ダンジョン超人は美人化ペットと無双する〜30年ぶりにダンジョンから出た地上は、女子率99.999%のハーレム世界でした〜   作:ラディ@小説家もどき

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02私の方が凄い

 当時の七竜が共闘……ではないか、各々勝手に最大の力を向けた。

 私は第三形態で海ごと焼き殺そうとしたが。

 

 失敗した。

 

 ギリギリまで追い詰めたとは思うが、一手足らんかった。今なら第四形態になって突っ込んで、もう少しやれたかもしれんがその時はまだ第三形態での集束火炎止まりだった。

 

 そこで丁度、人らの救世主だか英雄とやらが『封印』の魔法を使った。

 

 文字通りの漁夫の利で、悪樓は封じられた。

 

 そこからかなりの年月が経ち、悪樓も一緒に勇者やら聖女とやらにこの世界へと落とされたのだろう。

 まあ別にそこまで今の悪樓に関心はない。

 海にさえ落ちなければ問題はないだろう、そこまで難しいことでもない。

 

 でも黄は今の悪樓ですら警戒せざるえない。

 悪樓を侮ることなど、不可能。

 問題ないと判断した私ですら油断はしていない。

 水の多い場所に近づけることを恐れている。この黒竜王ですら恐れる悪樓を黄が恐れないわけがない。

 

 悪樓の後ろに隠れるというのは癪だが、悪樓はもう強いとかの話じゃあない。

 嵐や夜の闇を利用して接近するようなもの、悪樓はもうそういう気象現象というか世の理のようなものだ。

 

 使えるものは使う。それだけの話でしかない。

 

 一番楽なのは、こちらに悪樓がいることに気づいてすぐに黄が迷宮を放棄して逃げ出そうとしてくれることだが。

 

 まあ逃げるのは最終手段だろう。

 迷宮内で済むならそうするはず、迷宮復元による再生は利点過ぎる。悪樓を相手に迷宮復元を手放す決断を出来るほど黄は強くない。

 

 これら私の話と何度か主様と小娘が黄の迷宮を偵察してきた情報から、主様は確定予測演算の域にある戦況予測でほどで作戦を組み立て。

 

 作戦を前提とした訓練。

 老いぼれ戦士から引き継いだ武器を使う訓練。

 まあこれは結局、主様と小娘しか持たないことになった。

 いっぱいあるし、小娘共全員……というか人らみんなで持って良いと思ったが。

 

「これは本来、民間人が触れていいものじゃあない。確かに攻略者は公人であり、銃刀法を逸脱する武装や危険物の所持を認められてはいるが……。これは厳格な管理と信頼、そして様々な規制の中で運用されるものだ。本当はミライにも持たせることは出来ないはずだったが……、あいつは天才すぎる。あの銃器に関する理解度と習熟度は信頼に足ると判断せざる得なかった、この短期間で……なんなんだあいつは」

 

 と、主様は小娘を評価して武器を与えた。

 

 うむ……まあ確かにあの武器は、人らの中では飛躍的に攻撃力を上げる。

 しかも簡単に、小娘共の中で最も非力な小さき者ですらデク人形を用いずに魔獣を殺せるようになるだろう。

 もっと大きく高火力で、この私にすら損傷を与えうるものもあるらしい。

 ……黄や白が人らを減らさなければ、もしかするとああいった武器を用いた輩とやり合えたのかもしれんな。

 まあこの私が、私の迷宮の中で負けることはないが……この基本的に魔法のない世界における戦いは経験してみたいものだ。

 

 でもなんか……褒めすぎではないか? 小娘を。

 

 主様と遜色のない身体能力と技量を持つ私なら、あの『ろくよん』やら『はちきゅう』だとかも当然だが使いこなせる。

 そもそも私はあの武器を使わずに大体の相手を殺せるから武器の必要すらない。こうなんか、ぺちんってやれば大体死ぬし。

 

 だから絶対に私の方が凄い。

 

 でもあまり褒められん……、どうでもいい他の七竜の話をした時くらいしか褒められん。

 まあ私が凄いのは当然だから仕方ないのだが……なんか……嫌だ。

 

 私が一番なのは変わりはないのだが。

 なんかもっと、もっと主様に溶けていたい。

 ちゅーよりもっと深いところに。

 溶けて混ざり合って、殺して殺されたい。

 

 白に減らされ男から書き換えられた人らは繁殖を優先順位を高く設定している。

 今は主様が生殖や繁殖を行わないが、七竜を皆殺したら優先順位は更新されるだろう。

 

 私、というか竜王は個として完成している為に繁殖や生殖を必要としない。

 卵は残すが、それは肉体と精神の再始動的な意味合いでしかない。

 本来私には生殖能力はない。

 

 第五形態であれば、私は主様の子を産めるのだろうか。

 

 なんて考えが過ぎると。

 身体の真ん中がじわりと熱を持って。

 少し嬉しい気持ちになる。

 生殖行為とはどうするものなのだろうか、主様は知っているのだろうか。

 

 ………………………………いや? 待て、なんだこの思考は。

 

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