ダンジョン超人は美人化ペットと無双する〜30年ぶりにダンジョンから出た地上は、女子率99.999%のハーレム世界でした〜   作:ラディ@小説家もどき

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03第二フェイズ

「――な……っ⁉ 痛……こんの羽虫共がああああああああああああああああああぁぁぁぁあああ――――ッ‼」

 

 想定外の攻撃に面を食らって、赤竜王は声を荒げ。

 

 攻撃に対して、赤竜王に激昂して目の前に出現させた『穴』に両手を向けて業火を放つ。

 

 すると展開された『穴』から一気に業火の柱が噴き出して部屋中を焼く。

 

 暗木さんが水を噴射して業火を防御、縞島先輩は『4WDスポーツカー』を走らせて業火を躱す。

 

 狙いは雑……というより、狙ってすらない。

 これだけ焼けば勝手に死ぬだろうと思って、羽虫を焼くように業火を撒き散らしています。

 

 ここでヴィオラが小さくなって、光輪を展開し凄まじい高機動飛行で『穴』を掻い潜り赤竜王に体当たり。

 

「ぐぉ……! 黒、貴様ぁっ! 羽虫ごときと……、皆殺しだああッ‼」

 

 ヴィオラの高速体当たりによろめきながら赤竜王は叫んで。

 

 さらに『穴』を複数展開し両手から鋭く伸ばした爪で、目の前の『穴』へと連続突きを放つ。

 

 部屋中に展開された『穴』から巨大な爪が乱雑に地面を叩いて砕く。

 

 凄まじい……こんな規模の攻撃。

 これが絶災級、絶望的な災害。

 

 しかし、()()()()()()()()()()

 

 ここまでは作戦通り。

 乃本君が『穴』の位置から安全地帯を割り出して、あらかじめその地点に移動していた。

 

 流石過ぎる……冷静な状況把握と正確な判断です。

 

 でもまだこれは()()()()()()

 ここから攻略は()()()()()()()

 

 叩きつけの暴風雨を避けて、乃本君は駆け出して赤竜王の膝辺りに飛び込んで発勁を通す。

 

 膝が抜けて赤竜王のバランスが崩れたところに、ヴィオラが顎を突き上げる体当たり。

 

 これで爪による攻撃が止まる。

 

 そのまま縞島先輩の運転で接近し、私と向水先輩が再召喚した大斧装備うし太郎で赤竜王の脇腹を斬りつける。

 

 硬ぁ……っ、刃が通らない。表面しか斬れていない。

 手足の竜部分以外は攻撃が通るって話だったけど、それでもこんな硬さなのか……なんて筋密度だ。

 

 それでも手足に比べたら通るのは事実。

 繰り返す、倒れるまでひたすらに。

 

 私が斬り掛かったのと同時進行で、暗木さんがマー坊の水流ジェットで飛び上がり赤竜王の頭上から水をムチのようにしならせて口内を狙う。

 

 赤竜王はギリギリで攻撃に気づき、頭を振って躱し腕を振って払おうとするが細く伸びたエスメラルダが暗木さんを捕まえて回避する。

 

「な⁉ あ、悪樓(あくる)だと……っ、黒……貴様っそこまでイカれていたのか‼ 悪樓を動かすなど……また世界を終わらせる気か‼」

 

「はっ、マヌケが。これを楽しめんから貴様は馬鹿なのだぁッ‼」

 

 慄く赤竜王の周りを高速飛行で翻弄しながらヴィオラは返してヘイトを稼ぐ。

 

「く……っ、ちょこまかと。羽虫共に構っていられるかあッ‼」

 

 思った以上にしぶとい私たちに業を煮やした赤竜王は猛り。

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 これも想定通りです。

 つまり、()()()()()()に突入しました。

 

 ここからは一旦、乃本君とヴィオラが赤竜王と対峙してヘイトを稼ぐ。

 

 その間に雑魚モンスター群は向水先輩と暗木さんと私で蹴散らしていきます。

 

 乱丸さんと縞島先輩は『96式輪装甲車』で駆け巡りながらモンスター群を撥ねて数を減らす。

 

 モンスター群の脅威ランク猛災級と壊災級……全然雑魚ではありません。

 

 脅威ランクは下から、小災級、強災級、猛災級、壊災級、滅災級、絶災級。

 小規模ダンジョンは基本的に小災級からボスに猛災級、中規模にはさらに壊災級やボスに滅災級が出てくる。

 

 つまりこのモンスター群は中規模ダンジョン深層クラス、それが目測二百体以上……こんなのもう迷宮災害と遜色ない。

 

 でもこちらにはAランク攻略者、向水ミライ先輩がいます。

 

 向水先輩の迷宮災害における討伐スコアのベストは、百六十八体。

 攻略したダンジョン数や、ボス討伐貢献などに目が行きがちですがこの討伐スコアも常軌を逸している。

 

 間違いなく、少なくとも札幌攻略隊におけるエース。

 

 向水先輩がうし太郎と共に壊災級をメインに討伐し、暗木さんと私で猛災級を相手する。

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