ワイの名前は三木自綱 作:アネコジマン
初投稿です
武田家“前”当主、武田信玄。彼の半生は艱難辛苦に満ちたものであった。しかしその辛く苦しい日々は今日報われた。
自身の血を引く娘と織田家嫡男の祝言。そこに主上と上皇の御二方が臨席された。それは武家にとってこれ以上とない誉。その誉をもって彼のこれまでの日々は報われたのだ。
「信玄公」
「謙信公」
見上げると、かつての宿敵であった上杉謙信が酒瓶を片手に立っていた。礼儀がなっていない……のだが今日はとても気分が良かった信玄は「無礼講」としてそれを流した。
「まずは一献」
「ちょうだいしよう」
ガラスで出来た酒瓶を開け、信玄の酒杯へとそそぐ。その酒は姉小路領(三木領)で造られた酒だった。
軽く香りを楽しんだ後、一口。姉小路と縁を結んだ時から何度か飲んだことはあったが、相変わらずその酒は美味かった。
「貴殿の娘もそうだが。織田殿の御嫡男、かなり緊張しておったな」
「ふふっ、言うてくれるな」
杯を交わしながら祝言の時のことを思い出す。主役たる信忠と松姫の二人は、式の間カチコチに固まっていた。緊張しているのが丸わかりだった。ただしそれは二人だけではない。信玄や謙信達参加者もはた目から見て分かるほどに緊張していた。
しかしそれを責めることなど誰にも出来ないだろう。何しろその祝言には“やんごとなき御方”がお二人も臨席されたのだから。御方々の前で無様を晒すわけにはいかない──参加者の誰しもがそう力んでしまった。主催である信長ですら強い緊張感を持って式に挑んだ。
ただし姉小路 頼綱だけは常に涼しい顔を見せていた。やはりアレはどこかおかしい。
祝言の話に花を咲かせている二人の間に影が差した。訪れたのは今日の主役である信忠だ。
「義父上殿、上杉殿」
「おお、婿殿」「さあ、こちらへ」
謙信は信忠へ上座に座るよう促し、少しだけ迷った後にそこへと座る。その少しの迷いを見て「我らに臆した…やはりまだ若い」と信玄と謙信は感じた。
彼は近い未来武家の棟梁として君臨する男。そんな男がいくら歴戦の将たる信玄と謙信相手とはいえ“配慮”ではなく“臆する”というのは正直褒められることではない。将来はこの二人を従えなければいけない立場になる男なのだから。
とはいえ、いまここでそれを指摘するのは無粋というものだろう。信玄達は内心をおくびにも出さずに“未来の主君”を自分達の酒盛りに迎え入れた──。
祝言会場から離れた場所に新設された来客用の屋敷。織田家の盟友である徳川家康はそこに居た。
彼は祝言の最終日に参加することになっている。信長からは「徳川家は盟友故、初日から参加しても問題は無い」と言葉を預かってはいた。しかし家康はそれを辞退し、最終日へ回してもらう。彼は武田や北条に配慮したのだ。
徳川家は武田家、北条家と未だに敵対関係にある。両家は知らぬ者などいない大大名。新興(再興)の家でしかない家康は両家と何とか和睦出来ないものかと常々考えていた。その機会が盟友である織田と姉小路によってあたえられた。祝言初日に参加出来ないことなど些事──とまではいかないが、「徳川は織田の盟友である」と意地を張る場面ではないのは確かだった。
家康は自らを戦国大名と自称してはいるものの、本質的には争いをあまり好まない穏やかな心の持ち主。張るべき意地は命を賭して張って見せる気概はあれど、必要がなければそれをしない男だ。ここは意地を張るべき時ではない──そう思ったからこそ最終日に回してもらったのだ。
他にも理由はある。それは──
「大殿。姉小路家からの使者が来訪されました」
「うん。会おう」
──それは、姉小路家と接触する最高の機会が来たからだ。
今や織田に並ぶ大勢力となった姉小路との繋がりを、家康は何としても作りたかった。
「わしが行く。忠次、供をせよ」
「ははっ!」
知らせを受けた家康は即座に立ち上がり、酒井忠次を連れて歩き始める。
そして──
「おはつにお目にかかります、徳川様。姉小路家の果心居士にございます」
応接の間で二人を迎えたのは、落ち着いた佇まいを見せる男――果心居士であった。
うむ、と一つ頷き、家康は上座に座る。忠治は控えるように主の後ろに座った。
「果心居士という名は聞いている。最近、武田、北条への使者として活躍されているようだが」
「はい。新参の身ではありますが我が主より外交の大役を預かっております」
「……それは期待してよいと考えても?」
