ダンジョン超人は美人化ペットと無双する〜30年ぶりにダンジョンから出た地上は、女子率99.999%のハーレム世界でした〜   作:ラディ@小説家もどき

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04このまま討伐する

 黄竜王の能力リソースをヴィオラと続くうし太郎と六花へ吐かせて、ダビンチでの接近と乱丸のエスメラルダ融合形態を使えるようにした。

 

 このために成子と乱丸を待機させていた。

 

 待機地点から此花ダンジョンまでの直線距離は約九キロメーター、戦闘ペットを操作されないギリギリの位置。

 

 そこから成子がダビンチで再現に成功した複座式戦闘機の『零式練習戦闘機』に乱丸を乗せて一気に飛んできた。

 

 待望の飛行形態だが計器類やセンサーを電子的な制御は再現できずジェット推進も構造的に燃料を燃やして圧縮し噴出する必要があるためアナログでプロペラ式の飛行機の再現を目指して比較的資料の多い零式艦上戦闘機……いわゆる零戦に行き着いた。

 

 まだ分隊での移動には使えないが、これによって作戦での幅は大きく広がった。

 

 そして本作戦の要である喜怒乱丸。

 

 乱丸は発勁で緑竜王を討伐した、絶災級を素手で打倒する超人の域にある近接火力だ。

 しかもエスメラルダにより傷は即時回復し水平維持が行われて常に真っ直ぐ相手を捉えられる。

 今や迷宮攻略分隊における重要火力である。

 

 エスメラルダが身体を伸ばし黄竜王へと取り付いて、乱丸は渾身の発勁を通そうと拳を振り上げる。

 

「ぐぅぇ……っ⁉」 

 

 しかし、ここでミサイルのような昆虫型モンスターが乱丸の腹に食い込む。

 

 まさか地上から……っ、地対空用のモンスターが存在したのか。

 

 ほぼ同時に成子の操縦するダビンチにも着弾。

 さらに続けてヴィオラにも着弾する。

 

 ヴィオラと暗木が完全に飛行状態を維持できずに落下をし始める。

 

 乱丸による強襲も失敗。

 だがまだ――――。

 

「――戦闘は継続している」

 

 俺の思考とぴったり重なるように、そう言って空から突然現れたのは。

 

 モンスター人間。

 いや日ノ本特殊防衛人造超人番外。

 

 モンスター人間が此花ダンジョン攻略作戦に絡んでくることは考えられた。

 四国でもそうだったように、モンスター人間の目的は大規模ダンジョンの攻略。

 

 だとしたら次は俺たちと同じように此花ダンジョン攻略に乗り出すはずだ。

 しかし此花ダンジョンは戦闘ペットを使っての攻略が行えない。

 

 そうなれば狙うのは漁夫の利。

 迷宮攻略分隊を囮にして動くはず。

 俺ならそうする。

 

 あのモンスター人間が出自はわからんが日ノ本特殊防衛人造超人だというのなら俺と考えることは大体同じということになる。

 

 それでも実際にモンスター人間が作戦に介入してくる確率は五パーセント未満としていた。

 

「――なぁあっ⁉ 誰……っ、ぐが……ぁ」

 

 黄竜王は驚愕して声を上げたところで、モンスター人間に取りつかれる。

 

 そのままモンスター人間は黄竜王と交戦開始。

 地面に叩きつけられる寸前にヴィオラが動き、着地。

 続けて落下してきた成子と乱丸を暗木がマー坊の水で受け止める。

 

 全員の無事を確認したところで、上空を見上げて戦況を確認したところで。

 

「――ぎゃあ……っ⁉」

 

 モンスター人間が黄竜王の翼をへし折り落下した。

 

 これで黄竜王は飛べない。

 ダンジョン外なので再生もしない。

 

 このまま討伐する。

 

「……痛い……痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛ぁああああああああい‼ ふざけんな害虫共がぁあああ‼ あぁぁぁぁぁ…………もう、死んでくれ! 全部みんな全員諸共死ねえええええええええええ‼」

 

 翼を折られて落下してきた黄竜王は激昂して喚き散らす。

 

 すると此花ダンジョン方面から地響き。

 

「主様! あいつ魔獣を呼んだぞ!」

 

「了、迅速に討伐を行う」

 

 ヴィオラの言葉に、俺は迷わずに駆け出す。

 

 大規模ダンジョンでの迷宮災害……そんなもの起こさせるわけにはいかない。ここで殺し切る。

 

「ち……っ、行……けっ、主様……奴は飛べん……!」

 

 動き出そうとしたヴィオラの動きが止められる。

 

 やはり的確にヴィオラを止めてくる。

 でも俺は止められない、一撃で決め――――。

 

「――ギイィィィィィィ――――――――アァアッ‼」

 

「――っ⁉」

 

 接近中に突然、モンスター人間に横から思っきり殴られる。

 

 ガードはしたが痛え、なんだ? 何故邪魔を――。

 

「ぐ……俺の半身は……モンスターに喰われ続けている……! 精神力で無理やり従わせていたが…………コントロールが効かない……っ、百一番……回避が困難なら俺ごと殺せ……ぐ……ぁぁあ‼」

 

 右半身から明らかに異形な右腕を露出させたモンスター人間が、俺に向けて語った。

 

 俺は迷わずマジックバッグから日本刀を抜いて、一挙動でその右腕を斬り落とす。

 

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