更新頻度の割に短め。展開に苦悩……
時代や世界設定に疎い部分もあり、リーリア達の反応が変かもですが、ご了承ください(殴
村人が高く鳴く。
どこか緊張感のある鳴き声に、クラフターは一瞥した。 それくらいには差し迫る脅威が見当たらず、余裕が生まれたからである。
「騎士様の作った武器だ! 存分に使え!」
「どう使えってんだ! こんなの初めてだ!」
「知らんのか? レバーを倒せ!」
村人がモドキを倒していく。
それもクラフターが作った兵器でだ。
手持ちのボウガンだけでなく、壁内のディスペンサーが唸り、クロック回路で矢やファイヤチャージが連射。 射線上の残党を針山にし、燃やして消し炭に。
壁上のフルオートキャノンはそれ以上の派手さで爆煙を舞わす。 その度に襲撃者は大地ごと消し飛び斃れ逝く。
「騎士様の造られた物は凄いですね。 バリスタ……弩砲や大砲は知識や技術が無ければ、造るだけでなく運用が難しい物と思われましたが……」
「それと腕力も。 しかし騎士様の造られたバリスタは、レバー1つで連射しています。 騎士様が独自に編み出した技術なのか、どこかの国の技師なのか。 なんにせよ、教会に何と報告すれば良いのか悩みます……」
クラフターは頷いた。
やはり己の見立ては間違えていなかった。 創造物とは評価だけで終われない。 使われて初めて真価を発揮する。 それを此処の村人は理解していたのだ。
村人への解釈を恥じて改めつつも、同時に嬉しさが込み上げてくる。 孤独の寂寥感を払拭するかの出来事だ。
クラフターは嬉々とする気持ちを首をぐるんぐるんと動かす事で表現し、物足りず、防壁の上で愉快な腰振りダンスを披露する。
「騎士が俺達を鼓舞している!」
「うおおおお!!」
「応えねえとな!」「やってやるぜ!」
「アンタの武器があれば怖いものなしだ!」
「俺たちの町だ! 働かせて貰おうか!」
妙に景気良く騒がれて喧しいから、程々にして壁を降りる。 牛胸がいた。
「皆さん、騎士様に感謝しています。 私自身も、貴方には沢山助けられています。 ですが、気持ち1つ伝えられず、もどかしい想いが胸を刺すようで、その……」
しおらしく鳴いているが意図が読めない。
微妙に震えているから距離を取る。 爆発するのかと警戒しての事だ。 クリーパーとの闘争の歴史が体に染みている。
「……分かっています。 私もこのままではいけない事は。 与えられるばかりではなく、私も貴方に与えたい。 でも、何をすれば貴方は喜んでくれるのか分からなくて。 それで結局は殿方が喜びそうな事はと考えてしまうのです」
牛胸が己の胸を押し上げて……今更に思った。
このバイオームの村人は特異だなぁと。
牛胸から摂る牛乳といい。 こうして自ら武器を取り戦う村人といい。
アイアンゴーレムが自然発生しないのも、集落の周辺に魑魅魍魎が跋扈していても生き残れているのは、この為かも知れない。 そう考えると腑に落ちて……云々と莞爾として頷きを繰り返す。
「や、やはりそうですか。 禁欲的な生活を心掛ける修道女の身としては、淫らな行為は本来許されません……ですが貴方は最早アルセゾンの英雄です。 そんな貴方が悦んでくれるのなら、1人の女として冥利に尽きます。 その結果は善行に含まれると信じたい。 そうなら主もきっと、お赦しに……」
ゴニョゴニョと鳴く牛胸を他所に、残り少ない残党に目を向ける。 キャノンやディスペンサーの死角を縫い逃げている。 向こうも頭は悪く無い。 そもそも道具を使う連中だ。 然もありなん。
さても荒らしだ。 生かしちゃおけない。
クラフターは弓矢をギリリと引き絞り、ヒョウと射た。 連射が効かぬ分、威力とエンチャントが強みの弓のままに相手を火だるまに。 威力も合わさり、ノックバックの内に消し炭になる。 防具も無い上半身裸の連中にやり過ぎかも知れない。 弓の耐久値に勿体無さを感じる。
「……貴方もいつまでも私と共に居てくれる訳ではないのでしょう。 だから忘れ形見という訳でありませんが……貴方の子を……」
村人による爆音やディスペンサーの射出音が響く中、やあやあと雪玉を投げる。 何体かを押し出して落とし穴に沈めてやれば、その先はマグマやサボテンだ。 ドロップ品ごと処理されてどうぞ。
「結局、私は欲しがりなのですね……」
牛胸が援護してくれなくなった。
アレか。 誘引時間に限りがある的な。
まだまだ村人には秘密があるのやも。
さても今は殲滅だ。 有名度を上げるのだ。
後書き
?<本気でヤれ。もっと欲張れ。
ボス倒して後は消化試合……
とはいえ戦闘中に惚気る展開も悩みながら。
子作り?ヤるとしてもR18にならない程度に
今は襲撃イベントを終わらせないと。
後1話の全3話でキリよくしなきゃですよね(慌