武田、北条との和睦を期待して良いのか。そう訊ねた。
果心居士は懐から書状を取り出し、差し出す。受け取った家康はその中身を見て──
「これは──親署!?」
「な、なんと恐れ多い……!」
──それは確かに徳川が求めていた『和睦の書状』だった。武田と北条、両家が徳川と和睦すると明確に書かれていた。
二人が驚愕しているのは、その仲介役となった相手だ。家康が言った『親署』とは皇室……主上が直接署名したということ。これは事実上の勅命講和である。
武田や北条といった歴史ある名家とは違い、徳川は成り上がりの戦国大名。一地方の田舎大名でしかない。その自分達が希望する和睦のために朝廷が…皇室が動いた。それは驚愕を通り越して恐怖すら感じる話である。
家康は丁寧に書状を折りたたみ、後ろに控える忠治へと預ける。
早鐘を打つ心臓を幾度かの呼吸で抑えた後、彼は果心に訊ねた。
「まずは感謝を。これで我らはいたずらに血を流す必要がなくなった。それはとても喜ばしいことだ」
「はい。徳川様の喜びは我が主君にとっても喜びでありますれば…」
「うむ。……いや、回りくどい話はやめよう。はっきりと聞く。姉小路殿は我ら徳川に何を望む?」
「少々お待ちを……」
パンッパンッ、と二度手をたたく。すると小姓が大きな木箱を持って室内へと入り、そのままそれを置いて去っていく。
果心はその中から──素人目でも上質だと分かる──紙の束を取り出し、家康へと渡した。
そこに記されているのは……
「……日ノ本改造計画?」
「──ご説明させていただきます」
疑問符を浮かべる家康、忠治の主従コンビを前にして。
果心はニッコリと、これ以上は無いというほどの笑みを浮かべながら説明を始めた。
【アネコジ転生】よりつな君(転生者)とノッブを見守るするスレPart392【信長のシェフ】
1:名無しの転生者
ここは「原作:信長のシェフ」世界に転生した「姉小路 頼綱」と一緒に織田家を見守るスレです
信忠君(奇妙丸)の結婚式は終わりました!
前スレ→http://xxxxxxxxxxxxx.xxx/xxx/xxxxxxx/xxxxx/xxxxxx/xxxxxxxxx/
考察スレ→http://xxxxxxxxxxxxx.xxx/xxx/xxxxxxx/xxxxx/xxxxxx/xxxxxxxxx/
2001:名無しの転生者
しかしこの世界のヨッシー、あっさりと将軍の椅子を降りたな
原作だとめちゃくちゃ執着してたのに
2002:名無しの転生者
アーカイブ見てきた
リアル奇妙丸めちゃイケメン
松姫様も超かわいかった
2003:名無しの転生者
ノッブのムスッコ、全員イケメンな件
やっぱ織田の血がそうさせるんか?
2004:名無しの転生者
>>2001
軍神「イッチの常備軍見せて心折っておいた」
ヨッシー「あれを足利の権威で従えさせるのなんてムリポ…」
2005:名無しの転生者
ヨッシーがノッブに天下を託すシーン見たかったわ
こういうところが配信モードの欠点よな
2006:名無しの転生者
配信は配信者視点でしか流せないからな~
仕方ないっちゃ仕方ない
2007:名無しの転生者
配信者がその場にいればある程度視点は変えられるんだけど
さすがに遠く離れた位置まではね…
2008:名無しの転生者
配信で見たかったといえばタヌキと松田さんの交渉よ
2009:名無しの転生者
イッチから計画を聞かされた時の松田さんの顔よ
2010:名無しの転生者
ウッキウキで説明してたやろなぁ
2011:名無しの転生者
日ノ本改造計画だったっけ
2012:名無しの転生者
しらそん
誰ぞkwsk
2013:名無しの転生者
でたリアルシヴィライゼーションwww
イッチの特典だからこそ出来るやつwwwww
2014:名無しの転生者
>>2012
ストレートに表現すると蒸気機関車で流通網構築しようぜ!計画
2015:名無しの転生者
>>2012
蒸気機関による鉄道網やねぇ
2016:名無しの転生者
イッチ「どこもかしこもウネウネウネウネ!」
イッチ「男なら道は直線にせんかい!」
2017:名無しの転生者
>>2012
鉄道引いたり道路を通りやすく作り直したり…
2018:名無しの転生者
ええ…(ドン引き)
2019:名無しの転生者
この時代の道路ウネウネはちゃんと意味があるんですけど
2020:名無しの転生者
国防とかご存じない…?
