結城家の隣人転生者、気づけばハーレムに…。 作:射蓄労働者
昼休み
教室で弁当を食べていたのだが、何やら外が騒がしい。
「おい。なんかすっげぇ美人が来てるらしいぞ!!!」
「しかもすげぇコスプレしてるらしい!」
………、ララですね。
その言葉につられて、クラスの男子達がぞろぞろと外へ出ていく。
あっという間にクラスの約半数が教室からいなくなった。
「はぁ……。全く男子ってなんでこうも単純なのかしら…。…………梶羅君は行かないの?」
俺の横の席で弁当を食べていた古手川がそう聞いてくる。
「うーん。俺はいいかな。俺は目の前の美人さんの方が一緒にいたいし。」
「なっ……なっ…、あなたは何を言ってるのかしら!!!」
あからさまに動揺する古手川。
こういう反応を見るのが面白いんだよなー。まあ実際美人なのは間違いないし…。
しかもどうせララにはそのうち会うだろうし、今別に会う必要もない。
しかもリトと二人で大人数に追われてるとこだろう。
いやー、とにかく出会いは原作通りに進んでるみたいだな。
クラスも違う俺はやれることが少ない。
休み時間や放課後だけでは限界がある。
たまにはAクラスへ突入もしたいが…、今は古手川さんと楽しむことにしよう…。頑張れリト。
その日の放課後
Aクラスを覗いてみると、リトが一人机に伏していた。
「リトー。帰るぞー。」
だいたい察しはつくが俺は、帰るよう促す。
「創……。聞いてくれよ…。」
それから、今日の出来事を事細かに説明された。
朝、ついに春菜に告白したこと。
しかし、告白したはずが何故か昨日来た宇宙人のララに告白したことになっていたこと。
昼休みにコスプレのような格好でララが俺に会いに来たこと。
そこで俺の嫁だとみんなにカミングアウトしたこと。
男子達に追われることになり、逃げるためララの道具でワープしたこと。
ワープしたら裸になっていたこと。
ワープ先に着替え中の春菜がいたこと。
うん‥。これは原作通り‥。
ただ、ここまで軌道修正がなされるとは思わなかった。何か神の力でも働いてるのだろうか‥。
リトとしては、宣言のように春菜に告白して、砕けるつもりだったらしいが不完全燃焼らしい。そりゃ、そうだろう‥。
ということで、俺から「リトが納得するまでやってみな!」と背中を押しておいた。
春菜も同じクラスのリトの良さに再び気づけば目移りするかもしれないし…。
そもそも俺はクラスも違うから、やれることは少ない。古手川と乳繰りあっときますよ。
そのまま、リトと帰りそのまま結城家にお邪魔する。
今日は結城家で夕食を取ることになっているからである。
「おかえりー、リトーーー。」
玄関を開けると共にリトにララが抱きつく。
俺とは初対面であるが…、ひと目見て男どもが暴走するのも理解できた。
可愛い、容姿が良いのはもちろん、たぶん母親譲りなのだろう……、何か心の奥底から湧き出るララへ対する好意が溢れてくる。
これでよくリトは欲を抑えることができているな……。対面してこそ感じるこの衝動にリトの理性を改めて評価する。
「あれ?この人は誰?」
思いふける俺にララが気づいたらしい。
こちらを見て首を傾げている。
いや、まじで可愛いな…この生物。
俺は、理性で欲望を抑え込む。
「リトの家の隣に住んでる幼馴染の梶羅創っていいます。君のことはリトから聞いてるよ。よろしくね、ララさん。」
なんとか自然に挨拶をこなす。
「カジラ、ソウ?うーん、ソウの方が言いやすいね。よろしくね!ソウ!」
満面の笑みでこちらに挨拶を返すララ。
そのまま、俺は結城家でご飯をともにする。
もう結城家で今では、美柑が全てご飯をつくっている。クオリティーはピカイチだ。
「美柑また料理上手くなったなあ。」
食べながら俺は感心する。
「創兄の方が全然上手じゃん。」
「………、へぇ。ソウもご飯つくれるの!また食べさせてよ!」
ララがその話に食いつく。
身を乗り出してくるのだが、胸元が強調されており視線に困る。
ピュアというか、無防備というか…、これから色々と大変になりそうだと想像できる。
その後も何気ない会話をする。
ララがいるだけで雰囲気が楽しい物になるが、リトは何か考えているようで基本3人で会話をする。
その後、リトは「少しララと話をしたい。」とのことで、ララと外へ出ていき、今は俺と美柑だけである。
「美柑は、急にララさんが現れてリトと結婚するって言ってるけど…、そこのとこどう思ってるの?」
「そうだね…。急すぎるからまだ実感がないのが正直なところかな…?」
美柑は冷静にそう分析する。
本当にこの子は小学5年生なのか、時々分からなくなる。色々と大人びている。
「へぇー。お兄ちゃん取られるー、とか無いの?」
俺はからかうように美柑に聞く。
「別に無いよ。そもそもリトのお嫁さんなんて反対に良いの?ってララさんに聞きたいくらいだし。」
美柑は何を言ってるんだ…、とばかりにジト目でそう答える。
ララへの嫉妬はなく、反対に心配しているようだ。
「因みに美柑はそういう好きな子とかいないの?」
話の流れのまま、俺は美柑の恋愛事情に踏み込む。
彼女は見た目も良く、性格も良い。かなり小学校ではモテているようだが特に好きな子はいないと俺は認識している。原作ではリトに対して好意的な面を見せるが、これが家族愛なのか恋愛としてなのかは微妙であった。というより今の解答にはそのような感情は微塵に感じれなかった…。まあ、美柑自身がよくできる分、男への理想も高いのかもしれない。
俺はそのように分析しつついた。
しかし……、
「へっ。あっ………。べっ別にいっいないよ!」
あからさまに美柑は動揺していた。
えっ、いんの?
思わぬ反応に俺は驚く。なんだ、ちゃんと青春してるのか。
「へぇ………。怪しいなあ…。」
俺はその解答に対して、ニヤニヤしながら美柑を見つめる。
「からかうな!あっ。」
そう言って、美柑はクッションを振り回すのだが…、体勢を崩しこちらに倒れ込んでくる。
「おっと。」
美柑を受け止め、見つめ合う形になったのだが、美柑の顔は真っ赤である。
好きな人のことの話に恥ずかしいのだろうと俺は思い……、
「別に人を好きになるのは恥ずかしいことじゃないよ。誇っていい。それにしても美柑に好かれる人か…、凄い幸せ奴だなそいつは…。またいつか紹介してくれよ?」
とフォローがてら美柑に話すのだが…、
美柑は顔を俯かせプルプルと肩を震わす。
「そ………創兄の鈍感、朴念仁!!!」
人生二度目だが…、女の子って難しい…。
たぶん週1くらい投稿がベースになると思います。
アンケート(前編)ご協力ありがとうございました。締め切りました。続いて後編のアンケートも実施しますのでよろしくお願いします。
あとリト(リコ)は本作ヒロイン予定ではないです。期待していた方は申し訳ない!
ヒロイン人気調査(後編)
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