上位存在マイクラ   作:ハヤモ

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前書き
R17.9で進めていけたらと考えます。
R18にする事で、読み手が変化するであろう事、過激な描写、刺激が優先されるのを回避したく思いました。
ハーメルンのタグ説明や他サイト等の見解を改めて読みましたが、線引きは曖昧な様子。
R17.9や原作がR18の他作品の存在が残り続けている事などを鑑みて、露骨な描写を避けつつも原作世界の雰囲気を残していけたらなと思います。

さてもゴブリンの話へ……
某アニメであったりゲームであったりと、王道的な存在と展開ですが、果たして当作では……


亜人
防壁改修と拉致


マインクラフターはその日、防壁の改修作業に励んでいた。 牛胸のように村の外に出て死ぬのは仕方ないとしても、村が滅ぶのは容認出来ないからだ。

壁に埋め込むようにディスペンサーを並べ入れ、襲撃時の備えとする。 弾に矢とファイヤーチャージを混ぜ入れた。 有象無象なら燃えて終わりだろう。

それに飽き足らず、屋根を外側に向けて伸ばして屋上とすると、久々にTNTキャノンを制作した。 豪快ながら繊細な設計が求められる大砲は、破壊の為の創造という相反する目的が融合する芸術だ。 合理性より浪費を甘んじてでも見る浪漫というべきか。 花火もこの仲間かも知れない。 エリトラの加速用は置いといて。

 

 

「今日も騎士様は何かを作られていますね。 町の防衛力の強化でしょうか。 何やら力強そうな物を壁の上に据えています」

「前は植林場と釣堀を作られていましたね」

「はい。 植林場では大樹が一瞬で生え、バケツの水から作られた釣堀からは何匹もの魚を釣り上げていました」

「何故と考えたら負けかなと思っています」

 

 

下から見上げ鳴く牛胸とチビ黒服を他所に作業を続ける。 今度は石ハーフブロックで囲った柵の中に雪ブロック2つを縦に並べ、上にカボチャを載せていく。

スノーゴーレムだ。 モンスターに雪玉を投擲してくれる存在で、雪製造機兼固定砲台としての役割を果たす。 攻撃力は無いが数がそろえばノックバック効果も高まる。 原料も生産体制が整えばローコストだ。

 

 

「動く雪だるまができていく!?」

「町中の鉄巨人ならぬ雪人、でしょうか」

「不思議な魔法です。 幾つあるのでしょう」

 

 

そうして押し出した敵を水洗する溝も設けた。

落ちれば流水のままに流れ、その先のマグマやサボテンで死滅する。 トラップタワーの設備応用だ。 拠点防衛にしても基本的な部類に入るが有効なら使うまでだ。

 

 

「落ちたら上がれそうにない溝まで掘って」

「底には水が流れています」

「水源は相変わらず不明ですね……」

 

 

柵を防壁の前に展開し、二重壁ともする。

ゾンビ程度ならこれより先には進めまい。 その前に溝に落ちる。 落ちずとも防壁は破壊できる力があるとは思えない。 村と外を出入りする扉に向かわれても、木の扉ではなく鉄扉。 やはり破壊はできない。 スイッチを押して開ける頭も奴らには無い。

駄目押しに蜘蛛の巣だ。 シルクタッチで丸ごと回収したものを要所に並べ置く。 有刺鉄線な雰囲気もあるソレらは、引っ掛かれば碌に動けなくなる障壁だ。 足を止めた所をサンドバッグにすれば撃破は容易い。

 

 

「防衛も大切ですが、聖堂に向かう橋を直して欲しいところでもあります。 騎士様は気紛れですから……」

「町の大工はどうかと訪ねましたが、どうやら娘を亜人に攫われてしまい意気消沈。 作業ができる心境ではありません」

「亜人ですか……調査に向かいます」

「お気を付けてリーリア。 彼等は道具を使い徒党を組み、女性を捕まえて繁殖する、人に近しい魔物です」

「であれば、一刻も早く救助に向かわねばなりません。 行ってきます」

 

 

下で鉄扉が開閉する音が聞こえたから見下ろせば、またしても牛胸が外へ往く。

仕方ない。 作業を切り上げ共に行く。 放置する気にもなれないし。

 

 

「騎士様、いつもありがとうございます」

 

 

また未開拓地だ。

クラフターは前向きに捉えた。 開拓地や湧き潰しが出来るなら良いじゃないと。 松明を撒きつつ前を見やると。

 

 

「……亜人です。 棍棒で武装していますね」

 

 

村人がいた。 あいや変な形をしているから違う生き物だ。 小柄で耳が長く、上半身に衣服を纏わない。 弱そうだが数がいるし棒で武装している。 ウィッチだのと村人形態の敵は見た事があるし、今更驚く事はない。

クラフターは前に躍り出る。 先行しよう。

牛胸に任すと捕まったり半殺しにされて面倒だ。 下手すると懐柔した狼……犬の方が良いのではとなるくらいには。

そうなるくらいならオトリになりつつ殲滅だ。

ネザーの乱戦を思い出して……吶喊した!

 

 

「騎士様!? おひとりでは危険です!」

 

 

向こうが気付く前に、ジャンプして1人をジャストアタック。 切り飛ばす。

他が気付いて敵対するも、太い木の棒を振り回すばかりだ。 これではウィザースケルトンの方が強い。 叩かれても衰弱のような状態異常を受けないし。

クラフター、雪玉を1スタック16個を連続投擲して弾幕を張り牽制。 距離を稼ぐと弓矢で射抜く。 反射も無効化もなく普通に斃れた。 たわいない。

 

 

「援護しま、きゃあっ!?」

 

 

牛胸の悲鳴が聞こえた。

やれやれまたかと振り返れば、牛胸が集団に集られて組み伏せられ、袋叩きにされている。 ゾンビピッグマンとの乱闘を思い出すなぁと俯瞰する事暫し。

 

 

「うっ! うぅ……」

 

 

そのまま動かなくなった。

見計らい、何処かへ引き摺られる。

 

クラフター、面白い予感がして後に続く。

妨害を受けないよう鎧を脱ぎ透明化のポーションを飲む。

 

大丈夫。 見えていない。 向こうは無反応だ。

まぁバレても良いが。 詰まらなければ皆殺しだ。

けれど、この攫う習性に利用価値を見出せれば生かそうかな、と思った。




後書き
エッな展開どうしようかな(悩

都市伝説、予言方面の話がニュースでもチラチラしていましたが、外れる事を願うばかりです。
平和が1番。ラブアンドピース!(当作含め)

感想、登録、評価等お待ちしております。

【穢れ】(今更説明)
この世ならざる魔物が人に与える穢れ。
穢れは魔物に掴まれることで溜まり、穢れるほどに敵を振り解く力が低下する。
ハーニャが治療できるほか、女神像に祈ることで解除される。
当作ではあまり取り上げない状態異常の1つとなりそう。というか既にそうかも。

【発情】
自分の意思とは関係なく、身体が性的な快楽を求める状態。「穢れ」の効果を強め、拘束を解除しづらくする。
嫌よ嫌よも好きの内?(たぶん違う
心が嫌がっているのに身体がシチュかな?
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