2021:あねこじ
国防とか知るかボケ!
道路は全部真っ直ぐに作り直すぞ!
おいすぅ
2022:名無しの転生者
イッチおはー
2023:名無しの転生者
金は全部こっちで出すから道路作り直せ!だっけ>改造計画
商人より銭持ってるイッチじゃなきゃ出来ない計画よな
2024:名無しの転生者
蒸気機関車による流通網の構築!
なろう小説かな?
2025:名無しの転生者
蒸気機関チート……ロマンよね
2026:名無しの転生者
公害怖いから使う燃料は木炭に変化しちょる
石炭に比べたらパワーダウン
2027:名無しの転生者
イッチの特典が影響してる土地だと公害防げる…というか発生すらしないんだけどね
2028:名無しの転生者
なんで??
2029:名無しの転生者
太閤立志伝5DXに『公害』というバッドイベントが存在しないから
2030:名無しの転生者
太閤立志伝5DXに公害なんてないやん?
そういうことや
2031:名無しの転生者
……なんで???????
2032:名無しの転生者
納得しろ
2033:名無しの転生者
転生者の特典ってそういうレベルの理不尽ばっかだろ
2034:あねこじ
蒸気機関とかワイの口から説明したかったなぁ…
絶対気持ち良かっただろうなぁ…
2035:名無しの転生者
わかる
2036:名無しの転生者
わかりみ
2037:名無しの転生者
わかるマン!
2038:名無しの転生者
過去の偉人に未来知識チートを説明することで得られる栄養素は間違いなくある!
2039:名無しの転生者
草
2040:名無しの転生者
わかりみが深い
2041:名無しの転生者
原作主人公のケンがまさにそれだしな!
未来の料理で脳破壊!
2042:名無しの転生者
ケン…? 原作…?
2043:名無しの転生者
原作は太閤立志伝だよね?
2044:あねこじ
信長のシェフ!
ワイが転生した世界は信長のシェフです!
2045:名無しの転生者
???????
2046:名無しの転生者
ぶっちゃけていい?
イッチの世界からさ、信長のシェフ味がさ、まったく無いんだよね
2047:名無しの転生者
イッチの世界で一番印象に残ってるの米転がしだもん
2048:名無しの転生者
だってイッチ転売しかしてへんもん…
原作のげの字も感じんもん…
2049:名無しの転生者
何を言ってるんだ!
小京都レベルの都市を何個も作っただろ!!!
2050:名無しの転生者
>>小京都レベルの都市を何個も作った
それは信長のシェフと何かつながりがありますか…?(小声)
2051:あねこじ
なんや自分ら今日はずいぶんあたりキツイやんけ
泣くぞ? ワイちゃん泣くぞ?
2052:名無しの転生者
泣いちゃった!
2053:名無しの転生者
イッチの涙とかは割とマジでどーでもいいんだけど
日ノ本改造計画ってさ、道路工事で終わりなん?
2054:名無しの転生者
道路工事が中心になるけどそれ意外にもやることはたくさんあるよ
2055:あねこじ
日ノ本改造計画って名前だけどさ、これ富国強兵を言い換えただけなんだよね
まずは日本全体を富ませる、そして守れるように国防軍を強くする
道の整備はその第一歩…というかここをどうにかしなくちゃ先に進めないというか
2056:名無しの転生者
姉小路領、織田領、徳川領、上杉領、武田領、北条領の道路が整備される
↓
物流が円滑化、人と物が活発に行き交う
↓
(゚д゚)ウマー
2057:名無しの転生者
西の特産品が東へ、東の名産品が西へ安全確実に動かせるようになると
こりゃあ確かに美味いわ
2058:あねこじ
援軍も円滑に行えるようになるぞ
山の中から大した消耗も無しに進軍してくる武田軍精鋭とか絶対コワイ
2059:名無しの転生者
道路というか山道を整備されたら確かにそうなるなwww
2060:名無しの転生者
気力体力が充実した武田が「よろしくニキーw」しながら援軍に来るのか…
2061:名無しの転生者
SNGN怖いでしょう
2062:名無しの転生者
武田で思い出したけど、信玄の病回復したってマ?
2063:名無しの転生者
武田だけじゃないぞ、軍神様もだ
2064:名無しの転生者
なんで?
