ダンジョン超人は美人化ペットと無双する〜30年ぶりにダンジョンから出た地上は、女子率99.999%のハーレム世界でした〜 作:ラディ@小説家もどき
ちなみにヴィオラは第四形態で暴れ散らかしていて、もう三十体は殺している。
ヴィオラの第四形態は強すぎる。
赤竜王、青竜王、緑竜王と戦ってきてわかったがヴィオラ……黒竜王は確かに七竜最強だ。
なんか理由のわからないワープやら幻覚やら地面動かしたりみたいな特異なことはしない。
頑強で屈強で最強。
勘が良く戦闘経験値も高い。
狡猾に多彩で疲れず学習し諦めない。
さらに戦況や相手に対して身体を変化させる。
その中でも第四形態は迫撃戦特化、他の形態も凄まじかったが特に第四形態は止まらない。
第一形態の質量を持ちながら身体を高密度に圧縮し、第二形態の光輪を纏っての高速移動と光輪自体の破壊能力を武器にする。
さらに光輪の反発力を使って鱗や爪の質量弾を第三形態のように音速で放つ。
丸一年はズタボロにされ続けて、まともに戦えるまで三年はかかった。
第四形態は千歳ダンジョンでの俺との戦いの中で生まれたもの。
つまり黄竜王は第四形態を知らない。
未知の脅威だ。
だから黄竜王はヴィオラを止めることにリソースを割かざる得ない。
弱ってるとはいえ戦えるマー坊。
脆弱なはずの人間たちも十分な脅威に見える。
ヴィオラは止まらない。
よし、準備は整った。
さあ第三フェイズだ
「…………っ⁉ なんなんだ……、なんなんだよぉおおぉおおぉおぉぉぉおッ‼ 悪樓も黒も人間もおぉぉぉぉぉぉお――――‼ 僕はただほっといて欲しいだけなんだよぉぉぉ――――ぉおおおおおおお‼」
暴れ散らかす俺たちを見て、黄竜王は酷く取り乱す。
「うんざりだ‼ もううんざりなんだ‼ 僕は、何も悪くないのに‼ みんなみんなみんなみんなみんなあああぁぁぁぁああああああ――――――ッ‼」
黄竜王がそう叫んだところで。
モンスターたちが一斉に天井へ攻撃。
崩れた天井から現れた地上直通の貫通路に黄竜王が飛び上がる。
「――――ヴィオラァァァァアアアッ‼」
「わかっているぅ‼」
俺は命使いを解除してヴィオラ呼び、ヴィオラはこちらに突っ込みながら形態変化を行い応える。
俺はヴィオラ背に飛び乗り、他三名はヴィオラに掴まれて飛び立つ。
黄竜王の中で人間の脅威度が更新され、此花ダンジョンを放棄して逃走に移った。
そこをヴィオラの新形態、第一形態改で追跡する。
第一形態改は第一形態の姿で第二形態の光輪を用いた超高速飛行を実現した応用形態。
第二形態のように小さくなり的を絞らせず回避と機動性を上げるのではなく、第一形態の巨躯で高速質量攻撃を行うことを目的とした形態。
この間ダンジョン内での模擬戦で突然使ってきた、全身の骨が砕けて内臓が口から溢れ出た。
強力ではあるが何より、この形態も黄竜王は知らない。
高速でダンジョン復元で貫通路が閉じる前に地上へ。
これでダンジョン内のモンスターは置き去りに出来た。
そのまま黄竜王追いかけて上空に上がる。
第四フェイズだ。
「こんの……っ、来んな死ねよ黒ぉおおおおおおおおおおおおおおッ‼」
追われていることに気づいた黄竜王は、ヴィオラに手のひらを向けて何かを放つ。
「ぐ……っ、ぬぅ……!」
ヴィオラは黄竜王に干渉されて飛行を維持できずに体勢を崩す。
黄竜王はダンジョン外でも追跡するヴィオラを能力全開で止めにかかってきた。
つまり能力のリソースをヴィオラに割いている。
「着装合体! リリリビング・アーマードッ!」
「Get Ready for the next battle! うし太郎ォ!」
ヴィオラに掴まれていた二人が戦闘ペットを召喚して、飛び出す。
能力のリソースをヴィオラに割いている今なら、うし太郎と六花が動かせる。
どちらも迷宮攻略分隊の主力。
決定力は折り紙付きだ。
「――――舐めんな……っ、虫けら共がぁッ‼ 誰相手に魔獣出してんだゴミ低能害虫がぁあああああッ‼」
黄竜王が猛り叫ぶと。
「ブロォォォォオオオオオオオ‼」
「が……ぁっ!」
うし太郎が動きを止めた里々をぶん殴る。
やはり操ってきた。
だが今は空中、これ以上うし太郎で攻撃は行えない。
マー坊の水でうし太郎を拘束、俺は弾かれた里々を受け止める。
くちばしを歪めて、黄竜王はにやりと笑い。
再び逃走しようとしたところで。
「――――勇往邁進ッ! エスメラルダァァァ――――ッ‼」
そう叫び、一人の人影が黄竜王へと突っ込んでいく。
ここで成子の操縦するダビンチの飛行形態である『零式練習戦闘機』からエスメラルダに包まれた乱丸が飛び出した。