結城家の隣人転生者、気づけばハーレムに…。 作:射蓄労働者
「あの美少女が転校生として来たらしい。」
「やべぇ。可愛すぎる…。」
「なぜ、うちのクラスじゃないんだ…。」
ララが結城家に来て数日後、転校生として彩南高校へ来た。隣のAクラスに超絶美少女が転校してきたとBクラスでも話題は持ち切りだ。
この世界でも男子高校生はやっぱこんな感じなんよな、とその様子を一歩引いて俺は眺める。
ふと考えがおっさんっぽくなるのはやはり精神年齢のせいだろう…。ただ身体は10代なわけで…、その矛盾に時折疲れるのだが……、
そんなことを考えていると男子生徒達が話しかけに来る。
「創。お前は興味ないのかよ!」
「大人振りやがって、お前も内心はあの転校生でいっぱいなんだろう?」
途端に俺の周りも騒がしくなる。
「落ち着け落ち着け。」
俺は彼らに落ち着くように促す。
そりゃ俺だって、ララについて語るとなればずっと話せる自信はあるね。ただ場所とか考えないと…、ほら、実際に古手川さんらからの男子への視線は呆れまくってるのだ…。
「創。お前はいつもそんな感じだが実はムッツリなのは知ってんだぞ!」
「欲望に忠実になれよ。」
そんな視線を他所に男子達は興奮しっぱなしである。まあこれが高校生男子っぽくて良さでもあるのだが…。
そんな二人に俺は肩を組み顔を寄せる。
「まあ聞け。周りの男子達は転校生に猛アプローチする奴や騒ぎ立てる奴で溢れかえってる。それを見てさらに我先にと男達が増え続けてる。」
「…何がいいたい?」
「俺らも遅れを取る訳にはいかないだろう?」
こいつは何が言いたいんだ?、と言いたげな顔でこちらを見る二人。
「その騒ぎ立てる奴と同じことをしてみろ。転校生にとってそれは溢れかえる男子の中の一人でしかない。ただの有象無象なんだ。じゃあもし少し遠くから余裕そうにそれを眺めていたとすれば転校生にはどう見える?」
「………「あの人…、なんて大人びているのかしら?ステキ。」……!?」
「……「他の男子とは違うわね。」……、ひと目で認知されるのか!?」
二人の脳内に自分を褒める転校生(ララ)の姿が浮かんでいる。
「それだけじゃない。それだけ余裕に、なおかつ他男子と違う行動をしていると他の女子達にも目に止まる。」
「「モテまくるってことか!!!」」
ほんと女の子の話になると男は馬鹿になるよな…。まあ嫌いじゃないよ…。
その後、BクラスにはAクラス周辺や廊下、教室各所で騒ぎ立てる男子達を他所にただ窓から外を眺め風に煽られている男達がいたとか…。
転校生(ララ)が来て数日、彼女には結婚を決めた相手がいる事も判明してやっと学校内に落ち着きが戻ってきた。
俺は無理に大人ぶってる男友達と昼食を摂っている。
時折、周りの反応が気になるらしくチラチラ見渡しているのが面白い。
プルルルルルル……プルルルルルル……
そんな中で携帯が鳴る。
『創!ヤバイ!春菜ちゃんが攫われた!部室にとらわれてる!』
プツッ
リトから一方的に話されて電話を切られる。
……………………、
ガタッ
「おい創。どこ行くんだ。」
俺は咄嗟に、走り出す。
…ヤバイ。春菜ちゃんがさらわれるの今日なのかよ…。無事なのは分かってるし、リトが助けるのは分かってるけど……、俺がいるからこそ何が起きるか分からないのが怖い。
とりあえず現場にはリトが行くなら、俺は早く部室にララを向かわせるように動かないと…。
バルケ星人に攫われた春菜。
ララと結婚するために人質をとっての行動である。
ただこの宇宙人、見た目だけ強そうで中身はクソザコなのである。なので、原作でもそうだがおそらく大丈夫と考えていいと思う。だがやはり万が一があれば怖いのだ…。
俺はララの元へ一目散に向かう。
Aクラス!……………いない!
じゃあ屋上か…!