2065:名無しの転生者
これも転生特典ってやつのせいなんだ
2066:名無しの転生者
アネコジでどんな病も治す薬が作られていると評判に
↓
病に倒れた武田家長男のために、家臣の一人が藁にもすがる思いでアネコジを頼る
↓
イッチから貰った薬を煎じて飲ませたら、長男の病が完治した
↓
SNGN「ムスッコの病が治った…。なら儂のは……?」
↓
そして回復へ
2067:名無しの転生者
イッチ制作の万金丹で本来死ぬはずだった義信が生き延びたんだよね
2068:名無しの転生者
その薬飲んだのイッチ領じゃなくて武田領でだよね
なんでイッチ領の外なのに回復したん??
2069:名無しの転生者
アイテムだからじゃない?
2070:名無しの転生者
公害無効化や資源無限化は対象は領土だから、と検証班は言ってた
三好兵二千人殺しをやった配信で確信したらしい
2071:名無しの転生者
あー…確かに
あそこはイッチの領地じゃない
そこで特典が使えるなら、って感じか
2072:名無しの転生者
二条城で瞬間移動してたり分身してたりビーム出してたりしてたっけ
2073:あねこじ
たぶん検証班はワイ以上にワイの特典を把握してると思う
2074:名無しの転生者
草
2075:名無しの転生者
自分の力は自分が一番理解してなくちゃいかんでしょ!
2076:名無しの転生者
イッチをフォローすると、ゲームシステム系の特典って元ネタとなったヤツとは若干違うらしいから
すべてを正確に把握するのは難しいらしいよ
2077:あねこじ
この世界にはあって太閤立志伝5DXにはないもの
分かりやすいのだと城や町やな
太閤立志伝5DXには存在しない城や町にも特典は普通に使えるのよ
なんなら新しい城の建築や町の開拓だって出来る
2078:名無しの転生者
さすがに無法すぎませんか…?
2079:名無しの転生者
いうてもゲームシステムはランクCやで
2080:あねこじ
光の速さで動く小宇宙とか世界そのものを切り裂く剣に比べたらゲームシステムがランクCなのは妥当っすよ
2081:名無しの転生者
あれらがランクAなのは認めるけどさぁ…
2082:名無しの転生者
イッチは大名の子スタートだからここまで無法出来たんや
もし農民生まれだったら途中で野垂れ死にしてた可能性あったで
2083:名無しの転生者
転売なんて種銭ないと出来ひんもんな
2084:名無しの転生者
農民スタートでもイッチなら生き残れたと思うけどな
2085:名無しの転生者
それはある
2086:名無しの転生者
ちなイッチ、農民というか非権力者スタートだったらどう動いてたん?
2087:名無しの転生者
お、それは興味ある
2088:あねこじ
一番可能性高いのは医者…薬師かなぁ
その次に武芸の道場開いてそこの主やるか
商人はメンドイから無いな
行商なら普通にやるけど、一ヵ所にとどまってってのはイヤ
2089:名無しの転生者
あら意外、商人は嫌なの
2090:名無しの転生者
イッチの道場か…ちょっとコワイな
2091:名無しの転生者
>>イッチの道場
分身したイッチが居たりカマイタチやビームが飛んできたりする道場か…
2092:名無しの転生者
>>イッチの道場
イッチみたいなとんでも侍が量産されるのん…?
2093:名無しの転生者
(リアル系にスーパー系の技を載せるのは)止めるんだ!
2094:名無しの転生者
イヤだよ俺
まろばし!って叫びながら足軽を斬首していく侍が量産されるのを見るの
2095:名無しの転生者
まろばし侍までいくともはや戦略兵器
2096:名無しの転生者
本来はそういうのじゃねーから!
2097:名無しの転生者
あまりの扱いにあの世の剣聖様も激おこ
2098:名無しの転生者
イッチ世界の剣聖はまだ生きてる定期
2099:あねこじ
まろばし侍……閃いた!
2100:名無しの転生者
やめろばか
2101:名無しの転生者
お前新一族に覚えさせる気だな!?
2102:名無しの転生者
新一族『転ッ!』×8→敵足軽一万六千人弱死亡
2103:名無しの転生者
>>2102
地獄絵図やんけ!
2104:名無しの転生者
>>2102
なんだこれ地獄かね
2105:名無しの転生者
>>2102
宣教師「あ、悪魔たん……」
2106:名無しの転生者
イッチのこと人の心ないとか言ってるけど
スレ住民のウカツな一言も原因だったりするよね
2107:名無しの転生者
俺達は悪魔だった…?
2108:名無しの転生者
ワイら「ワイは嫌な思いしてないから」
2109:名無しの転生者
チート使って歴史改変はくっそ面白いからね
あれこれ口出ししちゃうのは仕方ないね♂
2110:あねこじ
スレ住民が楽しんでるようでワイとしても何よりだよ
二章は(たぶん)次回で終わり