ダンジョン超人は美人化ペットと無双する〜30年ぶりにダンジョンから出た地上は、女子率99.999%のハーレム世界でした〜   作:ラディ@小説家もどき

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02熊本ラーメン

 めちゃくちゃ良かった……なんかもう面白かったとか感動したとかより良かったって思いで胸がいっぱいだ。

 うわーこれ踏まえた上でノンプリNova:Ⅱやりてえー……、絶対見え方が変わるやつだこれ……。

 これ……買い取れないかなぁ……いや流石に無理か……。

 

 なんて考えながらちらりと時計を見る。

 うん、丁度いい時間だな。さて、そろそろ乙女はおしまいだ。

 

 僕は本を棚に戻して動き出す。

 

「……おーい、縞島。しましまー?」

 

「えっ、あ、はい」

 

 本に集中して声の届かない縞島の視野に手を入れて振りながら名前を呼ぶと、やっと僕に気づいて縞島は顔をこちらに向ける。

 

「飯の時間だぞ。乃本からちゃんと飯連れてくように言われてるんだ、集中するといつまでもインプットをやめないからって。ほらほら行くぞ、戻ってくるから本そのままでいいって許可も取ってるから」

 

 僕は縞島にそう告げて椅子から剥がして立たせる。

 

 実際その通りだった。縞島は多分これほっといたらずっと資料を貪っていた。

 これは確かに誰か付けておいたほうがいいな。

 

「あー確かにお腹空いてますね。何から何まで……、ありがとうございます」

 

 縞島はお腹をさすりながら、ちょっと恥ずかしそうに返す。

 

「気にするな。さあ来る途中に熊本ラーメンの店があったから行ってみよう。札幌ラーメンとはやはり違うのだろう」

 

 僕は資料館から出ながら昼飯の提案をすると。

 

「確かに! 私札幌ラーメン以外のラーメン初めて食べます!」

 

 縞島は嬉しそうに提案へ賛同を示す。

 

 そこから店に入り、注文したラーメンを啜る。

 

 おお美味い……豚骨スープ美味いな……麺も真っ直ぐだ、札幌にも探せばあるかもしれないが流石に本場の方が美味いだろう。まあここは正確には熊本ではなく鹿児島県ではあるが、北海道規模でいうんなら誤差範囲内だ。実質熊本だ、ここは。

 これも赤竜王に感謝だな。全然惜しまんし、二度と会いたくもないが。

 

 ささっと食って氷の多い水を飲み干す。ふー食った、大盛りにして良かった。満腹で満足だ。

 

 さっさと店を出ようと、縞島を見ると。

 まだ半分ほどしか食べれてなかった。

 

 うわーやってしまった……。

 僕は食べるのが早い。

 昔から「男たるもの、たらたら飯を食うな」と言われてというか早く食べないと食事を下げられて育った。

 だから僕はかなり早食いだ。

 

 よく噛んだ方が消化吸収が良くなるし胃腸に負担がかからないから早食いはあんまり身体には良くないってのは知ってるのだが……まあ攻略者は迷宮災害発生時にはどんな時でも駆けつけなくてはならないので、攻略者としては早食いは悪いことでもない。

 

 まあ「出されたものは全部食べなさい」と同時進行で早食いを強制されるのはキツかったけど。

 

 でも、これは誰かと食事をする際に気を使わせてしまう。

 僕が先に食べ終えると「あ、私遅いかも」って気を使わせてしまう。

 

 うーん……もう一品何か頼んでおくか。なんか軽食で熊本名物の団子とかないかな……いや鹿児島か? まあ北海道規模でいうと熊本誤差範囲内だから大丈夫だろう。

 なんだっけ……とつぜん団子みたいな名前の……とうとつ団子……? いや不意打ち……出会い頭団子? なんか遠のいたか? あれなんだっけ……。

 

 店の壁に貼られたメニューをキョロキョロと見渡していたところで。

 

「食べ終わったら出てしまって構いませんよ。私は私のペースで食べるので、お店の回転率に貢献しときましょ」

 

 いきなり、縞島は僕へと言う。

 

 あ、そうか、いきなりか。良かったー思い出せた。

 

「あー……そうだな、外に出ているよ。縞島はゆっくり食べるといい。ごちそうさまでしたー!」

 

 僕はそう言って、店の外へと出た。

 

 縞島は思ってるよりマイペースなんだな。

 正直、めちゃくちゃありがたい……気を使わせる懸念っていう気の使い方をしなくて済むのは楽だ。

 消化でエネルギーを使って、朝はかなり軽くしか食べてないから血糖値爆上がりで眠くなるから外の空気を吸いながら立っているくらいが丁度いい。

 

「お待たせしましたー……あー美味しかったぁ。さ、戻りましょう!」

 

 ちゃんとゆっくり食べて出てきた縞島が満足そうに言う。

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