「ララさん!」
屋上に向かう階段にてララと遭遇する。
「あー。ソウだ!ねぇねぇリトどこに行ったか知らない?」
状況を知らないララは呑気に聞いてくる。
「ララさん。今、西連寺さんが攫われた。リトはそれに対応してる。場所は運動場にある部室だ。頼む、早急に向かって欲しい。」
簡潔にそうララにお願いする。
こちらの真剣さと事態に気づいたのか、ララも緩ませていた顔を戻す。
「春菜が!分かった!」
そういうとララは圧巻のスピードで駆けていった。
……、やっぱり身体能力は桁違いだよな。
そのスピードに俺は悟るが、今はそれどころじゃないと頭を振り急いで部室へ向かう。
「リト!大丈夫か!?」
部室へ駆けつけて、俺はドアを開ける。
キュゥ……………。
すでに春菜を連れ去っていた宇宙人の対処は終わっていたらしい。
その状況に俺はホッとする。
原作通りで助かった。わかってはいるのだがやはり万が一を考えると怖いものは怖い。
「ソウも春菜降ろすの手伝ってー。」
春菜は気を失い触手にとらわれている。
因みに胸元が見えており、リトはタジタジである。
「リト。まずは降ろすぞ。」
「わ、わかってるよ。」
春菜を丁寧に触手から降ろす。
「俺、先に教室に戻るから…。」
春菜の姿にリトは顔を真っ赤にしてそう呟く。
「えぇ。一緒に行かないの?春菜を助けたのはリトなのに。」
ララは不思議そうにリトに聞き返す。
「別に大したことはしてないし…、それに俺より創がいた方が西連寺も喜ぶだろ…。」
そう言って、返答を待たずにリトは部屋を出ていく。
「……そんなことないと思うけどなあ。じゃあソウ行こう?」
俺としては、ここでリトに付き添ってもらうのがベストだったのだろうが、ここで帰るところが彼の良いところなのだろう…。
ただ、一つ言わせてほしい。
ララに春菜を運ばせるのは唯一の指摘ポイントだと思う。
運ぶのは男の仕事だろう。
ただリトは春菜と触れるだけで硬直しそうだし、今回は保健室まで俺が背負うことにした。
……
…………
……………………
無事に保健室のベッドまで春菜を運び終える。
まだ春菜の意識は戻らないようだ。
「後はララさん、お願いしてもいいかな?」
「えっ、ソウはいないの?」
「正直、今回はリトの功績だし俺がいてもね…。」
俺は苦笑いをしながらベッドのカーテンを締める。
流石に俺が残るわけにはいかない。後は春菜が起きて、リトの功績だと言って貰えればいい。俺はあくまでもサポートの立場なのだ…。
そう言い聞かせる。
「あら、あなたは戻っちゃうの?」
そんな俺に対して声がかかる。
ここは保健室である。つまり保健の先生がいる訳で……………、そう、御門先生がいるのだ。
「えぇ。クラスも違いますし彼女に任せました。」
正直目のやり場に困る。
上半身を見れば胸元が、少し視線を下げれば太ももが見えてしまう。色気も半端ないので直視するのも一苦労なのだ。
「名前も告げずに去る男……、ふふふっ中々粋なことするじゃない。」
「そんなんじゃないですよ。因みに彼女を助けたのは別にいますし、俺はただ彼女を背負ってきただけですよ。」
何か勘違いされてるようなので、否定から入る。
しかし、それでもなお御門先生は何が面白いのか、笑みを浮かべながらこちらを伺う。
「…フフ。あなた中々面白い子ね。どこのクラスの子?」
何がお気に召したのかは分からないが俺にクラスを訪ねてくる。
「1-Bの梶羅と言います。」
「梶羅くんね…。覚えたわ。またいつでもいらっしゃい。…今度はゆっくりお話しましょう?」
ウインクしながら、御門先生は言う。
そのセクシーさたるものや…、
こんな先生いてたまるか………。
色々と悶々としてしまった俺はそう悪態をつきながら保健室をあとにするのであった。
一日でお気に入り1000近く増えるなんて何事……。
本作品を読んでいただきましてありがとうございます。『ToLoveる』はやっぱり凄いな…、と思わされました。
オリ主の性格や行動、ハーレム、転生と中々好き嫌いは分かれるであろう作品ではあると思いますがたくさんの高評価や感想など本当に感謝しています。励みにもやる気にも繋がります。
稚拙な文章ですが、これからもよろしくお願いします。
あとアンケートは引き続き締め切らず置いてますが、いないヒロインは前編のアンケート(1〜3話)でやっています。見逃した方は申し訳ないですがもう締め切っておりますのでご了承下さい。
※アンケートにヒロインが入りきらず泣く泣く分けました。
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