ダンジョン超人は美人化ペットと無双する〜30年ぶりにダンジョンから出た地上は、女子率99.999%のハーレム世界でした〜 作:ラディ@小説家もどき
01早速使う
俺、乃本百一は現在迷宮攻略分隊にて此花ダンジョン攻略作戦行動中だ。
作戦の第一フェイズは、無駄に戦わずにダンジョン内に入り黄竜王の前まで辿り着くこと。
これは容易く達成した。
此花ダンジョンは万博会場の中央に位置する。
黄竜王の能力圏外ギリギリまで成子のダビンチで進み成子と乱丸を待機させて。
俺とヴィオラ、ミライ、里々、暗木、そしてマー坊にて徒歩で此花ダンジョンまで進んだ。
何度か戦闘になりそうになったが、マー坊を盾にすることで本当にモンスターたちは警戒して戦闘を回避ができた。
ヴィオラ曰く、マー坊……悪樓を知っていたら黄竜王は警戒せざる得ない、これはどの七竜でも同じだらしい。確かに赤竜王は警戒を示していた。
そして此花ダンジョン最下層、ボス部屋に到着し。
大量のモンスターに囲まれた黄竜王と対峙する。
さて、ここから第二フェイズだ。
「ヴィオラ! 早速使う‼ おまえは黄竜王を狙いつつ数を減らせ‼」
俺はモンスター群に突っ込みながらヴィオラに指示を出す。
「おお、ははっ。わかった! 圧倒してやれ‼」
ヴィオラは嬉々としながら返し、第四形態へと姿を変える。
俺は自分の中にある生存の為にある無意識の防衛本能を意図的に断つことが出来る。
さらにドーパミンやエンドルフィンやアドレナリンを過剰分泌。
心拍向上、呼吸量を上げて身体中に酸素を送る。
身体の中で新陳代謝による脂肪燃焼が起こる。
血管が膨張し皮膚から浮き出る。
高密度に閉じ込めていた筋肉が解放され隆起。
それをさらに締めて、より高密度に圧縮する。
これは千歳ダンジョンでヴィオラ……黒竜王との戦いで技と化した、奥の手。
命を燃料に日ノ本特殊防衛人造超人としてのスペックを最大に引き出す。
俺は日ノ本特殊防衛人造超人の中でも身体能力を特化されて造られている。
遺伝子操作や薬物投与。
人工筋肉や特殊合金による骨格の強化。
心肺機能も強化し持久力向上。
脳神経や視神経や聴力などに関しても人工培養された器官を移植。
毒物に対する抗体や一部麻酔などに関しても耐性があり。
血中の白血球や赤血球に関しても免疫力が高まるように調整。
扁桃腺と虫垂と親知らずも取ってある。
同時進行で作戦行動に必要な知識を催眠学習によって詰め込んで、オーバーワークによる徹底した実施訓練と極秘での作戦参加も行った。
俺は歴代の日ノ本特殊防衛人造超人の中でも、身体能力に置いては最高スペックになるように造られている。
これは最大時速四百キロメートル出せるスポーツカーから全てのリミッターを外してエンジン焼きながらギア削ってシャフトがひしゃげさせて時速五百キロメートルを出すみたいな……そんな感じだ。
つまりすこぶる身体に悪い。
本来なら二分程度で死に至るような状態だ。
でもダンジョン内なら再生能力がある。
今の俺は命を燃料にして死に向かうのと同時に再生され、ピッタリと相殺される。
ダンジョン内に限り、俺は超人性を遺憾無く発揮することが出来るが……。
リスクもある。
単純に命を使うことに身体が慣れてしまうと、命を使ってることにならずに超人性を発揮出来なくなるので頻発は出来ない。
さらに再生能力が命の消耗と相殺されている為、怪我の治りが悪い。
それとダンジョン消失のタイミングによっては、再生能力が止まってそのまま死ぬ。
だから基本的にはピンポイントで瞬間的に使う。
赤竜王戦で里々に向けられた赤竜王の尾を弾いた時や緑竜王戦でモンスター人間を庇った時なんかに使った。
青竜王戦ではほぼ全ての戦闘をこれで行ったが……ありゃあ強かった。本気の『幻惑』で百太郎を見せられた時には度肝を抜かれたが、百太郎が俺に格闘戦で勝てるわけがないので普通に殴った。百太郎なら俺に視認されることなく、狙撃で蜂の巣にしてくるし生きてりゃ五十近いジジイのはずだ。
閑話休題。
今回も序盤から飛ばしていく。
第二フェイズは如何に、黄竜王を脅かして怯えさせるかが肝になる。
黄竜王の中での脅威度は、一番にマー坊。
ヴィオラ曰く、マー坊は異世界では相当な脅威だったらしい。
確かに水を操るというのは単純だが強力過ぎるとは思っていたが……異世界の広さというのが地球と同規模なのかは不明だが、それでも水の操作量に際限がない。
しかし、マー坊の現状を見たら侮る……まあこれは侮りでもない。事実今のマー坊は強力ではあるものの、そこまで脅威ではない。
故に最優先に狙うのはマー坊だ。