ダンジョン超人は美人化ペットと無双する〜30年ぶりにダンジョンから出た地上は、女子率99.999%のハーレム世界でした〜   作:ラディ@小説家もどき

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35・天才少女、満喫する
01真面目な話


 私、向水ミライは迷宮攻略分隊所属のSランク攻略者だ。

 

 伊方攻略隊と緑竜王を討伐し、ついに四国ダンジョンを攻略。

 凄まじい激戦だった。

 

 近接をうし太郎に任せて、私は上空からの遠距離火力指示だったけど。伊方攻略隊の練度の高さが凄まじかった。

 多分、練度だけでいうなら札幌以上。あそこまでの統率力は札幌にはない。

 

 百一やヴィオラも相変わらず凄まじい活躍だったし、里々ちゃんも最高のパフォーマンスで動いていた。モンスター人間の乱入とかもあったけど、なにより。

 

 喜怒さんの畳み掛けによる勝利といっても過言じゃない。

 

 エスメラルダを身に纏って、緑竜王の体内に飛び込んで核を叩いて砕いた。

 

 完全に作戦外の行動。

 最初、地上からの報告を聞いた時は理解が追いつかなかったけど。

 緑竜王はのたうち回り、暴れ回って、死んだ。

 

 絶災級ボスを素手にて打倒。

 やってること乃本百一過ぎでしょ……、人を超えている。

 

 まあとにかく四国ダンジョンは消失した。

 すっごい達成感だけどこれで終わりではなく、まだまだ続く。

 

 次の目標は大阪、此花ダンジョンの攻略。

 

 まずは瀬戸大橋を渡って、高浜大居住区を目指す。

 西日本最大の居住区で『第二大阪』とか言われていたり言われなかったり。

 

 札幌に次ぐ都会とされているし、実は結構楽しみだったりもする。

 今は兵庫県の上の方でキャンプ中、明日の移動で高浜に到着予定だ。

 

「散髪……? え、ランちゃんそれ切るの? 馬鹿ほど似合ってるけど」

 

 私がシャワーから戻ったところで、喜怒さんに対して暗木さんが返す。

 

 どうにも喜怒さんが暗木さんに散髪を頼んでいるようだった。

 

「ああ、もったいないけどな。長いと動くのに邪魔なんだ、また伸ばしたくなったら伸ばすさ。ヒーちゃん髪切れるだろ、頼みたいんだ」

 

 喜怒さんは伸びた金色の髪を両手で持ち上げながら、暗木さんへと返す。

 

 緑竜王討伐戦の際、喜怒さんの身体に変化が起こった。

 髪が脱色され、腰くらいまで伸びて。

 おっぱいとお尻が一回りくらい大きくなった。

 太ったわけじゃなくてなんかこう……エッチになった。

 

 どういう現象なのかとかは全然わからないし私は学者でもなんでもないただの攻略者だからね。喜怒さんが大丈夫なら攻略を進めるだけ。

 

「切っちゃうんですか? そこまで伸ばすの大変ですよ。結ったり上げたりするんじゃダメなの?」

 

 話を聞いていた私も、喜怒さんへと問いかける。

 

 髪は脱色されているものの、全く傷んでいる様子はなくてサラサラで艶がある。

 めちゃくちゃ綺麗で、ちょっとくせっ毛で波打ちがちな私からするととても羨ましい。

 

「あー髪飾りもないし、今まで伸ばしたこともないからセットの仕方もわからないからな」

 

 煩わしそうに長い髪をまとめて喜怒さんは答える。

 

「だとしても。切るんなら私じゃなくて絶対高浜で美容室探した方がいいでしょ、結構色々あるわよ。高浜」

 

 暗木さんは淡白に喜怒さんに告げる。

 

 確かに、行ったことないけど高浜なら良い美容室もあると思う。私も基本的に子供の頃から自分で切るか知り合いに任せる事が多いからあんまり行かないけど、マジでクオリティ全然変わるから美容室行った方がいい。

 

「び、美容室……ハードルが高いぞ。着ていく服もないし……」

 

 喜怒さんは暗木さんの提案に慄きながら返す。

 

「じゃあ先に服買ってからね、アパレルショップとかもあるし……っていうかまずそのほぼノーブラ状態をどうにかしなさい。先っちょが浮き出ちゃってるから、乃本氏が目のやり場に困ってるの居た堪れないわよ」

 

 暗木さんは淡々と慄く喜怒さんにそういって、下からおっぱいをぽよんと持ち上げる。

 

「な……っ、確かになんか大きくなってしまったから今までの下着だときついんだ……」

 

 胸を腕で隠しながら慌てて喜怒さんは返す。

 

「確かに、おっぱいぱっつぱつですもんね。じゃあ高浜着いたらみんなでお買い物行きましょう! 私も何枚かショーツ欲しいんですよね」

 

 私は嬉々として提案する。

 

「そうね。……うん、真面目な話をしておこうかな」

 

 私の提案に暗木さんは声のトーンを落として、真面目な口調でそう前置きを入れる。

 

 なんだろ……、真面目な話。

 高浜大居住区での行動において何かルールのようなものがある……? いや羽目を外しすぎるなみたいな話……?

 

 私と喜怒さんも真面目な話を聞くため、傾聴姿勢を整える。

 

「エロい下着は持っておいた方が良い」

 

「え、真面目な話をしたんですか?」

 

 暗木さんの言葉に、私はそう返した。

 

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