ダンジョン超人は美人化ペットと無双する〜30年ぶりにダンジョンから出た地上は、女子率99.999%のハーレム世界でした〜   作:ラディ@小説家もどき

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05私も見たいです

 そのまま宿の中に、ダビンチで拠点を作って一泊する。

 

 外に椅子を置いて晩御飯を待つ。

 今日の担当は乱丸と里々ちゃん、乱丸は最近里々ちゃんから料理を習っている。

 里々ちゃん担当の日は料理が一段階クオリティが上がるので、楽しみだ。

 

 ミライちゃんと乃本氏は一応、周囲警戒のために温泉宿の周りをひと回りしに行っている。

 モンスターは弱い者を狙う、一番襲いやすいところを襲う。だからあの二人が周辺を歩くだけでモンスター遭遇率はかなり下がる。

 

 だから私と成子ちゃんは夜風に当たりながらのんきに晩御飯を待っている。

 

「あの暗木さん。マー坊の生み出す水って水質まで操作出来るんですか?」

 

 成子ちゃんがマー坊のタンクを覗きながら訪ねてくる。

 

「どうだろうね。よくわかんないかな」

 

 私はさらりと、はぐらかす。

 

 まあ結論から言うと、恐らく出来る。

 基本的に安全な水ではあるけれど、頑張れば不純物を取り除いて純水に近づけることが出来るのは少なくとも確認済み。

 水に電気を流されるとマー坊が感電してしまう弱点を補うために、イオンのない純水にして感電を防ぐみたいなことは一応出来る。

 

 でも純水を生み出すのは時間もかかるし、討伐予定のモンスターが電撃を使うという事前情報がないと実戦には使えない。

 遭遇戦とか迎撃とかだと相手を選べないから、それほど実用的ではないので電撃は結局私とマー坊の弱点のままなんだけど。

 

 そして、これはかなり一部の分野においてはとんでもない価値を持つ。

 

 正直……この手のできることを開示して良い思いをしたことはあまりない。

 そもそも純水についても「不純物を取り除いて純水を作り出すことは可能か」ってなんか学者から言われて試してみたんだけど。

 検査やら調査やらを理由に私を水生成機として縛っておく魂胆が透けていた。

 

 私は好き勝手に、面白おかしく生きられたらそれでいい。

 みんなでダンジョン攻略して、温泉浸かって、ちんちん見ようとして。

 そんな感じで、面白いおかしく生きて死にたい。

 

 飲料水だけでもかなりめんどくさいことになってるのに、こんな価値のあることを公表はしたくないので成子ちゃんには申し訳ないけどここはしらばっくれることにする。

 

「うーん、そうですか……」

 

 何かを思案しながら私の返事に成子ちゃんは唸る。

 

「なんか使ってみたかったの?」

 

 私は質問の意図を確認するために聞いてみる。

 

「もし水質を調整して……温泉と同じ効能にできるのなら私がダビンチで大浴場を作って暗木さんがマー坊で温泉を出せたら温泉を再現できるんじゃないかって」

 

 成子ちゃんは淡々と温泉再現構想を述べる。

 

 あら、よほど温泉が気に入ったみたいだ。

 

「……なるほどね。でも温泉の効能って確かにあるとは思うけど患部を温めたりして血行を促進したりする方が大事だと思うし回復って観点なら乱丸のエスメラルダがいるし、そこまで重要度はないと思うよ」

 

 私は冷静にそれっぽく、成子ちゃんを諭す。

 

 まあ協力してあげても良さげな話だし多分実現可能だけど、これでどこかにマー坊が水質まで操作できることが漏れてまた色々面倒なことになるのは嫌だからね。

 温泉は楽しかったけど、こういうのはたまにあるイベントだから面白くなる。

 

 なんて考えているところに、成子ちゃんは大真面目な顔で。

 

「いえ、温泉を再現したら乃本さんの裸が覗けるチャンスを作れるんじゃないかって。私も見たいです、ちんちん」

 

 真摯にそう言った。

 

「…………く、くふ…………あっはっはっはっ! ふふふ……あー……くっ、……そうね、じゃあちょっと試してみようかしらね」

 

 思わず私は大笑いしてしまう。

 

 いやー見たかったよね、あーおかしい。

 まあ怒られないくらいのノリでリベンジしてみようか、ちんちんは見たいし。

 

 そんなこんなで面白おかしく迷宮攻略分隊は玄海居住区へ。

 

 しかし。

 玄海居住区では面白がってる場合じゃないことに遭遇するんだけど。

 

 まあ私はそれも面白がってしまうんだけどね。

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