上位存在マイクラ   作:ハヤモ

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前書き
シニシスタ……1も2もデザイン好き。
でもストーリー性のある2を舞台に。
衝動書き。後悔はある。
R18にならん程度に攻めていきたい(下衆
指摘はやんわりだと嬉しいです(甘え
ハヤモの他作品への質問は申し訳ないがNG

※原作はグロ描写もある成人向けです。前作は全年齢版もあるらしいですが……そうじゃないモノを未成年は踏んではいけない(戒
いうて普通に見られるWiki的なモノやファンアート等はありますから、そうした方のイメージでやっていきます(回避√


プロローグ
始まりの町とマインクラフター


 

 

「よそ者が来たぞ。 ほら」

「聖騎士か? 青白い鎧をつけてやがる」

「聖職者が見捨てたこの地に?」

「あんた、何しに来た?」

 

 

目を開けると薄暗い集落にいたから、マインクラフターは首を傾げた。

己はいつものように拠点のベッドに横たわり就寝した。 目覚めはご自慢のログハウスでなければならない。

 

 

「お、おい! 勝手に村に入るんじゃねえ!」

 

 

しかし、どうだ。

見渡せば村である。 それも既知にある建築様式ではない。 中には石造りの小さな城のようなものまである。 遠くには更に立派な城の影がある。 何とも観光と評価欲が湧く光景か。

だが惜しい。 既に綻びが目に映る。

 

 

「首をぐりぐり動かし始めたぞ!?」

「コイツ外の化物の仲間じゃねえよな!?」

「ジャンプしながら走るし訳分かんねぇよ!」

 

 

この村の話だ。

恐らくは建材が尽きた等の理由だろう。 地面はソウルサンドみたいで舗装されていないし、池なのか水溜りなのか判断に困る窪みもある。 建物もエンダーマンに抜かれたか、ブロックが途中で足らなかったか、統一感のない色合いの壁が建ち並ぶ。

どうしてか昼間から空が薄暗いのは、もうそういうバイオームだと割り切るにしても、松明が異様に少ないのは減点だ。

湧き潰しがなっていない。 ゾンビイベントは仕方ないにしても、村の外では普通湧きのゾンビが見え隠れしている。 あと見た事がないモンスターの影もある。 スライムか、アレは。

 

何にせよ、防壁もなく良く今日まで村人は生き残れたものだ。 アイアンゴーレムすらいないから余計にそう思う。

何かあれば家に駆け込めば良いというのは建築物への盲信でしかない。 残酷を道理とする世界で己が空間を切り取る……至難の業だというのに。 その術足る建物を蔑ろにしているのが、この村なのだ。

マインクラフターはそう評価し、やがて閉目。

次にするべき行為を心に決めた。

 

 

「急に立ち止まったぞ!」

「奴の右手を見ろ! 物が瞬時に握られてる!」

「石? 木材? コロコロ変わる魔法か!?」

 

 

改修だ。 リフォームだ。 大改築だ。

どうして綻びを前にして放置できようか。

マインクラフターは生粋の創造主だ。 更に言えば酔狂の建築狂いだ。 微塵も隙なく物作りに生きてきた。 これからもだ。

 

 

「また走り始めたぞ!」

「同時に松明が壁に床に刺さっていく!?」

「凄い! 村が明るくなっていく!」

「魔物が嫌がるように離れていくぞ!」

「俺も怖いから離れたいんですがそれは」

「てか、どこからあの数を出せんだよ!?」

 

 

先ずは湧き潰しに松明を村中に差した。

村の建物、道、そして外周をぐるりと回る。

何につけてもコレだ。 建築中に襲われると興が削がれる。 クリーパーに爆破されようものなら発狂する。 この世の全てを憎む。

 

 

「今度はシャベルを出して道を掘り返す!」

「なんて早さだ! 人間じゃねえ!」

「ああ。 石畳に変えられていくしな」

「綺麗だし歩き易い。 まるで都のようだ」

 

 

石ハーフブロックで道を整地した。

へこみは土ブロックで埋める。 村人が落ちて出られない様を見ていても詰まらないし、何より気持ち悪い。

 

 

「用水路まで! 水はどこから引いた!?」

「ここまで透き通っているとは!」

「飲み水にできるぞ、コレは!」

「井戸もなしにここまで。 やはり魔法か?」

 

 

水溜りのような場所もさっさと埋め直して、道の脇に添うように用水路を作る。 水バケツで水流を整えて景観も良くする。

 

 

