ダンジョン超人は美人化ペットと無双する〜30年ぶりにダンジョンから出た地上は、女子率99.999%のハーレム世界でした〜   作:ラディ@小説家もどき

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03足腰が強い

 まあそりゃ同じ苗字だし、名前も九十郎ってところで漢数字の百一と関連性はあるからそうなんだろうが……。

 

「うむ、確かに似ているな。かなり老いぼれてはいるが」

 

「ちょっと私にはわからないわね……似てるかな……?」

 

 納得するヴィオラにヒーちゃんは疑問を浮かべる。

 

 うーん、いや……似てはない。

 でもなんか……これはエスメラルダと融合したことで生まれた超能力的な感覚で言うんなら…………ちょっと似ている気がする。

 

 なんだろう……言語化が難しい。

 多分少し触ったりエスメラルダで包んだりしたら詳しくわかるんだろうけど、流石に初対面の方をベタベタ触るわけにはいかない。

 

 でも一旦、親戚ってのは納得しよう。

 

「百一……だったな。行くぞ、保管していた装備を譲渡する」

 

 あらかた自己紹介を終えたところで、キュートばあちゃんはそう言って私たちを先導するように歩き出す。

 

「了解した、ほらおまえらも行くぞ」

 

 百一はそう言って、私たちと一緒にキュートばあちゃんの後ろへ続いて歩き出した。

 

 そして居住区の外れにある森林へ入り、キュートばあちゃんは迷いなく道なき道を進む。

 

 キュートばあちゃんの足腰が強い。

 割といい運動だぞこれ、いくつなんだ? 背筋も通っているし会話もはっきりしているし若い……? ばあちゃんといいつつ佐々崎先生より少し上くらいなのか? 六十代……七十代くらいか。

 

 なんて考えながら、道なき道を進んで行くと。

 

 キュートばあちゃんは崖の下で止まる。

 崖に伸びた枯れたツルのカーテンをめくると、錆びた鉄の扉が現れる。

 

 鎖がガチガチに巻かれたドアノブは大きな錠前で施錠されているようで、キュートばあちゃんは何本かの鍵を入れて錠前を外して鎖を解いていく。

 そして重い鉄の扉を開き中に入ったので、僕らも続くと。

 

 そこは――――。

 

「な……っ、なんだこれは……⁉」

 

 僕はその光景に思わず声を上げる。

 

 裸電球で照らされた部屋には。

 積まれた木箱。

 何かの薬品……? のような袋。

 机と専門的な工具。

 そして。

 

 壁一面に掛けられた、沢山の銃。

 

 映画やゲームでしか見たことがない……、その昔は攻略隊でも用いられていたらしいけど銃弾の調達ができなくなって今は戦闘ペットへの代替へ完全移行している。

 

 凄い……本物なのか? これ壁掛けのものだけじゃなくて、積まれた木箱も全部……?

 

 なんなんだこれは……というか何者なんだ。キュートばあちゃんは。

 

「……9mm拳銃九十二丁 、11.4mm大口径拳銃三丁、M9八丁、64式7.62mm小銃十五丁、64式銃剣九丁、89式5.56mm小銃八十一丁、89式多用途銃剣二十六丁、20式5.56mm小銃百二十九丁、ベレッタGLX160十七つ、M4カービン十五丁、5.56mm機関銃MINIMI三十一丁、12.7mm重機関銃M2十三丁、7.62mm対人狙撃銃G28E2二十二丁、84mm無反動砲三門、110mm個人携帯対戦車弾四発、指向性散弾六つ、その他各種光学照準器とアタッチメント、88式鉄帽とボディーアーマー3型が数点。弾薬は9mm普通弾三万十発、45ACP弾百三発、7.62mmNATO弾四万千二十二発、89式5.56mm普通弾五万六千百十二発、12.7mmNATO弾八千九百六発、40mmグレネード千八百十九発、84×246mmR二十五発、他にもいくつかあるが正常動作は保証できない」

 

 キュートばあちゃんはつらつらと、恐らくここにあるものに関することを語る。

 

 何を言っているのか一つもわからないが……まあこれは百一に対して言っているのだろう。

 

 百一は元自衛隊員。

 多分このキュートばあちゃんも自衛隊関係者なんだ。

 

「あ? 武器かこれ、こんな棒切れで戦えるのか?」

 

 ヴィオラは壁に掛かった銃を見て訝しみながら言う。

 

「これがあればおまえを倒すのに二十年も掛からなかった」

 

「ほう、じゃあ無くて良かったな。もっと長くても良かったくらいだ」

 

 百一がヴィオラに返すと、ヴィオラは前抱っこで抱えられながら百一の胸に顔ぴったりと付けてうっとりと言う。

 

「三十年くらい前、女体化症候群の蔓延で自衛隊は完全に機能を停止した。自衛隊は九割が男だったからな、ほぼ死んだし生き残った人員も女に変わったばかりで動けなかった」

 

 キュートばあちゃんは腰掛けながら、語り始めた。

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