世界に絶望した男の炎炎なる復讐   作:七蜘蛛

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守リ人

 

地下(ネザー)

 

炎怒「一般ヒーロー相手なら特に問題無く戦えるな。」

 

まぁ、駆け付けたランキングトップのヒーローがオールマイトなのは驚いたが。

 

炎怒「戦闘能力は比較的問題無し。鍛錬し続ければまだまだ強くはなれるな。」

 

そう考えていると

 

照美「ここにいたのか、兄。」

 

炎怒「ん?テルミか。」

 

俺の元にテルミがやってきた。

 

炎怒「どうした?」

 

照美「兄の守リ人が決まった。」

 

炎怒「お、遂にか。」

 

照美「入ってこい。」

 

テルミが入り口に向けて声を掛けると1人の少女が入ってきた。真紅の髪を持ち、白と赤の鎧ドレスを纏っている。

 

「初めまして、私の名前は"レーヴァ"。貴方を守護する守リ人です。」

 

炎怒「あぁ、宜しくな。」

 

彼女が俺の守リ人か。

 

照美「炎をあらゆる剣の形へと変化させる第三世代能力者。兄と一緒に接近しての攻撃や蛇腹剣や小剣によるサポートなどもお手の物。」

 

炎怒「状況に合わせて戦術を切り替えるって事か。」

 

中々強力な奴が守リ人になったな。

 


 

三人称side.

 

2ヶ月後

 

 

「くっそ!何だよあのおっさん!?」

 

「私達を不合格だなんて見る目無さ過ぎよ!」

 

その日、炎怒を陥れた元・クラスメイト達は憤りながら街を歩いていた。理由は雄英高校の受験で不合格を通達され、納得出来ないと抗議しに行ったが、とある教師に言い負かされたからである。その教師曰く「ヒーローになる事は他所でも出来るし他の受験生を明らかに妨害していた事や怪我をしていた受験生に気付いても「邪魔」などと言って追い討ちを掛けていた様子から到底ヒーローになる事は出来ん。ヒーローとは何か今一度考え直せ。少なくともウチは今後一切お前達の様な受験生はお断りだ。」との事。

 

「あん時白装束を放っておいて日下部を捕まえてればその功績で合格間違い無しだった筈なのに...!」

 

元・クラスメイト達はあれだけ言われても何も反省しない。

 

「あ、ねぇねぇ!日下部君って今は(ヴィラン)になってるんだよね?」

 

「あぁ、確か例の白装束の仲間だった筈...。」

 

「なら日下部君にお願いして捕まってもらおうよ!そうしたら雄英は私達に戻ってきてもらいたいって思う筈だし!」

 

「それいいな!タダで戻ってやるのもあれだし高待遇を約束させて戻ってやろうぜ!」

 

「どうせ日下部は白装束の下っ端だろうし、連中にとっても足手纏いになるから見捨てるだろうし簡単に捕まえられるな!」

 

「なら早速日下部を探すぞ!"友達"のお願いをアイツが断る訳ないからな!」

 

元・クラスメイト達は良からぬ事を企む。

 

「随分ふざけた事を抜かしてんな。」

 

元・クラスメイト達「...っ!?」

 

元・クラスメイトの達の近くに炎怒とレーヴァが現れた。

 

「く、日下部!?」

 

「それに白装束も!?」

 

炎怒「話は聞いたぞ、ただ目立つだけなら誰にだって出来る。まぁその結果お前達の悪評が出回るだけになったがな。」

 

「う、うるせぇ!けど、お前を捕まえれば俺達はヒーローになれるんだ!」

 

レーヴァ「どう考えても無理では?」

 

「黙れよ!(ヴィラン)がヒーローの卵に口出ししてんじゃねぇ!」

 

レーヴァ「そのヒーローの卵にすらなれなかった人達が何を言いうのやら。」

 

「「「...っ!」」」

 

「でも!話を聞いてたなら分かるだろ!俺達にはまだ人生があるんだよ!ヒーローになる為にも功績を積まないと拙いんだよ!」

 

炎怒「...。」

 

「私達の為にも捕まってよ!友達でしょ!?」

 

レーヴァ「...貴様らマスターに対し無礼な...。」

 

「マスター?日下部はお前ら白装束の中でも使い捨ての下っ端だろ?何言ってんだよ?」

 

炎怒「レーヴァ、落ち着け。他人を陥れる事しか脳のないコイツらに何を言っても無駄だ。」

 

レーヴァ「...そうですね。」

 

「はぁ!?変な言い掛かりをつけるな!」

 

炎怒「...もういい。」

 

炎怒は懐から小瓶を取り出す。

 

「お?やっと捕まってくれる気になったんだな!」

 

元・クラスメイト達は自分達に都合のいい様に解釈し、笑みを浮かべる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴォッ!!

 

「...は?」

 

「「「「「...?」」」」」

 

炎怒・レーヴァ「...。」

 

炎怒は元・クラスメイトの1人に一瞬で近づき、小瓶の注ぎ口を元・クラスメイトの身体に押し当てる様に叩き込む。

 

「な...な、にを...!?」

 

すると炎怒はそのまま元の場所まで戻る。その時...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボォォォォォォォォォォォォッ!!

 

「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」

 

その元・クラスメイトの身体は突如燃え出し、炎に包まれる。

 

「「「「「...っ!!?」」」」」

 

他の元・クラスメイト達はその光景に目を見開く。そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウォォ...!!」

 

炎に包まれた元・クラスメイトのその姿は、赤黒く、目や口など全身から炎を噴き出す怪人"焔ビト"となった。

 

「なっ...!?」

 

「ほ、炎の化け物...!?」

 

炎怒「流石に外れか...。」

 

レーヴァ「...いえ、強ち外れとも言えませんよ。」

 

炎怒「...?」

 

焔ビト「ヴゥゥ...!」

 

すると焔ビトの額から

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1本の"角"が生え出してくる。

 

焔ビトヴゥゥゥゥ...!ウガァァァァァァァァァァッ!!

 

それと同時に炎の勢いも強くなる。

 

炎怒「..."鬼"が生まれたか。」

 




今回出てきたレーヴァに関して幾つか疑問に感じた人もいると思いますので解説させていただきます。

Q.何故守リ人が"アーサー・ボイル"ではないのか?
A.アーサーの性格を考えるとヴィランには向かない事。炎炎ノ消防隊では仲間同士である事も踏まえて息があっていたので本編では難しいと判断し、本編にはfateに出てくる"セイバー"の姿をモチーフにしたオリキャラを守リ人にしました。
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