「今度は建物を壊し始めたあああ!!?」

「どこからともかくで斧とツルハシで!」

「や、やめろぉ! やはり怪物か……!」

「いや待て! 新しく建て直しているぞ!」

 

 

窓なのか綻びなのかも分からない建物をさっさと壊し、手持ちの木材と丸石で家を並べ建てる。

窓にはガラス板を嵌めて外見をハッキリさせ、屋根は丸石階段にする。 シンプルだが、やっと既知の村らしくなってきた。

 

 

「とんでもない奴が来たもんだ……」

「味方だよな? じゃなきゃこうしないよな?」

「人間かも怪しいがな。 ここまで無口だし」

「だが彼がいれば、救われるかも……!」

 

 

満足だ。 クラフターはその場でジャンプした。

次は畑だ。 いや防壁か。 あいやアイアンゴーレムを配置しておくべきか。 とにかく地下を掘ってブランチマイニングで資源を収集しなければなるまいか。

内側は石ハーフで湧かないとしても、ゾンビイベントの際に外周から襲われる。 であれば急がねばならない。

 

 

「騎士様! どうか我らをお救いください!」

 

 

ああ、忙しい。

やりたい事が沢山で楽しいな全く!

 

マインクラフター。

興奮を原動力にツルハシを、スコップを振りまくる。 正に世は大改修時代!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「リーリア。 私たちはアルセゾン修道院を拠点に、忌み子の呪いを調査するのが目的でしたが……」

「ハーニャ? 何か問題があるのですか」

 

 

2名の黒い服装をした村人がやって来た。

親子だろうか。 片方は背が小さい個体だ。

親らしき個体は牛のような胸だ。 バケツを使えば牛乳が摂れるかも知れない。 後で試す。

 

 

「修道院がある町はここの筈なのです。 ですが記録と違う点が多すぎます」

「そうなのですか?」

「町を囲む立派な石造りの城塞は魔物を拒み、都の目抜き通りのように綺麗に整地された道は子供もお年寄りも安心して歩け、道の用水路は飲み水に足る程に透き通っています。 嫌な匂いもせず清潔です。 どういう事ですか」

「私に聞かれても困ります」

「並行して調査が必要です。 行きましょう」

 

 

2人は小さな城のような建物へ向かった。

あの建物は、2人のような服装をしたゾンビが奥にいた場所だ。

金のリンゴで浄化したら、やたら好意的に接されて、次には同地に住み始めた。 あの2人も住み始めるのかも知れない。

 

今は……そう。 畑だ。

ジャガイモに並行してカボチャを育てる。

アイアンゴーレムに必要だからしょうがないね。




後書き
更新未定
産めよ増えよ地に満ちよ(マイクラ脳で
感想、評価をくれると生きる糧になります。

(以下人物紹介等)
リーリア(Lelia)
原作主人公。おっ◯いがデカいシスター。
杖と弓矢を武器に異形を浄化する力を持つ。
過酷な任務を熟す都合、表情は固いが、ふとした時に年相応の姿を見せるとか。
呪われた地、アルセゾンの調査に来た。 相棒枠のハーニャと合わせて浄化の姉妹と呼ばれる。
不妊の加護を受けているが、その躰は上位存在の母体に適している……らしい。
相棒のハーニャと合わせて浄化の姉妹と呼ぶが、本当の姉妹ではないみたい。でも尊い。尊くない?
前作の魔都ケッサニアや、その地に赴いたラビアンと関係があるかは不明。

ハーニャ
相棒枠の小柄なシスター。
魔物に関する調査・研究を担当。 他にも拠点の管理や治療も行う。
幼い見た目だが豊富な知識でリーリアをサポートする。
普段は写本や記録などの仕事をしているっぽい。
設定だとペットにフクロウを飼い、犬が苦手なんだとか。 幼い頃に追いかけられたのが原因らしい。

アルセゾン
町や村、修道院に大聖堂などがあるシニシスタ2の舞台となる土地。ここの神官たちは信仰の対象をこの世のものではない外なる者、上位存在に変えて邪教徒と化しており、無垢な命が異形に変わる呪いとの関連性が疑われている。
町の設定等を見ると、昔修道院に関係する仕事を行う人々が家を作ったものが町になったということらしい。

マインクラフター
原作にでてくる外なる者とは別の上位存在。
見た目は人間だが物作りに関して強い執着と能力がある異端者。
村人からすれば言葉を交わさず、無口で奇妙な存在だが、その行動力で信頼を勝ち取っていく。
が、本人は村人に大した情はない。 元の世界の常識を基準にした扱いをするのみである。
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