負けた場合はサッカー部は廃部。

これは理事長と校長先生の決定事項でもあるの。あんなほったて小屋のサッカー部に回す予算はないわ。」

 

 

「な、廃部って…勝手に決めるなよ!!」

 

 

急に廃部の危機を迎えたサッカー部。守が抗議する。

 

 

 

 

「まぁまぁ、落ち着いて。守。夏美さん、もしサッカー部が引き分けになった場合、可能性は低いですが試合に勝てた場合には、フットボールフロンティアへの出場を認めてもらえませんか?フットボールフロンティアに出場することは私達サッカー部の悲願でもあります。」

 

 

守を落ち着かせつつ、夏美に問いかける。本来なら尾刈斗中との練習試合後にフットボールフロンティアへの出場が認められるが、別に出場できるのが早くても大丈夫だろう。

 

 

「…いいでしょう。ただし、フットボールフロンティアに雷門中の名前で出場するって事は雷門中の名を背負ってるって事にもなるの。全国にも放送される大会だから不様な姿を見せるわけにはいかないわ。帝国学園との試合内容にもよるものとします。」

 

 

 

「ありがとうございます。」

 

 

(夏美から言質をとれた。メンバーの何人かは必殺技を使える人もいるから帝国学園に勝つのは難しくても大量失点は防げるはず…やってやる!!)

 

 

その日を境に守と私は部員集めに学校内を駆け回る事になる。

みんなからは帝国学園との試合って事で諦めムードが何人かいたが、私達が熱心にスカウトする場面を影から見てる子達もいた。

 

 

「へぇ、帝国学園との試合か。よし!お前のその気合い、乗った!!俺も助っ人として参戦するよ!!」

 

 

「よっしゃぁぁぁ!サンキューな、風丸。これで部員は10人、あと1人集めるだけだぁぁぁぁ!!」

 

 

「一郎太、ありがとう。頼もしいよ。」

 

 

 

「あくまでも助っ人として、だけどな。」

 

 

その後私達は別れて他の生徒たちに呼びかける。

 

 

「へぇー。サッカー部ねぇ。さっき円堂にも誘われたけど、サッカーって面白いの?僕器用だからいろんな部活に助っ人として行ったことはあるけど、サッカーはまだしたことないんだよね。」

 

 

そう言ったのはマックスこと松野空介。どうやら先に守がスカウトしに来たらしい。

 

 

 

「サッカーは楽しいよっ。仲間と一つになれる感じがしてさ。」

 

 

 

マックスはしばらく悩み、決心したのか私に近づくと手を伸ばしてきた。

 

 

「ふふ、君達みてると面白そうだ。退屈しなさそうだし、僕もサッカー部に入るよ」

 

 

「ありがとう!!頼もしいわ!!」

 

 

マックスと握手をする。これで部員は11人、目金はおそらく守がスカウトするだろう。これで試合ができる!

 

 

 

 

それからサッカー部は河川敷で帝国学園に向けて特訓することになる。

 

 

 

 

 

 

帝国学園との試合当日〜

 

 

「そろそろ帝国学園も来る頃なんだけど…」

 

当たりが暗くなり、まるで地震でも起きたかのような揺れが起きたかと思うと、校門前に非常に大きな帝国学園のバス?がきた。

 

(前から思ってたけども随分派手なバスだなぁ)

 

 

帝国学園の選手達がグラウンドにつく。

 

 

「鬼道さん、なぜこんな弱小サッカー部と試合を?うちのスキルが上がるとは思えませんが。」

 

 

「総帥の指示だ。それに、面白いものが見れるかもしれないぞ。」

 

 

鬼道はそう言い、木のそばにいた豪炎寺をみる。

 

 

 

「初めまして。キャプテンの円堂守です。今日は試合の申し込み、ありがとうございます」

 

 

「初めてのグラウンドなんでね。ウォーミングアップをしても?」

 

 

守には目もくれず、帝国学園の選手達はグラウンドでウォーミングアップをするが、その動きとボール捌きにあんなのと試合するのか、と皆が怯える中、鬼道が守に向かってボールを蹴った。

 

「はぁぁぁっっ!!」

 

 

ボールの勢いに押されながらもなんとかボールを止める。グローブは焦げていた。

 

 

「面白くなってきたぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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