ダンジョン超人は美人化ペットと無双する〜30年ぶりにダンジョンから出た地上は、女子率99.999%のハーレム世界でした〜   作:ラディ@小説家もどき

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12・落ちこぼれ先輩、運転する
01運転が楽しい


 私、縞島成子は迷宮攻略分隊として大規模ダンジョン攻略するために遠征中です。

 

 迷宮攻略分隊における私の役割は、主に()()

 

 私の戦闘ペットであるダビンチは私の頭の中の設計通りに形状や材質や強度や質量までも変化させる。

 それを利用して、ダビンチを列車にしたりキャンピングカーにしたりして札幌から青函トンネルを通って青森へ。

 現在は青森から岩手を通って仙台近郊を目指している。なるべく広い道走りたい為東北道に乗って、走行中。

 

 思った以上に運転が楽しい。夜通し走りたいくらいだけど、夜間走行は危ないので今のところは止められています。

 もう少し調整したら乃本さんでも動かせるように出来るとは思うんだけど、まだまだハンドルやペダルが重すぎて操縦が難しい。

 

 私が動かす時は私の意思を汲み取ってダビンチ自身がアシストしてくれるんだけど、乃本さんにはアシストされないからもっとステアリングとかクラッチとかを軽くしないと運転を交代できない。

 

 油圧式のパワーステアリングをもっと上手いこと調整して……あとはもう少しダビンチへの命令に幅を持たせられたらいいんだけど。

 

 この辺は試行錯誤中、理想としては分隊のみんなが使えて分隊以外の人が触っても動かないみたいな……いやそれはそれで他の攻略者と合同になった時に不便か。

 やっぱり私が許可した人が動かせるようになるのがベストか、もう少し頑張ろう。

 

 現状唯一の運転手である私が潰れてしまうと動けなくなってしまうので、運転時間や走行距離は無理のない範疇で収められている。

 

 まあもっと走りたいけど、実際人を乗せての運転は結構疲れるし事故を起こしたら大変だから仕方ない。

 でも色々と試行錯誤して車両を変えて試しながら走るのは本当に楽しい。

 

 現在は快適に長距離走行をする為に小型バスにして移動中。

 

 乃本さんは走行の障害になるモンスターが居たら飛び出して討伐するために、ヴィオラちゃんと屋根に取り付いている。

 

 他のみんなは高機動車やキャンピングカーより乗り心地が酔いみたいでみんなうたた寝をしがちだ。私以外のみんなは夜警で交代に見張り番をしているからちょっと寝不足気味なので、移動中は休息にあてている。

 

 私は今のところ運転や走路に瓦礫などがあった際の撤去やキャンピングカーで炊事やお風呂などを用意したりするのが主な仕事、完全なサポート要因。

 

 戦闘や攻略以外での疲労やストレスを可能な限り蓄積させない、スムーズな作戦行動を取れるようにするのも私の役割である。

 

 移動中に休めるようにもっと快適に……もう少しサスとかタイヤとかのテンションを……いや単純にエンジン出力を上げる? 先に空調とかシートのクッションとかを調整……いやこの辺はみんなにアンケート取ってからの方がいいか。

 

 正直、めちゃくちゃ向いてる上にやりがいもあって楽しい。これが私の攻略者としての動き方だ。

 

 なんて考えながら、法定速度遵守で東北道でバスを走らせていると。

 

 何やら視線を感じて、ちらりとルームミラーに目線を向けると。

 

「…………」

 

 後ろから里里里々さんが私のことを真剣な顔でじっと見つめていた。

 

「うわぁっ! びっくりした! ど、どうしたの? トイレ? 一回停める?」

 

 驚いて一瞬ハンドルを取られて車体が振られてしまったけれど、落ち着いて里々ちゃんへと問う。

 

 びっくりしたぁ……、完全に気を抜いていた。

 鼻歌とか歌ってなかったよね私……?

 

「驚かせてしまってすみません縞島先輩、運転操作を見学していました。拝見させていただいてよろしいでしょうか?」

 

 ルームミラー越しに里里さんはそんなことを尋ねる。

 

「うん全然いいけど、見てて楽しいかどうかはわからないよ」

 

「ありがとうございます」

 

 私は快く許可を出すと、里々ちゃんはそう返しながら運転席の隣の補助席に座る。

 

「…………えーっと、これがハンドルで右に回すとシャフトを通って前輪が動いて進行方向が変わって曲がれるように出来ていて……足下にあるのが左からクラッチペダル、ブレーキペダル、アクセルペダルで……――――」

 

 私は視線を感じながら、自動車の基本的な操作を解説し始めた。

 

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